2021/10/23 - 2021/10/24
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Pomfiさん
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今年は1月~3月のクルーズのほとんどが中止になって4月はフェリーで小豆島へ。そして5月~6月のクルーズも相次いで中止になり、7月はこれまたフェリーで直島へ。さらに9月に申し込んでいた金沢~大阪のクルーズも催行中止となったため、この10月はまたフェリーに乗って小豆島に行ってきました。
宿泊先は今年4月と同じ「島宿真里」の「な」の間です。また、今回はオリーブ収穫祭の時期に訪問となったので、小豆島のオリーブ摘体験もしてきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月23日の朝。JRは空いてそうだったので、今回はスパーはくとではなく新快速で三宮へ。下車後、デパ地下でお昼の弁当を買って、徒歩でフェリー港に向かいました。が、出航の10分前になっても、港にフェリー(11時20分発)の姿はまだありません。そして、あとから「45分くらい遅れます」とのアナウンスがありました。
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ジャンボフェリーの反対側の埠頭には宮崎カーフェリーの「こうべエキスプレス」(1997/7/28建造、11,933トン、全長170m、幅27m、旅客定員690名)がいて、その向こう側には、なんだか見慣れたファネルが・・・・
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ズームしてみたら、昨日土佐クルーズから帰ってきた飛鳥IIでした。今日は夕方5時に日南クルーズに出発とのことです。
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11時48分、遅れていたジャンボフェリーのこんぴら2(1989年12月竣工、3,664トン、全長116m、幅20m、旅客定員475名)の姿が見えてきました。
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こんぴら2の正面は猫の顔になっています。
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「遅れてゴメン!」という顔をして入港してきたこんぴら2。
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本当に申し訳なさそうな顔です。
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11時54分、こんぴら2はやっとフェリーターミナルに着岸。
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乗船開始は12時5分ごろになりました。乗客はざっと見たところ100人近いかなという感じで、思ったよりは多めです。
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12時15分、こんぴら2は55分遅れで出発。
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このあと船は方向転換をします。
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さようなら~、神戸。これから3時間10分の航海のスタートです!
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沖から見た六甲山と宮崎カーェリーと飛鳥II。
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船旅ならではの情緒ある風景。いい眺めです。
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この風景を見ると、航海に出たという実感がとても湧いてきます。
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右には白い灯台、左には赤い灯台があります。
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この日座ったのは2階の洋室椅子席(自由席)のいちばん前の左の席です。その横にはダイキンの空気清浄機が設置してありました。
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お昼ごはんは三宮の駅前の阪急デパート(旧そごう)の地下で買った「たごさく」の牡蠣弁当(1,080円)です。ごはんは数種類あるおこわの中からお好みで2種類を選べるようになっていて、私たちは栗ごはんと五目ごはんをセレクトしました。
味はとてもよかったです。あとで調べたら「たごさく」の弁当は京都でもJR京都伊勢丹と大丸で売ってましたので、また買いましょう。 -
逆光の淡路島にカメラを向けたら、海がキラキラしてきれいでした。
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デッキに行こうと2階座席を出たら、同じフロアにマッサージ機があるのを発見。これ、前からあったっけ?
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船の後方を眺めると、神戸の町は遙か彼方になっていました。この広々とした解放感、とてもいいです!
