2005/04/29 - 2005/05/08
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笛吹きおじさんさん
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2005年にいつもの旅友と二人でシリアへ行きました。初めての中東、初めてのイスラム世界、古代ローマの遺跡がたくさん残されているなど、好奇心が高まる中での旅でした。当時はイラク戦争が終わった直後だったので、治安はどうなのかと不安もありました。
ところが行ってみたらびっくり! 気候はいい、治安はいい、物価は安い、食べ物はうまいといいことだらけ。しかも地元の人々は日本人のわたしたちをいたるところで歓迎してくださいました。
今はもう見ることがかなわないベル神殿や列柱などの写真が出てきます。これらはシリア内戦時にIS(イスラム国)により破壊されてしまいました。でも一番に思うのは、旅で出会ったシリアの人々がどうか無事であってほしいということだけです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
アムステルダム経由でシリアのダマスカスに入りました。
予定していたカルタージャホテルが一杯だったので、となりの安ホテルに一泊。 -
翌朝、スークハミディエに向かう途中にあったローカルなカフェで朝食。
卵を塗って焼いたパンとシャイ(甘い紅茶)で腹ごしらえ。50SPは約150円。
うまいし安いしで朝から大満足です。 -
こんな感じのカフェです。
朝からおっさんたちが働きもせず水タバコをふかしてました。 -
腹も膨らんだので、スークハミディエへと歩きます。
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大きいビルが立ち並んでいました。
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みやげもの屋さんかな。中東っぽいギターが並んでいます。
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途中にあった商店では生きたヘビが売られてました。
うげ~! まさか食用? -
子猫がうさぎたちに興味津々です。
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スークの入口が見えました。
どの国に行っても、市場に入る時はワクワクします。 -
かなり大きな市場でした。
適当にどんどん進んでいくと、 -
ウマイヤドモスクが現れました。
世界最古の街ダマスカスの、世界最古のモスクです。 -
中庭はピカピカの大理石が敷き詰められていました。
-
モスクの中にお邪魔しました。
床一面に大きなアラビア絨毯が敷かれています。
荘厳な空間に歌のような祈りの声が響いていました。 -
すごいものを見たという感動でいっぱいです。
圧倒されました。 -
これ、失敗写真ではありません。
本当に傾いています。 -
人懐っこいシリアのこどもたち。
シリアで一番驚いたことは、大人もこどもも一旅行者のわたしに気さくにあいさつしたり話しかけてくることでした。
道行くみなさんが、「ハロー」「ウェルカム!」「ヤーポン?」と声をかけてくれ、わざわざイスを出して座って休んでいけと気遣ってくれるのです。 -
姉弟でしょうか、女の子のはにかんだ笑顔が可愛いですね。
シリアでは、道ですれ違ったいかつい兄さんが自分の食べてるパンのお尻をちぎってわたしにくれたり、おばちゃんがリンゴをくれたりと、地元のみなさんからもてなしをたくさんいただきました。感激しました。 -
オールドダマスカスの路地裏です。
こどもたちの元気な声が響いていました。 -
昼食は、レストランでチキンカバブとサラダ。
チキンの下には薄いパンが敷かれていて、肉汁を吸ったパンがこれまたうまい!
大満腹~。250SP。 -
露店のジュース屋さんでバナナジュース。100SP。
日差しが強いのでけっこうばてました。 -
翌日、バスで約2時間半かかってパルミラに着きました。
バスターミナルで「たかし」と名乗るおじさんが市内まで送るというので乗ります。3輪のデコトラです。車中で日本人との写真や手紙を見せられ、遺跡や砂漠のツアーを勧められました。なんとなく真面目そうだし、こちらも二人旅の強気もあってOKしました。アルナヒールホテルで降り、4時からのツアーを頼みました。
チェックインし、まずは古代ローマの遺跡エリアに向かいます。 -
真っ先に目に飛び込んできたのはベル神殿です。
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いろんな方向からシャッターを押しまくります。
初めて見るローマ時代の遺跡に興奮しっぱなしです。 -
その圧倒的な威容と保存状態のすばらしさに感動したベル神殿ですが、シリア内戦でISにより破壊しつくされたため、残念ながらもう見ることはできません。
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一度ホテルへ戻り、レストランで昼食。
チキンやマトンの入ったご飯です。
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中東へ行ったらお約束のワンショット、布を巻いたわたし。
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ホテルの部屋でひと休み。
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午後から観光を再開します。
凱旋門と列柱が並ぶいにしえのメインストリートです。 -
観光用のラクダです。
乗ればよかったとちょっと後悔しています。 -
立派な円形闘技場も残されていました。
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ここもISにより大部分が破壊されてしまいました。
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遠くの丘にアラブ城が見えます。
このあとツアーで向かいます。 -
たかしの軽トラでツアー出発です。
この時の参加者は全員日本人で、男性がわたしを含め3人と女性が1人でした。
女性は助手席、男3人は後ろの荷台にごろ寝です。 -
エラベール家の墓と三兄弟の地下墓を巡ったあと、アラブ城に登りました。
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そして砂漠のサンセットを見ました。
360度が地平線なんて初めての経験です。
日没の時間を計ってツアーを進めるたかしのサービス精神にも脱帽です。 -
そのあとベドウィンのテントにお邪魔しシャイをごちそうになりました。
一家が育てている羊の群れです。 -
最後にたかしの友人の家に着きました。
さっそく水タバコを楽しみます。定番のリンