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≪June.27.2007》とある日の思い出-What a beautiful memory ~forever you~.<br /><br />令和6(2024)年5月27日月曜日、仕事中に雑談をしていた際に〝今日は何の日〟という話題になった。老いも若きもいる職場では、やはり〝スマホ検索〟が当たり前。その1番に上がっていた〝あったこと〟を聞いて思わず声を上げてしまった。今から17年前の平成19(2007)年5月27日に一人のアーティストが亡くなっている。坂井泉水さん、いうまでもないZARDのボーカルである。享年40歳、本当に若くして亡くなられた。その大きな出来事は、すぐに日本全国はもとより世界各国にニュース等で知らされることとなった。今とは違ってnetと言えばパソコンでするものであった時代、関西圏でも一般紙の夕刊と朝刊に大きく取り上げられていた記憶が残っている。<br /><br />ZARDは若かりし頃から誰の影響も受けずに好きになり、アルバムが出る度に買い求めて聞いていた。活動中に行われた2回のライブは悉く玉砕した。噂によれば亡くなられた平成19(2007)年に〝全国ライブ〟の開催が予定されており、初ライブ参加を期待していたその矢先の出来事であった。<br /><br />なぜ亡くなくなったかという話は当時よく言われていたようだが、私にとってはどうでも良かった。たとえ真実がわかったとしても彼女が生き返ることはないのであるから…。<br /><br />亡くなられて暫くたった頃〝青山葬儀所〟で坂井泉水音楽葬が6月27日に行われることを知った。急な話だったが是非とも参加したいと思った私は、ダメ元で上司に休暇を願い出てみた。ただ海外旅行に出かけるのに1週間の休みを希望すると〝週を変えて〟と言ってくる人だったのであまり期待はしていなかったのだが、ZARDファンであることを知っていた上司は、話を聞いてひとこと〝1日でいい?〟とこちらが面食らったくらいにあっさりと認めてくれた。後出しの希望休故に〝有給休暇〟の処理にしかできないことは気付いていた。そんなメンバーのバックアップもあって6月27日に0泊2日で東京に行くことが決定した。<br /><br />行きは伊丹発のANA24便で羽田へ。そこから青山に移動し一度音楽葬に行ってからしばらく時間を空けて、東京の友人と落ち合って夜に再度尋ねることにした。梅雨らしい湿気の多い暑い日であったが、不思議と参列者の列に並んでいる時に気にはならなかった。外観の撮影はできるが、音楽葬会場の撮影は認められてはいなかった。だがこれはできないことが余計に〝坂井泉水〟というアーティストを思い浮かべることに役立ったように私には感じられた。涙を流す者も多かった。ただ参列者が多いので、ゆっくりと物思いにふける暇はなく、急かされないまでもゆっくりとまではできないスピードで一度目を終えた。<br /><br />暫く付近を歩いて時間を潰し、仕事明けの連れと共に2度目の参列をする。仕事帰りに立ち寄った方々も多い様で、昼間よりもは長い待ち時間を要したように記憶している。当時を覚えている方はご存じだと思うが、坂井泉水さんの音楽葬に参列するために、最も早くから並んだファンは前日から並び始めたという。日が変わるとその列は徐々に長くなっていったために、8:00の開園時間を1時間前倒しして7:00に開場したこと。そして終了予定時刻の19:00も仕事や学校を終えてから参列しようとする者が〝間に合わない〟現状となり、急遽開場時間を21:00迄延長したという出来事があった。公式発表では40,000人の参列者と言われているが、実際に私のように2回訪れた者や〝献花を受け取らず〟に入場した方も含めると、延べ60,000人のファンが最後のお別れをするために青山葬儀所を訪れたこととなるらしい。最後はファン全員でZARDの歌で締め括ったと翌朝ホテルのテレビでその模様が流されていた。<br /><br />友人と夕食を一緒してから予約していたカプセルホテルに潜り込む。東京ドームで大規模なライブが行われる日程の混雑で宿泊が取れなかった。<br /><br />翌日はバスで自宅へ戻れる時間を目途に帰りの飛行機を取っていたため、いくらか東京をブラつくことはしていると思うのだが、記憶に残ってはいない。もしかすると学生時代の生活していた街へ向かった時がその時だったかも知れないが、写真が残っていないために確かとは言えない。そんな夢見心地の時間を仕事中ということも忘れて過ごしていた。坂井泉水さんがご存命ならば今年で57歳、まだまだ一線で活躍されておられただろうにと寂しくなった。青春の1ページを彩ってくれたZARDと坂井泉水さんは私の心の中から消えることはないだろうとふと思った年を取った私であった。

《June.27.2007》とある日の思い出-What a beautiful memory ~forever you~.