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神戸出港から約30分後。船の前方には明石海峡大橋が見えています。
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淡路島の横を航行する中国の船。「No Smoking」と大きく書いてあるところがなんだか面白いです。
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こんぴら2の屋上デッキでは子供たちと先生が歓声を上げならが鬼ごっこを楽しんでいました。こうやって伸び伸びとできるのは船旅ならではです。
ちなみに、4階の雑魚寝室(全然混んでません)でもグループ客がトランプやおしゃべりで盛り上がっていましたが、2階の座席室(けっこう席は埋まっている)のみなさんはとても静かにしていました。それぞれ、場所に応じて適切な行動をとっていてなによりです。 -
明石海峡大橋をくぐってきた日本郵船のばら積み船「OCEAN CREATION」。あとで調べたら、全長299.7m、幅50mで、飛鳥IIより大きな船でした。
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こんぴら2ももうすぐ橋をくぐります。
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くぐり始めました。
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橋の真下から明石側を臨んだところ。
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くぐり終わって、船の後方デッキから大阪湾を振り返ったところ。
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明石海峡を通過して約1時間後。ずっと向こうには海峡大橋がまだかすかに見えます。
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そして船の前方にカメラを向けてズームすると、小豆島の姿が。
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ここでちょっとソフトクリームでも食べることに。で、緑のを選んだらオリーブじゃなく抹茶版でした。味のほうは今ひとつ。今度乗るときは船内の自販機でハーゲンダッツにしておきましょう。
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船の前方右側には家島諸島が点在しています。
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神戸を発って2時間45分後、小豆島がだいぶ近くなってきました。
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手前にはあるのは風ノ子島。
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白いのは大角鼻灯台ですね。
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このあと午後3時25分くらいにこんぴら2は小豆島の坂手港に着岸したのですが、その前後の写真が数枚消えてしまいました。仕方ないので、ここから4枚は数年前に撮った写真で代行としておきます。
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坂手港から宿の方面に向かうバスは1時間くらいなく、タクシーの姿もなし。というわけで、宿には徒歩で行くことにしました。
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宿の最寄りのバス停は「丸金前」で、坂手港からそこまでは歩いて20分くらいでした。思ったより近かったです。
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午後4時前、「島宿真里」に到着。
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「な」の間は私たちの最もお気に入りの部屋で、今回が4回目です。ちなみに他の部屋では、「も」の間に2回、「ひし」の間に1回、「す」の間に1回、「さと」の間に1回泊まったことがあります。
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部屋に入ると、まずは歓迎のスイーツのおもてなしがありました。今回は珍しく、あんみつ風のスイーツでした。その中身は黒ゴマアイス、イチジクの寒天、早生みかん、サツマイモです。また、甘味付けは黒蜜ではなく白蜜でした。
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「な」の間の中は4月の旅行記でもご紹介しているので、今回は簡単に。とりあえずリビングの和室から。
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床の間と和室の収納。
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ベッドルーム。
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テラス。
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洗面所。
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内風呂。
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部屋でスイーツを食べたら、食事前のお風呂へ。2つある貸切風呂のうち、まず「竹の湯」に入りました。
なお、「島宿真里」に貸し切り風呂はこの10月から、午後9時までは予約制でそれ以降は自由利用というルールに変わっています。 -
「竹の湯」の内風呂。
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シャンプーなど。
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「竹の湯」の露店風呂。
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このシーズンは露店風呂からの柿の実の眺めがいいです。
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夕食は新型コロナ対策で、午後5時半からと7時半からの2交替制になっています。食事処はほとんど個室ばかりなので、1回制でも十分に密は避けられますが、隣室に他の客なしだと安心度はさらに高まります。
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食前酒の代わりのジュースは「庭の山桃と島スモモのコーディアル」と書いてありました。
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食事のドリンクには妻が生ビール、私はみかんジュースにしました。
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その次には、熱々で甘みのあるごま豆腐と、キリッと塩味の効いた鰆のからすみが出ました。
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前菜には「神無月の長皿盛り」と題して、ヒイカの麹味噌和え、ハギの焼き物、にし貝の黄味酢かけ、南蛮いりこドレッシング、サツマイモのあめ煮が出ました。
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にし貝は笹の葉で覆われた蓋付きの小さな器の中に入ってて、その蓋をあけたところは上の写真のとおりです。
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その次は小引き平麺で、つゆのほうは諸味の香りでいりこ入りでした。
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このあと妻はお酒を注文。銘柄は「大吟醸 綾菊」と「小豆島にオリーブの実ががなるころ」です。私はお酒が飲めませんが、ちょっと舐めてみた感想でいうと、「彩菊」のほうが酒っぽさがなくて舌に柔らかいと思いました。
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自然薯のとろろ汁。小豆島の自然薯を使っています。
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秋のお造りと島野菜。お造りはにし貝、鰆、はまち、イカで、野菜は胡瓜、ラデシッシュ、人参、ミニトマトでした。
