２０２１年９月、神戸市北区藍那に位置する "あいな里山公園”に彼岸花をはじめとする秋の花々、そしていにしえの里山の人々の暮らしを観ます！

2021/09/24 - 2021/09/24

２０２１年９月２４日（金）晴れ　鵯越墓園に彼岸の墓参りのあと、墓園の北口を出て対面を車で１０分位の処、しあわせの村を抜けた神戸市北区山田町藍那に位置する “ あいな里山公園 ” に入ります。
この公園は、国営明石海峡公園の淡路地区と神戸地区の２地区からなる一つ、神戸地区になります。こちらの地区は２３３.９ha、うち４６.０haが２０１６年５月第１期開園され現在に至っています。
　表紙は、あいな里山公園　いにしえの里山の暮らしの様子

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0

２０２１年９月２４日（金）　あいな里山公園の一部、第１期開園エリア“棚田ゾーン”です。
　マップ下のしあわせの村を抜けてきて、森のゾーンＡ駐車場に車をとめます。

そして今日は、棚田ゾーンのそのまた一部この“てくてくマップ”の中央、赤の点線部分を北に向けて歩き始め往復します。多少のアップダウンがあります。

代ヶ谷（しろがたに）棚田、良く実っています、まもなく稲刈りです。

数人の人たちが農作業をされています。

" 田の草刈り ” と風で倒れた稲穂をたてておられます。暑い中ごくろうさまです。

農家のご夫婦が迎えてくれています、" おじゃまします。”

“トラムカーのりば”の案内かかし
　広い園内には小型バスが巡ってます、乗るのはまたの機会にして、私たちは歩きます。

彼岸花（マンジュシャゲ）が咲いています。

小野（こうの）水田の池

小野水田のなす畑と彼岸花

彼岸花にクロアゲハ

クロアゲハ

形が良く整った彼岸花です。

沼地に生えるガマ

相談ヶ辻の家と彼岸花

相談ヶ辻
　一ノ谷の合戦前夜、源義経は藍那のここ相談ヶ辻に進軍してきたとき、白川方面に進むか鵯越方面に進むか迷ったという伝承があります。
　鵯越を進み、伝えられている "一ノ谷逆落とし”（現在の須磨浦公園付近）になります。

相談ヶ辻の家

コバノガマズミ（スイカズラ科）

白拍子棚田

白拍子の家（しらべしのいえ）
　"旧田中家。平入、茅葺きの主屋は桁行１０間×梁行６間（１８.１ｍ×１０.９ｍ）と大きな規模であり、この建物が元あった場所が集落を見下ろす立地であることから、庄屋の家であったと伝えられる。・・・この地は源義経らが舞や宴を催したと言い伝えがある。文禄３年（１５９４）の検地帳には「シラヘ（ベ）シ」、寛文５年（１６６５）の名寄帳では「白拍子」と見える古い地名がある。　建築年　１９世紀前期　旧所在地　神戸市北区山田町坂本 ”　と案内されています。

里山ならではのおもてなし

白拍子の家

オクラが高く伸びた茎に実が大きく育っています。

白拍子の棚田

るろうに剣心　最終章の撮影現場

るろうに剣心　最終章　撮影準備中の様子　２０１９年２月１５日～２０１９年３月２日

まさに日本の原風景です！

サワヒヨドリにハチ

羽の先が黒い "コノシメトンボ”

シオカラトンボ

オミナエシ

オミナエシ

ヒヨドリバナにマダラチョウ

ミソハギ

キンモクセイ
　これから全体が金色に染まります。

キンモクセイ

柿がこれから朱くなります。

白拍子棚田のカカシ

伝庫の家（でんごのいえ）
　" 旧前中邸。南向きで規模は桁行７.５間×梁行５.４間（１３.６ｍ×９.７ｍ）、二列の部屋が「田の字型（四間取り）」の平入り農家です。
江戸時代のはじめ、１７世紀中期の建築とされます。１８世紀後期、１９世紀後期、戦後にも改築を行っています。神戸市が解体・保存していた部材を、現在の建築基準に照らし合わせて組み直し復元しました。”　と案内されています。

"奥播磨かかしの里”をはじめとして兵庫県内外によく拝見する表情豊かな人気の人形さんです。

採りたての新鮮野菜でしょうか。

農家の台所・土間です。

おばあさんが縄編み機を使った作業をしています。

里山情報館　公園のインフォメーションセンター

里山情報館
　昆虫、小魚などの生き物を含めて里山の多くの情報を展示、発信しています。

ウナギ

農村舞台
　藍那集落にあった茅葺きの農村舞台を再現。伝統芸能をはじめさまざまなイベントが開催されています。　
　藍那集落周辺はかって農村歌舞伎が盛んに上演された地域であったそうです。

" 藍那集落にある釈迦堂の農村歌舞伎舞台（現在は農業用倉庫）を元に茅葺きで新築したもの。間口１３.４ｍ、奥行９.６ｍ、回り舞台直径８ｍの大舞台で、床下に人がもぐって舞台を回せる構造となっている。
　舞台と花道は地下でつながっており、隣接する控室まで人目に触れず移動することも可能。・・・” と案内されています。

ススキの穂が開き始めます。

元来た道を戻ります、よいウオーキングになりました。
　毎日１時間から１時間半の二人でのウオーキングは今月で１年になります。これからも体調の許す範囲で続けていきます。

車を出して進めてきた処、こちらで見送ってもらいました。ありがとうございました。上を走っているのは阪神高速７号北神戸線です。

神戸市街の近いところで、日本の原風景を観させてもらい、藍那地区の引き継がれてきている文化を拝見できたこと、そして源平の戦いの歴史の地を歩かせて頂きました、ありがとうございました。また参ります。