秘仏千手観音の中開帳と二代目釣鐘のお里がえり、道成寺

2021/11/10 - 2021/11/10

安珍と清姫の話で鐘つき堂が焼かれてしまい釣鐘がなくなってしまった道成寺。
約４００年後、その道成寺の鐘を再興した逸見万寿丸。
その万寿丸の生誕７００年を記念して、本堂北面の秘仏・十一面観音が中開帳されます。
本来、３３年ごとの御開帳は２０３８年なのですが、今年がその真ん中１６．５年であることから中開帳と称しているようです。
また、万寿丸によって再興された鐘は、秀吉によって京都・洛北の妙満寺へ移されてしまっていますが、今回一時的に道成寺に里帰りしています。
これはもう、万寿丸生誕七百年祭中に、お参りしないわけにはいきません。

【写真は、道成寺の本堂です】

エリア 御坊・印南・日高川(和歌山)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 自家用車

駐車場の前は、コスモス畑。

駐車場の前の道には土産物屋が並び、その参道を少し歩けは山門が見えて来ます。

石段、先へ行くほど少し狭くなっていて、山門が遠く見えるようになっている。

山門と本堂は一直線上に。
本堂の観音さまは、山門を通して石段に続く参道を見渡せることになります。

山門の阿形の仁王さま。

吽形。

山門を過ぎて左に、鐘が浮いています。

まず本堂にお参りします。
特別公開というと、拝観料を払うところがあるのですが、それがありません。
無料公開なのです。

本堂に上がると、ぽんと鐘が置かれています。
何か特別公開という感じがしませんね。
道成寺の鐘が、京都・洛北の妙満寺へ移されたことは、前回お参りした時に知りました。（国宝千手観音像の和歌山・道成寺へ https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10763325/ ）

そのとき、その鐘を追いかけて妙満寺に行っていることを思い出しました。
（京の洛北、鐘を追いかけて妙満寺と借景の枯山水庭園の円通寺 https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10770383/ ）
後ろに回って、中開帳されている秘仏をお参りに。

秘仏をお参りして、前に回ってきました。
秘仏・十一面観音さまは、撮影禁止です。
その素晴らしい観音さま、近くで拝観することができ、すごい迫力で迫ってきます。

本堂から左の方に三重塔が見えます。

本堂をおりたところに、赤とんぼを発見。

三重塔、一二階は平行垂木、三階は扇垂木。

三重塔の隣の大木は、樹齢六百年の槇柏。

本堂の後ろには念仏堂。

念仏堂のご本尊、アフロヘアーの五劫思惟（ごこうしい）阿弥陀如来です。

念仏堂のよこから少し歩いていくと、奥之院があります。

奥之院からの風景。
少し曇ってきたようです。

芙蓉の花が咲いています。

念仏堂が見えてきました。
向こうは本堂です。

本堂の後側です。
今回の中開帳の秘仏・観音さまはこちらを向かれています。
本来は、２０３８年のご開帳なのですが、万寿丸生誕七百年祭としての中開帳、ラッキーでした。

護摩堂です。

本堂の鬼瓦。
縁起堂・宝仏殿へ行きます。

縁起堂の前からの眺めです。
縁起堂から入ります。
こちらは、拝観料が必要になります。

宝仏殿には、国宝の千手観音立像、すごいですね。
その両脇に、国宝日光・月光菩薩が。
主尊が薬師如来ではないのが面白い。
その三尊を含め素晴らしい仏像がたくさん、それま間近で拝むことができる、すごい空間です。
見ごたえがあります。
拝観後縁起堂から出ると、小学生の遠足のようです。

宝仏殿の前に釣鐘の風船。
縁起堂での「絵とき説法」で、「いま道成寺には鐘が無くこの風船の鐘だけがある」と話されていました。
これから駐車場に行く途中、土産物屋を覗いてみます。

（おしまい）

この旅行記へのコメント （2）

• かれんさん 2021/11/13 23:49:30

  のーとくんさん　こんばんわ！

  相変わらず　きれいな写真をたくさん見せてもらってありがとうございます。本当に写真の撮り方　抜群に上手ですね。愛車君は機嫌よく　走っていますか？厳しい　コロナも収束傾向にあり、ほっとしています。来年には　海外旅行ができるかな？普通に旅行が楽しめるようになるまで、お互い頑張りましょう。

  のーとくんさん からの返信 2021/11/15 08:27:11

  RE: のーとくんさん　こんばんわ！

  かれんさん
  おはようございます。
  書き込みあリがとうございます。
  おほめ頂きありがとうござます。カメラくんも機嫌よく景色を切り取ってくれます。
  愛車くん、さっそうと走ってくれてますよ。
  コロナの状況を見ながらでかけています。
  
  かれんさんも、徐々に動き出されては。
  投稿お待ちしています。
  
  　のーとくん