マルタ(Malta) 1日目(ヴァレッタ；聖ヨハネ大聖堂、考古学博物館)

2020/01/30 - 2021/02/02

マルタ　1日目　ヴァレッタ(Valletta)

2020年1月。まだ、このときは新型コロナの世界的大流行が起こると思いもしなかったころ。むしろ、日本で報道されていたダイヤモンド・プリンセス号はヨーロッパでは対岸の火事でしかなかった。旅行ができる最後の年にマルタに来ることができたのは幸運でした。ユーロが使える、英語が使える、料理も美味しい、海もあるし、巨石神殿といった文化遺産もあると、旅行の候補先としては文句の付け所がない。ちょうど、現在公開になった映画『コンフィデンスマンJP　英雄編』の舞台でもある。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

Nenu The Artisan Baker
https://nenuthebaker.com/

エリア ヴァレッタ(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

マルタでの移動は基本、公共バス。空港からヴァレッタ入り口のバスターミナルまでバスで移動。そこから、城壁に囲まれたヴァレッタに徒歩で入る。海に突き出した半島に、海に向かって作られたメインストリートを歩く。

マルタ共和国（マルタきょうわこく、マルタ語: Repubblika ta' Malta、英語:Republic of Malta）、通称マルタ（Malta）は、南ヨーロッパの共和制国家。イギリス連邦および欧州連合（EU）の加盟国でもあり、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロ、首都はバレッタである。地中海中心部の複数の島からなる小さな島国で、人口は約40万人。いわゆるミニ国家の一つ。

概要
イタリアのシチリア島の南に位置し、面積は316km2で、東京23区の面積622.99km2の約半分の大きさで、人口は約51.46万人、人口密度は1375人/km2である。
地中海のほぼ中央にあり、アフリカ大陸にも近い。このためカルタゴ、共和政ローマ時代に既に地中海貿易で繁栄し、その後一時イスラム帝国の支配に入ったこともある。それに抵抗して戦ったマルタ騎士団がこの地の名前を有名にした。
小型犬のマルチーズの発祥の地であり、マルチーズの名はマルタに由来する。
(wikiより)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アパートにチェックインして荷物を置いてからまた来ます。

マルタの歴史
新石器時代から人間が生活していたといわれ、巨石文明および平行に穿たれた2本の溝の遺跡が島内各所に残る。前者はジュガンティーヤ、スコルバ、タルシーン、ハジャイーム、（イ）ムナイドラの各神殿を含む。後者は「カート・ラッツ（車輪の轍）」と呼ばれ、この溝には水路説と神殿などに石を運ぶために出来た（あるいは造られた）レール説があるが、鉄道のポイントのように分岐点が所々存在する。

紀元前1000年頃、現在のレバノン一帯が起源とされるフェニキア人が渡ってきて支配者となる。
紀元前400年頃、カルタゴの支配を受け、その後ローマに支配される。その頃から既に地中海貿易で繁栄していた。
紀元60年頃、使徒パウロがローマで皇帝の裁判を受けるために護送される途中で嵐に遭い、船が難破して打ち上げられた。なお、マルタ島の北部に、パウロと兵士や船員たちが打ち上げられたと言われる「聖パウロ湾」（Saint Paul's Bay）と呼ばれる場所がある。
870年にアラブ人の侵攻を受け、1127年にノルマン人が占拠するまでイスラム帝国の支配下に置かれる。その後、1479年にスペインの支配下に置かれ、1530年には、1522年にロドス島を追われた聖ヨハネ騎士団（後のマルタ騎士団）の所領となった。1565年にマルタ騎士団はオスマン帝国からの攻撃を受けるが（マルタ包囲戦）、およそ4か月で撃退に成功した。現在の首都バレッタは、この時のマルタ騎士団の団長ジャン・ド・ヴァレットの名前にちなんでいる。

