2021/11/16 - 2021/11/16
119位(同エリア145件中)
naoさん
大阪市鶴見区放出東一帯は、古くは寝屋川と旧大和川本流の長瀬川などが合流する付近の湖沼地帯で、この地域を南北に通る放出街道沿いを中心に農村集落が形成されていきました。
JR西日本の学研都市線(東西線)とおおさか東線の「放出駅」東側を通る放出街道は、大阪市平野区平野宮町の抗全神社を起点として、河内長野市楠町東で西高野街道と合流する中高野街道の延長線上にある街道で、守口市高瀬町の竜田通りで京街道に接しています。
昭和初期に行われた寝屋川改修に併せて市街化が進みましたが、現在、部分的にではあるものの、かつての集落の佇まいが散見できます。
なお、「放出」という地名ですが、『天智7年(668年)、熱田神社にまつる草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を盗んだ者が持ち帰ろうとしたところ、この辺りで激しい嵐に遭い、神罰と恐れ、剣を河に放り出したことから「放出」という地名になった』という説や、『湖水の放出口があったことに起因する』とされる説があります。
ちなみに、難読地名としても有名な「放出」という地名ですが、これは「はなてん」と読みます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この日は大阪シティバスに乗って来たので、このバス停から放出東の町歩きをスタートします。
地名の起源に諸説ある「放出」ですが、これは難読地名としても有名で、「はなてん」と読みます。 -
放出夜店通商店会の町並みに入ります。
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昭和初期の寝屋川改修に併せて市街化が進んだ放出東ですが、今も、往時の姿を伝える町並みが所々に散見できます。
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かつての佇まいをとどめる、軒先を銅板で覆った町家は・・・
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盛んに建てられ、町の顔として君臨していました。
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対候性や耐火性に優れていた銅板は・・・
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加工のしやすさも相まって、頻繁に利用されてきました。
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こちらは立派な破風のある棟割り長屋です。
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棟割り長屋の中には、大きく改装されたものや・・・
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おおむね建築当時の姿をとどめるものが混在しています。
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対面販売もしているタバコ屋さん。
優しいお婆ちゃんが笑顔で応対してくれそうな予感が・・・。 -
軒を連ねる商店。
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こちらは典型的な平屋の棟割り長屋です。
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町家の軒先には秋の風情が漂っています。
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そろそろ収穫ですね!
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こちらも典型的な棟割り長屋。
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商店街を抜けて放出駅へ向かいます。
「放出夜店通商店会」という名前から察するに、もともとは「夜店」が開かれていたんでしょうね。 -
こちらがJR西日本の学研都市線(東西線)とおおさか東線が乗り入れている放出駅です。
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放出駅北口の目の前には、みゆき通り商店街のアーケードが口を開けています。
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先ほどの放出夜店通商店会と違って、みゆき通り商店街にはアーケードが設置されていて、雨の日も快適そうです。
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ここみゆき通り商店街には、食品スーパーなどの日常的にお買物するお店のほか・・・
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雑貨店、喫茶店、居酒屋さんなども軒を連ねています。
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ちょっと変わったところでは鍼灸院も。
さて、ここでみゆき通り商店街を外れて町並みをめぐります。 -
一歩商店街を外れると、こんな光景が広がっています。
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こちらは、元々棟割り長屋だったものを一軒のお宅に改造して使っておられるようです。
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凝った庇のかかった町家のある放出東の町並みです。
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定番の棟割り長屋。
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その長屋を過ぎたその先には・・・
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破風屋根の架かった玄関のある長屋が現れました。
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軒先を銅板で覆った町家の理髪店さん。
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こちらの理髪店は建物の隅切り部分に入口があるので、みゆき通り商店街のアーケードと大屋根の間に屋根を架けて庇代わりにされています。
お客さんに対する細やかな配慮を垣間見る思いがします。 -
みゆき通り商店街を外れてぐるっと町並みをめぐってきましたが、またまた戻ってきました。
みゆき通り商店街はこれくらいにして、町並みを歩きます。 -
個性的な表情の町家です。
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曇型に開けられた開口部が、今となっては新鮮に映ります。
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この三角屋根は、無理やり建物を切り取った跡だと推察されますね。
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こちらの町家には、「町に緑を!」の精神にあふれています。
