2021/07/23 - 2021/07/25
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mishmishさん
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コロナ禍、夏の子連れ旅第2弾。
今回は少し距離を伸ばして、車で1時間半の温泉地へお出かけ。ちょうど2回目のワクチン接種を終えたタイミングで、少しずつ行動範囲を広げていく作戦です。
行き先はアンカラ県内のクズルジャハマム(Kızılcahamam)。
ソウクス国立公園(Soğuksu Milli Parkı)がある緑豊かな土地で、温泉やピクニック、ハイキングなどが楽しめることで有名です。
緑の中をお散歩したり、お店でご飯を食べたり。
ちょっと熱めの温泉につかったり。
旅というよりは日常の延長線上ですが、この何気ない日常がI miss you-!なロックダウンの疲れを癒す旅になりました。
旅行記の最後にちょっとだけ、ワクチン接種の話も綴ってます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
我が家からクズルジャハマム(Kızılcahamam)のホテルまでは、旅行会社に送迎を依頼しました。アンカラから北へ約90km、所要時間は1時間20分程。
公共交通機関でのアクセスももちろん可能です。
コロナ禍じゃなければ、我が家もきっとそうしたんですけどね。 -
街の入り口で出迎えてくれる不思議な物体。
バズラマの像(bazlama heykeli)です。
クズルジャハマム名物のまん丸・平たいパンですが、なんともシュールです笑。
ちなみに、こういうシュールなご当地像は、トルコ各地にあって、その土地の名産品などが広場に鎮座してらっしゃいます。
車があれば、ご当地像を巡る旅も良いですね↓
https://seyler.eksisozluk.com/turkiyede-son-donemde-yapilan-birbirinden-kitsch-heykeller
https://www.haberturk.com/sosyal-medyada-esprili-bir-dille-elestiri-konusu-olan-heykeller-2889596/10 -
クズルジャハマムのバズラマ(Kızılcahamam Bazlaması)
直径25~28cm、厚さ3~4cm程の平たいパン。食感はふわふわモチモチ。イメージとしてはイングリッシュ・マフィンに近いです。
一番の特徴は、オーブンではなく、鉄板で焼ける手軽さでしょうか。製造日から7日間もつそうです。
クズルジャハマムには、このバズラマのお店がたーくさん!あります。
(バズラマ自体は、トルコのどこでも手に入りますけどね) -
クズルジャハマム自体はとてもコンパクトな街です。
メインストリートを通り抜けて、とりあえずホテルへ。 -
Kurban Bayramınız mübarek olsun.
この旅行は、犠牲祭の連休(2021年7月20~23日)を利用して行きました。
クズルジャハマムの市長さんからもお祝いのメッセージ。
夏休みの定番はアンタルヤやボドルムなどのビーチリゾートですので、クズルジャハマムは閑散としてるでしょ、と期待していたのですが・・・。
読みが甘かったです。ビーチリゾートに行けない私達のようなトルコ人でホテルも大賑わいでした笑。 -
ソウクス国立公園(Soğuksu Milli Parkı)のゲートを通過した先に、私達が泊まるホテルがあります。
この地に生息する大きなクロコンドルのゲートがお出迎え。
山奥のイメージですが、街のメインストリートからホテルまでは、比較的平坦な道が続くので、街歩きしやすいです。車のない我が家には嬉しいポイント。
メインストリートに雑貨屋やレストランなど色々あるので、物資調達にも困りません。 -
今回2泊3日でお世話になるホテル。
Çam Thermal Resort & Spa Hotel
https://en.camhotel.com.tr/
”一応…”5つ星ですが、英語が全然通じない、超ローカルホテルです。
大きな温泉プールがあるのが決め手でした。
Çam(チャム)は松の木のこと。
この国立公園に生える木々の半数以上はヨーロッパ・アカマツのようです。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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私達が利用した客室。
広めのお部屋を選んだので、ダブルベッドが1つ、シングルベッドが2つあります。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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ゆったり広々リビング付き
カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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お部屋から見える景色。
国立公園の中なので、緑がいっぱいで癒されます。
緑の中を散策したり、お店でご飯を食べたり。コロナ禍で奪われてしまった当たり前の日常を久々に楽しめた気がします。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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ミニバーもあります。
息子用に用意した食べ物を入れられるので、助かります。
ホテルによっては、温度設定がぬるい場合があるので、腐らせないように注意ですけど。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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お風呂はバスタブ付きじゃなくて不便…
予約時の写真には付いてたんですけど、ちゃんとクエストしなきゃだめですね。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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バスローブもありますので、これを着てプールに行きましょう♪
タオルはスパの受付で、タオルカードを渡すともらえます。
スパは8時~22時まで。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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今回は利用しませんでしたが、広い屋外プール(男女共用)があります。
写真には写っていませんが、子供向けのプールも。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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屋内プールは、男性専用、女性専用、男女共用の3エリア。
写真は共用部分。
手前が子供用の浅いプール(深さ50cm)になっているので、1歳半の息子もプールデビューできました。
トルコ人は朝食をゆっくり食べるので、朝は貸し切り状態。夜遅い時間もオススメです。
男性、女性それぞれのエリアに、プール、温泉、ハマム(トルコ風呂)、サウナなどがあります。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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共用部分のお風呂。
温度は40~43度と日本人好みの熱さで、疲れが癒されました。
満足度高めです◎
スパエリアは清潔に保たれていたので、安心して利用できました。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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アレクサンダー大王もこの地の温泉を利用したことがあるとか?
