2021/07/02 - 2021/07/03
17位(同エリア254件中)
かっちんさん
今日から大人の休日倶楽部パスを利用した5日間の旅が始まります。
初日は旅雑誌に度々紹介される白老町虎杖浜(こじょうはま)の「心のリゾート 海の別邸ふる川」に泊まります。
東京駅を朝6時台の新幹線で出発すると、宿には13:30に到着します。
「海の別邸ふる川」は2010年にオープン。当時、虎杖浜では昔からの民宿、ホテル等が次々と廃業に追い込まれていました。
ちょうど2年前に起きたリーマン・ショックの影響と思われます。
「ふる川」は使われなくなったホテルを改装し、「心のリゾート」をコンセプトに生まれ変わりました。
大地や海との一体感をテーマに演出しています。
ちょっと贅沢な気分が味わえる宿は、せかせかした現代生活から開放させられます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・JR北海道車内誌、2021年3月
・日本交通文化協会「新函館北斗駅「ムクムク 水と光と大地に捧げる詩」」
・豊洲市場.com「北海道森町産 『森の都かぼちゃ』」
・タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-「吹かずに鳴らす電子ホイッスル、JR北海道が車掌所に導入」
・モルテン「電子ホイッスル」
・登別国際観光コンベーション協会「鬼さがし」
・苫小牧民放、先住民族関連ニュース「虎杖浜に新しいホテルがオープン」
・オズ「白老虎杖浜に誕生!心のリゾート 海の別邸 ふる川」、②
・虎杖浜海の別邸ふる川のHP
・千歳アイヌのサケ文化のHP
・Mマート「【かねしん】北海道産生ドナルドサーモン(ニジマス)」
・旅色お取り寄せグルメ「たらこ家虎杖浜本店(カネシメ松田水産株式会社)」
・納豆専門店「豆の文志郎×くま納豆」のHP
・VIDEO FAN HOKKAIDO「虎杖浜神社から見た市街」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
鮮やかな「パブリックアート」(新函館北斗駅壁画)
新函館北斗駅で新幹線から在来線乗換まで15分あるので、改札を出た自由通路に展示されている作品を観賞します。
題名は「ムクムク 水と光と大地に捧げる詩」。
北海道出身・在住の彫刻家・デザイナー「五十嵐威暢」氏の作品。
<作品の解説>
大沼国定公園を中心に拡がる豊かな自然は、清らかな水と光が溢れる大地の様子に象徴されています。
山の存在感と湖面の輝きと花の彩と樹木のざわめきが一体となって、人の心に未来と希望と元気を運んで来るように、手吹きガラスを使った新しい光の造形として制作しました。 -
札幌行き特急「北斗」(新函館北斗駅)
事前に購入した指定席の乗車率は100%ですが、自由席は空いているようです。 -
雲のかかる「駒ヶ岳」(大沼公園付近)
今日は北海道の玄関となる「駒ヶ岳」は、顔を出していません。 -
かぼちゃ畑(駒ヶ岳周辺)
北海道森町の特産かぼちゃ「森の都かぼちゃ」。
駒ヶ岳周辺では、過去の噴火により堆積した水はけの良い火山灰土質を生かしたカボチャ栽培が盛んです。
「森の都かぼちゃ」は、水分も少なくホクホク感が強い特徴があります。 -
ウミネコの休憩(森駅)
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浮き玉の並ぶ「蛯谷漁港」(石谷付近)
列車は噴火湾沿いに走ります。 -
煙突が高い「伊達火力発電所」(伊達紋別付近)
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海が見えるホーム(北舟岡駅通過)
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出発の合図は黄色い「電子ホイッスル」(登別駅)
登別駅で特急を降ります。
最近は感染防止のマスクを外さなくても笛を鳴らせる「電子ホイッスル」が使われています。
スポーツ用品メーカー「モルテン」の製品で、運動競技の試合に使われているようです。
笛の音が聞きたい方はこちらから
https://www.molten.co.jp/sports/jp/equipment/whistle/sound/ra0010-y.html -
鬼のお出迎え(登別駅)
待合室に「鬼の神棚」が祀られています。奥さんが可愛い・・・
登別には湯を守る「湯鬼神(ゆきじん)」がいて、人々の幸せを願い厄払いしてくれます。 -
今晩の宿「心のリゾート 海の別邸 ふる川」
登別駅から宿のお迎えの車で10分ほどで到着。
ここは登別市の隣にある白老郡白老町虎杖浜です。 -
アイヌ民族の丸木舟「チプ」(玄関前)
一本の丸太を繰り抜いた約7mのアイヌ伝統の舟が置かれています。 -
イチオシ
「カムイチェプ(神の魚)」(玄関前)
アイヌは「サケ」を、神(カムイ)が人間(アイヌ)のために神々の国から送ってくれた魚と考え、「カムイチェプ=神の魚」と呼びます。
食料だけでなく、皮を生活用具に加工したり、交易品としても利用していました。 -
海の見える「ラウンジ」(ふる川)
チェックインの手続きは「ラウンジ」で。 -
くつろげる空間(ラウンジ)
大地をイメージした素材や色使いのラウンジ。
書棚には北海道の自然、文化、歴史などの本が用意されています。
ラウンジではゆったりとソファでくつろぎ、都会の生活を忘れて本や海の景色をじっくり楽しむことができます。 -
目の前には180度広がる太平洋(ラウンジ)
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天井は開放感ある吹き抜け(2階からラウンジの眺め)
宿は高台にあるので、ラウンジだけでなく、外のテラスからも太平洋の海原を眺めることができます。 -
ウエルカムドリンクの「抹茶とお饅頭」(ラウンジ)
宿のおもてなしが始まります。 -
「ふる川ラウンジのお楽しみ」
ラウンジでは飲み物以外に、時間ごとにお菓子やワイン、夜食などが提供されるので楽しみです。
夕食前に日本酒試飲コーナー、午後以降に白老のお茶コーナーもあります。 -
落ち着いた雰囲気の客室廊下(ふる川)
客室は全部で30室。
今回は一番お手頃な料金の2食付き和室(21,850円/人)を予約。 -
オーシャンビューの景色(3F和室)
水平線を眺めながら、ロッキングチェアに揺られます。 -
押し寄せる波の音(3F和室)
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広い海原(3F和室)
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部屋の備品(3F和室)
非常用ラジオまであります。 -
好きなジャンルのCDが聴けます(3F和室)
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座椅子と大型クッション(3F和室)
殿様気分になれます。
細長い団扇は良くしなるので快適な涼風が得られます。 -
窓からの眺望案内(3F和室)
朝日が昇り、夜中に漁火、噴火湾のまわりに室蘭の地球岬、渡島半島などが見えます。
では、館内と周辺の探検に出かけます。 -
イチオシ
茶葉が勢揃い(4Fお茶処)
好みの茶葉を選び、ティーポットに茶葉を入れ、お湯を注ぎ、5分ほど煮出してつくります。 -
茶箱を開けてみると本格的(4Fお茶処)
-
ウッドデッキの展望台(2Fテラスから)
下のアヨロ海岸との間は崖になっているため、宿から直接下りられません。
宿の前の車道を虎杖浜方向に行くと、海岸に下りることができます。 -
イチオシ
アヨロ海岸とアヨロ鼻灯台(宿の下)
ウミネコがポーズをとってくれます(笑) -
砂浜には綺麗な貝殻と石(アヨロ海岸)
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断崖が続きます(アヨロ海岸)
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海岸段丘の上に佇む宿(アヨロ海岸)
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海岸に咲く「ハマヒルガオ」(アヨロ海岸)
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砂浜を彩る「ハマエンドウ」(アヨロ海岸)
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「この砂浜は意外と私有地です」(アヨロ海岸)
注意書をよく読むと「散歩だけなら許容範囲」とのこと。 -
赤いのぼりの立つ「海産物ロード」(アヨロ海岸)
虎杖浜には海産物店がいくつか並んでいるので、「海産物ロード」と呼ばれています。
赤いのぼりには「たらこ食べますか?」と書いてあり、道を挟んだ向かいには「たらこ屋虎杖浜」があります。
虎杖浜沖で水揚げされた新鮮なスケトウダラを原料に、甘口・無着色の「虎杖浜たらこ」。
秘伝の調味料と上等の唐辛子を用いて漬けこみ、1週間ほど低温下で熟成させ、旨味を最大限まで引き出した逸品です。 -
ガラス浮き玉のオブジェ(海産物ロード)
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「純虎杖浜産を浜ゆで」(海産物ロード)
甘えびをはじめ、つぶ、たこ、毛がになどを浜ゆでして販売。 -
虎杖浜神社
宿の隣の高台にある神社です。
「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」のロケ地で、寅さんがネクタイ売りをしていたところ。 -
虎杖浜の町並み(虎杖浜神社からの眺め)
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観音寺(虎杖浜神社からの眺め)
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黄色い「テマリツメクサ」(虎杖浜)
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斜面に咲く「ノイバラ」(虎杖浜)
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雨露のつく「ハマナス」(虎杖浜)
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観音寺の本堂(虎杖浜)
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微笑ましいお顔の「石仏」(観音寺境内)
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イチオシ
歴史を見守ってきた「石仏」(観音寺境内)
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海を見ながら浸かる足湯(ふる川)
宿に戻り、ウッドデッキにある足湯に来ています。
丸いドラ(スティールタングドラム)を叩くと、さざ波のような不思議な音色を奏でます。 -
ウッドデッキのテラス
ソファに座ると空と海が一体化する景色になります。 -
石蔵の「醤油蔵」(テラスの横)
地元の食材を使った醤油を熟成しています。 -
「燻製工房」(テラスの横)
燻製工房で作る自家製「パカレ」は、卵やチーズの他に枝豆や白老名物の「虎杖浜たらこ」も燻製に。
「パカレ」とはアイヌ語で「燻す・燻製」という意味。 -
季節の一品(ラウンジのお楽しみ)
16:00からラウンジにて、おやつが楽しめます。
今日は「餡子と甘酒」。夕食前の小腹にちょうどいいおやつです。
この後、天然温泉「美肌の湯」に浸かり、お肌がツルツルに。
露天風呂に体を沈めると海と一体になれます。
湯上りに、日本酒を少しだけ試飲。 -
食事処「海の詩」
いよいよ夕食です。
前浜で揚がる魚介や近隣で採れる野菜など、白老は食材の宝庫です。 -
北海道の海の幸・山の幸(夕食)
食欲をそそる食材の産地を描いた下敷きに、これから料理が並びます。
さて、何が出て来るかな・・・ -
最初に「チーズと肉の燻製」(夕食)
自家製「パカレ」を食前酒でいただきます。
季節の創作懐石膳のテーマは「晴天の涙」。 -
先付「初夏の磯寄せ」(夕食)
海老、紫芽(むらめ、紫蘇の若い芽)、トウモロコシ、秋田産ジュンサイ、美味出汁、山わさび。
とろけるような旬のジュンサイに、甘みのあるトウモロコシに山わさびがアクセントになります。 -
イチオシ
