丸沼高原オートキャンプ場で雪が舞い散る氷点下2度の極寒のフォミリーキャンプ

2021/10/23 - 2021/10/24

最近キャンプにはまっている長男ファミリー。
群馬県の尾瀬にほど近い丸沼高原オートキャンプ場に今シーズン最後のキャンプに行くことを知って便乗して、約50年ぶりにキャンプに行ってきました。
星空がきれいとの前評判を聞いて、満天の星を撮ろうと思って装備を整えていったのですが、沼田のインターを降りる頃には雨が降り出し、丸沼高原に到着すると雪がぱらつき始め、夕方には風も吹いてちょっとした吹雪状態。
雪は積もらなかったものの明け方には氷点下2度まで下がり、過酷な中でのキャンプとなってしまいました。
2日目は前日の雪が嘘のような青空。
ロープウェイで日光白根山に上り、天空の足湯やカフェを楽しみ、帰りには東京のナイアガラと呼ばれる吹き割りの滝も見てきました。
しかし、コロナが一段落したこともあり高速道路は大渋滞　4時間半かかってようやく自宅にたどり着きました。
過酷な条件での久しぶりのキャンプでしたが孫たちも一緒だったので楽しめました。
来年は夏のキャンプがいいですね。

エリア 武尊・尾瀬・片品(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

品川の自宅を朝7時に出発し、一般道で関越の練馬インターまで走り、関越に乗ったとたん大渋滞
沼田インターを降りたのは11時少し前。
沼田のスーパーで埼玉の和光からキャンプ場に別ルートで走ってきた息子ファミリーと偶然ばったり遭遇
こんなことってあるんですね。

道の駅 尾瀬かたしな 道の駅

下の孫とスーパーで買物していると、息子たちの車は先に出発してしまい、じいじとばあばはお腹が空いたという孫と道の駅で食事を
ストリートピアノを見つけ遊んでます

食事はこちらの村民キッチンでチーズハンバーグを食べました。
こちらのお店は、地元の主婦から旅館やプロの料理人まで、食品衛生責任者の資格をもつ村民自らが週替わりでお店を運営しているユニークな食堂。
地元の食材を中心に工夫を凝らした食事やデザートなどランチタイム中心に営業しているそうです。
今週は地元の旅館が当番だそうです。

村民キッチン グルメ・レストラン

沼田インターからは1時間ほどで丸沼高原オートキャンプ場に到着しました。
ここは丸沼高原スキー場で、春から秋にかけての雪のない季節だけスキー場がオートキャンプ場となっています。

丸沼高原スキー場 スキー場

昨年からコロナの影響もあってかキャンプ場やグランピングが大人気
東京から近いエリアのキャンプ場はなかなか取れないようです。
こちらのキャンプ場もかなり賑わっていました。

フリーサイトエリアは週末は車1台5500円です。
こちらとは別に入場料が一人1000円かかります。
ケーブルカー乗り場に座禅温泉という日帰り入浴できる温泉があり、その入浴料も料金に含まれています。

まずはテントを張った後に焚火台を使って火をおこします。
先程道の駅で買ってきた、さつまいもとジャガイモをホイルで包んで焼き芋を造り
昼食を食べ損ねた息子ファミリーのために先程スーパーで買って来たピザを温めます。
この後夕方にかけて風が強くなり一時吹雪状態に

冷え込んできたので交代で温泉につかって暖を取りました
先ほどの焼き芋もうまかったですが直火で焼く焼きおにぎりもうまい

夕方からカレーを作っていたのですが風が強くて２人用の小さなテントが飛んでしまい半分を中身をぶちまけてしまいました。メインはスーパーで買ってきた1枚２５００円の霜降りステーキこれめちゃウマでした。

