還暦記念で鹿児島の山をピークハント

2021/10/03 - 2021/10/05

緊急事態宣言解除後すぐにお天気も良さそうなので還暦記念で旅行すべく、九州鹿児島の山三座（霧島山韓国岳・高千穂峰・開聞岳）を登ってピークハントしてきました。登山地図の標準コースタイムの約半分の時間で登って下りてができてこれからの折返し人生に自信が持てました。
初日は鹿児島への移動のみ。
二日目に霧島の韓国岳と高千穂峰の二座制覇その後指宿へと、最終日は開聞岳に登ってたまて箱温泉で汗を流してピーチで大阪へと。
なかなかきついスケジュールでしたが何とかすべて回れました。
今後の旅行はこれまでの「絶景めぐり」から少々趣向が変わり、山行も含めた少々ハードな旅行をしてゆくことになりそう、な予感がしてきました。

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

ピーチ鹿児島行でしたので関空からですが、昼間の第一ターミナルは人一人おらず。便は夜にまとまっているようでした。コロナ禍の凄まじさに改めて驚く。

ピーチの第二ターミナルはまずまずの人出。飛行機の窓から明日アタックする霧島連山がよく見えて、翌日も快晴とのことで期待が高まります。

１泊目は鹿児島空港から30分も掛からない妙見温泉。時間が中途半端だったのでレンタカーで霧島連山方面へと翌日の下見。新燃岳がよく見える。新燃岳は１０年前に爆発して周囲１キロ以内は立入禁止。

妙見温泉の旅館のお風呂。水道のカランが一切なくて温泉と水混合の洗い場のみ。

朝の６時に妙見温泉を出て大浪池登山口に着いたのが７時前、まだ日の差さない中を登り始め。大浪池までは登りはきついが遊歩道の領域。

空は快晴、宮崎方面からガスが流れてくるも何とか韓国岳見えてます。大浪池の水面にはまだ日は差していない。

韓国岳までは大浪池をグルっと回り込むのですが、まずは東コースで。良好な登山道でどんどん飛ばします。西コースとの合流（避難小屋）を経由し韓国岳への登りに入ります。

東コースの圧巻ポイント。避難小屋への下りにかかるちょっと前。山道から外れて断崖絶壁方面に向かうとこの光景が。

ほぼ直登コースで階段ばかりですがどんどん飛ばします。大浪池の全容が見えてきました。鋭いエッジのクレーター然としていますが、爆裂火口なのでしょう。

ガレ場と岩場を経て韓国岳頂上へと。日本百名山の一つです。

韓国岳も爆裂火口の鋭いエッジにありました。火口一周はルートはあるようですが難しそうなのでやめておいて、獅子戸岳方面へと進みます。

韓国岳と爆裂火口の全容。

獅子戸岳分岐へと。ガスの晴れ間には新燃岳がよく見えます。現在は小康状態のようでわずかに噴煙があがっているだけです。獅子戸岳まで行けばもっと新燃岳に近づけるのですが、かなり下りてまた戻ってこないといけないため午後から高千穂峰が控えているので断念。

帰りは大浪池西コース。東コースとくらべてアップダウンが少なくて眺望も広がっています。

水面が真っ青で本当に美しい。

大浪池遊歩道のゴール地点。ここでは水面があまり見えないです。とっとと下って駐車場へと。速攻で高千穂河原へ移動。

新湯の新燃岳眺望スポットより。ガスも晴れてきたようで。

高千穂河原に車を駐めて（有料）霧島神宮古社に一礼の後、高千穂峰への登山開始。まだお昼前でした。火山岩の小石だらけのザレ場でとても登りにくい。

赤茶けた岩場から見下ろすと鹿児島県が一望。

何だかんだと登り切り御鉢上部へと。ここも爆裂火口でした。

御鉢から高千穂峰頂上へと。目印の天逆鉾がありました。ガスっておりまして、たまにガスの晴れ間から御鉢方面が見えるのみ。

完全にガスが晴れることはなく、下山します。途中馬の背あたりで晴れてきまして高千穂峰が見えてきました。

御鉢から見る高千穂峰。この後、とっても下りにくいザレ場で尻もちをつきながらやっとの思いで登山口へと。

高千穂河原から見る高千穂峰前座の御鉢の稜線。さて、今日はこれから指宿への移動です。予約してある民宿の夕食に間に合わせるためにレンタカーを飛ばします。

高速直結の指宿スカイラインはストレスのないドライブコースでした。途中何か所かある展望台からは桜島がよく見えます。指宿スカイライン自体（谷山以南）の通行料金はたったの100円でこれは使わないともったいないと思いました。（帰りは国道226号線を通りましたが市街地の制限速度は40Kmでストレス溜まりまくりでした。）

喜入の原油貯蔵施設を鳥瞰。なかなかの景観です。帰り道で近くを通るとこれがエネオス保有の施設ということに少々驚き。石油の備蓄基地が国営ではなく民間施設だったとは。

池田湖近くでは開聞岳のシルエットも見えてきまして、翌日登る気マンマンに。

指宿の民宿で温泉と薩摩料理を堪能して（ビールと焼酎も）快眠した日、やはり快晴でした。夜明け前の長崎鼻で竜宮神社前までレンタカーを乗り付けて、「見る開聞岳」を楽しみます。

かいもん山麓ふれあい公園の登山口から見上げた開聞岳。標高924ｍながらも２合目から登り始めるので結構な標高差を登らないといけません。

富士山型の山には蚊取り線香のようにグルっと一周して山頂に至るような山道がついています。途中は林の中でほぼ眺望なし、たまに眺望が広がるところがあって救助ポイントとなっています。（ヘリで吊り上げるために樹木のないところが救助ポイントに選ばれているようです。）長崎鼻方面がよく見えています。

ここも救助ポイント。種子島・薩摩硫黄島が見えます。屋久島は見えていないような。ここは南方面が見えるポイント。

登りながら回り込んでここは西方面（枕崎方面）が見える救助ポイント。開聞岳自体の山影が写り込んでいます。

北側に回り込み岩場を抜けると山頂へと。360度展望のきく山頂です。

山全体が樹木に覆われております。この日は平日ということもあってか30分ほど山頂を独り占めして下山に掛かります。下りはとっとと下りて無事登山口へと。

下山後も「見る開聞岳」を。再び長崎鼻へと。絵になります。

絶景の「たまて箱温泉」で汗を流して飛行機に乗れる格好に着替えをします。近くの塩田から見る開聞岳。

帰りのピーチの時間に合わせるためにとっととレンタカーで空港へと。鹿児島空港屋上の展望台から見る霧島連山。今日は快晴のようで。予定通りの時刻でピーチは関空へと。非常事態宣言解除後の「遠出」は無事終了。飛行機に乗ったのは何年ぶりかということで感慨深い旅行となりました。