2008/04/04 - 2008/04/08
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SamShinobuさん
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初めてタイを訪れたのは1991年だった。当時、妻の姉夫妻がバンコクに駐在していたので、長期休暇を取って遊びに行ったのだ。それは異国情緒溢れる刺激的な旅で、僕はタイという国にすっかり魅せられしまった。バンコクはもとより、ラヨーンリゾートやサメット島は忘れ難い想い出として、今でも心に残っている。いつかまた訪れたいと思っていたが、それから17年も経ってしまった。この出張はアテンドとは言え、そんな積年の思いもあって計画段階からワクワクが止まらなかった。
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2008年4月4日
パン・パシフィックホテル。
7時48分に品川駅から成田エクスプレス9号に乗車した。9時04分に成田空港第1ターミナルに到着。空港の「カフェバーアビオン」で朝食。
10時50分発の全日空NH953便は、15時25分にスワンナプーム新国際空港に到着した。そう、この空港は2006年9月に開港したばかりだったので、当時はまだ新空港と呼んでいた。フライト時間は約6時間半。時差はマイナス2時間だ。
空港からタクシーでホテルに向かう。ホテルはパン・パシフィックバンコクだ。BTSサラデーン駅、地下鉄シーロム駅から徒歩5分という便利さと、隣りがルンピニー公園という立地で選んだ。(現在はクラウンプラザホテルに変わっている) -
チェックイン。両替すると1バーツ=3.3円だった。
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吹き抜けになっていて南国ムード溢れる開放的なホテルだ。
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ホテルの部屋。
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部屋からの眺め。
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街に繰り出そう。
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夕飯のおかずを買う人や、まだ5時前なのに外のテーブルで食事をする若者たちで、通りはとても賑やかだ。そして東南アジア独特の匂いにむせ返りそうになる。タイを実感する瞬間だ。
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パッポン通りは屋台の準備に大忙し。
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1969年創業のタイ料理の老舗「ソンブーンシーフード スラウォン店」で夕食。
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小泉元首相も来店していた。
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プーパッポンカリー。旨い!旨過ぎる!
この店ではこの蟹と卵のカレー炒めは外せない。今ではタイ料理の定番だが、なんとこの店が発祥なのだ。初めてタイを訪れた時、チャオプラヤー川沿いのレストランでプーパッポンカリーを食べたが、その美味しさは衝撃的だった。それ以来その味が忘れられず、今回まずはプーパッポンカリーを食べようと心に決めていたのだ。 -
プーパッポンカリーの大きな蟹の爪に蟹肉が詰まっている。ただ殻が固くて悪戦苦闘していると、店員さんが殻を割って食べやすくしてくれた。
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トムヤムクンやプラガポーングロープ(白身魚のフライ)も取り分けてくれた。至れり尽くせり。
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トムヤムクン。
タイ料理の代表選手。酸味と辛味が独特の香辛料と複雑に絡み合って、一口啜ると口福に包まれる。世界3大スープの一つといわれるだけあって、この旨さ堪りません。 -
シャコのガーリック揚げ。ニンニクがこれでもかというくらい効いていて、ビールがすすむ。
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ソンブーン・シーフードレストランは1969年創業の老舗で、ここ2号店は1990年にオープンした。ガイドブックには必ず載る有名店なので、3階までお客さんで一杯だった。2人で合計2,750バーツ(約9,000円)だった。
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パッポン通り。
アジアの夜市はどこか怪しくて、見ているだけで気分が高揚してくる。 -
コピー商品のオンパレード。何も買わなかったが、これでもかというくらいのニセモノに十分お腹いっぱいになった。しばらくぶらついてホテルに帰った。
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2008年4月5日
ルンピニー公園。
ラーマ6世の銅像が迎えてくれる。 -
朝の散歩は気持ち良い。
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中国でよく見る光景が目の前で広がっていた。中華系の人たちだろう。
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ここは都会のオアシスだ。
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公園の横には凄い数の市民が集まっていた。何が始まるのだろう?
