東海道を歩く　2022.2　藤枝から府中へ

2022/02/14 - 2022/02/18

主な日程

１日目　袋井宿の東本陣跡を見学し日坂宿へ。
　　　　途中掛川城を見学し、本陣見学後金谷坂の
　　　　石畳を下り、島田へ。大井川を渡り川越え
　　　　遺跡を見学。

２日目　岡部宿の大旅籠柏屋を見学して、宇津ノ谷
　　　　峠を越えて丸子宿へ。丁子屋に寄り食事。
　　　　静岡へ移動。

３日目　興津宿から薩埵峠を越えて由比宿へ。
　　　　東海道広重美術館を見学。

４日目　三島宿と箱根峠の間に位置する山中城址から
　　　　歩き始め、箱根宿へ。箱根関所を見学。

５日目　箱根宿から石畳を下り、甘酒茶屋、畑宿を
　　　　通過し、箱根湯本へ。途中北条五代の菩提寺
　　　　早雲寺に立ち寄る。

　※　前回とは違って江戸に向かう歩き方をしました。
　　　初めに感じたのは案内板の不自然さでした。今
　　　回は静岡県内のほんの一部区間でしたが、京に
　　　向かう目線で案内表示ができているようにおも
　　　われました。一例として、金谷坂を下って大井
　　　川に出る案内がないが、振り向くと金谷坂への
　　　表示がある。とか、案内板の裏側を見ることが
　　　しばしば。
　　　もしも歩かれる予定がある方へ。京に向かう歩
　　　きをお勧めします。　

エリア 藤枝・岡部(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

朝食はがっつりいただきました。

ビジネスホテルの朝食としては一級品です。

東横イン静岡藤枝駅北口 宿・ホテル

今日は岡部宿からのスタートです。

岡部宿大旅籠柏屋ひなまつり 祭り・イベント

丁度大旅籠柏屋ではひな祭り真っ最中。

ラッキー！！
入館料３００円はお得です。

岡部宿大旅籠柏屋ひなまつり 祭り・イベント

等身大のひな壇。

最前列の人形はそれぞれ酒宴後の酔いどれ姿・・・。

岡部宿大旅籠柏屋ひなまつり 祭り・イベント

それを見守る家主たち・・・。

釘を一切使っていない天井・・・。

天保６年(1835)に棟上げした江戸時代後期の建造物。
国の登録有形文化財に認定。

平安京と御殿飾との関係は・・・。

岡部宿の山内家に伝わった京風様式の飾りは、京都御所内の御殿をかたどった
建物３棟に４０体以上のひな人形を配する豪華なもの。

岡部宿大旅籠柏屋ひなまつり 祭り・イベント

収納箱には安政３年(1856)の年号が記されています。

庭園

ほぼ正面より。

廊下にはちょっとした仕掛けが・・・？

少し外側に下がっています。その理由は？？




答えは『雨水の侵入を防ぐ水切り』だそうです。

御殿飾りの解説。

こちらは陶器製。

岡部宿大旅籠柏屋ひなまつり 祭り・イベント

大旅籠柏屋の解説文。

主屋は歴史資料館にもなっています。

復元のジオラマ。

柏屋の修復工事の様子。

こちらは関東風のひな人形

こちらは京都風のひな人形

その違いは・・・・？



絢爛豪華・・色使いがはっきりしているのが京風かな・。

ギャラリーなまこ壁にも別な飾りが。

となりは内野本陣の史跡広場。

柏屋の家紋は【細輪に中柏】

岡部宿大旅籠柏屋ひなまつり 祭り・イベント

一ト火灸の治療で著名な寺。
参勤交代の大名や侍にも好評だったとか。

参勤交代中に急死。

松平近義とか記せられず『山高水落』と・・・。

岡部宿の江戸側の境界：岡部橋

奥の三星寺へ

笠掛松は。

三星寺の裏に。

西行の弟子西住はここで没する。

やむの奥に墓碑が。

鼻取地蔵

あえて道を曲げていた。

これより十石坂へ。

表示に注意。

　ここまで岡部宿

竹の勢いは止まりません。

宇津ノ谷峠は近代トンネル工事の博物館！！

明治のトンネル：明治９年開通　223ｍ　幅5.4ｍ
大正のトンネル：昭和５年開通　227ｍ　幅7.3ｍ
昭和のトンネル：昭和34年開通　844ｍ　幅9ｍ
平成のトンネル：平成7年開通　881ｍ　幅11.25ｍ

