名古屋からセントラルライナーで中央道経由のバス旅(２０２１年１１月)

2021/11/15 - 2021/11/15

２０２１年１１月に中央道経由の京王バス、セントラルライナーで名古屋から新宿までの乗車記です。東名間は頻繁に往復しているのですが、この時は結構時間があったのでどうせなら昼行バスでは今までに使ったことない中央道経由のバスを選びました。夜行バスだと若いころ何回か利用していますが、夜行バスはだいたい寝てますからね(笑。
私は神奈川在住なのでバスタ新宿発着は小田急・湘南新宿ラインと選択できるので良いのですが、ただでさえ時間がかかるバス旅、中央道経由は結構時間がかかる様に感じました。多摩地区に住んでいる方は甲州街道駅の近くにバス停があるので使いやすいとは思いますけどね。
このバスの乗車記はほとんど見当たらなかったので今回作成してみました。

(往路)
名古屋へスーパーライナーでのバス旅(２０２１年１１月)
https://4travel.jp/travelogue/11723528

エリア 名古屋(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

名古屋からの帰京です。早く帰るなら新幹線、高速バスでも新東名経由の方がかなり早く帰れますが、物好きというか普段ならまず乗らないであろう中央道経由のバスで帰ります。中央道経由はＪＲバス東海が運行するものと、名鉄バス・京王バスの共同運行のものがあり経路も時間もだいたい同じですが、今回は京王バスが運行するバスを利用します。名鉄バスとの共同運行なので名鉄バスセンター出発でして、名古屋までは東山線で来たので駅からは結構歩きますね。名鉄バスセンターですが、名鉄改札よりさらに南、近鉄改札を過ぎた位置にあるので乗り換え時間は多めに見ておいた方が良さそうです。

名鉄百貨店 (本店) 百貨店・デパート

名鉄百貨店前にはナナちゃん人形という巨大な人形があって待ち合わせスポットになっているんですが、この日は見当たらず・・・。
コロナ禍で撤去された？と思い近づいてみると小さい人形がたっていて横の壁には「１２月１日には帰ります。探さないで下さい」という文章が・・・。
そして小さい人形が居て、この子は妹のミナちゃんだそうです。

名鉄百貨店 (本店) 百貨店・デパート

こちらは１７年前、２００４年に同じ場所で撮影したナナちゃん人形。２０１１年まで名鉄百貨店セブン館という店舗がありその前にあるのでナナちゃんになったそうです。身長は６ｍ１０ｃｍという事でかなりの長身です。
てかしょっちゅう名古屋に行っているのにこの時以来写真を撮っていないっぽい・・・。
衣装が頻繁に変わるので行くたびに違う格好になっています。

名鉄百貨店 (本店) 百貨店・デパート

ナナちゃん人形のある場所から名鉄バスセンターに入ることが出来ます。ちょうど上の写真から右手を見たあたりにこの案内があります。この左手のエスカレーターでバスセンターに迎えるようです。
結構時間に余裕を持ってきたのですが、名駅が広すぎるのとスマホを見てもいまいち場所がわからず正直ちょっと焦りました。

名鉄百貨店 (本店) 百貨店・デパート

上の写真の場所からエスカレーターで直接３階まで上がることが出来ました。４階にもバス停があるようですが新宿への便は３階からです。私はインターネットで切符を購入していましたので寄る事はありませんでしたが、切符売り場がバスターミナルにはありました。他にもファミリーマートや待合室もあり最低限のものはここで購入が出来て食事もできそうです。飲食店はありませんでした。

名鉄バスセンター 乗り物

新宿便は３階の５番乗り場から。中央道に入る路線がここの乗り場からなんでしょうかね。他の乗り場からは北陸方面や関西方面など多方面へのバスが出発していました。

名鉄バスセンター 乗り物

名鉄バスセンターは長距離便というイメージでしたが、名駅での名鉄バスのターミナルという役割もあるようです。高校生達が帰宅するために利用している様で結構な混雑でした。市営バスは駅北側のターミナルから発着していますし、名古屋のバスはいろいろと難しそうです。
案内をみると１～４番乗り場は近郊路線の様ですね。