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4種類の醤油は4月と同じ。ソラマメの醤油は大豆アレルギー方に重宝しますが、味としてはやっぱり大豆の醤油のほうがおいしいです。
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オリーブ牛の焼き物。オリーブ茶葉で燻しながら焼いたそうです。この宿のオリーブ牛は肉が硬めですが、今回は薄く切ってあったので、ほどよい歯ざわりになりした。
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鯛の潮煮。瀬戸内海の天然塩で潮仕立てにしています。
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諸味を合わせたタレに付け込んだウオゼを干して焼き上げた一品。宿特製のいりこ酢(販売用もあり)でいただきます。
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オリーブごはん。今年はオリーブ新漬けの初物が例年よりずっと早い10月10日に解禁となったため、「島宿真里」の夕食でもオリーブごはんの登場がかなり早くなったそうです。オリーブ油も今年の新物(今回は高尾農園の品)でしたが、代表的なルッカ種やミッション種ではありませんでした。
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すまし汁。
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デザートは島で採れたぶどう(品種はピオーネ)のアイスと南瓜のレアチーズ仕立てでした。
以上、今回の夕食は前回(今年4月)よりもおいしさが増していたほか、10月にオリーブごはんが頂けたのはちょっとしたサプライスでした。また、個別の料理で特に印象に残ったのは、ごま豆腐と鰆のカラスミと南瓜のレアチーズ仕立てです。それと、この宿は地産地消なところがとてもいいし、野菜のクオリティーが高いところも引き続き素晴らしかったです。 -
部屋に戻ると、サービスのお菓子セットもちょっといただきました。
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夕食後はもう一度お風呂へ。今度は「石の湯」です。
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貸し切り風呂に続く小路。
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「石の湯」の玄関を入ったところ。
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内風呂。
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露天風呂。
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「石の湯」の露天風呂から見た柿の木のライトアップ。
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24日の朝はいつもよりだいぶ早く起きて、7時半から朝食に。目覚めドリンクは前回(2021年4月)と同じく蜜柑とパイナップルのジュースでした。
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篭に入ったおかずの6点セット。その内、前回と同じものは1品だけで、ちょっと違うのは2品、まったく別な物は3品でした。
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島豆腐と酢じゃこ漬け。
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ひろうす。
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蓮根の胡麻酢がけ。
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椎茸の焼き浸し。
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白菜と揚げさん煮。
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茄子の含め煮。
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おかずの6点盛りとは別皿のだし巻きとハマチの柚庵焼き。魚は前回と違うものでした。
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冷やし生素麺。これは前回と同じ。
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オリーブ牛のしぐれ煮と子持ちきくらげと小梅漬け。
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オリーブ海苔。
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諸味味噌。
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土鍋ごはんとけんちん汁。
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デザートは秋らしく柿。確か、庭で採れた柿と言ってました。
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この日は午前8時20分ごろにチェックアウト。宿でのおみやげには、いつもの淡口生揚げ醤油(650円)を3本と諸味味噌(885円)を1個買いました。醤油のほうは京都の食材と特に相性がよく、諸味味噌は野菜がとてもおいしくなります。
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そしてオリーブ公園行きのバスに乗るため、徒歩で丸金前のバス停に向かいます。
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ちなみに、オリーブ公園までは朝10時くらいなら送迎車もあります。しか今回はそれより1時間以上早く行きたかったのでバスを選択です。
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バス停の「丸金前」に着きました。
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オリーブ公園では、まず9時からスタートする「オリーブ摘み体験」の申し込みを済ませ、それから月に1回のみという「軽トラ産直市」に寄りました。
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産直市では、なんと例年よりだいぶ早くオリーブ新漬けが出ていました。これは12月まで待たないと買えないと思っていただけに、とてもラッキーでした。
ちなみに今回の新漬けのオリーブはオリーブ公園で採れたものです。また、見た目が二級なオリーブなのか、お値段は200g入りで税込み800円とお安めでした。オリーブ公園内の道の駅で売っている新漬けは100gで650円ですから。 -
中山千枚田の棚田米もここで買えました。新米です。お値段は1kgで500円でした。
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そのあと、オリーブ公園内をちょっと散策。
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マンザニロ種のオリーブの実。
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コロネイキ。
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ミッション。
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マンザニロ。
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ワッカヴェルダル。
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サウズオーストラリアンヴェルダル。
オリーブの実を眺めて回るだけでもけっこう楽しいです。 -
道の駅の正面にあったミッション。
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風車のほうにも行ってきました。
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日曜日だけあって、観光客も多めです。
