2020/09/04 - 2020/09/06
14位(同エリア73件中)
RAINDANCEさん
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山梨県南西部、南巨摩郡身延町にある下部温泉を訪れました。開湯は平安時代とされる古い温泉で、戦国時代には湯之奥金山の下で再興、江戸時代には身延山久遠寺の参拝者も利用し、近代には昭和31年(1956年)に国民温泉保養地に指定されました。
★身延カントリークラブでゴルフの後、下部温泉で最大の「下部ホテル」に泊まり、ぬる湯で温冷交互浴のあとに多彩なビュッフェを愉しむ。
★金で栄えた痕跡、「湯之奥金山博物館」と「湯之奥集落」を探訪。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎鳥もつ煮
◎ほうとう
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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中央道から中部横断自動車道へ。
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富士川町を抜け、身延町へ入ります。
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終点の下部温泉早川ICから4kmほどの「身延山カントリークラブ」へ。
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ラウンド後に訪れる予定の下部温泉から近いこともあり選びました。
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西那須野カントリー倶楽部やホウライカントリー倶楽部などを設計したロバート・ボン・ヘギーの設計で、2007年開場のゴルフコースです。
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富士川を望む丘陵に広がり、距離は短めでしたが起伏がありややトリッキー。前半は2バーディとビックリするほど良かったのですが、後半は実力通り叩いてしまいました。
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ラウンド後、下部温泉へ。この日宿泊予定の「下部ホテル」の建物が見えてきました。
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JR身延線の下部温泉駅のすぐ近く...
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下部温泉の入口に構える「下部ホテル」に到着です。元々は昭和4年(1929年)開業の老舗ですが、一旦は軍に徴収され療養所となったのち、昭和55年(1980年)に現在の建物でホテルを再開したそうです。
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広いロビーラウンジ。
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広縁があるゆとりの客室。
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感染症対策であらかじめ布団が敷かれていても、客室が広いので圧迫感無し。
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設備・備品も万全、さすがは下部温泉を代表するホテル。
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客室からの眺め。
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チェックイン後、さっそく温泉へ。
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『松ぼっくりの湯』へ。
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大きくてきれいな脱衣所。
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ドレッサーも大きめ。
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内湯の「壱の湯」と「弐の湯」、異なる源泉から引く天然温泉。
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温度低めのこちらの湯は硫黄臭。
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熱めの「八角檜風呂」。
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「岩露天」。
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岩露天の片隅...
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...ここが「低温泉」。夏はこの”ぬる湯”が格別に気持ち良いのです。熱めの八角檜風呂との温冷交互浴を心ゆくまで楽しみました。
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ラウンジの奥にある「石原裕次郎写真展」。
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昭和36年(1961年)に石原裕次郎が骨折の療養のため、まき子夫人と1ヶ月半このホテルに滞在したらしい。
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このようなゆかりの品も。
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そして、夕食の時間となりました。
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ディナーは、山梨の旬な食材がそろう、ビュッフェレストラン”山のかまど”のバイキング。
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刺身。
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野菜サラダ。
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揚げ物、焼物。
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ライブキッチンの出来立て料理。
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中華も。
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酒やごはんのお供に漬物。
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デザートもたっぷり。
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隣町の早川町の特産フルーツ”ぽぽ”を使ったアイスクリームもあります。
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寛延3年(1750年)創業の山梨銘醸の日本酒をお供に...
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...ライブキッチンの囲炉裏で焼かれた山女魚や...
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...天ぷらにステーキ...
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...この特製チーズパスタもおすすめとのこと。
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山梨名物の”鳥もつ煮”などもあり。
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ミニ冷やし中華に、”ほうとう”もあります。
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いや~やはりビュッフェは食べ過ぎてしまいますね。ごちそうさまでした。
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ゴルフの疲れもあり、温泉に入って早々と就寝。
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翌朝...
