長野県 昼神温泉　闇とお湯を愉しむ

2021/12/15 - 2021/12/16

昼神温泉へ一泊だけの短い温泉旅へ行ってきました

エリア 阿智・平谷(長野)

昼神温泉に到着して宿のチェックインまで時間があったので共同足湯に浸かって時間潰し。
足湯の湯はゆで卵のような硫黄泉の匂いがして、浸かった足が少しツルツルとする感じのいいお湯でした。
このお湯で宿の温泉への期待感も高まる！

昼神温泉での宿は「お宿　山翠」

和風な門をくぐって宿へ

門をくぐると枯山水の庭のある宿の建物へと続く通路

池のある和風庭園

宿泊する客室

嬉しい事に部屋にマッサージチェアが付いてる♪
湯上りにリクライニングしたマッサージチェアに座ってマッサージしていると気持ちよくて寝てしまいそうになった

そして部屋に付いている露天風呂

ヒノキがほんのりと香る大きな浴槽
一人で入るにはもったいないくらいです♪

早速浴槽にお湯を入れてみた♪

昼神温泉の共同足湯では温泉の湯はゆで卵の匂いがしていたけれど宿のお湯はゆで卵の匂いはしなかった。
それでも泉質は「単純硫黄泉」で硫黄成分が含まれているようだった
浸かっているとお肌がツルっとしてくる感覚はここのお湯も同じ♪

緑を眺めながらのんびりまったり湯に浸かる
至福…(*´Д｀)

この日は風もなく寒さがあまりキツくなくて良かった

宿に本を持って行って入浴の合間に読んだ

最近読んで感銘を受けた本
闇を楽しむという事に特化した珍しい内容
闇属性人間の私は筆者の訴える闇の魅力に惹き込まれそうになる。
メインの話は夜の闇の中、山を歩くというナイトハイクの事だけれど、それだけにとどまらず色々な闇の楽しみ方についても触れている
著者の暗闇の中に美を見出す風流な感性には共感を覚える
著書の最後には「夜と闇の用語辞典」なるものが付いており、闇に関する用語と説明が書かれている
・月傘→月夜にさす傘。雨傘にピンホールを沢山開けて穴から差し込む木漏れ月を楽しむ
・月の刺青→透かし彫りの扇子を自分の腕などに近づけて月明かりを投影し、月影の刺青を楽しむ
などなど。
そこまでするかっ！と言いたくなるくらい著者は貪欲に闇の楽しみ方を追求しているｗ
間違いなく筆者は私など足元にも及ばない闇属性人間であり、闇マニアだ！

日が暮れると部屋の明かりを消して、暗い闇の中、露天風呂に一人浸かってみる

始めは真っ暗のように感じたけれど、目が慣れてくるとほのかな月明かりが明るく感じられてくる
見えてくるのは水墨画のようなほの暗いモノトーンの世界

視覚に入ってくる情報が少ない分を補おうとするのか聴覚・嗅覚・肌の感覚や思考がいつもより研ぎ澄まされるような感じがする

闇風呂に浸かりながら冬の澄んだ夜空の無数の星を眺めていると、いつになく色々な言葉や思考が次々と、とめどなく浮かんできた
ちょっと不思議な思考状態

古の作家さんなどが旅館に居座って作品を書いたりするのはこんな状態から色んな発想を得るのを狙ってたんだろうかなんてどうでもいい事を思ったりしているうちに夜が更けた…

昼神温泉の近くには日本一の星空を楽しめるナイトスポットもあり、星空の綺麗さは折り紙付きのようだ。

温泉と闇の中のいつもと違う感覚にリフレッシュされてきました♪