２年ぶり？のお泊まり旅 ー 大黒屋＠板室温泉

2021/10/15 - 2021/10/15

くだんの宣言が解除されて２週間。
「泊まりに行っちゃったりして？」って軽いノリで決まった週末旅。

宿に”泊まる” = 自宅じゃないところで寝るっていつ以来？
“わ、はしゃいでしまいそー（！）“

が、
・・・宣言は解除されても、根本的問題（＝リスクof感染）がなくなったわけではない

ので、
のんびりしながらも、
”ピリっとしなくっちゃ”な瞬間が、ところどころあったりする
そんな滞在になりました。

エリア 黒磯(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車

チェックインは１８時ちょっと前、金曜夜、
仕事終わりに向かったのでした。

通された、お部屋は「松の間ー102号室」。

こじんまりしていて、わたしは好きな雰囲気

が、

お、、、目の前は駐車してる車がある風景、

”思っていたのと違うナぁ。”

珍しく不満気な友人。

うん？

普段はわたしが不満発言担当なので、内心驚きつつもこれは自分の出番か。

ダメもとでフロントに電話してみる
「ほかにお部屋、あったりしますか？」

では、こちらはいかがでしょう？

「竹の間　ー５１１号室」

案内されたのは、別棟１階のお部屋。

こっちは、がらーんと随分広い。

お部屋の目の前は、緑の築山がある庭が広くあって、すくなくとも、駐車されてる車たちがゴロゴロとは見えない。

実は、わたしは前のお部屋のほうが好み（小さな空間と照明の落とし方）だったが、友人が不満をつぶやくのは本当に珍しかったので、ここは何がなんでも彼女のチョイスを優先させることにした。

「こっちにさせてもらっていいですか？」

「じゃ、お部屋の準備しますんで少しお待ち下さい。」

そんなやりとりで１０分後に移動。

「あ、おひとり1,100円ほどアップするんですが」というのは決める前に言って欲しいところだが、1,000円ちょっとで気に入ったのならいいか。

この部屋で正解だったなと後で気づくのだった。

（「竹の間１０２」はフロントに近く、２種類の温泉にも近く便利だけれど、それはつまり中央に位置するので、往来がいささか賑やかだったのではないか、と。）

ってわけで、まずは

お風呂に向かい、サっと浸かり、

１８時半にはお夕食スタートです?

このなかで美味しかったのは、

右端、「無花果胡麻掛け」

アボカド、イチジクに「黒ごまペースト」をかけた一皿。

日本酒２種類
「仙禽（せんきん）ナチュール」と　「旭晃（きょっこう）」


この日本酒を持ってきてもらう時に、最初の「ピリっ」としなくちゃな、な事がありました。

食事を運ぶスタッフから、”感染防止のため、配膳回数を極力減らして２回にします”という旨の説明は受けていたんですが、ピンと来てなくて、日本酒を頼むタイミングはスタッフが次に来た時でいいかなと思っていた。

それが失敗で、それはつまり、そのスタッフがもう１回来なくてはいけなくなる＝感染リスクアップという事。

それが分かってなくて「日本酒をお願いします」って言ったら、”お部屋に入る回数を減らしているんですが”と、もう一度説明してくれつつ、少し、ほんのすこぉし、イヤそうな顔になった気がした。

”、、、や、すみません。そうですよね、お客が感染してないなんて保証はなんにもないんだから”　と思った。
こういうサービス業の方の微妙な心持ちを知ったというか。

考えすぎかもしれないし、彼女が少しだけ愛想が足りない方なだけかもしれないですが、いずれにせよ、こういう時期はお互い様だからこっちも注意しないとなと思ったことでした。

「那珂川産 鮎塩焼き」

これは、もう「箱庭」ですよね？

器を「川」に見立てて、お魚がいて、さつま、クリ、ムカゴ、じゃがいも、芽キャベツと楽しく並んでいるのは川岸の「石ころ」で。

塩焼きの鮎は、冷めてしまっているだろうから、”目で楽しんで”に終わるのかなって内心思っちゃっていたら、これがつくづく美味しかったですね～。

冷めた鮎が美味しかったのは初めてかも。

「那須高原和牛肉しぐれ煮」も、グツグツと。

しぐれ煮にはお豆腐も入っていました。

この頃にはすでにお腹いっぱいですが、米が「栃木県産コシヒカリ」しかも「新米」と聞いたら、、ねぇ。

とはいえ、お時間はもうすぐ１９時３０分、、

１９時２０分に、夕ご飯をちょっと中断しました。

向かったのは、、、

天体観測会、「星をみよう」でございます。

旅館の前のお庭でホテルのスタッフの方が説明してくれる会が１９時３０分スタートでした。

幸い、星空が見える夜で北極星、北斗七星、月のまわりの木星、土星の場所を確認することできました。

「銀河鉄道スリーナインの終着駅はどこでしたか？」なんてクイズがあって
その「アンドロメダ星」が届けている光は２３０万年前のもので、自分達はそれを今見ている、っていう、この世界特有の”感覚としてわからない”お話がいっぱいありました。

天体望遠鏡があったんですが、わたしは覗きませんでした。やっぱり、みんなで使い回す場面って気をつけたほうがいいんじゃ、、、と。
や、実際どれくらい、目の粘膜から感染するのかは知らないですけれど。

