【列島巡業008】ぐるりと北陸 [1日目]

2021/06/13 - 2021/06/13

一週間の長期休暇がとれたので、少しだけ遠出してみるコトにしました。かねてより訪ねたかった北陸路へ。

JR東海の「北陸観光フリーきっぷ」を握りしめ、ぐるりと乗り鉄してみるとします。今回もマスク着用、アルコール消毒液を持参の上、コロナ対策を万全にしての巡業です。。

エリア 九頭竜(福井)

今回の巡業は、名古屋駅からスタート。
特急｢しらさぎ5号｣に乗車し、いざ北陸路へ。。

名古屋駅 駅

特急列車に乗ったら、まずは駅弁。名古屋駅は松浦商店の｢復刻弁当｣を賞味。昭和43年頃の掛け紙に包まれた、幕の内弁当です。。

列車は米原駅から、北陸本線へと入ります。ここで列車の進行方向が変わるので、座席もクルッと方向転換。。

米原駅 駅

途中、敦賀を過ぎると、並行して北陸新幹線の高架橋が寄り添います。金沢以西の延伸区間は、まだ工事中。架線は張られていません。。

福井駅に到着しました。駅舎には恐竜の絵が描かれています。。

福井駅 (福井県) 駅

福井は｢恐竜王国｣のようです。県下で恐竜の化石がたくさん発掘されたとのコトで、駅前には実物大の恐竜のモニュメントもあります。。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

そんな福井駅、駅前広場には路面電車の電停もありました。福井鉄道の電停です。。

少しだけ、駅周辺を散策します。城下町の福井ですが、今ではすっかり商業都市に。この付近に、1年半前に亡くなった恩人の本家があると聞いたので、それとなく立ち寄り。。

さて 駅に戻って、紅い気動車に乗り込むとします。。

福井駅 (福井県) 駅

JR越美北線に乗車。
55km先、九頭竜湖へと至る山深い路線です。。

途中で、戦国合戦の舞台・一乗谷を通ります。1573年、織田信長は当地の領主・朝倉義景を滅ぼし、越前や若狭へ勢力を伸ばす足掛かりを築きました。。

一乗谷駅 駅

車窓には、付かず離れずで蛇行する｢九頭竜川｣の溪谷美が続きます。。

そして辿り着いた山峡、九頭竜湖駅。。

九頭竜湖駅 駅

結果的に終着駅となった同駅ですが、当初の計画では更に南下し、越美南線(現・長良川鉄道)と繋がって、美濃太田まで至る予定でした。。

九頭竜湖の駅前にも、恐竜がおりますよ。。

さて、折り返しの列車で、福井へと戻ります。九頭竜湖～越前大野間では、タブレット交換が今なお現役。。

向かいの席の幼子(おさなご)は、列車のリズムに揺られ、すっかり眠ってしまいました。。

福井駅へ到着。
北陸本線の主力は、メタリックな521系電車。。

福井駅 (福井県) 駅

福井からは、特急｢サンダーバード27号｣に乗り込みます。片手には、地元・勝山の銘酒｢一本義｣を携えて。。

並走する北陸新幹線の高架橋です。2024年に、金沢から敦賀までが延伸開業した暁には、この区間の在来線もまた、第三セクターへ経営分離されてしまうのでしょう。。

かつては、大阪から新潟までを結んだ名列車｢雷鳥｣号の後継、｢サンダーバード｣号も、その行く末が気になるところです。。

金沢駅 駅

さて、金沢からは新幹線に乗り継ぎます。北陸新幹線の区間列車｢つるぎ｣号に乗車。。

なるほど、北陸新幹線はJR西日本とJR東日本をまたがって走るコトから、車内誌も両社の発刊分が、各座席に用意されております。。

金沢から1駅目の、新高岡で下車しました。。

新高岡駅 駅

駅前に佇むは、地元・富山県内に営業基盤を持つ 加越能バス。。

ここで、JR城端線に乗り換えます。やって来た列車は、忍者ハットリくん仕様の気動車。。

車内には、忍者ハットリくんの登場キャラクターがいっぱい！獅子丸は、相変わらずチクワまみれです。。

国鉄型車両の車内に懐かしみを覚えつつ、悪巧みする｢影千代｣の表情にも懐かしさを覚えます。。

終着の城端駅は、海抜123.4米の高さに位置。国鉄時代の面影を残す、ローカル風情の漂う終着駅です。。

城端駅 駅

折り返しの列車で、高岡まで戻って来ました。城端線には、国鉄色の気動車も多数在籍。さて、本日の行程はこれにて終焉。今宵は高岡市内のホテルで、一泊するとします。。

高岡駅 駅