聖ヨハネ広場 広場・公園

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

(続き)
1795年にエジプト遠征途上のナポレオン・ボナパルトによって占領された(フランスのマルタ占領)が、まもなくイギリスが支配したため、フランス軍はエジプトに孤立した。マルタ占領で地中海進出を果たしたイギリスに対し、通商権を侵害されたとしたデンマーク、スウェーデンと、そもそもイギリスの地中海進出に難色を示したロシアは、プロイセンと結び、1800年に第二次武装中立同盟を結成する。
イギリスは、1801年、デンマークの首都コペンハーゲンを攻撃して（コペンハーゲンの海戦, 4月2日）武装中立同盟を解体させる。ナポレオン戦争の終了後、ウィーン会議(1814-5年)でイギリスのマルタ領有が確定する。
地中海を経由してインドに至るルート上に位置するマルタはイギリスの重要拠点となっていく。第一次世界大戦と第二次世界大戦では、マルタ沖では海戦が度々勃発した。特に第二次世界大戦中にはエジプトへの連合国側の輸送路の途上にあり、またイギリス海軍の拠点として、イタリアと北アフリカとを結ぶ枢軸国側の輸送路を脅かす存在となった。このためこのマルタ島は激しい空襲に晒されたが（第二次マルタ包囲戦）、ついに陥落することはなく、連合国軍のシチリアやイタリア本土への上陸作戦の拠点となった。
戦時下の国民の努力と忍耐を讃え、英国王ジョージ6世は「マルタの国と国民全て」を対象に「ジョージ十字勲章」を授与した。
戦後、反英抵抗運動、独立闘争では、後に第3代大統領となるアガサ・バーバラらが活躍した。1964年9月21日、英連邦王国自治領マルタ国（State of Malta / Stat ta' Malta）としてイギリスから独立、エリザベス2世を女王とする人的同君連合となった。さらに1974年12月13日には、君主制から共和制に移行し、イギリス連邦加盟のマルタ共和国となった。2004年5月1日に欧州連合(EU) に加盟した。
(wikiより)

アパートの窓からの眺め。
マルタ特有の出窓がアパートに面した通りにせり出しており、通りがよく見えます。こちらが海側。

こちらが大聖堂側。他の家の出窓が見えて、生活感あふれる。
アパートなので、ホテルみたいに宿泊の利便性を追求した部屋とは違い、生活感のある部屋になっています。（写真をお見せできないけど）

反対側のリネラ要塞から突き出た岬がみえる。

ヴァレッタは区画整備されて作られた街。通りは碁盤の目のように通っています。そして、角には、こうした像が立っています。

この通りは海まで続いています。

銅像の頭に鳩が止まっていると少し間抜けに見える。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

戻ってきました。ヴァレッタ観光の目玉です。
外観は至って地味な印象なんですが、中は絢爛豪華な世界が広がっています。

聖ヨハネ大聖堂 寺院・教会

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

1573年から1578年にかけ、マルタ騎士団によって建てられた。1572年、騎士団総長ジャン・ド・ラ・カシエールが、聖ヨハネ騎士団（のちにマルタ騎士団として知られるようになる）の修道会教会堂として建設を命じたことによる。1565年のマルタ大包囲戦終結後ただちに建設が始められたため、かつての軍事要塞の名残を残している。

外観は、マルタ石の名で知られるマルタ島産の石灰岩を使用している。バロック様式の内装は、カラブリア出身のマルタ騎士団員で画家のマッティア・プレッティの手によるものが大部分を占めている。プレッティは精巧に刻まれた石の壁を設計し、ヴォールト天井と祭壇の両側を聖ヨハネの生涯を描いた絵画で埋めつくした。

教会の本堂には、重要な騎士たちが眠る、大理石でできた墓石が並んでいる。最重要の騎士たちは教会の全面近くに埋葬されている。これらの墓石は豊かな装飾がなされ、石の下に埋葬されている騎士の似姿と同様にその紋章が彫られ、時には戦勝の物語を記している。

聖堂内の礼拝堂は、騎士団を構成した騎士が8言語ごとの騎士館に分けられていたのにならい8つあり（イングランド及びバイエルン、フランス、プロヴァンス、オーヴェルニュ、イタリア、ドイツ、アラゴン、カスティーリャ）、それぞれの守護聖人に献堂されている。

小礼拝堂に展示されている絵画『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）は、教会内で最も有名な作品である。カラヴァッジオの傑作の一つで、画家本人の署名がされた唯一の作品である。(wikiより)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

オーディオガイドを借りて、主祭壇の横から中に入場。眩い装飾が目に飛び込んでくる。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

主祭壇

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

主祭壇

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

床に敷き詰められた装飾された墓石。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

主祭壇のあとは、順路に沿って歩きます。

The Sacristy
(教会の)聖具保管室、聖具室

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Sacristy
(教会の)聖具保管室、聖具室

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Sacristy
(教会の)聖具保管室、聖具室

The Flagellation of Jesus Christ by Stefano Pieri, 1572
「イエス・キリストの鞭打ち」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Sacristy
(教会の)聖具保管室、聖具室

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Sacristy
(教会の)聖具保管室、聖具室

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Sacristy
(教会の)聖具保管室、聖具室

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

ヨーロッパ各地の大まかな言語圏ごとに騎士団が構成されており、側廊には、ドイツ、イタリア、フランス、プロヴァンス、オーヴェルニュ、アラゴン、カスティーリャ＝レオン、イングランドという、騎士団を構成する8つのグループの礼拝堂があり、それぞれが豪華絢爛に飾り立てられています。

