2021/11/01 - 2021/11/03
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montarouさん
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2021年の11月1日から3日まで、紅葉のもと、長野県内の珍しい温泉と鉱泉で日帰り入浴を楽しんだ。最初は、酸性の強い毒沢鉱泉の神の湯、翌日は上山田温泉の青色透明の万葉超音波温泉、次は透明度が五センチに満たない赤色く濁った天狗温泉、Ca2+やMg2+、さらにホウ酸など大量の無機物を含む濁り湯の松代温泉公民館、最後の日は八方尾根の山麓の強アルカリ性で透明な、みみずくの湯、中性だが塩分を多量に含む濁り湯の倉下の湯に浸かった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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変わった温泉を巡る目的で11月1日に紅葉の長野県に車で向かった。先ず長野への入口の中山道の馬篭宿を訪れた。9時に無料の駐車場に車を停め、情緒ある石畳みの道を登った。両側の家宅は江戸期以降の建築のようで戸数は百に満たないようだが、それでも古い風情を残して並んでいた。さらに登っていくと、中津川市の丘陵地帯も遠望できた
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登り始めて直ぐに、崖の裾を横に歩く道があるが、この造りは防御のためとあった。西国から押し寄せる敵を、崖上から攻撃するためらしい。これは長閑な宿場の風情に隠れた影の部分であった。
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車に戻り、馬篭峠に向かった。今日は好天で、旧中山道を妻篭宿までハイキングする高齢者が多くいた。
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馬篭峠で既に11時になったので、駐車料金の必要な妻篭宿に寄らず、諏訪の毒沢の強酸性鉱泉に向かった。E19岡谷IC から下諏訪岡谷バイパスに入り湖北トンネルを抜け、毒沢に1時着、先に川沿いの宮の湯を訪れたが休みなので、山中の神の湯に向かった。杉山の中の一車線の急坂を数百mほど登ると、隠れ宿のような宮の湯に出た。宿泊客も数組あるようで、7~8台の車が停まっていた。ところがフロントは無人で、主人は祈り中との書置きがあった。ここの主人は信心深いようで、その信仰は一般の既成宗教とは異なるようだ。十分ほどで主人が帰って来たので、800円を払って入浴。
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ここは武田信玄の隠し湯と言われるが、冷泉と加熱湯がある。源泉は酢酸を溶かした程の強酸性のpH2.5、陰イオンは主にSO42-、陽イオンは水溶性のFe2+とAl3+が主である。舐めてみると弱い酸っぱさと、渋みを感じた。ただ蔵王温泉のように皮膚がピリピリするほど強酸性ではない。この透明な鉱泉を加熱すると、水溶性のFe2+が空気酸化され、湯水に溶けないFe3+化合物となるため、赤茶色に濁る。ここの鉄イオン含量は、鉄化合物の濃い色で有名な天狗温泉の倍に近い80㎎だが、透明度が40~50㎝程度と高いのは、酸性で鉄が溶けるているからかな? 余談だが、豪州の鉄鉱山は、酸素のなかった原始地球でバクテリアが酸素を発生させた結果、原始の海に溶けていたFe2+が空気酸化されて沈殿して出来た。
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毒沢を15時に出発、高速道路に戻り、安曇野ICで降り、大王わさび農場に向かう。木曽路での中央アルプスも雪化粧だったが、北アルプス南部も雪化粧だ。
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16時の少し前に大王わさび農場に到着。ここは駐車場も入場も無料。見る価値の有り、広いワサビ田だ。水の管理が大変だろうが、山に囲まれた石の堆積平野だからこそ可能な広大なワサビ田だ。ニュージーランドにも広大なワサビ田があるが、西洋白ワサビだ。カイコウラで生きイセエビを買い、西洋白ワサビをおろして使ったが、辛いだけで不味くて食えない。梨もつくる国だから、日本人が行っての緑ワサビも作ってほしいね。
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松本の朝7時は深い霧。朝日の松本城を見たいと思っていたが断念。E19で、山中に上がると霧の上に出た様子かな? 7時半に麻績ICで降り、聖湖に向かうが、残念ながらここも霧。ここには昔の見たアヒルさんボートが並んでいた。
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聖湖から姥捨に降りる。その途中の霧の中の祠。霧だからこそ良い風景もある。
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姥捨駅舎、おばすての由来は、昔から伝えられた知恵を姥が知っていて、それで国を救った故事によると言うが、中曽根首相が韓国に1兆円を与えて以来、ここ30年間の日本は外国でも国内でも金をばら撒く古いやり方の繰り返しと、3割におよぶ世襲議員と地域有力者の老害で、ついに日本人の所得は、韓国人より下になり、日本の国が破産し、滅ぶ確率が上がっただろう。
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姥捨から戸倉上山田温泉に下る途中にあったリンゴ畑、大きい見事なリンゴが鈴なりで、やっぱり長野は良いと、ほっこりとした。ただ最近、高価なブドウの栽培が広がり、風景も変化してきた。
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8時半過ぎに、上山田温泉に到着。早いので、朝4時か開く万葉超音波温泉に向かった。日帰り入浴料金は380円 単純硫黄泉で源泉は47度で、日によって色は青色の濃度が変化すると言う。水に濁りはなく、薄い緑色であった。SH2が空気酸化されると、農薬の赤色の石灰硫黄のように多硫化物イオンが出来て、赤味の光を吸収するため、温泉水からの反射光は補色の青や緑色となる。また光の波長より小さな硫黄などの不溶性の微粒子があると、濁りは目に見えないが、微粒子が短い波長の青い光を強く散乱するので、温泉水は青色を帯びる。ただ温泉によっては、水溶性の有色の遷移金属イオンが溶けている場合もある。ただ上山田温泉の青色の原因は知らない。
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上山田温泉を10時で切り上げ、浅間山の斜面にある天狗温泉に向かった。写真は途中の廃棄農機具の集積場。これは各地で見られる風景で、農家が農業をやめた影響もあるのだろう。営農への水田の貸主の収支も赤字の場合が多いらしい。日本中を水田にしても米の生産額は1.7兆円に過ぎず、それも外国のコメ価格に比べ、2~7倍も高い。しかも米の国際価格との差は、政府(税金)からでなく、各家庭が払っている。日本人の平均年収は三十年間に進歩がなく、シンガポール、香港、マカオ、韓国人より貧乏になった。さらに現在の円の価値は1972年程度と言われる。その1970年代の政府の借金は少なかったが、今の日本人は一人が、一千万円の国の借金を背負わされている。この可哀そうで、貧乏な日本人が、超高価な日本米を食べるのは非常に贅沢じゃないか?
