2021/09/19 - 2021/09/19
338位(同エリア1983件中)
玄白さん
九月下旬、秋分の日前後になると、田舎に行くと田んぼの畦に真っ赤な彼岸花が咲き、稲穂の黄金色とのコントラストが美しい日本の原風景とも言える景色が出現する。そんな風景を求めて5年ぶりに栃木県北部の那須町の簑沢彼岸花公園に出かけてきた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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簑沢彼岸花公園。
那須町といっても観光地として名高い那須高原よりずっと東に位置し、福島県棚倉町と接するド田舎である。交通の便はすこぶる悪く、自家用車が必須である。カーナビの目標地点として旧美野沢小学校を設定するとよい。 -
公園と言っても、棚田の法面に咲いている彼岸花を畦道を散策して鑑賞するような場所。過疎に悩む地元の方たちが少しでも観光客を呼ぼうと数年前から整備してきた。畦道は歩きやすい遊歩道になっている。
彼岸花の赤と黄金色の稲穂のコントラストを楽しんでもらおうという配慮で、彼岸花の花期が終わるまで稲刈りはしなかったそうだが、最近は稲刈りのタイミングが早くなり彼岸花が咲くころは稲穂が見られない年もあったそうだ。今年は珍しく借り入れが未だで、稲穂と彼岸花のコラボが楽しめた。 -
イチオシ
今年は、開花が例年より一週間ほど早い。すでに8~9分咲きである。その影響もあって、刈り入れ前の稲穂が見られたのかもしれない。
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部分的には舗装されていて、歩きやすい。公園といえば確かに公園ではある。ところどころに簡易なベンチも置かれている。
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灌漑用の水路の周りにも彼岸花が咲き誇っている
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イチオシ
棚田の上の田んぼから下の田んぼに水を導く水路。ミニ滝である。
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水路の正面にて
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直線ではなく、緩やかな曲線を描いて流れる水がよい感じだ。
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赤と黄色の色彩のコントラスト
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馬頭観音と彫られた素朴な石碑がある。馬頭観音の起源はヒンズー教に由来するらしいが、仏教に取り込まれ、馬をはじめ畜生類を救う観音とされてきた。特に農村では、かつては大事な労力であった馬を守護する観音として信仰されてきた。
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イチオシ
現地到着は日の出前で、夜半に降った雨のしずくが花にびっしり付いている。長い蕊についた水滴狙い。
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雫を意識してもう一枚
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彼岸花は真っ赤な色もさることながら、長い蕊と複雑に絡み合った花弁の幾何学的な美しさが魅力なのである。
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さらに特徴的なのは、花が咲く時期には葉っぱをすべて落としてしまうので、花が葉に隠れることもない。
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所々植えられた木の根元にも彼岸花の群生
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イチオシ
一匹のトンボが開花前の花芽に留まっている。
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やがて日が昇ってきた。水路の水のキラキラを玉ボケにしてみた。
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背後の日陰をバックにしてパチリ
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稲穂をバックにして
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手前の花を大きくぼかし、露の光を玉ボケにして。
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お盆の頃から一か月以上、ぐずついだ天気ばかりが続いていた。実に久しぶりの秋晴れとなった。真っ青な空を背景して。
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まだ早朝なので一般の花見客は少ないが、この付近はカメラマンが大勢いる。人が入らないようにしてパチリする。
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びっしりと咲いているように見えるが、常連さんによると、年々花が少なくなっているとのこと。
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木の周りに咲いている彼岸花を下から見上げて。
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稲穂を手前に入れて公園全貌を写す。
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日が昇るにつれて雲一つなかった青空に雲が出てきた。
たっぷり2時間ほど撮影を楽しんだ。このまま帰ってもよいのだが、せっかく2時間近くかけてはるばる県北まで来たので・・・ -
車で15分のところにある遊行柳(ゆぎょうやなぎ)を見ていこう。遊行庵という農産物直売所が目印である。そこに車を停めさせてもらう。
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田んぼの中に生えている柳の大木である。新緑のころは周りに桜も咲いているようだが、黄金色の稲穂に囲まれた姿も悪くない。
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奥に鏡山温泉神社という小さな神社があり、その参道の先に遊行柳がある。道沿いに彼岸花が咲いている。
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遊行柳の碑が建てられている。とちぎ銘木百選なのだそうだ。
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大木とはいえ、樹高10mとのこと
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遊行というのは、どうやら僧侶の名前である。土地に伝わる伝説が謡曲にもなり、その由来を説明する立て看板が立てられている。
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遊行柳経由鏡山温泉神社の参道入り口を横切る農道をぶらぶら散策。道の両側の田んぼの畦に彼岸花が延々と続いている。
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小さな集落の端まで来た。コスモスと稲穂
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林の端に鳥居が見えたが参道らしきものはない。扁額に熊野神社とある。
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鳥居の周りにも彼岸花が咲き乱れている。たまたま初老の農家のおばさんが通りかかったので、少し世間話をした。田んぼの畦の彼岸花は鳥居周辺に自生している彼岸花の球根を村の人が田んぼの畦に植えたのだそうだ。彼岸花は特に球根が猛毒なので、モグラに畦を崩されないためのモグラ避けなのだという。この集落も若い人が都会に出て行ってしまい、寂れる一方だとこぼしていた。ウム、さもありなん!とにかく何もないド田舎なのである。
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稲穂と彼岸花
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最後に、広角マクロ風のアングルで撮り納め。
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帰路途中で、牧草ロールならぬ稲わらロールを見かけたので一枚パチリ。昔ながらのはぜ掛けの方が絵になるのだが、最近は稲わらをロールで保存するらしい。那須は本州では北海道に次ぐ酪農地帯なので、稲わらをエサにするのだろうか。
コロナ禍のなかで半日たらずの小旅行を楽しんできたのであった。
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