少なくともローマ時代から温泉地として使われていたようです。
クズルジャハマムの温泉は様々な効能があるようです。詳しくはウェブサイトに記載があります↓
https://en.camhotel.com.tr/thermal-spa/
重曹、ホウ素、フッ化物を含む温泉のようですが、何のことやら、自分で書いていてよく分かりません^^;カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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ちなみに、息子用に用意したプール用オムツと水着。
水着はLC Waikikiという、トルコのユニクロ的ブランドのもの。
プール用オムツだけ付けて、プールに入っている赤ちゃんもいました◎
トルコ語で
*プール用オムツ:Mayo Bebek Bezi
*水着:Mayo -
サンダルは、トルコの子供靴の定番viccoのもの。
甲高幅広な息子にはトルコの靴が合わないので、普段は日本のものを使っているのですが、こういうサンダルでしたら調整できるので大丈夫ですね。
*サンダル:Sandalet -
滞在中、暇になるかなと予想していたので、シャボン玉も持っていきました。
(遊ぶのはもちろん屋外ですが)
*シャボン玉:Köpük(キョプック)。 -
ホテルの敷地内には、大きな遊具もあります◎
息子も喜んで遊んでくれたので良かったです。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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屋内には、子供向けのプレイルームも。
お姉さんが常駐している時間帯もありました。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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そして、ロビーには綺麗なお姉さん。
息子も、あれれ?って首を傾げつつ、デレデレしてます。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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美人なジャック・スパロウも合流です。
ひたすら、首を傾げる息子。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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白雪姫&ジャック・スパロウ姉さんズは、ダンスなどの子供向けのアクティビティを担当されてました。
途中で登場した、これじゃない感満載なミッキー。
このゆるい感じ、嫌いじゃないですけど。
溢れ出るローカル感・・・カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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夕食は18時30分開始。
開始時間と同時に行きましたが、この行列!
引きこもり生活が長かった私には、刺激が強すぎます・・・。
利用者には、マスクと使い捨て手袋の着用が求められました。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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しかも、各自取りに行くビュッフェ形式・・・。
食事も種類は豊富なものの、あまり美味しくなかったので(普段何でも美味しく食べる私でも・・・)、2日目の夜は利用しませんでした。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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会場は結構広々としていたので、ソーシャルディスタンスも保ちながら食事ができて良かったです。
ちなみに、朝食は7時30分から。
トルコ人は朝が遅いので、早めの時間帯に行くのがオススメです。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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犠牲祭期間中は特別プログラム。
夜はコンサートもありました。
夜中の24時から1時までは、夜鳴きそば的なスープ、キョフテ(ハンバーク)などの提供もあったようです笑。カム ターマル リゾート スパ コンベンション センター ホテル
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さて、ここからは、幾つか緑の写真を。
自然豊かな街なので、お肉系やマンガル(バーベキュー)のお店が徒歩圏内にあちこちにあります。 -
Ormansız ve ağaçsız toprak, vatan değildir.
森のない、木のない土地は祖国ではない。(みたいな感じでしょうか?)
