白山開山泰澄ゆかりの地をたずねて(大日ヶ岳とその麓）

2021/11/06 - 2021/11/06

白山を開いた越前の僧・泰澄が白山の登路をさぐるために登り、山頂で大日如来が現れたという、飛騨と美濃の境界にある大日ヶ岳。
そこからの白山を眺めるため、またそのふもとで泰澄により発見された阿弥陀ヶ滝、白山信仰の美濃国側の中心、泰澄が創建したとされる　長滝白山神社　を尋ねました。

エリア 郡上八幡(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0

天然温泉満天の湯の駐車場は10時以降しか入れないということで、桧峠からスキー場のゲレンデを登ります。
振り返ると朝日に照らされた紅葉、向かいのゴルフ場でありスキー場でもあるスノーウェーブパーク白鳥高原。
この辺が紅葉真っ盛り。

スキー場を過ぎて紅葉の盛りが過ぎた広葉樹の合間から見えてきたのが、大日ケ岳までの通過点の鎌ケ峰が見えるようになりました。とんがり頭が存在感を示します。

最初のピーク、水後山からみた、鎌ケ峰。
ここからは、アップダウンが続く尾根です。
高い木がほとんどなく見晴らしの素晴らしい天空の散歩道の始まりです。

麓にかけて、ところどころ紅葉が見えますがだいぶ遅い感じです。

いよいよとんがり頭の鎌ケ峰の頂上にある柱が見えてくると、わくわくして足取りが軽くなります。

最後の急な坂を上ると視界が広がり、前方に見えてくるのが、白山。
このコースの一番感動するポイントです。

大日ケ岳まで続く稜線。
天気も良く、風も穏やか。
気持ちよく歩ける。

西は荒島岳方面

東は遠くに御嶽山を望む。

大日ケ岳まで、まだアップダウンが続きますね。

なだらかな大日が岳の山頂が近づいてきました。

振り返ると、鎌が峰

大日ケ岳に到着。
今日もいい天気です。

笹に覆われた山頂は座ると開放感が少し損なわれます。
最近天気が良いために、雪もだいぶん溶けてしまった白山は、今日も好天気で多くの人でにぎわっていそうです。
大日ケ岳の山頂は朝早いためかほとんど人がいなく、白山を見ながらしばしまったりします。

さあ、下山開始。
途中、天気がいいので、やはり多くの人が登ってきていました。

スキー場まで戻ってきました。

雲は少し出てきましたが、きれいな紅葉です。

桧峠に戻ってきて、満天の湯

個室露天風呂は、大浴場ほどの開放感はありませんが、紅葉独り占め感はあります。

急な峠道を車で下る。途中は、紅葉真っ盛り。

キャンプ場でもあるOutdoor style AMIDA　の駐車場に車を置いて、コーヒーでまったり。お昼なのに、人は少なく、いい天気で、大日ケ岳山頂並みにいい景色でゆったりできます。
さあ、阿弥陀ケ滝まで約1㎞を歩いていきます。

沢沿いの石段を登っていきます。

滝が見えてきました。
陰になるためか、紅葉はこれからといったところ。

滝の上部は紅葉が奇麗です。

岩が崩れるということで、滝つぼまでは近寄れません。

滝からは沢の反対側を下り、沢を再度わたる場所には、緩やかな小さな分岐した滝があります。
これも素晴らしい滝ですね。

国道158に戻ってすぐに表れる、長良川鉄道の最終駅の北濃駅。

駅舎の中に飲食店があります。

ホームに停まった電車は、郡上を経由して美濃太田までいきます。数年前ここから美濃太田までのんびり乗ったことを思い出しました。車が壊れて電車で帰ったのですが…

北濃駅から南に1つ目の駅、白山長滝にあるのが、道の駅白山の鉄道の反対にある、長滝白山神社

とにかくその大きさ、歴史と社格に圧倒されます。
道の駅は混んでいるのに、神社はひっそり。
道の駅から徒歩数分ですので、ぜひ寄ってほしい場所です。

神社東側にある御神木の太さにも圧倒されるとともに、歴史を感じます。

数年前に訪問した若宮修古館は、休館になっていました。
臨時とありますが、しばらく開いていない様子。

年に何回も通る国道158号線のなかで、一番お気に入りの風景です。
遠くに大日ケ岳を望み、長良川鉄道の単線がまっすぐ伸びる場所。
雪、新緑、深緑、紅葉と私にとって四季それぞれに思い入れのある風景です。