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すると大勢のお坊さんがやって来た。
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皆お祈りしている。
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これだけの僧侶が一同に介すると、さすがに荘厳だ。
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テレビカメラも入っているが、結局何なのか分からなかった。
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あのBTS(スカイトレイン)に乗って観光に行こう。
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9時にホテルのロビーでガイドのモンさんと合流した。タイ商工会議所大学出身の28歳のお嬢さん。BTSサラデーン駅で切符を買ってもらう。
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BTSが来た。
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車内は冷房が強くて寒いくらいだ。
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BTSサパーン・タクシン駅を降りると、サトーンの船着き場がある。ここからツーリストボートに乗ろう。
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随分と年季の入った建物だが、古びた感じが大変よろしい。
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「順興宮 清水祖師」と書かれているので、清水祖師信仰の場だろうか。
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暁の寺こと、ワット・アルンが実に美しい。
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チャオプラヤー川にはボードが行き交う。
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船内ではタイ語と英語で観光名所の説明がある。アナウンスがタイ語から英語に変わっても、訛りが強くてすぐには英語だと分からなかった。
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船をマハラートで下りて、まずはラック・ムアンに向かおう。
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肉の串焼き。美味しそう。
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店先に並んだ雑貨が異郷感溢れる。
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暑いので、トゥクトゥクに乗って行こう。ラック・ムアンはワット・プラケオ(エメラルド寺院)の向かいにある。
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ラック・ムアンの入口ではタイの古典演劇をやっていた。
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タイの木琴、ラナートは東南アジア独特の音階が面白い。
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ガイドのモンさんにお参りセットを買ってもらう。黄色い花の輪、お線香、蓮の花、カラフルな布など。モンさんに言われるがまま、これらを順番にお供えしていった。
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ラック・ムアンとはバンコクの守護神を祭る柱のこと。
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ラーマ1世が1782年に建立、もう一本はラーマ4世が1852年に建立した。
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交差点に建つ3頭の象のモニュメントがエキゾチックでタイらしい。
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この街にトゥクトゥクはよく似合う。
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趣のある建物と、その前に並んでいるトゥクトゥク。
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ワット・ポーの涅槃仏。デカい!全長はなんと40m以上もある。
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足の裏が何だか面白いぞ。
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扁平足の裏には108つの螺鈿細工の絵が描かれている。
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お釈迦様の回りの廊下には108つの鉢が並んでおり、そこにサタン硬貨を一枚ずつ入れていく。
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ワット・ポーの鐘楼。
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ワット・ポーの西の仏堂にあるプラナーグポロック仏。蛇神(ナーガ)が仏を守っている。
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さあ、ランチタイム。良い匂いがするが、衛生面が少しばかり心配。
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ワット・ポーから3分ほど歩き、川沿いのレストラン「THE DECK」に入った。ここはテーブルから川向こうのワット・アルンが見えるオシャレな店だ。
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美味しい料理にCorona Beerで一息。
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王宮(ワット・プラケオ)に着くと、ちょうど近衛兵の交代式の行進に遭遇。ちなみにワットとはタイ語でお寺のこと。だからタイの寺院はみんな頭にワットがつく。
タイは植民地支配を一度も受けておらず、代々の国王は国民から絶大なる人気を誇っている。王宮は1782年に建設され、ラーマ1世からラーマ8世まで歴代の国王が住んでいた。 -
王宮の入口は兵士が銃を手に警備している。
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ワット・プラケオは王宮の敷地内にある王室専用寺院。なのでほかの寺院と違い、僧侶はここには住んでいない。皇室が仏教儀式を行う特別な寺なのだ。
