ホテル八重の翠東京に泊まってみた。

2021/06/08 - 2021/06/09

数年ぶりに沢木耕太郎の『深夜特急』を読んだら、なんだか自分もバスで旅したくなり、居ても立っても居られなくなって来た。私が出来るバスの旅って‥高速バスで東京に行くくらいしか思いつかない。ちょっとだけ非日常を味わうのも悪くない。日帰りだと物足りないので、ホテルに篭りながら『深夜特急』の続きを読む事にしよう。

エリア 東京

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

我が家から徒歩で10分弱の高速バス停から旅は始まった。このバスの運転手さん、意外と飛ばすタイプとみた。高速道路でガンガン車線変更しちゃったり、『深夜特急』に出てくるインドでのバスの運ちゃんはこの運転手の100倍はぶっ飛んでいるのだろうが、気分が高まって来たよ！おかげで15分も早く東京八重洲に着いてしまった。運転手さんおつかれさまでした。（もちろん安全に問題はありませんでしたよ）

高速バスの車内。始発じゃないのに誰もいなーい。
途中から乗って来たのは5人ほどでした。
平日の昼間とは言え、バス会社大丈夫かい？

ホテル八重の翠東京の外観。八重洲中央口から一直線で行け利便性は高い。ですが徒歩15分かかるかな？八重洲の地下街から行ったほうが今の季節暑くなくて良いが、結局は途中から地上に出て歩かなければならないからやはりタクシーを勧めます。

ホテル八重の翠東京 宿・ホテル

案内はないですが、ホテルの入り口はすぐわかります。

入り口を入って正面左側をいくとフロントに続くエレベーターがあります。照明は暗めです。

チェックイン時、一気に14階のレセプションまで上がります。食事や買い物などの外出の際、自室の階から一階にはフロントを通らずそのまま降りられます。ホテルに戻った際、自分の部屋へ帰るには14階のフロントまで行き、他のエレベーターに乗り換えその部屋の階に降りるしくみ。書いててあらためてめんどくせーってな気分になりました。この仕組みはセキュリティの問題だと思うのですが、安心だから利用したいお客さんもいるのでしょう。

ここからは八重洲中央口が見えます。

夜はバーになるようですが、カウンター席はこれで良しとしても、手前にあるテーブル席はファーストフード店のようなチープな机と椅子。ここくらい座り心地の良いソファを置くべきかと。コーヒーや紅茶などのドリンクは無料でいただけます。ただフロントの方に声をかけて淹れてもらうしくみです。うーん、それならいらないってなる人多数かな？コロナ対策でセルフも難しいかな。

開放感バッチリです。ここからの夜景はキレイでしょうね。東京タワーとかは見えないけど、東京の夜景は満喫できますよ。

14階にある日本庭園。小さいながらもなかなか本格的で、季節の花やししおどしもあり楽しめました。

夜9時まで解放してます。見学は自由。

カードキーをかざして自分の部屋の階数ボタンを押すタイプ。ていうか今のホテルは殆どがこのタイプ。

築一年も経ってないから、全てが新しいホテル。この廊下の突き当たりが本日宿泊する部屋。

10階コーナーツインの部屋です。
どうせなら夜景の見える部屋を取ろうと思い、ホテルに問い合わせをすると、それならモデレートツインかモデレートダブルがおすすめと言うことでした。楽天ポイントを使いお手頃価格で。ポイント使わなくても1人利用で1万ちょっとなので、立地や利便性、そして部屋の広さやお風呂とトイレが別などと考えればかなり安くはなっていると思いました。

クローゼットはなく、壁にハンガーがかけてあるだけ。独立したクローゼットがないぶん部屋は広くなるし私はこれで十分でした。

ナチュラルな木目を基本とした誰も落ち着く無難な色調。和のテイストが良いです。

和紙（に似せた）ロールスクリーン。オリンピックで来日する外国人意識したホテルなんですね。数年後にはシミだらけ？とか心配しちゃいます。随所にコストがかかっています。泊まるならホテルが新し目の今じゃないでしょうか。

洗い場もある清潔なバスルームです。脚を伸ばせるほどのサイズではないです。背の高い方は狭く感じるかも。どちらかと言うと自宅のお風呂に近い造りです。

有名な焼き物の洗面ボウル。最初は使い難かったけれどもこのタイプも案外いいかも？使うたびに回りの水滴を拭きとってましたが( ；∀；)
手洗いソープは泡が出てこのご時世ありがたい。固形石鹸だと悲しい。

バスマットです。ホテルヤエン（野猿）と読んだ私はいったい‥

アメニティも一定は揃えています。
バスソルトもありました。

ドリップコーヒーと日本茶の2種類。マグカップは使わせていただきます。

棚の茶器はオブジェかと思ったら使っても良いみたいです。
実際には使う場面がなかったですが。

いくらスーペリアツインと言えど10階だとまだ低く、東京駅までは見渡せない感じです。参考までにこのタイプの部屋を予約する時は何階の部屋かを確認してみると良いです。13階が1番ベターです。

部屋のコーナー東側の窓からの景色。どちらのオフィスビルも夜9時頃までお仕事してましたよ。リモートが全然進んでないってわかる気がしました。

パジャマがセパレートなら良かったなぁ。

桜のモチーフが美しい！ライトに照らされ幻想的な空間です。どの部屋にもこれはしつらえてあるようです。

カウチソファからのテレビの位置。

徒歩6分くらいの所に日本橋高島屋があります。地下でお弁当を買って夕飯にしました。お店の店員さんと少しお話ししたのですが、やはり土曜日の夕方の地下はかなり密になるそうです。みんなデパ地下好きだものねー。

日本橋高島屋S.C. 百貨店・デパート

14階屋上からの夜景です。腰掛けるベンチもあるのでゆっくりくつろいで見ることが出来ますよ。ただ、ここへ行くにはフロントを通らなければならないので、お風呂あがりにビール持って部屋着などラフな出立ちでは行けないと思います。風が強かったけど気持ち良かったです。

部屋からの夜景はこんな感じです。前にあるビルの上層階が無人だったためロールスクリーンを開けっぱなしにしていました。道路挟んだ右にオフィスビルがあるので着替えなどはなさらぬように。

ベッドからのTV位置最高でした。簡単なヨガをやってリラックスして就寝。いつもは出来ない経験ができて良かったです。

和紙のスクリーン越しにやわらかな朝陽です。チェックアウトの11時までゆっくりと過ごしました。結局、沢木先生の本は2巻までしか読めず。

この先コロナが収束して、前のようにインバウンドが入って来たら確実に値が上がるホテルだと思いました。
ビジネスホテルの括りではない、個人的にはとてもおすすめのホテルです。東京でのホテルステイもひとつの旅なんだなぁと、思えるそんな充実した時間でした。感染に気をつけ旅を楽しみましょう。