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2007/06/27 - 2007/06/27

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

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2007/06/27

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≪June.27.2007》とある日の思い出-What a beautiful memory ~forever you~.

令和6(2024)年5月27日月曜日、仕事中に雑談をしていた際に〝今日は何の日〟という話題になった。老いも若きもいる職場では、やはり〝スマホ検索〟が当たり前。その1番に上がっていた〝あったこと〟を聞いて思わず声を上げてしまった。今から17年前の平成19(2007)年5月27日に一人のアーティストが亡くなっている。坂井泉水さん、いうまでもないZARDのボーカルである。享年40歳、本当に若くして亡くなられた。その大きな出来事は、すぐに日本全国はもとより世界各国にニュース等で知らされることとなった。今とは違ってnetと言えばパソコンでするものであった時代、関西圏でも一般紙の夕刊と朝刊に大きく取り上げられていた記憶が残っている。

ZARDは若かりし頃から誰の影響も受けずに好きになり、アルバムが出る度に買い求めて聞いていた。活動中に行われた2回のライブは悉く玉砕した。噂によれば亡くなられた平成19(2007)年に〝全国ライブ〟の開催が予定されており、初ライブ参加を期待していたその矢先の出来事であった。

なぜ亡くなくなったかという話は当時よく言われていたようだが、私にとってはどうでも良かった。たとえ真実がわかったとしても彼女が生き返ることはないのであるから…。

亡くなられて暫くたった頃〝青山葬儀所〟で坂井泉水音楽葬が6月27日に行われることを知った。急な話だったが是非とも参加したいと思った私は、ダメ元で上司に休暇を願い出てみた。ただ海外旅行に出かけるのに1週間の休みを希望すると〝週を変えて〟と言ってくる人だったのであまり期待はしていなかったのだが、ZARDファンであることを知っていた上司は、話を聞いてひとこと〝1日でいい?〟とこちらが面食らったくらいにあっさりと認めてくれた。後出しの希望休故に〝有給休暇〟の処理にしかできないことは気付いていた。そんなメンバーのバックアップもあって6月27日に0泊2日で東京に行くことが決定した。

行きは伊丹発のANA24便で羽田へ。そこから青山に移動し一度音楽葬に行ってからしばらく時間を空けて、東京の友人と落ち合って夜に再度尋ねることにした。梅雨らしい湿気の多い暑い日であったが、不思議と参列者の列に並んでいる時に気にはならなかった。外観の撮影はできるが、音楽葬会場の撮影は認められてはいなかった。だがこれはできないことが余計に〝坂井泉水〟というアーティストを思い浮かべることに役立ったように私には感じられた。涙を流す者も多かった。ただ参列者が多いので、ゆっくりと物思いにふける暇はなく、急かされないまでもゆっくりとまではできないスピードで一度目を終えた。

暫く付近を歩いて時間を潰し、仕事明けの連れと共に2度目の参列をする。仕事帰りに立ち寄った方々も多い様で、昼間よりもは長い待ち時間を要したように記憶している。当時を覚えている方はご存じだと思うが、坂井泉水さんの音楽葬に参列するために、最も早くから並んだファンは前日から並び始めたという。日が変わるとその列は徐々に長くなっていったために、8:00の開園時間を1時間前倒しして7:00に開場したこと。そして終了予定時刻の19:00も仕事や学校を終えてから参列しようとする者が〝間に合わない〟現状となり、急遽開場時間を21:00迄延長したという出来事があった。公式発表では40,000人の参列者と言われているが、実際に私のように2回訪れた者や〝献花を受け取らず〟に入場した方も含めると、延べ60,000人のファンが最後のお別れをするために青山葬儀所を訪れたこととなるらしい。最後はファン全員でZARDの歌で締め括ったと翌朝ホテルのテレビでその模様が流されていた。

友人と夕食を一緒してから予約していたカプセルホテルに潜り込む。東京ドームで大規模なライブが行われる日程の混雑で宿泊が取れなかった。

翌日はバスで自宅へ戻れる時間を目途に帰りの飛行機を取っていたため、いくらか東京をブラつくことはしていると思うのだが、記憶に残ってはいない。もしかすると学生時代の生活していた街へ向かった時がその時だったかも知れないが、写真が残っていないために確かとは言えない。そんな夢見心地の時間を仕事中ということも忘れて過ごしていた。坂井泉水さんがご存命ならば今年で57歳、まだまだ一線で活躍されておられただろうにと寂しくなった。青春の1ページを彩ってくれたZARDと坂井泉水さんは私の心の中から消えることはないだろうとふと思った年を取った私であった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス ANAグループ JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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