トルコ建国の父アタテュルクの言葉です。
そういえば、2021年の夏は各地で山火事が発生しましたね。
トルコでも、2021年7月末から8月にかけて、沿岸部を中心に、全国で250件を超える山火事が発生し、緑豊かな森林や農地が広範囲に渡って消失。消火活動中の犠牲者が出ましたし、多くの家畜や野生動物が住処を奪われました。この夏は特に暑く、空気もとても乾燥していたんですよね。
なすすべもなく、燃え続ける森の映像を、トルコ中の人が固唾を呑んで見守りました。
その後、雨が降って、鎮火に結び付いたものの、黒海地方では大洪水が発生。
気候変動の影響を感じずにはいられない夏でした。 -
ホテルから街中の方へ続く道。
歩道も整備されていますし、平坦な道なので、歩きやすいです。
街中まで歩いて15~20分程度です。
タクシーも捕まえやすく、料金は市内中心部一律で15TL(約195円)でした。
(山奥の方は別途料金がかかると思いますけど) -
途中公園も。
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あちこちにピクニックスペースがあり、朝食やバーベキューなどを楽しむファミリー層で賑わってました。
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モクモクしてて、美味しそうです。
火の後始末は気を付けなきゃですけどね。タバコのポイ捨てもです。
山火事は、こういう火の不始末が原因だったりしますもんね・・・ -
クズルジャハマムの市内にあるリサイクルボックス。
こういうのはトルコでも増えてきていますが、使用済みの食用油を入れられるのは嬉しいですよね。
トルコではゴミの分別が定着していないので、家庭ゴミを分別しないで道端の収集箱にポイポイして良いのが現状・・・。
一方で、ゴミ収集箱を漁って、リサイクルできそうなものを拾って、生計を立ててる人達がいるのも事実。
考えさせられる記事です↓
https://www.afpbb.com/articles/-/3381879 -
観光名所はそんなに多くないのですが、小さな博物館が2つあります。
クズルジャハマム・ソウクス国陸公園博物館
Kızılcahamam Soğuksu Milli Parkı Müzesi
https://goo.gl/maps/M2735dVu5PduPNEo8
ホテルから歩いてすぐのところにあります。 -
とても小さな博物館。
中央に国立公園のジオラマ。
1,959年にトルコ第二の国立公園に認定されたソウクス。
標高は1,030~1,776m。様々な植物が生息していますが、固有種だけでも50種あるそう。
トルコのクロコンドルの多くがクズルジャハマムに生息。
大きいもので、翼の幅は3m、高さは1m、重さは14kgにも達するそうです。 -
様々な野生動物や野鳥の住処ですので、はく製も展示されています。
Dağ lalesi(山のチューリップ)という、野生の赤いチューリップが4~5月にかけて咲くことでも有名なようです。 -
トルコ建国の父アタテュルクも、1934年7月にクズルジャハマムを訪れました。
国立公園内の松の木の下で休むアタテュルク。
この写真はクズルジャハマムの色々なところで見かけます。この木は、「アタテュルクの松」と呼ばれているそうです。 -
国立公園を奥の方へ進んでいくと、展望テラスもあるようですね。
私達は車がないので行きませんでしたが、キャンプやハイキング、バードウォッチングなど色々な楽しみ方ができるようです。 -
もう一つの博物館は、街中にあります。
Eğitimci Nuray Yeşil Müzesi
https://goo.gl/maps/nCW3TJnd9aNNGBaV7
歴史博物館みたいなところ。
古い道具とか、昔の生活を再現した蝋人形(マネキン)とか、色々展示されていました。 -
一番の観光名所といえば、公衆浴場でしょう。
クズルジャハマムに来たら絶対外せないのですが、コロナ禍での利用には抵抗があったので、私達は利用しませんでした。残念。
一つが写真のBüyük Kaplıca(ブユーク・カプルジャ(大温泉))。
https://goo.gl/maps/rPnjJLbWbmaERjWq8
もう一つがKüçük Kaplıca(クチュク・カプルジャ(小温泉))。
https://goo.gl/maps/ycUN1jG5RS4phQrPA