ここはドイツの礼拝堂。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

ドイツ礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

ドイツ礼拝堂
主祭壇
Dedicated to the Epiphany
The Adoration of the Magi by Stefano Erardi (1620-1716)
「東方三博士の礼拝」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

ドイツ礼拝堂
ドイツ語と言われて今のドイツではなく、どちらかと言うとオーストリア、ハプスブルグ家、神聖ローマ帝国をイメージする。
ハプスブルグ家の双頭の鷲が描かれて、今のオーストリアの国旗のデザインにも似た赤白赤の横じまのデザイン。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

ドイツ礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

ドイツ礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Barrel Vault（半円筒天井）と呼ばれる天井画の説明。

1661年～1666年の間にMattia Preti(マチア・プレティ、1613-1699)によって描かれ、洗礼者ヨハネの生涯エピソードを表しています。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Barrel Vault（半円筒天井）

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

The Barrel Vault（半円筒天井）

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

イタリア礼拝堂
Dedicated to St Catherine
The Mystic Marriage of St Catherine by Mattia Preti(マチア・プレティ、1613-1699)
「聖カタリナの神秘の結婚」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

イタリア礼拝堂
Dedicated to St Catherine
The Mystic Marriage of St Catherine by Mattia Preti(マチア・プレティ、1613-1699)
「聖カタリナの神秘の結婚」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

イタリア礼拝堂
Dedicated to St Catherine
The Mystic Marriage of St Catherine by Mattia Preti(マチア・プレティ、1613-1699)
「聖カタリナの神秘の結婚」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

イタリア礼拝堂
Dedicated to St Catherine
The Mystic Marriage of St Catherine by Mattia Preti(マチア・プレティ、1613-1699)
「聖カタリナの神秘の結婚」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

イタリア礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

主祭壇

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

フランス礼拝堂
Dedicated to St Paul
The Conversion of St Paul by Mattia Preti(1613-1699)
「聖パウロの改宗」

パウロは当初、キリストを迫害するパリサイ派であったが、ダマスカスのキリスト教徒を弾圧するために、一隊の指揮官となり、ダマスカスに向かっているところで突然、天からの光があって、パウロは地面に倒れた。落馬するパウロと、天に出現するキリストの組み合わせは、この

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

フランス礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

フランス礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

フランス礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

プロヴァンス(Provence)礼拝堂
Dedicated to St Michael Archangel

St Michael Archangel
copy after the original by Guido Reni(1575-1642)

中世では、プロヴァンス(南フランスの南東部)は、隣国や教皇の支配を受けるも、基本的には、その時代時代で、この地方の貴族が支配を任され統治してきた。そのため、プロヴァンス語が話されていた。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

プロヴァンス(Provence)礼拝堂

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アングロ＝バイエルン礼拝堂
Chapel of the Anglo-Bavarian Langue
1784年の総長エマニュエル・デ・ロアン・ポルドゥクによる組織改編でアングロ＝バイエルン軍団が新設され、ここにポーランド人騎士も含められた。

Dedicated to St Charles Borromeo
St Charles Borromeo kneeling before the Blessed Virgin Mary and Child attributed to Agostino Masucci(1691-1758)

イタリア名　Carlo Borromeo(カルロ・ボッロメーオ)
16世紀。カトリック対抗宗教改革の推進者の1人で、任地で教育や慈善事業に尽くした。トリエント公会議以後のカトリック改革者の中でも傑出した人物であり、1610年11月1日に列聖されるとイタリア・ドイツにボッロメーオへの崇敬が広がり、ミラノではアンブロジウスと並ぶ聖人に称えられた。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アングロ＝バイエルン軍団礼拝堂
Chapel of the Anglo-Bavarian Langue
This Chapel is also known as the Chapel of Relics

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アングロ＝バイエルン軍団礼拝堂
Dedicated to St Charles Borromeo
St Charles Borromeo kneeling before the Blessed Virgin Mary and Child attributed to Agostino Masucci(1691-1758)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アングロ＝バイエルン軍団礼拝堂
Dedicated to St Charles Borromeo
St Charles Borromeo kneeling before the Blessed Virgin Mary and Child attributed to Agostino Masucci(1691-1758)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アングロ＝バイエルン軍団礼拝堂
Dedicated to St Charles Borromeo
主祭壇　St Charles Borromeo kneeling before the Blessed Virgin Mary and Child attributed to Agostino Masucci(1691-1758)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

