九州鉄道旅（２） 『JR九州ホテル ブラッサム大分』

2021/10/02 - 2021/10/03

2020年に運行を開始した『36ぷらす3』に乗ってきました。
『36ぷらす3』は九州の魅力がギューッと詰まったD＆S列車であり、JR九州ではおなじみの水戸岡鋭治さんによってリノベーションされたとても素敵な列車です。
宿泊したのは大分駅に直結の『JR九州ホテル ブラッサム大分』。
こちらのホテルをデザインしたのも水戸岡鋭治さんです。
列車を降りても水戸岡ワールドを堪能できました。

《主な行程》
　　1日目
　　　羽田空港→宮崎空港（JAL687）
　　　『36ぷらす3』緑の路に乗車（宮崎空港→大分）
　　　『JR九州ホテル ブラッサム大分』に宿泊
　　2日目
　　　『36ぷらす3』青の路に乗車（大分→小倉）
　　　『ハローキティ新幹線』に乗車（小倉→博多）
　　　福岡空港→羽田空港(JAL328)

エリア 大分市(大分)

『36ぷらす3』を大分駅で下車。

大分駅 駅

『36ぷらす3』緑の路の終点は別府なので別府の温泉旅館に泊まることも考えましたが、この日に宿泊したのは大分駅に直結する『JR九州ホテル ブラッサム大分』。
アミュプラザおおいたの8階にホテルのフロントがあります。

JRおおいたシティ　アミュプラザおおいた ショッピングモール

こじんまりとしたホテルのロビーは落ち着いた雰囲気。
列車を降りても列車の雰囲気そのままに過ごせるのは魅力です。
ロビーにある照明は『36ぷらす3』のビュッフェにあるものと同じでしょう。

ＪＲ九州ホテルブラッサム大分 宿・ホテル

エレベーターホールのデザインはフロアごとに異なります。

予約したお部屋はプレミアムダブル。2面に窓がある角部屋です。
列車と同様に大川組子が施された障子があり、和を感じるられる洋室。
一休のサイトから朝食付き2名￥28,600で予約しました。

ベッド横の窓からは別府湾が見えました。

もう一方の窓の方には机とチェスト。水戸岡さんデザインの椅子があるだけでなんだかうれしい。
湯布院にある草庵秋桜も水戸岡さんがデザインをした旅館なので一度泊まってみたいのです。

こちらの窓からは線路が見えるので、鉄道好きは楽しめますね。

クローゼット

洗面所。基本的なアメニティのみですが、スパに行けば基礎化粧品などは揃っています。

洗い場付きの独立したバスルーム。スパがあるので部屋のお風呂は使いませんでした。

ナイトウェアでスパに行くこともできます。

無料のミネラルウォーター

宿泊客は『CITY SPA てんくう』を利用することができます。
施設も新しく清潔で、お肌もツルツルになる炭酸水素塩泉です。
なんといっても21階にある屋上露天風呂からの景色は夜も朝も最高でした。

こちらはSPAの受付フロアから撮った写真ですが、露天風呂からもこのように高崎山、鶴見岳、国東半島、別府湾などの景色が楽しめます。
女性には露天風呂用の湯あみ着があるので安心です。しかし受付で湯あみ着について説明が無くお風呂の入口に置いてあるだけなので、気づかない方もいらっしゃいました。

夕食は臼杵直送のふぐを食べられる『ふぐ良別館』へ。大分駅から徒歩10分弱の場所にあります。
ホットペッパーグルメのサイトから￥6,050の極上ふぐちりコース（付き出し、ふぐ刺し、ふぐちり鍋、雑炊、香の物）を予約していました。

ふぐ良 別館 グルメ・レストラン

個室の座敷でゆっくりと。付き出しはふぐの皮を肝で和えたもの。

美しいふぐ刺し。大分では厚めに引くのが特徴のようです。コリコリとした皮も非常においしいです。

肝を溶かしたポン酢でふぐ刺しを食べるのは初めてです。ふぐの肝を食べられるとは驚きです。

ふぐの唐揚げ(￥1,810)を追加で注文しました。唐揚げは凝縮したうまみが感じられて違うおいしさがありますね。

ふぐちり鍋

最後の雑炊でお腹いっぱい。ごちそうさまでした。
本社は臼杵でふぐの卸加工をされているとのこと、質の良いふぐを手頃な価格でいただけてとても良いお店でした。

そして翌朝、スパに行った後に朝食。
ホテルのロビー階にあり屋上庭園に面したレストラン『庭の食卓　四季』でいただきます。
朝食は豊の国の朝ごはんというコンセプトの2段重が運ばれてきます。

庭の食卓 四季 グルメ・レストラン

九州の食材を中心としたヘルシーな和御膳です。
これだけでもけっこうな量がありますが、さらにハーフビュッフェも付いています。

ハーフビュッフェとはいえ、ビュッフェ台には肉料理や卵料理、サラダ、郷土料理のだんご汁やりゅうきゅうなどが並びなかなか充実しています。

デザートも数種類ありました。

お腹いっぱいになった後は屋上ひろばを散歩。ホテルの宿泊客はアミュプラザの開店前に入ることができます。
鉄道神社や展望台、ミニトレインなどもあり、昼間は子供達でにぎわっているのでしょう。

シティ屋上ひろば 公園・植物園

九州の地図の上を電車ごっこする子供たちのオブジェはせんとくんの作者によるものだそう。
同じものが博多のアミュプラザにもあるようです。

そしてチェックアウトしたら、2日目もまた『36ぷらす3』に乗車します。（つづく）