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【計画編】<br /> 3月末で切れるJALのマイルがあと2800マイルあるので、温かい南の地方を狙ってどこかにマイル・ガチャを回す。福岡・宮崎・鹿児島・那覇の組み合わせが出たので、これで申込む。期間はいつもどおり1泊2日です。結果は宮崎。温泉、無いんだよなー宮崎。青春18きっぷが余っているので、ローカル線に乗って鹿児島まで足を延ばすことにする。<br /> 35歳ころだったか、片頭痛がひどくなり鹿児島の妙見温泉や新湯温泉新燃荘で癒された経験があり、その時に行きたかったけど日程の都合で実現できなかった栗野岳温泉に行こうと思った。調べてみると残念ながら昨年末で休館されている。えびの高原近辺で調べると、京町温泉、鶴丸温泉など松吉近辺にちいさな温泉があるので、この辺りに決める。「じゃらん」で検索するとえびのの加久藤温泉と京町温泉で2件くらいしかヒットしない。どうも1名では受け付けていない旅館が多いみたい。特に目を引いたのがモール泉の鶴丸温泉。JALだし鶴丸だよなと思って、Webから予約してみる(ちゃんとした予約機能ではなく、伝言メモ画面みたいだった。)が、数日しても返信なし。電話してみる。1名でもOKってことで、1泊2食8000円(税抜)で予約完了。<br /> 宿泊が決まったので、あとは翌日の行動。列車の本数がとても少ないので選択肢は多くないのだけど、松吉近辺の温泉、栗野湧水、さらに隼人方面に足を延ばして日当山温泉というのを基本プランとするが、直前の天気予報では2日目は朝から大雨。最悪は早朝から宮崎に帰るプランとする。<br />【実行編】<br /> 蔓防解除でサクララウンジの11時までビール自粛も解除されてて、午前中から飲みモード。年を取ってトイレがどんどん近くなるのは困ったものだけど、非常口席だから気兼ねなくトイレに行ける(そもそもコロナで乗客少ないから、隣は居ない)宮崎空港到着後はひたすら列車に乗って吉都線鶴丸駅を目指す。しかし、宮崎は田舎だ。熊本とはえらい違い。「どげんかせんといかん」と立ち上がった気持ちがよくわかる。宮崎駅に止まっている列車はすべて2両編成。県庁所在地でこの光景は初めて見た気がする。山陰もそうだったけかな?<br /> 都城駅は50年ぶり。鹿児島に行く途中で乗換た記憶がある。そのときはSLが走っていて写真をとった。たしかC62だったかC58だったか?。高度経済成長ど真ん中の当時と、衰退していく今とでは見える景色がまったく違う。1両編成の吉都線に乗って、宮崎限定販売の霧島を飲みながら鶴丸に向かう。<br /> 鶴丸駅は当然無人駅。駅の向かいの民家の敷地にある小さな一株の雪柳と桃の花なのか濃いピンクの小木が春のコントラストを作り出している。駅からすぐの鶴丸温泉は、春のさびれた山里の風景に溶け込むように、桜や赤い神社の鳥居、干し大根や家路に向かうおばあちゃんを包み込んでいた。<br /> 桃源郷である。<br /> さっそく温泉に行ってみると、温めの浴槽と集めの浴槽さらに露天風呂。珍しく飲泉ができる。事前の情報通りの真っ黒なモール泉。夕食前の一風呂目は15分ほどで上がったが、ぽかぽかして汗が止まらない。8000円なので夕食は期待していなかったが、これがびっくり。大丈夫ですか?って心配になる。珍しいキノコ(オレンジ色のヒラタケともう1種類名前は忘れたが、これが香りが良くて最高)を初めて食べた。焼酎をお願いすると大きな徳利ででてきた。がんばって全部飲む(当然、なにも割らずに)が、軽い二日酔いになってしまった。翌日の会計でわかったが、これまたびっくりの400円だった。<br /> 夜は露天風呂がいい。夜桜を見ながら露天風呂をひとり占め。こんな贅沢があるのかって感動。露天風呂へは小さなドアから出入りするので、先客が出入りするのを見てなかったら気が付かなかった。田舎の地元に愛されている温泉では、先客のおじいさんたちに声をかけてもらえるのが、ほのぼのしますね。「こんばんは」「ごゆっくり」。<br /> 翌朝は大雨に強風。仕方ないから8:26発の列車で宮崎に戻ることにする。佳境のカムカムエブリバディを見てから鶴丸温泉をあとにする。都城で日豊本線に乗換だが、動いてないらしい。「倒竹」。乗ってきた吉都線も車両が竹やぶの竹にバシバシあたってた。竹が多いのだろう。少し遅れたが、昼過ぎに宮崎駅到着。15時ごろには雨が上がる予報だったので、とりあえず宮崎神宮駅まで行って宮崎博物館を目指す。この博物館、無料なのに展示はしっかりしている。面白くて1時間あっという間にすぎた。博物館を出ると雨が上がっていたので、50年前にも来た青島に行くことにする。しかし、乗り継ぎが悪い・・・<br /> 青島はさびれている。地方の観光地はどこもそうだけど。鬼の洗濯岩が懐かしい。二日酔いで食欲が無かったので昼を抜いていたので、モモ焼きとチキン南蛮をたべようと思ったのだが、時間が中途半端で店が開いてない。歩き疲れたし、宮崎駅周辺でお土産を物色して、空港のレストランで食べることにする。鶏炭火焼きとチキン南蛮が付いたのがあったのでラッキー。炭火焼もチキン南蛮のタルタルソースもうまかった。<br /> 今回は天気に恵まれなかった。残念。JALのマイルは次は6月末で期限切れを迎えるので、今度は北海道・東北狙いでガチャを回そう。