ちなみに、クズルジャハマムを知ったきっかけは、知り合いがクズルジャハマムの温泉にハマっていたからですが、その方はKüçük Kaplıca推しでした。 -
さて、クズルジャハマムの名物といえば、バズラマ。
前述のとおり、直径25~28cm、厚さ3~4cm程の平たいパン。食感はふわふわモチモチ。写真のように、オーブンではなく、鉄板で焼くんです。
トルコのパン屋は男性の職場のイメージですが、バズラマ作りは、女性の仕事のようです。この街では、働きものの素敵な女性にたくさん出会えました。
2個で5リラ(約65円)でした。 -
新鮮な卵、オリーブオイル、蜂蜜、エリシュテ(乾燥パスタ)、タルハナ(粉末スープの素)なども売っていました。
エリシュテやタルハナも女性の手仕事。
ここでは、蜂蜜を買ったのですが、すごーく美味でした。
お店のお母さんのご主人が山で養蜂をされているそうで。
1キロの瓶で、80リラ(約1,040円)。安いと思います。 -
小さな雑貨屋さんでも、バズラマが積まれています。
とにかく、クズルジャハマムでは、普通のエキメッキ(バゲットっぽい食卓パン)ではなくて、バズラマがスタンダード。 -
あちこちにあるバズラマ屋さん
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ここも看板が目印、バズラマ屋さん。
私は、バズラマをイングリッシュ・マフィン風に、とろけるチーズを挟んでトースターで焼いたり、具を挟んでホットサンドにするのが好き。
温めて食べるのがオススメです。 -
最後に、クズルジャハマムで食べたもの。
2日目のお昼は、元気な女性達が切り盛りする朝食&家庭料理屋さんでいただきました。
クズルジャハマムの女性達は本当に働き者です。
Ayşe Bacının Yeri Ev Yemekleri
https://goo.gl/maps/xmKG3q7UyZG9Bt4S9 -
パンはもちろんバズラマ。
ふわふわモチモチ、そのまま食べても美味しいですよね。
息子もすっかりバズラマのとりこに。
幸せそうに頬張ってました。 -
レンズ豆のスープ。
1歳半の息子、外食先でレンズ豆のスープをいただくのはここが初めてでしたが、美味しそうにごくごくしてました。
立派に偏食ボーイとなった今でも、レストランのレンズ豆のスープは食べてくれます。私の作るスープはお気に召さないんですけどね。いいんですよ、何かしら食べてくれれば。 -
久々の自家製マントゥも美味しかったです。
マントゥは、トルコの水餃子。
ニンニク入りヨーグルト、トマトペースト入り溶かしバター、乾燥ミント、粗挽き唐辛子をかけていただきます。 -
ヤプラック・サルマス(ブドウの葉でお米を巻いて、煮たもの)も大好物。
家庭料理屋さんのごはん、美味しいですよね。 -
2日目の夜は、高台にあるこちらのお店。
Teras Alabalık Izgara
https://goo.gl/maps/3UvZnRpcRWhRG1dE9
クズルジャハマムで断トツで評価の高いお店です。
Alabalık(アラバルク)、マスの焼き魚が食べられるお店。
山に来ると、川魚が食べたくなる、これもトルコあるあるですね笑。 -
スープはタルハナ・チョルバス。
ちょっとスパイシーですが、息子も興味津々で、味見程度に飲んでくれました。 -
メインは、アラバルク(マス)の焼き魚。
普通に美味しくて、大満足でした。
川魚なのでサイズは小さめ。一人一匹でちょうどよいです。
大きくなると川から海へ下って、サケのような脂の乗った子になるのでしょうかね。黒海方面ではアラバルクの養殖を行っていて、日本にも輸出されているようです。 -
お店の人達(ここでも女性が働き者)がとても親切で、帰り際に息子用にスープを持たせてくれました。
タルハナ・チョルバスは、ビタミンなどの栄養が豊富ということで、離乳食として色々な人に勧められるんですよね。ちょっとスパイシーなので、息子はあまり飲んでくれないですけど。
何でも瓶に入れてお裾分けしてくれるトルコ人女性、素敵です。
ゴミの分別はしませんけど、トルコ人はとにかく修理したり再利用して、物を大切しますよね。 -
1歳半の息子のごはん。2日3日分。
ホテルのミニバーに入れておいて、ちょっとずつあげてました。温度がぬるいとすぐ腐るので要注意ですが。部屋のカードキーは差しっぱなしです。
ほんと、この頃は何でも食べてくれてたのに・・・。懐かしい涙。 -
ベビーフード系も念のため多めに。
この頃は、喜んで食べてくれてたんだけどな・・・笑。
