2016/10/08 - 2016/10/09
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横濱ジャズプロムナードは10年以上通っていた。しかし2019年は台風の影響で中止になり、2020年と2021年は新型コロナウイルスによってやはり中止となった。無観客ライブ配信はあったものの、生でのライブは3年間開催されていないのだ。そこで今回は2016年の横濱ジャズプロムナードを中心に、2017年、2018年の様子を織り交ぜて記してみようと思う。毎年この時期になるとプログラムとにらめっこしながら、どこで誰の演奏を聴くかと楽しく頭を悩ませていたのが懐かしい。
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2016年10月8日(土)
JR根岸線関内駅で下車。
横濱ジャズプロムナード2016はこの関内駅とお隣りの桜木町駅付近の25のジャズバーと8のホールで2日間に渡って開催された。また街中あちらこちらの会場で、約200組のアマチュアジャズバンドが熱い演奏を繰り広げる街角ライブもある。まさに横浜の街全体がジャズで溢れジャズ一色に染まるフェスティバルだ。 -
先ずは腹ごしらえから。関内駅前の「天吉」は明治5年創業の老舗天麩羅屋で、サザンオールスターズの原由子の実家でもあり、サザンファンの聖地としても有名だ。
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ゴマ油の香りが漂う店内は、なかなかの趣がある。それでいて老舗の気取りもなく、コスパもいい。天丼セット(970円)を注文。天丼は海老、キス、カボチャ、インゲンが乗っている。サラダにしじみのお椀とお新香、そして食後に抹茶アイスがついていた。タレの味も良く、しっとり系の天麩羅は美味しかった。
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ここで前売りの一日券(4300円)をフリーパスバッジに引き換えてもらう。そのバッジを見せれば、どの会場でも入り放題だ。ただしジャズバーに関しては、原則ワンドリンクは頼まないといけない。とは言っても忙しすぎてオーダーを取りに来なかったり、立ち見で注文出来ないこともままある。
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「BarBarBar」
横浜を代表するジャズバーで、創業は1984年。2階のライブスペースは約70名入る。横浜ではMotion Blue YOKOHMAに次ぐ大箱だ。 -
入ったら既に満席。カウンターに席を用意して貰ってなんとか座れた。
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グレース・マーヤさんのハスキーな歌声に痺れる。またアルトサックスの太田剣氏がカッコイイ!
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「Jazz is」(残念ながら2019年12月に閉店)。この店は「BarBarBar」の目と鼻の先にあった。
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「Jazz is」では赤坂由香利トリオを聴く。こちらも満席で、後ろの方で立ち見だった。とてもお酒を注文できる状況ではなかったので、ドリンク無しで3曲ほど聴いて店を出た。
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「A.B.SMILE」では、テナーマンの竹内直さんを聴こう。
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テナーサックスの甘い響きがジャックダニエルを美味しくさせる。
そういえば先日(2021.9)もこの店で、アルトサックスの渡辺典保さん、てつさん親子の共演を聴いたっけ。 -
馬車道「上町63」では清水翠さんを聴く。
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ギターの馬場孝喜氏のファンも多い。
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清水翠さんと。
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夕飯は「山ホー」こと「山田ホームレストラン」。
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ザ・昭和な店内。
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ハンバーグ目玉焼き定食(C定食)は、980円。店名通り、まさに家庭の味だ。
老夫婦で切り盛りしている洋食屋だったが、料理人のご主人が亡くなったため、この翌年の2017年4月に閉店した。 -
歩いて、大岡川沿いの都橋商店街へ。
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都橋商店街も好きな飲み屋がたくさんあるが、今日はジャズプロムナードなので後ろ髪を引かれながら素通りする。
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野毛の老舗ジャズバー、「DOLPHY」。どちらかというと硬派な日本を代表するジャズミュージシャン達が出演している。
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ここで板橋文夫ジャズオーケストラを聴く。
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店内は凄い熱気だ。お目当ては、トランペットの類家心平氏やアルトサックスの纐纈雅代さん。
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本日ラストは「よいどれ伯爵」に来たが、満席だったので入れず。それでは、もう一軒ほど回ってみるか。
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プログラムを眺めてみたが、特に聴きたいミュージシャンはいなかったので、「Kings Bar」でジャムセッションを観ることにした。
