2017/09/01 - 2017/09/01
255位(同エリア622件中)
スベニヤさん
そうだ、ロシアに行こう。
辿り着いたのは、アイルランドでした_____。
ひとりで旅行するなら、友達と行くときにはあまり選ばれない国が良いと思い、
本当はロシアのサンクトペテルブルグに行くつもりだったが、諸事情でアイルランドに。
「アイルランドには何があったの?」と訊かれたなら、
「崖、また崖、墓、丘、またまた崖!」と答えがちだが、
次に尋ねられたならこう答えよう、「精神の安寧」と!
…いやいや本当だって!!
2017年夏、緑に囲まれながら過ごした、5泊7日の随筆集です。
アイルランドも旅行記グループを作成予定です。
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今回はダブリン編。
小さな街ではあるけれど、小さな発見がたくさんある、そんな場所でした。
筆者的には、今まで訪ねた海外のなかでも、
ここほど再訪したいと思った場所は少ない気がします。
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
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-
ダブリン到着。
まずアイルランドに行くには、日本からの直行便はないので、
少なくともどこかの国で一度は乗り換えが必要になります。
自分の場合は、なんとかスムーズに行って、
それでも20時間掛からなかったくらいだったと記憶しています。
自分は直行便派なので、
その点アイルランドへの旅行はハードルが高い…。
たまたま自分が旅行した年に、
日本とアイルランドの外交関係樹立60周年記念で
両国の直行チャーター便が動いたそうですが、
自分は残念ながらそのタイミングでは乗りませんでした~。
冒頭にも記載したように、なんせロシアに行こうとしていたのを
キャンセルしてギリギリにアイルランド行きを決めたので、
そこまで調べられませんでした。
この写真の教会(Church Of Mary Immaculate Refuge of Sinners)は
たまたま外観を見た程度でしたが、
内部を調べたところすごい豪華なカトリック教会みたいですね。
事前調査して入っとけば良かった…。 -
空港に着いて「ああ、そういえば!」と思ったのが、
日本と同じで車が左側通行であることです。
空港の出入り口で、
わざわざ「うちの国は左側通行ですよ~」という
モニターの案内がありました。
なるほどヨーロッパからの観光客は、
レンタカーを利用するときは注意しないとですね。
あとダブリン空港の入国審査場のカウンターがイカツイ。
後に訪ねることになるイギリスのヒースロー空港みたいに、
コンパクトで何十個とカウンターがあるわけではない点が
対照的で面白かったです。
さらに、個人的にアイルランドの入国許可スタンプが
デカくて主張が激しいのがツボです。 -
トリニティ・カレッジにやって参りました。
ここで見るのはもちろん「ケルズの書」! -
大学キャンパス内に小さな美術館
(厳密にいうと図書館)があるって感じです。
それにしても、
大学キャンパス内にあるとは思えない程の行列でした。
皆ちゃんと列待ちしてて偉い。トリニティー カレッジとケルズの書 史跡・遺跡
-
「ケルズの書」は
写真撮影禁止ゾーンにあったので画像なし。
実物はぜひ現地で(筆者旅行記お決まりの言葉)。
写真禁止ゾーンを抜けると、「Long Room」の記載が。
ここがダブリンのガイドブックでよく見るあの…!! -
人が多くて写真を撮るのも一苦労!!!!!
でもこの画像だけでも、
この図書館の天井の高さがよく分かります。 -
ここで今回のサムネ画像。
見渡す限りぎっしり本が詰まった本棚!
なんか偉人っぽい人の胸像の陳列っぷり!
古書のにおいが漂ってきます。 -
人が多すぎて全体像をあまり撮れなかったので、
とりあえず目の前にある本棚を撮ってみたり。
近くにいた警備係?の人とも目が合って愛想笑い。
へへ…奇妙なアジア人がお邪魔しております。
ここに置いてある本もどうやら借りることができるって
聞いたことがあります。
間違ってたらすみません。 -
図書館を出たあとはキャンパス内をお散歩。
-
ちょっと見回しただけでも、
足元が芝生だったり石畳だったりで面白いです。 -
サークルや同好会とかの貼り紙でしょうか。
公立大学感がたまらないですね。
上の青札をよく見ると、上部がアイルランド語、
下部が英語になってます。
自分はこのトリニティ・カレッジの滞在を機に、
訪ねた(または訪ねる)各国の主な大学についてリサーチするという、
これまた友人には理解されないような趣味が増えました。 -
次に訪ねたのはギネス・ストアハウス。
ここは元醸造所を博物館風にした建物ですが、
創業者(アーサー・ギネス)がこの周辺地域の土地を
何千年と借りる契約を交わした場所である、と
ガイドさんから聞きました。
あとでちゃんと調べてみたら、
その契約書がストアハウスのメインロビーにあり、
1759年から9000年借り上げる契約内容なんだそうです。
この土地はギネスの「所有地」じゃなくて
あくまで「借地」なんですね。
当人は本気だったんでしょうけどユーモアのある契約です。 -
なんかいっぱい展示があるけど、英語だから少しずつしかわかんない。
-
でも実際に使われる(と思われる)道具のレプリカや
醸造される過程が大きなモニターで映し出す展示が
たくさんあるので、文字ばかりの展示より分かりやすいです。 -
そして最上階でおビールのお時間です。
ここも人が多い!!!!!!!