二つ目の「ピリっ」としなきゃあかん、なポイントでした。
なかなかトリッキーです。

「そんな事を必死に気にしてたよね？」って、近い未来に回想したい。

お部屋に戻ります。

あ、テーブルは部屋の中央に移動したのでした。

最初は左側のダイニング用のペンダントライトが下がっているところにありました。

長いテーブルの長編の左右にそれぞれ座る格好にしました。

お風呂は二種類あり、西の端に露店風呂があります。

廊下の途中、「好きな草花をお部屋に持ち帰っていただいて」という空間がありました。

花器をお借りしてみます。

イトススキ。

部屋に持ち帰り、

広い縁側に面するガラス戸と部屋との取り合いの空間に飾りました。

夕ご飯の残りのご飯はおにぎりにしておきました。

友人が持ってきていたスナックに入っていた塩海苔を取り出してくっつけた、おむすびさん。。

幅も奥行きも広い、立派な縁側があって、サンダルがあって、目の前は築山で。

近くに小川が流れているようで、せせらぎの音を聞きながら”お冷”とつまみで

チビチビとやりながら、色んな話をしました。

翌朝。

６時前、友人はまだぐっすりだったので、ひとりで朝風呂へ。

小さめの檜風呂がふたつ並ぶお風呂に行ってみましたら、やはり他のお客はいませんでした。
そういえば前夜も遅い時間だったせいなのか、他のお客さんと交わる事なく。

お風呂から部屋に戻る途中、マスクをつけた若い女性たちとすれ違った際、自分がマスクをしてない事に気付きハっとました。

やっぱり非日常空間に来て、リラックスしていると、つい忘れちゃうんだなぁって。マスクは今のご時世、浴衣を着た旅館の廊下でさえも「ソーシャルマナー」なんだよなって、自分も相手もリスクは一緒、と少し反省。

１階の奥から二つ目が自分達が滞在してる部屋です。

部屋の仕切り板に、大小の丸がくり抜かれたデザインが可愛らしい。

「竹の間」は西の端なので、

途中、渡り廊下があって、ギャラリー空間を兼ねていました。

友人が起きていたので、再びお湯に浸かって、、が

さすがに７時を過ぎると、他のみなさんも考えることはおなじで、お風呂で他のお客さんを見かけるようになりました。

８時半、朝ごはんです。

納得、ひじき、もろみ和え、生野菜、カワハギ、生野菜、だし巻き玉子、辛子明太子、梅干し、たくあん、、が、ザルに盛られてきましたよ。

お味噌汁は冷めないものが頂けるようよう、小さなコンロにのったお鍋でやってきました。

このザルにのった小さな梅干しが美味しくて、売店で買ってかえりました。
紀州のハチミツ梅干しでした。

外は雨、

10時、チェックアウトの時間です。

宿の方が荷物を車まで運んでくれました。

大黒屋さん、お世話になりました。

板室温泉は湯治場でした、いや、です、かな？

こんな細い通りにせめぎ合うように並ぶ宿。

ところ変わり、、、

帰り道に

那須塩原市のカフェ"Shozo”(ショーゾー)に寄ってみました。

カフェオレとケーキシエスタ。

「ケーキシエスタ」はスコーン1こに、好きなケーキが選べます。

選んだカボチャのプリンのカラメルが濃くて、苦味が香ばしくて美味しかったー。

ここに来るのも、かるぅく2年ぶりくらいにはなるんですね、きっと。

スタッフの相変わらずの感じの良さにとても癒されました。

おしまい。

この旅行記へのコメント （5）

• T.Mさん 2021/10/23 16:40:24

  板室温泉行ってみたいところです

  sallyさん
  お久しぶりです。
  
  那須の近くですよね。いつも横目にメインっぽい那須温泉ばかり行ってしまってこちらはいまだに行けてません。
  
  とってもしっとりと落ち着いた感じでいいなぁ・・・って思いながら拝見しました。
  
  あとは・・・女性目線ならでは？といいますか・・・お料理の一つ一つのコメが写真の撮り方と相まって素晴らしいなと。
  
  お部屋の変更は・・・僕なら勇気がなくて言えないところもしっかり主張される部分・・・外国旅でも見習うべきところなんかを国内でもって笑いながら読みました。
  
  いまだ先行き不透明な旅の方向性・・・ではありますが、もう我慢の限界（笑）ってことでもないんですが、来月はとうとう京都奈良への旅の予約をしてしまいました。
  
  温泉も行こうかな・・・

  sallyさん からの返信 2021/10/23 17:28:50

  Re: 板室温泉行ってみたいところです

  T.M.さん、こんにちわ。お久しぶりです。
  
  そうか、奈良、予定していましたものね。楽しみですねー。
  何泊なんでしょうねぇ。旅行記、待ってますね。
  
  お部屋の変更・・そうかやっぱり言わないかもしれませんね。私も国内では言ったことないような気がするなぁと、前にやったのはいつだろう？と考えて・・学生でお金のないフランス・イタリア旅は、ホテルは部屋を見せてもらってから決めてたくらいなので、その気楽さが抜けないんですね。
  

• sallyさん 2021/10/18 18:23:53

  湯田温泉、ですね、楽しんできてください^ ^

  こんにちは！
  いつもコメントありがとうございます。
  
  まだまだ気は抜けないですが、久々の温泉はよかったですー。

• ひびき５６さん 2021/10/18 17:18:52

  秋薫

  いいですね～お宿とお食事。自分には体験できないけれどこんな旅がしてみたいです。
  
  私たちは明日から一泊で山口市の湯田温泉へ参ります。
  
  コロナ解除で即旅に出る、4トラ仲間は皆同じ。かな？

  sallyさん からの返信 2021/10/18 18:25:04

  Re: 秋薫

  こんにちは！
  いつもコメントありがとうございます。
  
  まだまだ気は抜けないですが、久々の温泉はよかったですー。
  
  山口に湯田温泉というところがあるんですね？
  楽しんできてくださいませ。