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改修に伴って三者三様の屋根が架けられた長屋です。
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「むくり」のついた屋根の架かった長屋は珍しいですね。
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放出駅の東側を南北に通る、放出街道の角にある昭和レトロな洋風町家のメガネ屋さん。
放出街道は、大阪市平野区平野宮町の抗全神社を起点として、河内長野市楠町東で西高野街道と合流する中高野街道の延長線上にある街道で、守口市高瀬町の竜田通りで京街道に接しています。
この放出街道沿いを中心に形成された集落が、現在の放出の礎となっています。
では、ここからは放出街道沿いの町並みを歩きます。 -
放出街道が参詣道だった阿遅速雄神社(あちはやをじんじゃ)です。
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境内にあるこの楠は樹齢1000年ともいわれる、目通り幹回りが約6mもある巨木で、かつては枝葉が神社の門を乗り越えるほど大きかったそうです。
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ところが、大正時代に落雷被害に遭い、二股に分かれた幹がバッサリ切られてしまいましたが、今もその片割れが元気に枝葉を茂らせています。
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なお、「放出」という地名の一説となった熱田神社にまつる草薙の剣(くさなぎのつるぎ)ですが、こちらの神社に祀られた後、無事熱田神社に戻されたそうです。
このことから、放出街道は別名『剣街道』とも言われています。 -
拝殿前には二対の狛犬が配置されています。
手前側の狛犬は文政3年(1820年)に奉納された砂岩製のものです。
こちらは阿形の狛犬で・・・ -
こちらは吽形の狛犬です。
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奥側の狛犬は昭和43年(1968年)に新しく奉納された銅製のもので、こちらは阿形の狛犬です。
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そしてこちらは吽形の狛犬です。
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軒先を漆喰で塗り籠めた町家。
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この町家から滲み出る「味」が、そこはかとない良い雰囲気を醸し出しています。
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秋を感じさせてくれるピラカンサスの真っ赤な実。
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お米屋さんの店先に置かれた配達用の「カブ」が、「如何にも」と納得させてくれます。
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こちらの建物は、どこか長屋門の風情を感じさせます。
私なりに調べたところでは、この辺りには大きなお屋敷が集まっているようなので、ここで一旦放出街道を離れます。 -
調べたとおり、脇道に入ると漆喰塗り籠めの土蔵のあるお屋敷がありました。
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さらに、土蔵のあるお屋敷の向かいには、正真正銘の堂々たる長屋門を構えたお屋敷もあります。
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特に、長屋門を構えたお屋敷の規模は別格で、広大な敷地を有しておられます。
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お屋敷の周囲にめぐらせた土塀越しに、白漆喰塗籠めの瓜型の虫籠窓がある主屋が望めます。
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さて、放出街道へ戻ってきました。
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放出街道もご多分にもれず、昔の街道の姿をとどめた、くねくねと曲がりくねった道が続いています。
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そんな道筋に沿って、風情ある町家が点在しています。
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切妻屋根の主屋の、黒漆喰塗の妻壁が特徴的なお屋敷です。
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この辺りのお屋敷は、土塀と道路の間に石を置いて、車が衝突しないよう、注意喚起しています。
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こちらのお屋敷は、街道筋にではなく、あえて脇道側に門を設けておられます。
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こちらの町家は、厨子2階の小窓に設けた木格子がアクセントとなっています。
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玄関前に段差を解消するスロープを設置して、バリアフリー化されています。
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新旧の外壁が、くっきりとしたコントラストを放っている町家です。
さて、このすぐ先には寝屋川が流れているので、ここで放出街道を切り上げてスタート地点のバス停へ戻ります。 -
銅板張りの外壁が、様々に変化した緑青によって自然と模様化されています。
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「むくり」のついた大屋根が、端正な佇まいの形成に一役買っています。
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元の茅葺屋根を金属板で覆った町家がありました。
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この町家を見ていると、かつて農村集落だった頃の姿を彷彿とさせてくれます。
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黒板の文字に誘われて、つい入ってしまいそうです。
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防火用の卯建で区切られた長屋があります。
この姿はあまり見かけませんね・・・。 -
雑然とした中から、生活の息吹がひしひしと伝わってきます。
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「お見事」という以外にない土蔵です。
さて、目指すバス停はそろそろです。
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