焚火を囲んで星を眺めながらの酒盛りを予定していたのですが、先ほどまで降っていた雪で空はどんより真っ暗
星は一つも見えません

あまりに寒すぎてビールも全然進みません

子供たちはカレーをおいしそうに食べていました。

あまりの寒さに５時ころ起きてしまいました。
夜中に雨が降っていましたが明け方にはやんで天気が良くなりそう

6時半を過ぎて山の向こう側が明るくなって太陽が顔を出しそうな気配

火を起こして食事の用意を始めます。
子供たちも早起きして火の番をしています。

昨夜カレーを食べて疲れて早く寝てしまった子供たち用に残しておいたステーキを焼きます。こちらは昨日の霜降りと違って1枚1000円
でも、これも十分美味しかった。

こちらはチャーハン

昨日食べ忘れたサラダも
ホットサンドも作って朝からボリューム満点です。

キャンプ2日目の今日はロープウェイで日光白根山に上ります。

孫たちが一緒なのでさすがに山頂まで登ることはできません。

丸沼高原オートキャンプ場は見ての通り冬はスキー場になります。

キャンプ場としての営業は11月の中旬まで
そのあとはスキー場に変身します。

このリフトもその時には動き出すんですね。

テントを撤収してロープウェイ乗り場に。
日光白根ロープウェイは往復2000円
ロープウェイって高いですよね。

日光白根山ロープウェー 乗り物

コのロープウェイは全長2500m
600mの高低差を約15で分で登ります。

運航しているのは今年は5月22日から11月7日まで。

スキーのシーズンは動いていないんですね。

眼科には上州の山並みを眺めることができます。
正面の谷川岳は雲に覆われて全貌を見ることができませんでした。

ロープウェイの15分は結構乗りぎたえがあります。
コロナの関係もあってか8人乗りのゴンドラは1グループの貸し切り
換気もしっかりしていました。

山頂駅は標高2000ｍ
正面に見える日光白根山
関東以北では最高峰で標高2,578mあります。
孫が一緒でなければ山頂まで登ってみたかったのですが、次の機会の楽しみに残しておきます。

山頂駅を降りてすぐのところに天空の足湯があり無料で入ることができます。

山に登った後ここで疲れを癒すの最高ですよね。
源泉が湧き出る場所は熱すぎて入れませんが、少し離れたところはいい湯加減でした。

こちらは天空のカフェ

こちらの和風フレンチトースト美味しかったです。

ハロウィンのカボチャが並んでいます。

登山口の入口に朱塗りの立派な鳥居があります。

もともと約600年前に白根山山頂に祀られた白根山神社が始まりというから結構な古社です。
御祭神は大国主命。
現在の社殿は、ここの土地の所有者の日本製紙（株）二荒山神社から歓請して建立したものだとか。

山頂への登山道はゲートの先
鹿やクマや猿がいるので登山ルートにゲートがあって動物たちが入れないようにしてありました。

向こうに見えるのは丸沼
この後行く予定です。

ロープウェイを降りてクルマで10分ほど走って丸沼に到着しました。
例年だとこの時期きれいな紅葉が見れるようですが、今年は遅いのかまだ色づいていませんね。

丸沼 自然・景勝地

湖畔んは立ち枯れの木の根元の部分だけが並んでいます。
霧でも出れば幻想的な風景を見せてくれそうですね。

こちらは丸沼ダム　重要文化財に指定されているダムです。
こうしてみると普通ですが裏側を見ると・・・

70年以上前に建設されたバットレスダム。
昭和初期に日本で8基だけ建設された珍しい構造のダム。
現存する同型ダム６基中では最大の規模のものなんだとか。
ダムの入口は鍵がかかっていて中に入れず、横から眺めただけでしたが、残念ながら木がじゃまをしてよく見えませんでした。

木に隠れて見えにくいのですが先ほど行った丸沼と違ってダムの脇の湖水は青く澄んでいました。

最後に訪れたのは吹割りの滝

吹割渓谷 吹割の滝 自然・景勝地

昨日キャンプ場に向かい途中見かけ気になっていた滝です。

吹割の滝は、900万年前の火山の噴火に伴って冷え固まった溶結凝灰岩と呼ばれる岩からできています。

その岩が長い長い年月をかけ浸食を繰り返し、現在の形になったのはおよそ1万年前。

落差は7ｍと高さはないものの東洋のナイアガラと呼ばれているだけあってなかなか見ごたえある滝ですね。

　吹割の滝下流の右岸にそそり立つ岩壁は般若に似ているところから般若岩と呼ばれています。

家に帰って昨夜余りの寒さで飲むことのできなかったビールを。
息子たち家族に便乗して出かけたキャンプでしたが結構楽しめました。
来年は暖かい時期に行って思う存分ビールを飲みたいもんですね。