JALのどこかにマイルで宮崎 鹿児島湧水町の鶴丸温泉は桃源郷?

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2022/03/25 - 2022/03/26

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ベビメタ推しさん

【計画編】
 3月末で切れるJALのマイルがあと2800マイルあるので、温かい南の地方を狙ってどこかにマイル・ガチャを回す。福岡・宮崎・鹿児島・那覇の組み合わせが出たので、これで申込む。期間はいつもどおり1泊2日です。結果は宮崎。温泉、無いんだよなー宮崎。青春18きっぷが余っているので、ローカル線に乗って鹿児島まで足を延ばすことにする。
 35歳ころだったか、片頭痛がひどくなり鹿児島の妙見温泉や新湯温泉新燃荘で癒された経験があり、その時に行きたかったけど日程の都合で実現できなかった栗野岳温泉に行こうと思った。調べてみると残念ながら昨年末で休館されている。えびの高原近辺で調べると、京町温泉、鶴丸温泉など松吉近辺にちいさな温泉があるので、この辺りに決める。「じゃらん」で検索するとえびのの加久藤温泉と京町温泉で2件くらいしかヒットしない。どうも1名では受け付けていない旅館が多いみたい。特に目を引いたのがモール泉の鶴丸温泉。JALだし鶴丸だよなと思って、Webから予約してみる(ちゃんとした予約機能ではなく、伝言メモ画面みたいだった。)が、数日しても返信なし。電話してみる。1名でもOKってことで、1泊2食8000円(税抜)で予約完了。
 宿泊が決まったので、あとは翌日の行動。列車の本数がとても少ないので選択肢は多くないのだけど、松吉近辺の温泉、栗野湧水、さらに隼人方面に足を延ばして日当山温泉というのを基本プランとするが、直前の天気予報では2日目は朝から大雨。最悪は早朝から宮崎に帰るプランとする。
【実行編】
 蔓防解除でサクララウンジの11時までビール自粛も解除されてて、午前中から飲みモード。年を取ってトイレがどんどん近くなるのは困ったものだけど、非常口席だから気兼ねなくトイレに行ける(そもそもコロナで乗客少ないから、隣は居ない)宮崎空港到着後はひたすら列車に乗って吉都線鶴丸駅を目指す。しかし、宮崎は田舎だ。熊本とはえらい違い。「どげんかせんといかん」と立ち上がった気持ちがよくわかる。宮崎駅に止まっている列車はすべて2両編成。県庁所在地でこの光景は初めて見た気がする。山陰もそうだったけかな?
 都城駅は50年ぶり。鹿児島に行く途中で乗換た記憶がある。そのときはSLが走っていて写真をとった。たしかC62だったかC58だったか?。高度経済成長ど真ん中の当時と、衰退していく今とでは見える景色がまったく違う。1両編成の吉都線に乗って、宮崎限定販売の霧島を飲みながら鶴丸に向かう。
 鶴丸駅は当然無人駅。駅の向かいの民家の敷地にある小さな一株の雪柳と桃の花なのか濃いピンクの小木が春のコントラストを作り出している。駅からすぐの鶴丸温泉は、春のさびれた山里の風景に溶け込むように、桜や赤い神社の鳥居、干し大根や家路に向かうおばあちゃんを包み込んでいた。
 桃源郷である。