皆絶対展示よりもここを楽しみにしてたでしょ!!!!!! -
ストアハウスの入場券を店員さんに見せると、
一杯試飲できるシステムです。
自分はビールをあまり飲まない人間なので、
ギネスの黒ビールでも「おお!苦み!!」と思いました。
他の人は「甘味が分かる」「まろやかで飲みやすい」
というような感想でした。
ギネスの味が分かるようになるのは
一体いつになるだろうか…。ギネス ストアハウス 博物館・美術館・ギャラリー
-
トリニティ・カレッジすぐ横のストリート。
画像左側の2階建てバスはイギリスを彷彿とさせますが、
よく考えるとイギリスの方は赤色ですね。
ダブリンでは他にも黄色の2階建てバスを見かけましたが、
決して赤にしてやるもんかというアイルランドの気概を感じました。 -
日は改めて、、、
ダブリンの中心地から
1時間くらい離れた「ホウス」という港街に行く、
というオプショナルツアーがあったので、行ってみることに。
オプショナルツアーだったので、電車とかではなく
貸切バスで移動だったのですが、
ここで突然、筆者の目から汁…涙が出てきます。
なんだか急に「アイルランドから離れたくない」という
気持ちが湧いてきてしまいました(ノД`)・゜・。
隣に誰も座っていなかったので、
周囲からドン引きされることは回避できました。
海外でこんな前触れもなく泣いたのは、
今まででこのホウスのときだけです。
…そういえば2019年春に訪ねた台湾のときは、
アレルギーか何かで涙が出てきたな…
(参考旅行記)https://4travel.jp/travelogue/11616033ホウス 散歩・街歩き
-
首都のダブリンから近いこともあってか、大きい船が行き来しています。
空を見ると、飛行機も何度か飛んでいきます。
何か所か海外を訪ねてふと思いましたが、
アイルランドはあまり飛行機雲を見掛けなかった印象です。
曇り空が多かったから、というのもあるんでしょうか。
あと考えられるのは、他のヨーロッパの国々と比べて
飛行機がそんなに飛んでないとか…? -
丘側を見ると、ピンク色の花が所々で咲いています。
これはヒースの花で、夏の時期がピークだそうです。
素人目で恐縮ですが、すずらんみたいな形ですね。 -
ヒースのピンクに混じって黄色も見えます。
-
荒涼とした道路ですが、涼しくて歩きやすいです。
ただ、ゴールまでまずまずの長さがあるのと、
狭い道でも特にロープがあるわけでもないので、
体力に自信がない人はちょっと注意した方が良いかもしれないです。
写真を撮りながらではあるものの、
この道のスタートからゴールまで1時間ちょっとは歩きました。 -
やっと一本道を渡り終わりました。
-
左側の赤い石の塀がイイ。
波や風雨を避けるためのものでしょうか?
…単純に家の囲いなだけなのかも… -
引き続き道なりに歩いていたところ、
プレートの飾ってあるお家が出てきました。
当時は写真だけ撮ってすぐその場を去ってしまったのですが、
あとで調べてみたところ、アイルランドの詩人
ウィリアム・バトラー・イェイツが住んだことのある家のようです。
アイルランドの歴史を学んでいると、
イェイツの名前をよく見ることになると思います。
こう、あとでこういう大きな情報を仕入れると、
「なんであのとき立ち去ってしまったんだ…!!!」という
後悔が押し寄せてきます。 -
海側を見てみると、だ、誰か泳いでない……????
気温は20度前後。
日本人だと長袖を羽織ってないと少し肌寒いくらいです。
やっぱ欧米人強いな!