名鉄バスセンター 乗り物

１６：２２
新宿行きの京王バスが到着して乗車しました。印刷した乗車券に判子を押され、下車時に回収するという形の様です。到着と同時に乗車したのは私だけでしたので車内を撮影。ちょうど一列目から撮影できているので中はこんな感じで座席があるのがわかる写真になりました。

名鉄バスセンター 乗り物

１列目の座席です。１列目だけは一般の車と同じような三点式のシートベルトが設置されています。やはり最前列で安全に配慮、という形だと思います。ちょっと窮屈化もしれませんが安全第一ですからね。

名鉄バスセンター 乗り物

それ以降の列は一般的な観光バスや飛行機と同様な腰の位置で締めるシートベルトが設置されています。小さいながらもひじ掛けもありますしリクライニングもしっかりするシートです。

名鉄バスセンター 乗り物

最後部の席は「ひとりだけシート」という名称で２席を独占できるシートになっています。一般席との差額は１０００円の５０００円で利用が出来ます。あと最後尾なのでリクライニングを気にしないで出来るというメリットはあります(トイレが真後ろですが・・・。)
私はこのひとりだけシートを予約していたので２席独占です。もっともこの日は乗客は一桁だったので特段何もしなくても２席独占になる形でした。

名鉄バスセンター 乗り物

シートピッチはこれくらいです。最後尾は追加料金がある二席独占席ですが、それ以外のメリットはないようで他のシートもシートピッチは同様に見えました。
私の体格では数時間乗るのならなんてことない幅でした。

名鉄バスセンター 乗り物

最後尾にはトイレがあります。最後尾列をすべてトイレにしているので後ほど中の様子も上げていますが、非常に広いです。ドアは内側に開く折れ戸でした。

名鉄バスセンター 乗り物

広角で撮っているので余計に広く見えていますが、バスの幅いっぱいにあるトイレとても広いですね。高速バスのトイレというと階段を下りた半地下の所に体の向きを変えるのが精いっぱいというトイレを思い浮かべますがこのバスでは家やホテルと同様に使えそうです。

名鉄バスセンター 乗り物

洗面台も豪華、というか使い勝手の良い大きさのものが付いていてバスの中という感じはまったくしません。ちょっとした荷物を置くスペースもあるので手を洗う事も困らないですね。水圧もしっかりありますし、飛行機の様に捻っている時だけ水が出るタイプではなく自動なので使いやすいです。

名鉄バスセンター 乗り物

入口から見た感じはこんな感じです。バスの車内なので限界はありますが、横の幅すべて使っているので車内とは思えない程広いです。飛行機のトイレに比べると格段の広さです。
さすがに標準ですべて収める事は出来ずに広角で撮影していますが、バスの最後尾をすべて使っていると考えると広さのイメージはしやすいと思います。

名鉄バスセンター 乗り物

トイレのドアを出たところから撮影しました。広角ではないので最後尾席は写ってないですが、乗車はこれくらいの人数です。栄でも乗ってきて確か６人乗車だったと思いますが、路線維持大丈夫なのかなと心配なレベルでした。乗る方とすれば空いているのはありがたいのは事実ですけどね。

名鉄バスセンター 乗り物

テーブルはこんな感じです。穴は開いているんですが、紙コップなどのサイズでペットボトルは入らない大きさです。シートポケットもあるので荷物に困る事はないと思います。

名鉄バスセンター 乗り物

コンセントは行きのＪＲバスとは違い窓側席も壁にではなく座席端についていました。コードの長さに寄ったりもしますが、どちらが良いかは人それぞれですかね。個人的にはＵＳＢアダプタのコンセントが抜けやすくなってきているのでこちらの方が抜ける心配がなく良かったです。急速充電も出来ましたし、所持している２台のスマホを同時に充電も出来たので使い勝手は良かったです。

名鉄バスセンター 乗り物

行きのＪＲバス東海と同じ感じのフットレストがありました。土足厳禁ですがこれがなかなか快適でしてこれと深く倒れるリクライニングのおかげで新宿までリラックスして乗ることが出来ました。

名鉄バスセンター 乗り物

頭上には読書灯と個別用のエアコン吹き出し口があり調整が出来ます。写真でもわかると思いますがこの二つの機器はバスにしては結構な大きさでした。

名鉄バスセンター 乗り物

１６：３０
バスは定刻通りに名鉄バスセンターを出発し栄へと向かいます。名鉄バスセンターは３階にあるので長いスロープ道路を下りながら一般道へと進みます。これはそのスロープ道路を降りている途中に撮影しました。