王宮の入口から入るが、ここで服装のチェックがある。タンクトップやショートパンツなど露出度の高い服だと入れて貰えない。ワット・プラケオのドレスコードがタイの寺院の中でも最も厳しいらしい。ここは敬虔な仏教徒の国なので、いくら暑いからと言っても肌むきだしはNGなのだ。でもそんな不敬者にも救済措置があって、有料で羽織るものを貸してくれるそう。
敷地内を進むと、黄金の仏塔が見えてくる。 -
伽藍の正面に膝を立てて座る仙人の像。本堂内部にはエメラルドの仏像が祀られていたが、撮影禁止だった。ここがエメラルド寺院と言われる所以であるが、実はエメラルドではなく翡翠で出来ているそうだ。
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中に入ると回廊にタイの古典文学「ラーマヤーナ神話」が描かれた壁画が178枚も並んでいた。物語になっているので、一枚一枚見ていくとストーリーが分かるようになっているが、そんなことをしていたら日が暮れてしまうので、さっと流した。
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夜叉(ヤック)という鬼神が守護神としてここを守っている。
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アンコールワットの模型。
アンコールワットを訪れたラーマ4世が、そのミニチュアが欲しくなってここに造らせたそう。子供かっ! -
この仏塔はラーマ4世がアユタヤのワット・プラ・シーサンペットを模して建立した。中に仏舎利が納められている。
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チャクリー・マハー・プラサート宮殿。1882年、ラーマ5世がチャクリー王朝100周年を記念して建立。ヨーロッパスタイルにタイ様式が融合した見事な建築だ。
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この正面が出口だが、さらっと見るだけでもかなりの時間がかかった。
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モンさんが屋台でカットスイカを買ってくれた。
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暑くてバテたのでマッサージに。店名がなんと「有馬温泉」でワロタ。浴槽はあるがもちろん温泉が湧いている訳ではない。
タイ式マッサージは、指圧だけでなく四股を曲げ伸ばすストレッチが特徴だ。僕はこの後ろから羽交い絞めにされて体を捩られたり、マッサージ師の膝の上に仰向けに寝かされて背筋を伸ばすようなアクロバット的な施術が少し怖い。もともと体が固いので、筋をやられるのではないかと心配なのだ。もちろん相手はプロなので今まで筋を痛めたことはないが、つい情けない声が出てしまう。それでもマッサージが終わると体がぐにゃぐにゃにほぐれているので、腕は確かだ。さすがアユタヤ王朝から続くマッサージ王国だけのことはある。 -
タニヤを通って一度ホテルに戻った。マッサージで心身ともにリラックスしたので、夕食まで部屋でしばしの休憩。
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晩御飯は、タイすきの「コカ スラウォン本店」に。隣りはタイ料理の名店「マンゴーツリー」だし、昨夜の「ソンブーン」もすぐそば。ホテルまで歩いて帰れるのがいい。
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高級感のある店内。
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暑いタイでタイすきはどうかと思ったが、辛いタイ料理に疲れた胃に寄せ鍋は優しかった。そう、タイすきは日本のすき焼きから名称は借用されたが、すき焼きとは全く違う。もともとは中国の火鍋がタイでローカライズされたものだが、火鍋のように辛い訳ではない。前述のように寄せ鍋に近い料理だ。寄せ鍋との違いは何と言っても、パクチーやライムの効いたタレだろう。タイ独特の調味料にニンニクや唐辛子などトッピングして、自分用のタレをカスタマイズする。具材は牛肉、豚肉、鶏肉、海老、イカ、各種野菜など。それらをフーフーしながらシンハービールで流し込んだら、まさに胃袋が極楽浄土になる。これで一人750バーツ(約2,500円)だったので、日本人からしたら大変リーズナブルだろう。
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一旦ホテルに戻り、一人でルンピニー公園の北側Sarasin road にある「Brown Sugar」に飲みに繰り出した。1985年創業の老舗ジャズバーだ。この辺りは夜の治安が悪いらしい。
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この店はその後カオサンの近くに移転した。そういえば、2013年に次男とタイを旅した時、カオサンに泊まったので移転後の「Brown Sugar」を訪れてみた。すると、なんと次の画像に写っている黄色いTシャツのサックス吹きがまだいたので驚いた。
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ご機嫌な演奏でつい飲み過ぎてしまったが、それでも450バーツ(約1,500円)だった。やはりローカル向けで観光客のいない店は安い。
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2008年4月6日
バン・パイン宮殿。
車をチャーターして、遺跡の旧都アユタヤに向かった。アユタヤは初めてだったので、とても楽しみだった。途中、アユタヤから南に20kmほどのところにあるバン・パイン宮殿に立ち寄る。バン・パイン宮殿は1637年にアユタヤ王朝のプラサート・トーン王によって建設された、歴代の王様のサマーパレスだ。その後アユタヤ王朝はビルマ軍に破れ、ここは長らく放置されていたが、ラーマ4世とラーマ5世によって再建された。
池の中に浮かぶように建つ離宮。 -
中国風の建物。ラーマ5世が中国から贈られた宮殿で、ここは内部の見学ができたが、撮影禁止だった。
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ポルトガル式の天文台。この塔に上ってみよう。
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塔の上からの眺め。先ほどの中国風建物「明天殿」が見える。
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このルネッサンス風の建物は謁見の間として使われていたそうだ。
バン・パイン宮殿も服装チェックが厳しく、撮影禁止の場所も多かった。確かにアユタヤは死ぬほど暑いので王様も避暑地が必要だったと思うが、正直言ってここも死ぬほど暑かったゾ。 -
アユタヤ日本人町跡。
アユタヤは1350年から1767年まで、417年もの間タイ国の首都だった。1600年頃から、この地に日本人が住みつき、時代により800人から3,000人の日本人町が形成されていたそうだ。朱印船でタイに渡りこの日本人町の首領となった後に、アユタヤのソングタム王に仕えた山田長政もそのひとりだ。日本史の教科書にも載っていたし、ドラマや映画にもなったので有名だが、江戸時代の初期によくこんなところまで来たものだ。 -
1665年にオランダで出版された「シャム王国首都アユタヤ」の画。日本人町はこの地図の右下画面外にあった。
