御陵印の旅　ラストは八王子　武蔵陵墓地へ

2020/02/05 - 2020/02/05

京都から始まった御陵印を頂く旅、
京都の「月輪」、「桃山」、奈良橿原市の「畝傍」、大阪羽曳野市の「古市」
残すは八王子の「多摩」だけなのに、いつでも行ける場所はなかなかいかないものですね。

忘れ去る前に、ちゃんと行ってこなければと、有給消化日にお参りに行きました。

エリア 高尾・八王子(東京)

2019年春から御陵印を集め始めました。
京都、奈良、大阪と廻って、やっと最後の八王子にやってきました。

多摩陵墓地　大正天皇と貞明皇后、昭和天皇と香淳皇后の陵墓があります。
ここが総門

武蔵陵墓地 名所・史跡

後ろを振り返ると、参道（都道）と並木が綺麗です。隣接する駐車場はとっても広い。

宮内庁の表示。鉄板。

反対側には地図。

北参道を通って武蔵野陵に向かいます。

昭和天皇　武蔵野陵　むさしののみささぎ

独身時代の勤務先が東京駅に近く、陛下が新幹線でおでかけになる時、交通規制が引かれる中、行幸通りを駅に向かって走る車を眺めて「あら、てんちゃん、ご旅行みたいね」なんて言ってました。

そういえば、昭和天皇の体調が悪くなったころは、なんでも自粛で、TVＣMのセリフまで自粛してました。

昭和天皇の皇后　香淳皇后　武蔵野東陵

優しそうなお顔を思い出します。昭和の時代は皇后さまは発言をなさっていなかったのか、なぜか声は覚えていません。

透き通るような青空、風もなく穏やか。

御陵印が登場したのは大正時代で、各陵墓に御陵印があり、参拝して頂くものでした。
戦後は御陵印ブームが去ったそうです。

何もかも広くて、余計なものがないのです。

現在のように陵墓印が監区事務所に集められ、デザインが統一されたのは1975年頃だそうです。

大正天皇　多摩陵

明治天皇の子供で唯一成人した男子でしたが、天皇に即位した後に病気の症状が重くなり47歳で崩御されました。

大正天皇の皇后　貞明皇后の多摩東陵

大正天皇が崩御された後、四半世紀もお元気でいらっしゃった。

大きな手水　
隣の巨石はベンチ？手荷物置きなのかな？

中には喪服で参拝される方もいるそうです。
そういえば、皇族方は参拝服をお召しになってますね。

表参道を通って監区事務所へ。

各監区事務所と陵墓の参拝時間は8時半から17時まで、宮内庁の事務所ですから、基本、土日祝はお休みです。

監区事務所　中に入って受付で御陵印を頂きたいというと、係の方が「押しましょうか？」とおっしゃって、お願いしちゃいました。

他の事務所と違って、ここの印は二つだけですもの。

それぞれの皇后様の名も入った印です。

これで御陵印の旅は完結。
本当なら、全部の陵墓を廻るんでしょうけど、いやいや、とても無理。

関西の四ヶ所は結構大変でしたが、この旅じゃないと行かなかった所が多かったので、貴重な体験になりました。

圏央道ができて便利になりました。自宅からとんぼ返りの旅でした。