名鉄バスセンターを過ぎてすぐの所に名鉄バスのバスプールがありました。おそらくこの京王バスも前の便で名古屋に到着後ここで休憩だったと思うんですがすごい数の名鉄バスが停車していました。
まだまだ観光バスの需要などは回復していないんでしょうね。

１６：４２
名古屋駅を出てから伏見通りを北上し、伏見交差点を右折して伏見通りに入るところです。最近は名古屋泊で伏見に泊まる事も多いのでだいぶこの辺りもわかるようになってきました。名駅に近いだけあって道路も広く都会という雰囲気です。

１６：４４
栄にあるオアシス２１のバスターミナルへと向かっていきます。この辺りは名古屋随一の繁華街ですね。

１６：４５
久屋大通を渡り栄へ進みます。奥に見えるのは名古屋テレビ塔でこの一か月くらい前に訪れたさっぽろテレビ塔と同じ内藤多仲設計の塔です。確か二回登ったと思いますが最後に登ったのもう１５年くらい前かなあ。夜景が美しかったのを覚えています。

１６：４６
栄の中心部、オアシス２１にあるバスターミナルに到着しました。名鉄バスセンターを出て最初の経由地です。ここで５人ほど乗り込みました。これ以降のバス停では乗車はなく、何か所かバス停を経由しましたがこのまま新宿に向かう事になりました。

栄バスターミナル 乗り物

１６：５０
オアシス２１の特徴的な建築物を見ながらバスは出発。ここから中央道へと向かっていきます。
それにしてもオアシス２１は最初に見た時にはすごく驚きました（笑。最初に来たのはもう１６年くらい前かあ・・・。

オアシス21 公園・植物園

１７：０５
１７：０２に東方端入口から名古屋高速へと入り、北上して庄内川を渡ります。夕暮れの庄内川はとても綺麗でした。写真だとあまり綺麗に撮れなかったですけどね。

１７：１２
橘ＪＣＴをそのまま北上して小牧線へと入り小牧市街を抜けていきます。この後小牧インターチェンジから東名高速に入り、小牧ＪＣＴから中央道へと入りました。

１８：０４
その後多治見や土岐のバス停にも停車しましたが乗車はなくそのまま恵那峡サービスエリアへ。ここで最初の休憩になります。１５分間の休憩だったので食事の時間にはならないですが、少し身体を動かしたりするだけで疲れが取れますね。

恵那峡サービスエリア(上り) 道の駅

駐車場から建家までは高低差があって岩場を滝の様にして水を流していました。ちょっとした癒しスポットですかね。
月曜日の夜なので誰も人が居ませんでしたが土日なら割と人が居そうです。

恵那峡サービスエリア(上り) 道の駅

そんなに時間がないですが普段恵那峡サービスエリアに来ることなんてまずないのでちょっと中を見て回ってみました。サービスエリアだけあって品ぞろえも店の広さも多いようですが月曜日でしたけど結構売り切れのものなんかも多かったですね。

恵那峡サービスエリア(上り) 道の駅

パーキングエリアの建屋から出たところです。駐車場を見下ろすアングルになっていてこの時はあまり意識していなかったんですが、普通車に比べ大型車がとても多いです。後で車内アナウンスで知りましたが東名の集中工事で迂回してきている車両が多く休憩施設に混雑が出ていたそうです。

恵那峡サービスエリア(上り) 道の駅

名鉄バスターミナルはガラス越しでうまく撮影が出来なかったのでここで乗車バスを撮影。杉並210あ409でした。２０１４年製造の日野のバスだったようです。
そこそこ年季が入っているんですがシートも綺麗でしたし快適なバス旅になりました。

恵那峡サービスエリア(上り) 道の駅

１９：５０
予定では恵那峡サービスエリアの次は諏訪湖サービスエリアで休憩の予定で実際にサービスエリアに入りましたが、駐車マスがいっぱいで止める事が出来ないという事で少し先の中央道原パーキングエリアで休憩するというアナウンスがありました。
諏訪湖サービスエリアの写真はブレブレでこんなガソリンスタンドの写真だけしか撮れていませんでした。