明治２９年のカンテラの失火による一部崩落。

明治のトンネル 名所・史跡

延命地蔵の跡

道中亡くなった人たちの供養塔

鼻取地蔵堂の供物は【魔よけの十団子】

奥がお堂。

これより宇津ノ谷峠へ。

髭文字の題目碑

これより急登

突然の舗装路？？。

平成トンネルのための換気塔整備用道路でした。

その分岐点。

切通の峠は非常に珍しいとか。

超素朴な峠。

箱根に次ぐ東海道の難所・・・。なのですが注目度は？

東海道 宇津ノ谷峠越 名所・史跡

地蔵堂があったようです。

ということは難所であったことは間違いない。

雁山の墓跡の碑

この峠は間宿でもあったようです。

旅人の供養・・・。

江戸からの案内表示。

宇津ノ谷の集落

こちら側の明治のトンネル

明治のトンネル 名所・史跡

石畳が続きます。

屋号がぴったり！

秀吉が小田原攻めの時に立ち寄り主人の忠心をほめて与えた胴服。
現在は展示中止中。

お羽織屋 美術館・博物館

この辺りの風習の魔よけ・厄除けの団子

江戸側の入り口。

昭和のトンネルは　国道１号線の上り車線として運用。

ガイドさん手作りのトンネル比較図。

素晴らしい絵図。　　納得。

下り車線の道の駅。

道の駅 宇津ノ谷峠 下り 道の駅

右奥は採石場の跡。

目下の採石場

この辺りの地層は数百万年前の堆積層のようです。フォッサマグナの堆積部分でしょうかね。

ここからが丸子宿。

旧道の雰囲気があります。

まずは高札場。

おなじみの丁子屋に到着・・・・？

丁子屋 グルメ・レストラン

なんと休業中。

とろろ汁が・・・・。

どこかで食べるには？？

家康がこの地の石に注目していたとは。
【辰石】

『けんくはする夫婦は口をとがらせて鳶とろろにすべりこそすれ』

弥二さん喜多さんもお預け？？？。

十返舎一九の碑 名所・史跡

丁子屋からの紹介でこのお店で。

満里古茶屋 グルメ・レストラン

洒落たカフェ風です。

奥のに庭には梅＆お茶庭園

囲炉裏にはイワナ？？

とろろ御前を頂きました。
お味も量も大満足。

満里古茶屋 グルメ・レストラン

ちょっと早めに静岡の宿へ。

2020年8月オープンのプリヴェ静岡。

ホテルプリヴェ静岡 宿・ホテル

市街地を散策。

静岡駅も大改造されました。

静岡駅 駅

確かこの辺りが旧東海道・・・？

まずは札の辻へ。

ほぼ北方向には県庁・駿府城公園。

七間町通りは京方面へ。

新たなモニュメントが。

こんな資料も。

町奉行所があったところは静岡市役所。

静岡市役所本館 (静岡庁舎) 名所・史跡

以前(2009年)にはなかったわけですね。

箱根越え

日本橋から府中までのものがあります。

新静岡駅方向。

確かこの辺りも？？？

旧東海道の痕跡がわからなくなったのんで・・・。

老舗のお店を訪ねることに。

創業２５０年余の老舗に何某らの手掛かりが・・・。

御当主が言われたのは
『1941年1月15日の静岡大火と1945年6月19日の静岡大空襲によって歴史的資料はほとんど失ってしまい・・・』
『町名が手掛かりになるかも・・・』

竹茗堂 静岡本店 グルメ・レストラン

伝馬町通りと北街道り、御幸通りの交差点。

旧東海道・・・・。

伝馬町通りのサンローゼまえに表示塔。

江川町交差点を西方向へ。

呉服町通りにモニュメントが続く。

日本橋

呉服町通り 名所・史跡

戸塚

由比

こんなものも。

私好みですが。地球最古の石・・・。

呉服町通り 名所・史跡

右手前はＪＲ東海の静岡支社。

ホテルプリヴェ静岡 宿・ホテル

窓からは新幹線ホームが展望。

上りのぞみ通過。

今夕はこちらで夕食。

みぜん グルメ・レストラン

メニューはこんな感じですが・・・これはほんの一部でした。