主祭壇

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アラゴン礼拝堂
Chapel of the Langue of Aragon, Catalonia and Navarre

Dedicated to St George
St George on Horseback
by Mattia Preti(1613-1699)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アラゴン礼拝堂
Chapel of the Langue of Aragon, Catalonia and Navarre

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アラゴン礼拝堂
Chapel of the Langue of Aragon, Catalonia and Navarre

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

アラゴン礼拝堂
Chapel of the Langue of Aragon, Catalonia and Navarre

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

オーヴェルニュ礼拝堂
Chapel of the Langue of Auvergne

Dedicated to St Sebastian
The martyrdom of St Sebastian attributed to Lucas Garnier(XVII century)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

オーヴェルニュ礼拝堂
Chapel of the Langue of Auvergne

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

オーヴェルニュ礼拝堂
Chapel of the Langue of Auvergne

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

カスティーリャ＝レオン＝ポルトガル礼拝堂
Chapel of the Langue of Castille, Leon and Portugal
1462年、カスティーリャ＝レオン＝ポルトガル軍団がアラゴン軍団から分離した。

Dedicated to St James
St James the Less by Mattia Preti(1613-1699)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

カスティーリャ＝レオン＝ポルトガル礼拝堂
Chapel of the Langue of Castille, Leon and Portugal
Dedicated to St James
St James the Less by Mattia Preti(1613-1699)

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

MVSEVM＝MUSEUM
昔、アルファベットにUやWはなくすべてVであり、Vから変形して、中世に無声音のUやW(VV)が開発された。

聖ヨハネ大聖堂美術館 博物館・美術館・ギャラリー

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

そして、その絵は最も奥の突き当りにある。カラヴァッジョが好きなら、この絵を見るためだけでもここに来る価値がある。

『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
（伊: Michelangelo Merisi da Caravaggio、1571-1610）は、バロック期のイタリア人画家。一般には単にカラヴァッジオ（カラヴァッジョ、カラバッジオ、カラバッジョとも）の名で呼ばれる。ルネサンス期の後に登場し、1593年から1610年にかけてローマ、ナポリ、マルタ、シチリアで活動した。極端ともいえる自然主義に貫かれたカラヴァッジョの絵画には印象的な人体表現と演劇の一場面を髣髴とさせるような、現在ではテネブリズムとも呼ばれる、強烈な明暗法のキアロスクーロの技法が使用されている。あたかも映像のように人間の姿を写実的に描く手法と、光と陰の明暗を明確に分ける表現は、バロック絵画の形成に大きな影響を与えた。
ローマで画家として名声を得たが、激動の生涯を送った。おそらく故意ではないとはいえ、過って人を殺してしまう。殺人犯として指名手配されたカラヴァッジョはローマを逃げ出し、ローマの司法権が及ばないナポリで有力貴族コロンナ家の庇護を受け、その後、マルタに移り住む。

この絵には、唯一カラヴァッジョ自身の署名が残り、また、縦3.7メートル、横5.2メートルと、彼の作品で最も大きなもの。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）

画面は、召使いの少女がヨハネの首を受け取ろうと金色の大皿を持って立っている側で、洗礼者聖ヨハネが処刑されるところを描いている。刑務官が指示を出し、死刑執行人が斬首を行うために短剣を引く間、ヘロデヤとして認識されている女性、ないし死刑執行が間違っていることに気付いた単なる傍観者の別の女性はショックで立ちすくんでいる。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）
ヨハネの血で書かれたサイン。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

『洗礼者聖ヨハネの斬首』（カラヴァッジオ作）

ヨハネは当時の領主ヘロデ・アンティパスの結婚を非難したため捕らえられた。そして、ある少女が、祝宴での舞踏の褒美として彼の首を求めたため、処刑されたとする記述が各福音書に見られる。

ヘロデ王は、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤをめとった。ヨハネがヘロデに、「兄弟の妻をめとるのは、よろしくない」と言ったため、人をつかわし、ヨハネを捕えて獄につないだ。ヘロデヤはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。それはヘロデが、ヨハネは正しくて聖なる人であることを知って、彼を恐れ、彼に保護を加え、またその教を聞いて非常に悩みながらも、なお喜んで聞いていたからである。
ところが、よい機会がきた。ヘロデは自分の誕生日の祝に、高官や将校やガリラヤの重立った人たちを招いて宴会を催したが、そこへ、このヘロデヤの娘(サロメ)がはいってきて舞をまい、ヘロデをはじめ列座の人たちを喜ばせた。そこで王はこの少女に「ほしいものはなんでも言いなさい。あなたにあげるから」と言い、さらに「ほしければ、この国の半分でもあげよう」と誓って言った。そこで少女は座をはずして、母に「何をお願いしましょうか」と尋ねると、母は「バプテスマのヨハネの首を」と答えた。するとすぐ、少女は急いで王のところに行って願った、「今すぐに、バプテスマのヨハネの首を盆にのせて、それをいただきとうございます」。王は非常に困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、少女の願いを退けることを好まなかった。そこで、王はすぐに衛兵をつかわし、ヨハネの首を持って来るように命じた。衛兵は出て行き、獄中でヨハネの首を切り、盆にのせて持ってきて少女に与え、少女はそれを母にわたした。ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、その死体を引き取りにきて、墓に納めた。
（Wikiより）

