早春の高尾山ハイキング

2022/03/11 - 2022/03/11

2022年3月11日、東京の高尾山に登りました。
素晴らしい快晴に恵まれて気持ちの良いハイキングになりましたが、最後の方は花粉症の症状が出てくしゃみや涙が出てきました。

エリア 高尾・八王子(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日は京王線の高尾山きっぷを利用します。電車往復乗車券 ＋ ケーブルカーまたはリフト往復乗車券が付いてきます。分倍河原駅からの利用で1230円でした。2割引くらいになるようです。

高尾山にくるのは15年振りくらいです。

TAKAO 599 MUSEUMという施設がありました。昔あった高尾自然科学博物館が閉館してその後釜にできた施設みたいです。

都心から近い山ですが、実は自然の宝庫であるらしい。

動物のはく製や植物標本が展示されています。
高尾山観光前に少し立ち寄ってみると良い場所だと思います。

高尾山ケーブルカー 清滝駅にやって来ました。

駅を通り過ぎて少し山道へ入ります。

洗心地蔵尊というのが道端にありました。
お地蔵さんだけではなくて不動明王とかいろいろな石像が集まっています。

高尾登山道琵琶滝コースに入ります。

岩屋大師という場所があります。橋で対岸に渡れるようになっていました。

左側の祠は人工的に作ったもののようでした。

右側の穴は自然の岩を利用したもののようです。弘法大師が母子を助けた伝説のある場所のようです。

琵琶滝にやって来ました。

修験道の水行を行う場所です。
申し込めば水行を体験させてもらえるみたいですが、3月ではちょっと早いですね。

ケーブル駅に戻ります。洗心地蔵尊の手前の土手で写真撮影をしている方がいたので、聞いてみるとキクザキイチゲという花が咲いているということでした。

なかなかきれいな花でした。

ケーブルカーの駅までやって来ました。ちょうど出発してしまったところだったので、隣のリフトを利用することにしました。

リフト山麓駅までは急な階段を登ります。

リフトは次々とやってくるので待ち時間がないです。
天気が良いので快適です。

リフト山上駅に到着。
きれいなミツマタの花が咲いていました。

京王高尾駅の売店で買っておいたお弁当をこちらで食べてしまいます。
普通のコンビニ弁当ですが、山の上で食べるとなぜかとても美味しく感じます。

ケーブル高尾山駅まで歩いてきました。

高尾山駅展望台からの眺め。少し霞がかかっていますが、まずまずの眺めです。

ケーブル駅の向かいにある天狗屋というお店があります。ここの名物、天狗焼を求めるお客さんで行列ができていました。

買ってみました。
皮はパリッとして、中はモッチリしています。黒豆の餡が素晴らしく美味しいです。
これは人気があるのも理解できます。

高尾山さる園・野草園に入ります。
高尾山には何度も来たことがありますが、ここに入るのはこれが初めてです。

ニホンザルはどこで見てもかわいいです。

ここのサル山は結構広いですね。猿たちものびのびと遊んでいるようです。

スタッフの方も親切に解説をしてくれます。

同じ施設内の山の斜面をりようした野草園も見学します。
春の野草が少しずつ花をつけ始めているようです。
フクジュソウの黄色の花が鮮やかです。

園芸種のような派手さはないですが、すっきりとした美しさがあります。

ヒロハアマナというらしい。

セリバオウレン

セツブンソウ

植物園なのでそれぞれの株の近くには名前の書かれた札が立っています。私のような素人にはありがたいです。

ユキワリソウ
まだまだ茶色い枯葉が目立ちますが、着実に春は近づいてきています。

高尾山山頂目指してハイキングを始めます。高尾山薬王院 浄心門をくぐります。

神変堂。
神変大菩薩とは役小角のことなんだそうです。

男坂と女坂に道が分かれます。

男坂の階段を登ります。

階段を登り切った右側に三密の道があります。
入り口の門は苦抜け門というそうです。2014年にできたそうですから、まだあたらしいですね。

苦抜け門を通って階段を登ると仏舎利があります。

参拝者やハイキング客でにぎわう高尾山のなかで、ここだけはなぜかほとんど人影もなく、ひっそりとしていました。

仏舎利塔を囲むように坂東三十三観音霊場、秩父三十四観音霊場、西国三十三霊場のお砂踏み場があります。

愛眼千手千眼像。アイバンク運動を展開する東京八王子中央ライオンズクラブが建立したものです。

薬王院 山門に到着しました。

仏教の四大守護神が門を守っています。

願叶輪潜（ねがいかなうわくぐり）。
仏様にお願いするほどの望みもないので、とりあえずコロナ終息を願っておきました。

狭いエリアに有難い仏様たちがギュッと詰まっています。

どれでも好きな仏様を拝み放題です。

普段ならこのまま仁王門を登って山頂を目指すのですが、今日は薬王院 大本坊の裏の方へ回りこんでいきます。

薬王院 大本坊の裏にある、福徳弁財天（弁天洞）。

洞窟の奥に祠があります。

腰をかがめて洞窟の中に入って行きます。

ここに来るのは初めてです。

奥行きはそれ程ありませんが、ゴツゴツした岩肌むき出しでなかなか雰囲気があります。

ご利益ありそうです。

賑やかな方へ戻ってきました。

仁王門をくぐります。

?尾山薬王院

高尾山といえば天狗です。

迫力があります。

信仰心のカケラもないので、お参りはほとんどしません。とりあえずゴージャスな建築をみて楽しみます。

大師堂。

薬王院本堂の左側の階段を登り、薬王院 本社・権現堂に行く途中にある飛飯縄堂。できもの、腫物、いぼ取りにご利益があるそうな。

薬王院 本社・権現堂
ご本尊は飯縄権現です。寺院の中にある神社という、神仏分離以前の姿が残っています。

やっぱりお寺より神社の方が派手でいいですね。

一番奥まったところにある、高尾山不動堂。

高尾山の頂上にやって来ました。

景色が美しいです。

ビジターセンターに入ってみます。
特に面白いものはありませんでした。

ケーブル駅の方まで戻ってきました。
少し道を外れて、山の北側に降りて行きます。

結構下まで降ります。戻ってくるのが大変です。

蛇瀧までやって来ました。

こちらも水行を行う場所になっています。

この時期ではやっぱり水行をやっている人はいませんでした。

ここからケーブル駅まで再び山道を登って戻ります。

先ほど天狗焼を買った店で今度はチーズタルトを買いました。
山登りで疲れた体に染みます。

帰りもケーブルは混んでいるようでしたので、リフトで降ります。

麓にある高尾山別院不動院をチラッとのぞきます。

TAKAO 599 MUSEUMの向かいにあるTAKAO COFFEEに立ち寄りました。

本日のブレンドコーヒーとエスプレッソソフトクリーム。去年の夏頃からお酒をやめて、旅先で喫茶店のコーヒーを楽しむようになりました。ここのブレンドは苦みがちょうど良くてとても美味しいと感じました。ソフトクリームはもちろん甘くて美味しです。
東京のお手軽なハイキングスポットとして有名な高尾山に久しぶりにやってきて、やっぱり観光地としての完成度がかなり高い場所だと思いました。
この先年をとっても気軽に登れる山だと思うので、10年後くらいにもう一度訪れてみようと思います。