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土産物コーナーがあった。日本語で「Tシャツ1枚200円または70バーツ」と書かれている。さすが日本人町、円か使えるのか。70バーツは約230円なので、円で買ったほうが少しお得。
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日本人町は川沿いにある。
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あっ、リスがいた。
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こっちは、キノボリトカゲ。青い頭がかっこいい!
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昼食は「サイトン・リバーレストラン」。店に入ると、屋根を突き抜けている巨木がお出迎えしてくれる。
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川沿いにあるので、オープンエアの店内に心地好い風が吹いてくる。
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街をぐるっと取り巻くように流れているチャオプラヤー川。
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どれも美味しそう!
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タイ料理は辛いけど病みつきになる。暑さと辛さで生ビールが進んだ。
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ワット・チャイワッタナーラーム。
1630年にプラサートトーン王が亡き母のために建てた寺院。 -
川に囲まれた旧市外の外にある。アユタヤで最も大きい遺跡だ。
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1630年といえば、日本では三代将軍徳川家光の頃。
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歴史を感じさせるなあ。
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兵どもが夢の跡。ビルマ軍によって破壊された仏像。全て首を落とされている。
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心奪われる風景だ。
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ここは建立以来ずっと王の法事を執り行う王室寺院だった。
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有名な遺跡としてはアユタヤ駅から一番遠いところにあるが、ワット・チャイワッタナーラームのスケール感や美しさは、十分見応えがあって是非オススメだ。
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ワット・ロカヤスタの寝釈迦仏。
まわりには寺院や本堂はなく、忽然と現れる全長28mの巨大な仏様に衝撃を受ける。まさに遺跡の街だ。80歳で入滅した仏陀を表している。 -
御供物売り場で、花、線香、金箔を買ってお供えしよう。
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でかっ!穏やかな顔をしている仏様に金箔を貼付けた。
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ワット・ラチャブラーナ。
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右側の塔状祀堂に上ってみる。
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かなり急だ。
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塔状祀堂の側面。
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礼拝堂もビルマ軍によって破壊され、こんな姿に。
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ワット・ラチャブラーナの隣りにあるワット・マハタート。
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1600年代に胴体から落ちた仏頭が木の根に取り込まれて、木の成長と共にこんなことになってしまった。
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エレファントキャンプ。
ここでは象に乗って街を散歩することもできる。 -
象牙を触る。かつてアユタヤでは、象は「戦象」といって戦争の道具だった。いわゆる戦車代わりだった訳だ。
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芸をする象。図体のでかさの割に目が可愛い。
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バンコク市内に戻ってきた。
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遠くに見えるバイヨークスカイタワーに上ろう。
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この当時はタイで最も高いビル(304m)だった。その後、2018年オープンのマハナコンタワー(314m)にその座を奪われ、現在はアイコンサイアム(318m)に更に抜かれている。
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展望台からの眺め。
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バーでビールを飲んでいたら、だんだん暗くなってきた。
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夜景が綺麗。
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バイヨークスカイタワーからすぐ近くにあるインドラリージェントホテルに来た。ここの「Sala Thai」というレストランでタイ舞踊ショーを見る。まずは食事が提供され、このタイカレー(イエローココナッツチキンカレー)が旨かった。
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南国フルーツとタイのスイーツ。この後、コーヒーも出た。
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食事の後、20時30分になると踊りが始まった。しなやかな指の動きが独特。
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シーダ姫とハヌマーン。中央の舞台を取り囲むように客席があり、古典舞踊を間近で鑑賞できる。
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正面の席だったので、かなり近い!