諏訪湖サービスエリア 道の駅

１９：５３
諏訪湖サービスエリアを出てすぐのところで撮影しました。暗くてわかりにくいですが諏訪盆地の夜景がとても綺麗でした。甲府盆地程大きくはないですがこの近辺の夜景もとてもいい感じですね。

２０：００
諏訪湖サービスエリアの次のパーキングエリアである中央道原パーキングエリアに到着しましたがここも大型車のマスは満車とのことで停車できずにさらに先に進んでいく事になりました。
車内アナウンスでは東名集中工事で大型車が多く中央道に回ってきていると説明がありました。

中央道原パーキングエリア 道の駅

２０：４０
双葉サービスエリアも大型車を中心に大混雑の状態でしたがなんとか停車。ここで２０分の休憩を取る事と出発後は休憩なしでバスタ新宿まで向かう事がアナウンスされました。

双葉サービスエリア 道の駅

双葉サービスエリアのショップに行ってみましたがおにぎりやサンドイッチなどの軽食は売り切れでした。お土産は結構あるんですが買ってバスの中で食べれるものはなし。
かといって２０分でフードコートで食べ終わるのはちょっとリスキーかなと思い少し悩みました。

双葉サービスエリア 道の駅

実は山梨の、甲府盆地内の土地勘は相当にあり双葉サービスエリアに隣接している場所にセブンイレブンがある事を思い出し結局のところセブンイレブンに来ました。サービスエリアに比べて食料なども残っているので助かりました。

名古屋出た直後におにぎりを食べたりしていますが、ここでも少し補給。炭水化物ばかりだ・・・(-_-;)
予定通り２１：００にバスは双葉サービスエリアを出発しました。

２１：１４
甲府盆地内を通過していきます。ここは笛吹八代ＳＩＣの近くですが、写真を撮るのではなく夜景を眺めるのでしたらもう少し勝沼寄りの方が綺麗ですね。映り込みを避けるために写真は窓に当てて撮っているので綺麗に撮れる場所が限られるので・・・。
反対方面ですが勝沼ＩＣ直前、笹子トンネルを抜けて下っていくところで正面に見える夜景はとても美しくて気に入っています。

２２：０３
バスは八王子ＪＣＴを通過します。圏央道と中央道の交点です。甲府から運転して帰るときはいつもここで圏央道に行っていましたがバスは新宿行きなのでそのまま直進です。
２０１２年に圏央道が開通して以降は初めてここを直進したかもしれません。

２２：１２
八王子料金所を通過しました。ここから先は料金の均一区間になっています。このあと日野バス停で数名降車しました。日野バス停は多摩モノレールの甲州街道駅に近くて便利な様です。私の場合ここで降りて多摩モノレール→小田急多摩線→小田急小田原線でも帰れますが、どう考えても新宿まで行った方が早そう+楽そうなのでこのまま新宿へ向かいます。

２２：４０
首都高の初台出入り口で降りて甲州街道にバスは入ります。１７：０２に東方端入口から名古屋高速に入ってから５時間３０分程で再び一般道に戻ってきました。ここまでくればバスタ新宿はもうすぐです。

２２：４８
バスタ新宿に無事に到着しました。私にとっては過去にちょこっとだけ見学に来たものの利用するのは初めてでした。新しい施設だけあって快適ですね。
東名集中工事で迂回の車が多く休憩がなかなかできないというアクシデントはあったものの快適で遅れもなく新宿に到着することが出来ました。
長距離を運転してくださった運転士さんに感謝です。

バスタ新宿 乗り物

バスタ新宿から見た新宿の風景。昔頻繁に新宿に来ていた時と景色は変わりませんが、いま自分が立っている場所付近は大きく変わりましたね。
個人的には新宿の風景はここが一番好きです。

これで名古屋往復のバス旅旅行記は終了になります。特に帰りに乗車したセントラルライナーはインターネットに情報が少なく備忘録的に作成した旅行記だったのでちょっと面白味がない感じになってしまいました。
ただ個人的にはバスの旅も結構面白かったですし、これ以降は名古屋は新幹線往復が多くなっていますがまた機会があればバス旅もしてみたいと思っています。