日本の北の果てまで行ってやるぅ 4 オロロンラインを羽幌まで

2021/05/24 - 2021/05/24

羽幌に3泊もする人は少ないと思います。
フロントでチェックインする時も、名前を言うと、「はい、ご予約は1泊ですね」と言うので、驚いて「えっ、3泊ですが」と訂正しましたけど、彼女は、いつも「1泊ですね」と言っているのだと思います。

町は何もなく、ほとんどの飲食店が、「緊急事態ゆえ、休業します」と言う張り紙を出してましたが、どちらにせよ、お客は少なそうな雰囲気でした。

幸い、うちの宿のレストランは、ランチ営業もしていましたけど、13時ぐらいに時差攻撃したのですが、どんどんお客がやってくるのでびっくりしました。ある時は、道路ですれ違った、自衛隊の隊列まで、うちのホテルの駐車場に入っているではありませんか。

ランチする場所、それほどに無いのでしょうね。

もう北海道に上陸してから、1週間の間、晴れたのは、たった2日。
雨が降らないのが3日あるかないか。
「北海道に梅雨はない」と言う言葉に、騙され続けけましたが、今回ほどひどい裏切りは初めてです。

まあ、人生って、そんなもんです。「修行の旅」らしく、雨風をじっと耐えたいと思います。

と、そんな雨の日々の中、羽幌の1日だけは、朝から晩まで快晴でした。

それゆえ、330キロを走り回りました。
せっかくのオロロン・ラインの景色を見ようと、羽幌から南へ50キロの留萌まで、100キロ北のサロベツ原野まで、元気に走り回りました。

エリア 苫前・小平・羽幌(北海道)

これは羽幌到着日。
どんよりと曇った空の下では、ホワイト・ビーチも、ネズミ色です。

羽幌の町を散歩して、お寺のエクゾチックさに惹かれました。

神社も取り囲む木々の種類が変わると、こんなにも雰囲気が変わるのですね。

コンビニで、ピザまんを買って、近くの公園で、立ち食いしました。
ピザまんは、チーズが入っているので、その匂いに惹かれたのか、何やら動物が近づいてきました。
猫にしたら、ちょっとサイズがでかい。
と見ると、キツネでした。さすが北海道。
めちゃくちゃ痩せてます。
ピザまんを食べ終わったタイミングで姿を表したので、お気の毒でした。でも、チーズの匂いがするのか、私が食べていたスポットをクンクンと匂いを嗅いでました。
ごめんね。匂いだけで誘惑しちゃって。

テレビのリモコンが、袋に入ってます。
なるほど、客ごとに袋を入れ替えるという、コロナ感染対策の一手なんですね。

この辺りは、甘エビとかが名物らしく、エビのスパゲッティと、エビタコ餃子をいただきました。

道の駅のストアで、アスパラガスを売ってました。

オーシャンビューの部屋は、居心地が良かったです。

オロロン・ラインのシンボル、オロロン鳥の像。
船に弱いから、天売島に行く予定はないけど、オロロン鳥は、覚えました。

まっっっっっっっすぐな道。

道路へと、海へとストンと落ちる山々。

どんどん雲が減って、晴れていきます

晴れ間が出ると、この色合いになるのですが、なかなか見れませんでした。

快晴の朝、まず目指したのがここです。

最近のインスタ映えブームで、青い空と赤い鳥居が人気のようです。
琵琶湖の白髭神社も観光客が押し寄せるようになったそうですが、ただポツンある鳥居でも、人気スポットだそうです。

行きはヨイヨイ、帰りはゼーゼー。
誰もいなくても、緊急事態の北海道への礼儀で、マスクはつけたまま歩くようにしてますが、登りの時だけは、マスクをずらせます。
ゼーゼー、しんどいですもんね。

ゼーゼー言いながらも、新緑の美しさに立ち止まります。

利尻富士が見えました。
ちょっとだけ冠雪してます。

風の強いエリアゆえ、風力発電をよく見かけます。

牛やぁ。
通訳ガイドをしていた頃、よく質問されるのが、「日本には、牛や馬はいないのか」というもので、「皆さんが、旅している東京から大阪の範囲は、日本人の半数が住むエリアですので、牛や馬は見かけません。もし、北海道や九州へ行けば、牛も馬もいますが、東京からの観光客は、牛を見かけると、必ず記念撮影をします」と、私が説明すると、お客たちは爆笑します。
世界の多くに国では、牛や馬は日常の風景なんですね。
私も、都会育ちなんで、牛や馬を見かけると、つい写真を撮ってしまいます

南の方を見ると、冠雪した山が見えました。
なるほど、ニセコの山々が、こんなところからでも見えるんですね。
この日は、ほんとうにいい天気でした

羽幌から、留萌まで南下しましたけど、羽幌の北よりも、留萌から羽幌間の海の景色が、良かったです。
これは、留萌の黄金崎の海岸です。
もう、風がすごく強かったです。

うっすらとニセコの山々が見えてました。

鰊御殿。
緊急事態で、嫌味なほど、観光施設は閉鎖です。

この日はやっと、名物のサンセットが見えました

この日は、スーパームーンの皆既月食とのことで、日本列島で晴れたのは、北海道と東北だけでした。
あんまり天体ショーには興味がないのですが、せっかく晴れているのに、見ないのも失礼かなと、宿から出て、南東の空を見たら、ちっこい月が見えました。
日本に近づくからスーパームーンと言いますが、距離はかなりありそうで、いつものちっこい月でした。
が、欠けているのはしっかり確認できました。
一眼レフではなく、コンパクトデジカメと、iPhoneで写したので、限界がありますが、何枚が入れます。

これは道の駅で買った、お土産です。
実は、昨年の秋のドライブ時に、50肩になり、自力でリハビリしてますが、まだ完治していません。それまでは、背中のありとあらゆるスポットに手が届いたのに、急に届かなくなり、「孫の手」が必要になりました。
地元のダイソーのはイマイチで、今回、いいのがあれば買おうと思っていたのでした。
この「高級」孫の手は、なかなか優れものでした。
しかし、孫の手が土産になるとは・・・・・寂しい。

この旅行記へのコメント （2）

• 言語現象研究者さん 2021/06/03 15:29:05

  利尻富士、ニセコの山々　美しいです！

  利尻富士の雄姿 素晴らしいですね、頂上の雲がたなびいて素晴らしい（桜島を思い出しています）。利尻のブリブリの昆布を頬張りたいです。ニセコの山々の遠景も素晴らしく、旅情を誘われます。北海道のカニ入り味噌ラーメンを食べたくなってきました。
  美しい写真達をたくさんありがとうございます。
  

  まりあさん からの返信 2021/06/03 18:55:28

  RE: 利尻富士、ニセコの山々　美しいです！

  コメントをありがとうございます。
  
  連休明けに旅に出るのは、冠雪の北アルプスを見るのが好きだからですが、今回は桜は早く咲きすぎて、見れませんでしたが、ここ北海道でも、少し雪の残った、ニセコ、羊蹄山、利尻富士と、たくさんの山の勇姿を見れました。
  (今日も一つ見たのですが、名前が分からない)
  美しい山があると、写真の構図が、ググッと引き締まります。
  
  いつも、ご覧いただき、ありがとうございます。
  
  
  まりあ