これから旅行が増えると思い、日本の家族にベビーフードを送ってもらったのですが、ベビーフードも全然食べなくなっちゃいました。 -
最後に、クズルジャハマムの名産品。
Çam Kolonyası
松のコロンヤ
松らしい爽やかな香りです。
コロンヤは、アルコールに水と香料を混ぜたもの。
アルコール度数は80%ほど。
長距離バスに乗った時や、レストランでの食事の後、買い物の後などに、パシャパシャと手にかけてもらいます。
清涼感のある消毒液といった感じで、コロナ禍でも大活躍。
定番はレモンの香りですが、名産品の香りを使ったコロンヤがご当地土産として各地で売られています。
私は慢性的に手荒れがひどくて・・・、コロンヤはドクターストップがかかっているので、使えなくて残念です。 -
炭酸水もご当地のものがあると飲みたくなっちゃいますよね。
クズルジャハマムにもご当地炭酸水があるのですが、ほとんど見かけませんでした。残念。 -
我が家のお土産は、自家製蜂蜜。
感動レベルで美味しかったです。
その土地の豊かな風土が育む蜂蜜。その土地土地の魅力をダイレクトに味わえる気がして、旅先で蜂蜜を買うのが我が家のブームです。
美味しいだけじゃなくて、生態系においてもミツバチが果たす役割は大きいですからね。前述の山火事を受けて、多くのミツバチが住処を奪われてしまった聞き、とても辛い気持ちになりました。
コロナだけでもtoo muchなのに、世の中問題が多すぎますよね。(トルコとその周辺も暗い話題ばかり・・・)
地球環境のために、平和のために、そして子供たちの未来のために、できることからコツコツ、個人レベルでも実践していかないと、色々と手遅れになりそう・・・。 -
最後に、がらりと話題を変えて、トルコでワクチン接種の話。
(専門的な知識は持ち合わせていないので、あくまで私個人の体験談です。)
トルコでは、医療従事者を含むエッセンシャルワーカーや高齢者から優先的にワクチン接種を開始しましたが、当初使われていたのは中国のシノバック製。
このままだと一時帰国した時の接種になるかな・・・と思っていた矢先、2021年5月頃からトルコでもビオンテック(=ファイザー)のワクチンが安定的に供給されるようになり、接種の対象年齢が一気に引き下げられたのが6月頃。
私達にもついに順番が回ってきました。
SGK(トルコの社会保障)に登録している人が無料で接種できるのですが、在留許可を有する外国人もそれに含まれます。国籍に関係なく、平等に接種のチャンスが巡ってきました。
写真のe-nabizは、保健省が提供するシステム。マイページから個人の健康情報や病院予約とかを管理できるイメージです(たぶん)。 -
日本と比べてみても、トルコの方がダントツで進んでいるなと思うのは、行政のデジタル化でしょうか。国民向けの行政手続きがかなり電子化されていて(e-devlet)、今回のワクチン接種の予約も専用のシステムでスイスイ予約管理ができました。(私達のようなトルコ語が怪しい外国人でも、コツさえつかめば問題なしでした。)
接種券とか、もはや紙ベースのものは存在しないです。
実際の予約は、MHRSというシステムから行うのですが、「ビオンテック」か「シノバック」か選択できる画面が現れた時は、感動しちゃいました。
ファイザーのワクチンは、独ビオンテック社が開発し、米ファイザーと共同で生産しているものになりますが、このビオンテックの創業者がドイツに渡ったトルコ移民二世のご夫婦であることも大きく注目されましたね。
このお二人の存在がなければ、トルコに欧米系のワクチンが入ってくるのはもっと遅かったのではないかと想像します。 -
私は、1回目を6月中旬に高級な私立病院で、2回目を7月中旬に公立病院で、3回目を12月下旬に庶民的な私立病院で打ちました。
高級な私立病院はさすがの安心感がありましたが、公立病院と庶民的な私立病院に関しては大差なく、どちらも結構テキトーな感じでした笑。
その辺のカウンターに散らばっている同意書にサインして、列に並んで、順番が来たら同意書とIDカードを渡して、看護師さんが携帯端末にID番号を打ち込んで、ぷすっと刺しておしまい。予約確認とか一切なしでした。何なら注射後のパッチも貼ってくれません笑。
私自身はすべて市内で接種しましたが、例えばバカンス中に旅先の病院で打つこともシステム上可能だったと思います。 -
こんなにテキトーですと、ちゃんと処理されているのか心配になるのですが、、、
看護師さんが携帯端末にID番号を打ち込んだタイミングで、接種完了のSMSが届くので(フライング気味に笑)、大丈夫です。