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優雅な夜を過ごさせてもらった。
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ラストはお客さんと一緒に。ショーは1時間程だった。
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2008年4月7日
ホテルの近くにジムトンプソン本店があったのでタイシルクのお土産を買い、2階のジムトンプソンカフェで休んだ。 -
スネークファーム。
ジムトンプソンから歩いてすぐ。ここはタイ赤十字研究所の協力で、毒蛇の血清やワクチンを生産する施設として設立された。 -
博物館を見る。
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11時からスネークショーを見る。
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床に放たれるキングコブラ。
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かっこいい!
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蛇を持ったおじさんが客席に投げるふりをすると、悲鳴が上がる。
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咬まれたときの対処法も教えてくれる。
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ニシキヘビを首に巻いてパチリ。冷たくて気持ちいい。
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地下鉄サムヤーン駅から一つ乗って、フアランポーン駅で降りる。目の前にはタイ国有鉄道のフアランポーン駅舎が。1916年竣工のバンコク最古のターミナル駅だ。
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駅前には趣のある古い建物が建っている。
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残念なことに、2021年11月にこの歴史ある駅は閉鎖されるらしい。
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中を見学。
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ホームも素敵。
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皆さん地べたに座っているが、床が冷たいので暑さ対策も兼ねているらしい。
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昼食の店まで駅から徒歩15分くらいだが、暑くて歩きたくないのでトゥクトゥクをつかまえた。フアランポーン駅の西側にあるチャイナタウン、ヤワラー通りへ。
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中華街に到着。
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ドリアンの屋台。
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「和成豊(フアセンホン)本店」で昼食。
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フカヒレがドーン!
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活気がある庶民的な店だ。
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グツグツと煮えたフカヒレの土鍋煮が出てきた。店員さんはみんな気さくで感じがいい。
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この店はフカヒレが安くて旨い。パクチーともやしを入れて食べる。さすがに姿煮ではないが、それでもフカヒレがたっぷり入っている。
他にクラゲの冷菜や海鮮ビーフン等を注文した。 -
これは何だろう。
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あー、美味しかった!
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腹ごなしに中華街の近くの市場を散策。
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スルメが並ぶ乾物屋。
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うだるような暑さと市場の匂いにくらくらしてきた。
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この辺りはサンペーン市場だろう。
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文房具や雑貨等を売っている。
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屋台で焼く肉のいい匂い。
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プラカノン市場から出ている運河ボートに乗りに来た。
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あのボートに乗る。これは水上バスとして地元民が使っているローカル色半端ないボートだ。
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半裸のおじさんの前を通って。
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船着き場。
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出発。終点のシーナカリンまで30〜40分。確か10バーツ(約33円)だった。
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途中、立派な寺院が点在していた。
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完全に観光客向けの水上マーケットもいいが、市民の生活感溢れるこちらも楽しい。
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運河に面した売店もある。
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途中の船着き場で降りる人たち。
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網で漁をしている人もいる。
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お寺が多いので、お坊さんも乗ってくる。
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マイボートを持っている家もある。
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これはまたお洒落な家だな。何かのお店だろうか。
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子供達が泳いでいる。
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大雨で水かさが増えて浸水したりしないのだろうか。
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こんなボートで通勤してみたい。
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船着き場。
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生活排水、下水だだ流しの川で泳げるたくましさ!