造り「緑雨の恵」(夕食)
前浜海苔の燻製、日高産ツブ、虎杖浜産「ドナルドサーモン」、前浜産「ヤナギダコ」、旬の白身魚2種。
「ドナルドサーモン」は初めて聞きましたが、虎杖浜で養殖されているサーモン(ニジマス)で、脂のりもよくシコシコしています。
地元の「ヤナギダコ」は吸盤が他のタコより多く、味が濃い感じ。 -
サッポロ「クラシックビール」(夕食)
-
「ワインスピリット」(夕食)
自家農園の摘みたてミントのワイン。 -
焼物「米茄子田楽」に自家製オリジナルホップ味噌のせ(夕食)
ホワイトアスパラ、木の芽、ミョウガの天婦羅。
ずっしりと旨味が詰まった「米茄子」に、ホップを炒めて香りとコクを出して味噌と合わせた「ホップ味噌」をのせて焼いています。 -
口替り「登別望月製麺の冷麦」に自家製トマトポン酢タレ(夕食)
オクラ、茗荷、胡瓜、紫蘇、松の実、クルミ、金胡麻。
風味が豊かな道産小麦「きたほなみ」で作られた生冷麦。
その食感を生かすため金胡麻や松の実と一緒に食べます。
味付けはトマトポン酢。 -
煮物「さいとう釣堀園の虎杖浜産 山女魚の梅煮」(夕食)
冬瓜、そうめんかぼちゃ、花人参、虎杖浜のクレソン、鶏出汁。
クッタラ湖の湧水で養殖した山女魚は、臭みがなく今が旬。
3日間じっくり煮たので柔らかいです。 -
台物「白老牛」と江別産「庵夢豚」のしゃぶしゃぶ(夕食)
有馬山椒出汁(飛魚出汁)、新玉ねぎ、レタス、実山椒。
「白老牛」は美味。
肉の旨味を引き立てる野菜には新玉ねぎとレタス。
山椒鍋は口の中がピリッと爽やかになります。 -
食事「地元産燻製時鮭のおむすび」(夕食)
五色あられ、きざみ海苔、万能葱。
地元の時鮭を燻製にし、地元胆振地方で作られる「ななつぼしの但東米(たんとうまい=たんと・うまい!!)」で焼きおむすびにしたもの。
鍋のお出汁をかけ、お茶漬けにして食べます。 -
デザート「レモンゼリーとアングレースソース掛けパインソテー」(夕食)
すっきりした柑橘ゼリー。
塩麹とハチミツに漬けた焼きパインに、卵とクリームチーズを合わせたアングレースソース掛けます。
地元で採取した白樺の樹液を泡状にした大豆レシチンなど。 -
「サングリアワイン」(ラウンジのお楽しみ)
21:00からラウンジにて、白ワインをベースにフルーツでほんのり甘くした「サングリアワイン」をいただきます。
スペインのアンダルシア地方の飲み物です。
そして、22:00から夜食に「厚真産メークインのヴィシソワーズ パン添え」をいただきます。
部屋に戻り、窓から見える海は照明で照らされ、暗闇に押し寄せる白い波が幻想的な景色を醸し出してくれます。
では、おやすみなさい。 -
イチオシ
太平洋から昇る朝日(3F和室)
時刻は4:15。
朝日が水平線から少し昇ると、海面が輝きはじめました。 -
キラキラ光る海(3F和室)
時刻は6:47。
海の色が刻々と変わっていきます。 -
朝食は釜炊きのご飯
-
イチオシ
鉄板焼き(朝食)
椎茸、ベーコン、ソーセージを自分で焼きます。 -
和食膳(朝食)
本来、ビュッフェスタイルですが、今はコロナ感染防止のため、あらかじめ盛り付けされた和食膳が用意されています。
虎杖浜産たらこは2種類。松田水産の自然派と澁谷水産の減塩派の食べ比べ。
「くま納豆」は登別のこだわり納豆をつくる専門店「豆の文志郎」のもの。
くま牧場が近くにあるので「くま納豆」とネーミングされています。 -
ワインレッドの「ハマナスジュース」(朝食)
ハマナスからつくられたジュース。 -
フレッシュ・オレンジジュース・サービス(ラウンジ)
グラスをセットし、オレンジを上の投入口から入れると、自動で絞り出しジュースが出ます。 -
デザート(ラウンジ)
デザートはラウンジでいただきます。
オレンジジュースに、ヨーグルトに壮瞥産りんごジャムのせ、果物、ババロアなど。 -
イチオシ
朝のウッドデッキのテラス(海の別邸 ふる川)
-
波の押し寄せる太平洋(テラス)
-
室蘭の地球岬と渡島半島(テラス)
「海の別邸 ふる川」では都会の生活から離れ、自然と向き合い、贅沢な食事と心のリゾート(くつろぎ)の時間を過ごすことができました。
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