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入店時に演奏楽器を聞かれるが、リスナーだと言うと見やすい席に通してくれた。プロのホストにリードされた素人の演奏もなかなか楽しい。中にはかなりプロに近い演奏をする人もいる。
「ジャズの街・横浜」と言うだけあって、「横濱ジャズプロムナード」以外にもジャズイベントは数多くある。例えば「馬車道ジャズフェスティバル」や「野毛ジャズde盆踊り」、「YOKOHAMA本牧ジャズ祭」、「横浜旭ジャズまつり」等、枚挙にいとまがない。とは言っても「横濱ジャズプロムナード」は、ダントツの規模を誇る国内最大級のジャズの祭典だろう。 -
2016年10月9日(日)
二日目はフリーパスは買わずに、無料ライブや街角ライブを楽しんだ。先ずは山下公園を散歩。 -
大好きなホテルニューグランドが見える。
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ランチは「ザ・ホフブロウ」で。1951年創業の老舗洋食レストラン。
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とりあえず生ビール。内装は外国船の中にいるようだ。
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ビーフオムハヤシライス。美味しくいただきました。
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まずは街角ライブを観た。画像は横濱ジャズプロムナード2017の街角ライブの様子(2017.10.7)。
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街角ライブ(2017.10.7)
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街角ライブ(2017.10.7)
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街角ライブ(2018.10.6)
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お目当てのライブまで時間があったので、横浜をぶらり。
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向こうには赤レンガ倉庫が見える。
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ジャックこと横浜市開港記念会館。
1917年竣工。関東大震災で一部焼失したが、1927年に再建された。赤レンガと白い花崗岩の外壁といい、時計をはめ込んだ高塔といい、美しすぎて溜息が出る。 -
クイーンこと横浜税関。
1934年竣工。ドームがイスラム寺院のようで異国情緒が漂う。 -
キングこと神奈川県庁本庁舎。
1928年竣工の帝冠様式で、外壁にスクラッチタイルを用いるなど、フランク・ロイド・ライトの影響をもろに受けている。装飾はアールデコだし、スクラッチタイルだし、かっこいいにも程がある。
このジャック・クイーン・キングの三つの建物を総称して、「横浜三塔」という。 -
県庁本庁舎前の日本大通りでは、中区民祭り「ハローよこはま2016」が開催されていた。
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出店が賑わっている。
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とりあえず軽く一杯。
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ここでもバンド演奏があるが、あくまで中区民祭りのイベントであって、横濱ジャズプロムナードではない。
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こちらもそう。この日は横浜中で音楽が鳴り響いていた。
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横浜公園も中区民祭りのイベント会場だ。
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神奈川県立歴史博物館。
僕が横浜で一番お気に入りの歴史建造物だ。1904年横浜正金銀行本店として竣工した。設計は妻木頼黄。大連の中山広場で旧横浜正金銀行(現・中国銀行、1909年竣工)の建物を見た時、そのドームの特徴から県立歴史博物館がふと頭に浮かんだ。そこで気になって調べてみると、なんと同じ妻木頼黄の設計だった。そして北京にある旧横浜正金銀行も妻木の設計と知って以来、いつか是非この目で見てみたいと思っていた。ある時息子と北京を訪れた際に、チャンスとばかりに東交民巷を探し歩き、ついに見つけ出した時は思わず感激してしまった。横浜や大連の建物にあったような美しいドームが目に飛び込んできたからだ。 -
さて、今日のお目当てはこれ。NHK横浜放送局にて、ウィリアムス浩子さんとギターの馬場孝喜氏の無料ライブを聴いた。さすがウィリアムス浩子さんは、圧巻のステージを見せてくれた。
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1969年創業の「エアジン」。1972年よりこの地で営業しており、かつてはカーメン・マクレイやフレディ・ハバード、マル・ウォルドロン、シーラ・ジョーダン等のジャズの巨匠達も出演した伝説のジャズバーだ。
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「KAMOME」
ちょうどこの1ヶ月前に、ここで友人F氏がドラムを担当するバンドがライブをした。 -
これはその時の画像(2016.9.3)。
F氏は30年来の友人で、そういえば僕がオアフ島の教会で結婚式を挙げた時もわざわざ日本から駆けつけてくれた。このライブの時は久しぶりの再会で嬉しかった。 -
「FIRST」(2017.10.7 横濱ジャズプロムナードにて)
野毛からは少し外れるが、大岡川を渡ってすぐだ。1968年創業の老舗ジャズバー。 -
大好きな渡辺典保さんのアルトが心に沁みる。
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渋い!