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そこらじゅうで水浴びしている子供がいた。
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観光客は皆無。のんびりとした舟旅を楽しんだ。
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ロイヤル・オーキッド・シェラトンの「Thara Thong(タラトン)」で夕食。オーセンティックな室内もいいが、今宵のディナーはテラス席でいただく。
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チャオプラヤ川の景色を眺めながらのタイ料理は格別だ。
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川向こうはミレニアム・ヒルトン。
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料理が運ばれてきた。ここは極上の時間をリラックスして過ごせるレストランだ。
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トムヤムクンと、辛くないスープ。
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何の魚だろう。ニンニク、パクチーがどっさり乗っている。
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だんだん暗くなってきた。
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ほろ酔い気分で遊覧船を眺めれば、川面を吹いてくる風が心地好い。さあ、そろそろタクシーでホテルに帰ろう。
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まだ寝るには早かったので、パン・パシフィックホテルの23階にあるBAR「ザ・フィニッシングポスト」へ。ここからの夜景は素晴らしい。カウンターで女性バーテンダーと談笑しているうちに、夜は更けていった。
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2008年4月8日
今日は終日シネコン視察。
先ずはサイアムスクエア、マルチプレックス5。ここは結構古い。 -
次に同じくサイアムのディスカバリーセンター6階にあるGrand EGVへ。
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こちらもあまり新しくはない。
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コンセッション。
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サイアムパラゴン。
タイで最大級のショッピングモールだ。 -
パラゴンシネプレックス。
確か15スクリーンだったと思う。 -
アイマックスシアターもある。
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高級ホテルのロビーのようだ。
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ナナ駅から5分位のところにあるアラブ人街。
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水たばこのシーシャ。現在はタイ政府によって禁止されているとのこと。
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アラビア文字に黒いヴェールの女性。本当にここはタイ?
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ここだけ中東の風が吹いているようだった。
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TAPAS CAFE。
ナナ駅近くのスペイン料理店。 -
Corona Beerで喉を潤す。ライムを一切れ入れて飲むこのビール、さっぱりしていて暑い国にはピッタリだ。
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焼肉あろい。
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ここは日式の焼肉屋だが、店員さんはタイの民族衣装を着ている笑。「あろい」とはタイ語で「美味しい」という意味。ストレート過ぎる店名だが、確かに美味しい。まあ、タイの最後の食事が日本の焼肉っていうのは、ご愛敬か。
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ホテルをチェックアウトし空港へ。
スワンナプーム国際空港を23時55分に発った全日空NH916便は、翌朝(4/9)の8時5分に成田空港に到着した。
子供のころ「王様と私」(1956年)を初めて観た時は感動のあまり、デボラ・カーの歌う劇中歌の「Shall We Dance?」が頭から離れなくなった。映画の舞台は1862年のバンコク。タイがまだシャムと呼ばれていた頃だ。小さな息子を連れた英国の未亡人アンナが、王室の教師として招かれるところから映画は始まる。封建的で頑固な王様とアンナはことごとくぶつかり合うが、次第に二人は打ち解け合っていく。そしてイギリスの植民地化という国難に立ち向かうべく、アンナは王様に協力していくというストーリーだ。この王様のモデルがラーマ4世で、息子のラーマ5世と共に鉄道や道路、電気等のインフラを整備し、独立国家の礎を作り上げていった。そして列強各国と通商貿易条約を結び、巧みな外交によってタイは一度も植民地にされることはなかった。
ちなみにバンコクの正式名称は「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」といって、世界一長い都市名としてギネスブックにも載っている。まるで寿限無のようだが、果たしてタイ人は全員これを言えるのだろうかと余計な心配をしてしまう。タイではバンコクと言う人は少なく、この頭の部分の「クルンテープ」と呼ぶ人が多いそうだ。クルンテープの意味は「天使の都」ということ。はにかみながら微笑むタイの人々を見ていると、なるほどぴったりな名前だと思う。
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