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『ほたるの湯』です。
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内湯の「壱の湯」と「弐の湯」。
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「檜風呂」。
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「岩露天」と「陶器風呂」。
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「低温泉」。こちらも温冷交互浴ができます。前日の『松ぼっくりの湯』と併せ、泉質の異なる2種類の源泉の7つの露天風呂を12の湯舟で堪能できました。
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朝食ビュッフェは前夜と同じレストラン。
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オープンキッチンの焼き魚コーナー。山女魚の一夜干しが自慢らしい。
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出汁茶漬け、雑煮、味噌汁...などの汁物。
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野菜もたっぷり。
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漬物もたくさん。もちろん洋食もありますよ~。
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パンも多様。
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山女魚、美味かったです。
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デザートにコーヒーもバッチリ。
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前夜のビュッフェも食べ過ぎたのに、朝も食べ過ぎてしまいました。ラウンジから...
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...庭園をのぞいてみます。足湯が楽しめる「水のラウンジ」。
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立派な鯉たち。
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ホテルをチェックアウトし、下部温泉の周辺観光へ。
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硫黄泉の温泉タンク。石原裕次郎の句と、温泉の効能が書かれてます。
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手をあててみると低温の硫黄泉、硫黄臭がプンプンしていました。
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まず向かったのは、ホテルから下部川を挟んで向かい、およそ300mほどの場所にある「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」です。
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「武田信玄の隠し金山」とも呼ばれた「湯之奥金山」に関する博物館です。
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湯之奥金山は、ここから南東に数kmの山中にありましたので、坑道跡を歩いたりといったアトラクションはありません。
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甲斐の国を本国とした武田氏は、信玄とその子勝頼の時代に支配領域を最も拡大し、湯之奥金山(中山・内山・茅小屋の金山の総称)もその支配下にあったとのこと。
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中山金山は最も古い金山の一つとされており、武田家が戦国大名となる前の15世紀末頃に操業され、信玄の時代には大賑わいだったと考えられているそうな。
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その後、江戸時代中期の18世紀まで操業が続けられ、甲斐国屈指の金山跡として平成9年(1997年)に国史跡に指定されています。
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こちらは砂金取り体験室。
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体験中の方がいました。
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山梨県は「ゆるきゃん△」というアウトドア女子を描いたTVアニメの聖地らしい。
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ゆるきゃん△はドラマ化もされてる様です。ところで、上のケースに入ってる謎のキャラクターは、この博物館マスコット「もーん父さん」。
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博物館を後にし、下部温泉街へ。
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公衆浴場「下部温泉会館」、ここで日帰り温泉ができます。
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温泉街を抜けます。
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創業明治8年(1875年)、登録有形文化財の宿「大市館 裕貴屋」、この宿も良さそうです。
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温泉街を抜け、湯之奥集落まで上って来ました。
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急斜面に石垣で造られた昔ながらの通りと家並み。かつては金山の町として栄え、代官屋敷や精錬所まであったそうです。
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この「門西家住宅」は、武田一族の穴原氏に属した家柄だった門西家の、江戸時代中期の建築(昭和44年に大規模修理を実施)とされる邸宅で、国指定重要文化財。門西家は現在も集落の当主だそうです。
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さらに上り、「湯之奥・山神社」にやって来ました。
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集落の守り神として祀られ、住民は山仕事の安全をここで祈願していたそうです。
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かつては”湯之奥三千”ともいわれたそうですが、今では10戸ほどとなった集落を神社が昔と変わらず見守っています。
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湯之奥から温泉街へ下り、常葉川に沿って国道300号線を富士五湖方面に帰途へつきます。
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「道の駅 しもべ」に立ち寄り。特産品展示販売やギャラリー、そば処「木喰庵」や...
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...バーベキュー設備、体験実習、芝生広場、築120年移築民家などがありました。
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散歩コースの橋から眺める常葉川。
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身延町からとなりの富士河口湖町に入り、富士五湖道路を経由して帰途へ。
以前、身延町を訪れた際にはゴルフの前泊で何気なく下部温泉に泊まりましたが、今回はゴルフの後泊でぬる湯を目的に、下部ホテルを狙ってみました。
★前回の身延訪問記:https://4travel.jp/travelogue/11188383
開湯は平安時代とされる古い温泉で、戦国時代には湯之奥金山の下で再興、江戸時代には身延山久遠寺の参拝者も利用したとのこと。近代には昭和31年(1956年)に国民温泉保養地に指定された温泉地は、近年ちょっと鄙びていますがそれもまた良い雰囲気でした。
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