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オリーブの木がいっぱい。
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今回のオリーブ摘みは10時からと11時からの2回で各10名様先着順となっていました。で、受付開始の9時ちょっとすぎに申し込んだのに、10時からの分はすでにいっぱい。どうにか11時からの分は取れましたが、それも9時20分ちょっとすぎには定員いっぱいになっていました。
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「オリーブ摘み体験」はイベント広場でのレクチャーからスタート。
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そして、イベント広場のすぐ近くのオリーブ畑で15くらい、オリーブの実を摘み取りました。
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妻の収穫。
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私の収穫。なお、オリーブ油は自分では搾れないので、持ち帰ったのは2粒だけです。
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そのあと、オリーブ油の搾り取りをする作業場で「オリーブ油ができるまで」のレクチャーがあり、それから昨年採れたミッション種と今年採れたコロネイキ種(一般には油用というより新漬けやピクルス用)のテイスティングを行いました。
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作業場の片隅には、油を搾ったあとのオリーブのカスもたくさんありました。蓋を開けると、発酵臭がけっこうすごかったです。
これを牛に食べさせてオリーブ牛を育てるとのことでしたが、牛もこのままだと食べるのを嫌がるそうです。そりゃそうでしょう。
でも、その後これを牛が食べる気になれるように手を加える方法を誰かが考えついて、今はちゃんと牛の餌にできているそうです。 -
このイベントの終わりには、10mlの入りのオリーブ油が参加者全員に配られました。オリーブ公園で取れたオリーブ油です。実の品種は不明で、いろんなのが混じっているとのことでした。
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このあと、まだ時間はそこそこあったので、公園内のハーブガーデンにも寄ってきました。
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また、今回はハーブガーデンでいくつかの苗も買ってきました。写真の苗は1本300円です。
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あとは、記念にギリシャ柱のあたりの写真も撮って。
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ここれはインスタ映えしますね。
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この日の気温は真昼でも17度くらいでしたが、そのわりにはけっこう暖かかったです。
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オリーブ公園でのおみやげには、前回買ってけっこうよかったオリーブごはんの素(米2合用、1箱500円)をまず3個購入。うち、1つは自宅用です。
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前回道の駅で買ってよかったきくらげ佃煮風(1袋540円)も購入。あと、オリーブラーメン(2人前、490円)は初購入です。
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懐かしいオリーブサイダー(200円)も。
なお、新物のオリーブ油はまだ売ってないので、これは後日お取り寄せとします。 -
以上を済ませたら、オリーブ公園口からバスで福田港へ。今回のバスは終点までけっこう多くの人が乗っていました。この路線で座席がすべて埋まっているところを見るのは初めてです。
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午後1時20分、第五おりいぶ丸(1,326トン、乗客定員490名)は福田港を離岸。乗客は多めです。
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さようなら~、小豆島。
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左舷側では赤い灯台を通過。
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人はたくさん乗っているのに、デッキにはほとんど人がいませんでした。
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お昼ごはんは船内のうどん(500円)に。しかし、お客さんが多すぎて予想外にたくさん売れたせいか、店の人は急いで追加の出汁をとっていました。
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そのあとデッキに出ると、左舷には小松島(左)と金子島(右)が見えました。
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高羽島と岩礁。
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小さいのがクロフゴ島、大きいほうは院下島。
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続いて右舷。左から桂島とそれに重なった松島、小ツフラ島(これも桂島と重なってます)、大ツフラ島、長島、三ツ頭島です。
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西島が出てきました。
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西島の左側にある小さな島は小ヤケ島です。
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西島の採石場の一部は、4月とちょっと外観が違うような・・・。
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そこで今年4月に撮った写真と比べたら、なんとあの不自然な削り残しが消えていました!
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西島の東のほう。奥の島はどこなのかよくわかりませんが・・・。
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ずっと向こう側には今日もうっすらながら四国が見えています。
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矢ノ島(左)と坊勢島(右)。
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家島。
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左は男鹿島、右は家島。男鹿島の不自然な削り残しはまだ健在でした。
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不自然な削り残しにズームイン。もっと変な形に削り残してくれたらさらに嬉しいですけど。
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男鹿島の東の小さな島々。
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姫路港の灯台のところを通過。
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家島諸島もだいぶ彼方になりました。
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もうすぐ姫路入港です。
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そして午後2時55分、第五オリーブ丸は定刻通り姫路港に到着しました。
なお、私は年内のクルーズ船をまだあきらめていません。9月のクルーズが催行中止になるや、すぐに次の予約を入れてあります。そして、今度こそはちゃんと乗れることだろうと思っています。
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