アオスタ・ドロミテ・チロル　10日間　No.2

2016/09/19 - 2016/09/28

旅は3日目に入りました。これからの訪問地は、古代ローマ時代に温泉保養地として栄えたシルミオーネ、ロミオとジュリエットの舞台として有名なベローナ、そして「イタリアの最も美しい村」クラブに加盟しているボルゲット・ヴァレッジョ・スル・ミンチョです。

エリア ベローナ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

チェルビニアから次の訪問地グレッソネイ渓谷の中心「グレッソネイ・サン・ジョアン」に向かいます。美しいゴーヴェル湖のある観光地です。所要時間は約2時間です。ひっそりと佇む静かな村を通って行きました。
車窓風景　その1




車窓風景

車窓風景　その2

車窓風景　その3

グレッソネイ・サン・ジェアンに到着しました。
ここは、イタリアのダオスタ州にある基礎自治体で、人口は約800人だそうです。
（基礎自治体＝行政区画の中で最小単位。首長や議会などの自治制度がある）

リス川にかかる木造の橋は、花で綺麗に飾られていました。

橋から教会を望む所は、カメラスポットになっているそうです。

ゴーヴェル湖です。天気が良ければ湖面にモンテローザが映し出され、大変人気のある場所ですが、厚い雲に覆われ見る事は出来ませんでした。

この村はヨーロッパがEUで統一されてからは、殆ど観光客が来なくなったそうです。
（貨幣価値に関係？）

ミラノからシルミオーネにやって来ました。
シルミオーネは古代ローマ時代に温泉保養地として栄えた街です。現在でも温泉保養所として有名だそうです。街の人口は約8000人。

この様な小型船に乗り、ガダル湖を遊覧します。

13世紀に建てられた「スカラ城」です。
当時ベローナを支配していたスカラ家が築城したそうです。広大な敷地内では、軍事パレード訓練も行なわれたそうです。

旧市街地にある、温泉保養施設です。

岬の先端には、ローマ時代に造られた温泉遺跡等が見えます。

ガダル湖から東に20ｋｍ。ベローナにやって来ました。
イタリアヴェネト州西部にある都市で、紀元前89年古代ローマの植民地となり発展した街です。人口は約25万人。街の中心部には古代ローマ時代の円形競技場があり、街のシンボルになっています。

中世の街並みが良く残っており、2000年には世界文化遺産に登録されたそうです。
「ロミオとジュリエット」の舞台として有名です。

街の中は、お洒落な店が多く、またカフェテラスも多く、大勢の観光客で賑わっていました。

ガイドさんが赤い小旗を掲げて案内しているツアーに出会いました。

ジュリエッタの庭
今でもジュリエッタは大人気。胸に触ると恋が成就するそうで、多くの人が願いを込めていました。

円形闘技場
正確な建築年は分かっていないそうです。ローマのコロッセオより古い時代に造られたと言われることから、西暦80年以前のもののようです。また、コロッセオと違って当時の姿が、ほぼ完全に残っているそうです。

ベローナを後に、ボルゲット・ヴァレッジョ・スル・ミンチョにやって来ました。
ヴェローナ県にある基礎自治体で、人口は約16千人の村です。「イタリアの最も美しい村」クラブに加盟しているそうです。奥には水車があり、また多くのレストランやカフェが並んでいます。小高い丘には、格式ある城も見えます。

「イタリアの最も美しい村クラブ」は、美しい景観や村の文化を保持して行くために設けられた民間の組織団体だそうです。フェスティバルやコンサートを主導し過疎化や廃村化を防いでいるそうです。

それにしても、綺麗な水辺です。

旅はこれからオーストリアのインスクブルグを目指します。地図上では恐らくブレンナー峠を通るのではと期待しました。

ブレンナー峠。モーツアルトに関する本を読んでいると、よくブレンナー峠が出てきます。「イタリアへの旅で、この峠を越えるとオーストリアには無い青空。モーツアルトの気持ちも晴れ晴れとなったことだろう・・・・」と。添乗員さんにもしブレンナー峠を超える事があったら、その時はアナウンスをと、お願いしたところ「行きます」とのこと。谷の底に細い道が見えました。モーツアルト親子が馬車で通った道だそうです。（運転手さんの配慮があったようです）