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渡辺典保カルテットの皆さんと。
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「ちぐさ」(2017.10.7 横濱ジャズプロムナードにて)。
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1933年創業の現存する日本最古のジャズ喫茶だ。同じ野毛から一度移転したとは言え、若かりし日の渡辺貞夫や日野皓正が通い詰めた「ちぐさ」は、まさにジャズファンにとっての聖地だろう。
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トランペットの高澤綾さん、アルトサックスの加納奈実さん、ピアノの田中菜緒子さんのトリオを聴いた。
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演奏後。店内には名物の巨大スピーカーがある。
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「よいどれ伯爵」(2018.10.6横濱ジャズプロムナードにて)
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バイオリンの里見紀子さん、ピアノの井上ゆかりさんの演奏を聴いた。
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「ウインドジャマー」
横濱ジャズプロムナードにエントリーしているが、ロケーションは中華街に近い。 -
この店に初めて来たのは遥か昔のことだ。当時、僕がまだ新入社員だった頃、会社の先輩に連れてきて貰ったのが最初だった。
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帆船をイメージして造られたキャビン風の内装は、そこにいるだけでも心地好く酔えそうだが、年季が入ったジャズマンたちの演奏が加わると、それはもう至福の時間だ。
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「Motion Blue YOKOHMA」
横濱ジャズプロムナード2017にエントリーしていた(画像は別日)。 -
横浜赤レンガ倉庫2号館にある、ブルーノートジャパンがプロデュースするライブレストラン。着席キャパ150人の大箱だ。この日は小林宏衣さんのライブだった。
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「ル・タン・ペルデュ」(2017.10.7裏プロムナード)
この店は数あるジャズバーの中でも、大変気に入っている店だ。ただ横濱ジャズプロムナードにはエントリーしていない。ジャズプロムナード当日に、われ関せずで営業しているジャズバーを、僕らは「裏プロムナード」と呼んでいる。
「ル・タン・ペルデュ」とはフランス語で「失われた時」という意味だそうだ。店主の三橋さんはパントマイマーで、かつてはフランスの学校でパントマイムを教えていたというから、相当な腕に違いない。三橋さんからその当時の話を聞きながら飲むベルギービール、レフ・ブラウンは最高だ。 -
この日はジャズプロムナードをひとしきり回った後、ギターの吉野悟さんがここに出ていたので、ふらっと覗いてみたのだ。
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吉野悟さんとボーカルの古長ルイスさん。吉野悟さんは好きなミュージシャンで、アルバムも2枚持っている。
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オーナーの三橋さんとのツーショット(2020.12)。
三橋さんは若い頃、浅草松竹演芸場にパントマイマーとして出演した後、NHKの「ひるのプレゼント」のレギュラーを1年間つとめたそうだ。その後入れ替わりで出演したのが、当時まだ無名だったツービートだったという。 -
「野毛うっふ」(2018.10.6裏プロムナード)。
野毛のお気に入りの店をもう一軒紹介する。2018年も一日中ジャズプロムナードを回った後、締めに「うっふ」に来た。ここは「ル・タン・ペルデュ」の姉妹店で、オーナーは「ル・タン」と同じ三橋さんだ。三橋さんは30年以上続く「野毛大道芸フェスティバル」の生みの親で、野毛の生き字引のような人だ。「うっふ」はサーカス・ショーの店で、普段はポールダンスやジャグリング、綱渡り等も見られる。時たまジャズライブも行っている。 -
「うっふ」のドアに注目。
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なんとベニー・グッドマンの家にあったドア。
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様々な大道芸ができるように、吹き抜けになっている。
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この日はボーカルの小林宏衣さんとタップの丹精さんのコラボだった。
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「DOWN BEAT」(横濱ジャズプロムナード2016にエントリーしていた。画像は別日)
1956年創業の老舗ジャズ喫茶。1960年代半ばに野毛に移転してきた。 -
壁には1963年と書かれたソニー・ロリンズのサインがある。
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こちらはマル・ウォルドロンのサイン。
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入って左側のソファ席は薄暗くて洞窟を彷彿とさせる。
僕は二代目店主の時からたまに訪れていたが、いつの間にか若い三代目に変わっていた。この三代目はかつてここの常連客だったようで、二代目店主から引き継いだそうだ。 -
ある時、この店のカウンターで平岡正明の「志ん生的、文楽的」を読んでいた。平岡正明はミニコミ「ハマ野毛」を編集していたこともあって野毛に精通しているが、この本には「DOWN BEAT」に関する記述があるのだ。三代目店主にそのことを伝えると、「ちょっとお借りしてもいいですか」と言って本の表紙をスマホカメラで撮っていた。
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「野毛Smoky」(2018.12.14)。
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店内。この日は松井絵美さんの艶っぽい歌に酔った。
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「LITTLE JOHN」
こちらは野毛のお隣りの吉田町のジャズバー。もちろん野毛から歩いてすぐだ。 -
渡辺てつさんとうちの息子。
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「野毛JUNK」
このジャズバーは何度訪れたか数え切れない。温厚で人の良さそうなマスターは、元々ギタリストでよくミュージシャンに混ざって演奏する。アットホームで居心地がいいので、僕は知らないミュージシャンのライブでもふらっと入ってしまう。 -
渡辺典保さん
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松井絵美さん
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nicaさん。ギターはマスター!
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清水万代さん
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手作りのレーズンバターが僕の定番。
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こうして野毛の夜も更けてゆきます。
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