 さっそく温泉に行ってみると、温めの浴槽と集めの浴槽さらに露天風呂。珍しく飲泉ができる。事前の情報通りの真っ黒なモール泉。夕食前の一風呂目は15分ほどで上がったが、ぽかぽかして汗が止まらない。8000円なので夕食は期待していなかったが、これがびっくり。大丈夫ですか?って心配になる。珍しいキノコ(オレンジ色のヒラタケともう1種類名前は忘れたが、これが香りが良くて最高)を初めて食べた。焼酎をお願いすると大きな徳利ででてきた。がんばって全部飲む(当然、なにも割らずに)が、軽い二日酔いになってしまった。翌日の会計でわかったが、これまたびっくりの400円だった。
 夜は露天風呂がいい。夜桜を見ながら露天風呂をひとり占め。こんな贅沢があるのかって感動。露天風呂へは小さなドアから出入りするので、先客が出入りするのを見てなかったら気が付かなかった。田舎の地元に愛されている温泉では、先客のおじいさんたちに声をかけてもらえるのが、ほのぼのしますね。「こんばんは」「ごゆっくり」。
 翌朝は大雨に強風。仕方ないから8:26発の列車で宮崎に戻ることにする。佳境のカムカムエブリバディを見てから鶴丸温泉をあとにする。都城で日豊本線に乗換だが、動いてないらしい。「倒竹」。乗ってきた吉都線も車両が竹やぶの竹にバシバシあたってた。竹が多いのだろう。少し遅れたが、昼過ぎに宮崎駅到着。15時ごろには雨が上がる予報だったので、とりあえず宮崎神宮駅まで行って宮崎博物館を目指す。この博物館、無料なのに展示はしっかりしている。面白くて1時間あっという間にすぎた。博物館を出ると雨が上がっていたので、50年前にも来た青島に行くことにする。しかし、乗り継ぎが悪い・・・
 青島はさびれている。地方の観光地はどこもそうだけど。鬼の洗濯岩が懐かしい。二日酔いで食欲が無かったので昼を抜いていたので、モモ焼きとチキン南蛮をたべようと思ったのだが、時間が中途半端で店が開いてない。歩き疲れたし、宮崎駅周辺でお土産を物色して、空港のレストランで食べることにする。鶏炭火焼きとチキン南蛮が付いたのがあったのでラッキー。炭火焼もチキン南蛮のタルタルソースもうまかった。
 今回は天気に恵まれなかった。残念。JALのマイルは次は6月末で期限切れを迎えるので、今度は北海道・東北狙いでガチャを回そう。

旅行の満足度
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
JALグループ JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 2両編成しかないんです。宮崎駅。

    2両編成しかないんです。宮崎駅。

  • 九州では焼酎を飲まねば。どこもローカル線のガラス窓は写真が幻想的になる?ほど透明ではない。

    九州では焼酎を飲まねば。どこもローカル線のガラス窓は写真が幻想的になる?ほど透明ではない。

  • たまらん雰囲気の鶴丸温泉

    たまらん雰囲気の鶴丸温泉

  • 奥の小さなドアが露天風呂への出入り口<br />

    奥の小さなドアが露天風呂への出入り口

  • 合宿所のような、みごとにシンプルな部屋

    合宿所のような、みごとにシンプルな部屋

  • 二日酔いでなければ食べたかった宮崎餃子

    二日酔いでなければ食べたかった宮崎餃子

  • 今回は天気に恵まれなかった

    今回は天気に恵まれなかった

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