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小諸から高峰高原に向かう道路の途中から左に折れて、天狗鉱泉への未舗装道路に入る。もっとも舗装された部分もあるが、4kmほどガタガタ道を走ると天狗温泉、浅間山荘。12時に着く。途中は植林された松林(カラマツかな?)と楢ノ木の黄色が綺麗だが、植林が山を覆い、赤い紅葉が見らないのは残念だ。
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浅間山荘にはコテージもあり、その周囲には紅葉もあり、綺麗だった。
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天狗鉱泉の入浴料は800円、ここの鉄含量は48㎎で、毒沢鉱泉の80㎎より少ないが、お湯の透明度は僅か4㎝程度で、大量の無定形の酸化水酸化鉄が懸濁していて、毒沢温泉の十倍も赤茶に濁っていた。濁り度が鉄含量に比例しないのは、ここのpHが5.8と酸度が弱いためかも? 理屈ぬきに、天狗温泉の濁り度は驚くほど、凄い。
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天狗温泉から高峰高原まで登り、湯ノ丸スキー場まだ走ったが、この辺りは植林ばかりうで紅葉は良くない。それで菅平までの道を中止し、東御市に15時に降りてから、松代市の温泉に向かった。
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松代温泉公民館に着いたのは暗くなった18時。普通なら国民宿舎松代荘に行くが、そこは今年冬に訪ねたので、今度は公民館の湯に向かった。ここは地元民の湯で、ボディソープやシャンプーなどは置いてない。透明度は30~40㎝であるが、ホウ酸やカルシウムが非常に多く、沈殿物が厚く積層していて、湯舟の周囲は石灰岩地帯のミニ棚田状態になっていた。
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翌3日は朝からオリンピック道路で小谷に向かった。写真は途中で出会った旧家の中村家住宅。外から見る限り、平屋で入口も低いから、白川郷や五箇山と違って積雪は少ないようだ。屋根は萱より緻密なワラのように見える。土壁も多いので、雪より、寒さ対策を重視した家のようだ。
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9時に小谷に入るが、残念ながら北アルプスは雲の中で見えない。
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塩基性の強い、みみずくの湯は12時からと言うので、猿倉の小屋まで行くことにした。半世紀の昔、冬の白馬岳主稜を登り、3日後に猿倉に帰ると小屋主がいて、美味しいウサギ汁を御馳走になった。忘れられない記憶だ。猿倉への道の紅葉は綺麗だった。
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下ってもまだ10時半だったので、10時から開いている白馬塩の道、倉下の湯を先に頂くことにした。八方みみずくの湯の源泉はおびなたの湯と聞くが、そのpHは11.6で、含有イオン量は少なく、無色透明な湯である。ところがその泉源に近い倉下の湯は中性でpHは7、多量の塩類と鉄も含むため透明度が0.5mほどの濁り湯である。おびなたの湯との大きな違いは、フォッサマグナによる地殻の複雑さの故だろう。倉下の湯の珍しい特徴は、多量のNaClを含むことで、舐めると薄い海水のような味だった。ただしホウ酸を多く含むので、飲用に注意すべきである。料金は600円で内湯は使用可能か知らず、温い露天風呂からは八方尾根のスキー場が見えた。
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白馬駅に近くに戻って、有名な蕎麦屋で昼食。新そばと言うので、大ざる1200円を注文。さすがに食べ応えがあった。
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最後にみみずくの湯に入った。入浴料は650円。この湯はNa+とCa2+過剰でpHは11.6の強アルカリ性である。それでも皮膚を溶かすほど強アルカリではない。この湯の露天風呂から山が見えるはずだが、今日は雲がかかり見えなかった。残念ながら、今回の旅行はこれでお仕舞、帰路についた。
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