この付近を日本語版で地図を見ると、
「Bay Beach(銭湯)」と書いてありますが、せ、銭湯…??? -
海辺まで下りてきました。
20度だと水を触る気にギリギリなりませんでした…。 -
ヨット?がめちゃくちゃ泊まってます。
車もまあまあ停まってます。
アイルランドの車を見てて思ったのが、
意外と日本車が多いなぁ、という印象です。
特にダブリン中心地では、
トヨタとアウディ?のタクシーをたくさん見掛けました。
日本車を多く見掛けたのは、同じ右ハンドルであることに
何か意味があるのでしょうか…?
あるいはエコ志向?
ここまで日本車をたくさん見たのは、
ヨーロッパ諸国のなかでは初めてかもしれません。 -
びっしりヨット。
ここをジョギングしていく人も見掛けました。
爽やかな風が気持ちいいに違いない。 -
とり。
等間隔にある青いケースはゴミ箱なんですかね…? -
アイルランド語と英語の混じった看板。
黄色の波の標識がかわいい。
ちょうどこのへんで写真を撮っていたところ、
現地の人と思われる方に車から「どこから来たの?」と
声を掛けられました。
「日本だよ」と言ったところ「日本!?アイルランドにようこそ~」と
歓迎してくれたのが嬉しかった記憶が。
ちょろいのでそれだけでもアイルランドの人の印象が良いです。 -
【追記】
アイルランドは、地理的にも歴史的にもイギリスに近く、
イギリスとの比較はどうしても避けられないところ。
アイルランド人から「イギリスと比べんな」と怒られそうですが…
アイルランドの食についてノータッチだったので、
わずかな写真を添えて追記しておきます。
この写真は、アイリッシュシチュー。
現地の人はジャガイモを主食として食べるからなのか、
別添えでパンが付く! …という感じではありませんでした。
上に乗ってるマッシュポテトだけで主食は終わりでしたが、
主食大好き人間としては、さらにパンが欲しくなりました。
自分は好きな味でした。
夏でも風が冷たい国なので、シチューが体を温めてくれました。 -
なんかすごい甘いケーキ。
カスタードクリームが甘さにさらに追い打ちをかけてきました。 -
アイリッシュビーフを使ったハンバーガー。
肉汁溢れて美味しかったです。
やっぱり芋(ポテト)も旨い。
あと写真を撮り忘れましたが、シェパーズパイも食べました。
「パイ」という名前ですが、パイ生地はなく、
マッシュポテトの上に羊肉のミートソースが掛かった食べ物です。
これもとても美味しかったですが、
羊肉の独特のにおいが気になる人には、少し気になるかもしれません。 -
あとアイルランドでのチョコレート土産は
「Butlers(バトラーズ)」で買うのがオススメです。
アイルランド国内であれば、
小さな売店でもここのチョコレートバーが売られています。
個人的には、ここのアイリッシュウイスキー入りの
ダークチョコレートが大好きです。
また現地で買いたい…!!!
この写真は、Butlersのカフェで頼んだホットチョコレートです。
ドリンクを頼むと、チョコレートが2粒貰えた記憶があります。
それもまた美味しい。
総括すると、個人的には「ご飯の美味しさ」という点では
アイルランドに軍配が上がる気がします。
筆者のロンドン編の旅行記も掲載するので、お時間があればどうぞ。
(参考旅行記)https://4travel.jp/travelogue/11618940
…でも正直、イギリスもアイルランドも、
彩りがどこか足りない点については否定できないと思っています…… -
アイルランド旅行にあたり、
筆者の旅行記には必須の司馬遼太郎『街道をゆく』を読みました。
(厳密には現地で読み始めたのは内緒)
司馬遼太郎的には、
アイルランドは微妙っぽそうな印象だったようですが、
実際にアイルランドを歩いた筆者としては、
歩けば歩くほど、新しい発見があるこの国をもう一度訪ねたい!
…と思いました。
…どの旅行記でもそんなこと言ってる気がしますが。
今度ダブリンを訪ねるなら、ホウスに朝から夕方まで滞在したいです。
【個人的メモ】(※感覚には個人差があります)
初心者オススメ度:★★★★☆(なんせ英語が通じる)
便利度(渡航編):★★☆☆☆(直行便がないのでいろいろハードルあるかも)
便利度(現地編):★★★★☆(ダブリン観光だけならコンパクトに済む)
都会と自然の融合度:★★★★★(どちらも楽しめるのが良き)
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