システム上でも、接種記録がすぐに反映されて、2回目の予約が可能でした。
トルコのIT化がかなり進んでて、便利すぎて、びっくりだった件。 -
この写真は、3回目の接種で訪れた庶民的な私立病院にて。
壁に接種後の注意事項が貼られていました。
*アレルギーのある人は接種後30分、ない人は15分その場で待機。
*24時間はシャワーを浴びない。
*24時間は飲酒しない。
*痛みや熱がある場合は、PAROL(パラセタモールの解熱鎮痛剤)を使う。
みたいな。結構シンプルです。
私、3回とも帰宅後にシャワー浴びちゃってましたけどね。 -
ちなみに、トルコでは、HESコード(Hayat Eve Sığar)という、コロナ感染者追跡用の個人番号もあり、モールや銀行などの一部公共施設、公共交通機関を利用する際に提示や登録が求められていました。
(HESコードは2022年3月3日をもって終了。)
ワクチン接種証明書は、HESアプリや前述のe-nabizから電子版をダウンロードできるのですが、2回目のワクチン接種が終わってすぐ入手できました◎
スムーズかつスピーディーで、ワクチン接種に関しては、トルコ在住でラッキーでした。(それ以外は問題山積みのトルコですが・・・) -
ワクチンの副反応はありましたが、寝込むほどではなかったので、本当にビオンテック(=ファイザー)なのか半信半疑でしたが・・・
(接種の時も、「ビオンテックだよね?」と念入りに看護師さんに確認するのがお決まり笑。)
3回目の接種の1か月後に、健康診断を受ける機会があり、血液検査にコロナの抗体検査(IgG)も含まれていたのですが。結果を見た先生に、良い数値が出ていると褒められたので、私が打ったワクチンは生理食塩水じゃなかったんだ!と安心した次第です。 -
私が住む街で開催中の美術展で、日本の妖怪が紹介されていたのですが、満を持して、疫病封じの妖怪アマビエさんも登場されていました。
トルコでアマビエさんを拝めるとは感激です。
今年こそ、コロナ収束の年となりますように。
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この旅行記へのコメント (2)
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- gamzeさん 2022/05/01 15:57:55
- アンカラ郊外、素敵ですね!
- mishmishさん
お久しぶりです。前回の旅行記も私的にはドンピシャでしたが、コメントを書く余裕がなく涙。お久しぶりになっちゃいました!アンカラでの子育て、楽しんでいらっしゃるようでよかったです。
アンカラ郊外の旅行記ってほとんどお目にかかれないので、興味深く読みました。バズラマの町がアンカラ郊外にあるとは!温泉も、いつか行ってみたいなあ、と全てに興味津々です。
次はいつトルコに行けるのかしら、、、涙。
そのときまでにmishmishさんの旅行記をじっくり読み直さなきゃ!と、久々に4トラを開いて思いました!
次の旅行記も楽しみにしています♪
- mishmishさん からの返信 2022/05/04 05:02:38
- RE: アンカラ郊外、素敵ですね!
- gamzeさん、お久しぶりです!
gamzeさんお元気にされているかなと気になっていました!コロナ禍で色々とイレギュラーな上に、お仕事とボーイズの子育てでお忙しくされていますよね。
我が家もおかげさまで元気にやっております。一難去ってまた一難な子育てですが・・・笑、アンカラで良かったな〜と思えることもたくさんあります^^
旅行記も読んでくださりありがとうございます!そう、バズラマの街がアンカラにあるとは!って感じですよね。
そういえば、トルコは最近やっとのことで、日本の水際対策の指定国から外れることができたんですよ〜◎
ワクチンを3回接種していれば、トルコから日本に入国する際に、自宅等待機(以前は7日間)が不要となりました。これでトルコ旅行後すぐ日常生活に戻ることが可能ですね。
私もこの夏こそ一時帰国を!と考えてます。
もちろん、gamzeさんはお仕事もあるので、すぐにとは行かないかもですが、このまま日本の社会的に海外旅行もOKな風潮になっていくと良いですね。
私もgamzeさんのトルコ再上陸&旅行記を楽しみにしてますね。
mishmishより
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