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夢旅・花慕情(306)歌舞伎座・玉三郎のハナカツミ

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2021/09/12 - 2021/09/12

1338位(同エリア1397件中)

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光風さん

各々方の不倫沙汰が世間を賑わす昨今だが、江戸時代の不義密通は命がけだった。化政期、神田川に戸板の両面に釘付された男女の死体が浮いた。某旗本が妾と手代の姦通に怒り見せしめにしたのである。狂言作者の鶴屋南北はこの事件と当代の人気演目「仮名手本忠臣蔵」を絡ませ「東海道四谷怪談」を上梓しブレークした。いつの世も庶民は艶と怖の話題が大好きだ。
 以来、この演目は夏興行の目玉として多くの名優が演じてきた。9月の歌舞伎座は人間国宝になった玉三郎が38年ぶりにお岩を演じるとあって早々に出かけてみた。
 元の伊右衛門浪宅の段、毒を飲まされ顔が妖変したお岩が櫛で髪を梳くと、女の命でもある黒髪が抜け落ちあられもない姿に…妖艶で優美な舞とは異なる玉三郎の心拍の演技に客席は静まり返る…普段ならここで「大和屋!」の声がかかるのだが、今はコロナで大向こうはご法度。
 梨園でない家に生まれ6歳から舞踊を始めた玉三郎が、大和屋の芸養子になったのは14歳の時。爾来厳しい稽古を積み女形だけでなく幅広い芸術監督として今の境地を築き、5代目板東玉三郎として大和屋の名跡を守っている。
 この大和屋の定紋が花勝美。古来から、をみなえし佐紀沢に生ふる花かつみかっても知らぬ恋もするかも(万葉集)、陸奥の安積の沼の花かつみかつ見る人に恋ひやわたらむ(古今集)と詠まれているが花種が不明な幻の花で、家紋では田字草の仲間に分類される。花言葉は玉三郎にあやかって努力精進。

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