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

そして、もう１枚ある彼の作品
「執筆する聖ヒエロニムス」

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

最後に２階へ。全体を見渡せて眺めがいい。

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

聖ヨハネ大聖堂
Saint-John's Cathedral

外に出てきました。ヴァレッタの中心にあるレバブリック通りに面した考古学博物館へ行きます。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

マルタの巨石神殿群
南ヨーロッパに位置し地中海に浮かぶ島国マルタ共和国内、マルタ島とゴゾ島で発見された人類最古の石造建築物。1980年にユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録され、1992年には範囲拡大がなされた。

マルタの巨石神殿群はマルタ島内、ゴゾ島内で20世紀までに約30の巨石神殿が確認され、そのうち6神殿が世界遺産として登録された巨石建築物である。建造は紀元前4500年から前2000年頃とされている。1980年に世界遺産として登録されたのはゴゾ島にあるジュガンティーヤ神殿であり、現在のマルタの巨石神殿群という名称は1992年にマルタ島の5つの巨石神殿が追加されたことに伴い名称変更がなされたものである。

国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

装飾には、渦巻き模様(Spiral)が使用されている。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

像のスカートと足の部分。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

魚と鳥？の生き物のレリーフ。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

「Sleeping Lady」
ハル・サフリエニの地下墳墓(Ħal Saflieni Hypogeum)から出土。

3000BC
むっちゃ、古い。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

マルタの巨石神殿で最古のものはゴゾ島のジュガンティーヤ神殿 (Ggantija Prehistoric Temple)で紀元前3600年前に築かれており、エジプトのピラミッドよりもさらに古い。世界最古の巨石文明である。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

何の道具？

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

Cart ruts（カート・ラッツ）
マルタには轍のような二本線の跡がいくつも発見されているが、今だ、目的がはっきりしていない。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

カート・ラッツの説明。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

フェニキア文字による碑文
Phoenician inscription
BC8-6世紀

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

聖ヨハネ騎士団の時代の硬貨

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

ローマ時代の硬貨

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

ローマ時代の硬貨
ジュリアス・シーザーの時代のもの。

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

フランス、アンジュー家統治(1226-1282)の硬貨

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

アラブ支配時(870-1090年)の硬貨

国立考古学博物館
National Museum Of Archaeology

メインストリートと平行に走るOld Bakary Street

メインストリート。

ヴァレッタの旧市街の城塞。城壁が高く城塞都市であることが明確にわかる。

町の入り口にあるトリトンの噴水。

トリトンの噴水 (トリトン ファウンテン) 建造物

再度、ヴァレッタに入り、すぐ、右へ。
アッパー・バラッカ・ガーデンズへ向かう途中の教会。

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパーバラッカガーデン 広場・公園

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

アッパー・バラッカ・ガーデンズ
Upper Barrakka Gardens

さて、晩飯のレストラン探して彷徨う。

Basilica of Saint Dominic & Porto Salvo

大分暗くなった。アパート近く。

Nenu The Artisan Baker
https://nenuthebaker.com/

アパートから最も近いマルタ料理を提供するレストランにした。
地下に降りていきます。

Nenu The Artisan Baker
https://nenuthebaker.com/

店内の様子。もともと、(名前から想像つくが）パン屋らしい。
後でチェックしたら、日本で美味しいピザパンの店として紹介されていたらしい。

Nenu The Artisan Baker
https://nenuthebaker.com/

Nenu The Artisan Baker
https://nenuthebaker.com/

チスク CISK
マルタビールをいただく。

Nenu The Artisan Baker
https://nenuthebaker.com/

記憶が定かではないが、メインと前菜、どちらかは、うさぎの肉を注文したと思う。

Nenu The Artisan Baker
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どっちだろう？これ、うさぎっぽい？

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ワインもいただく。

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ピエタの像。
さて、明日は島内を散策します。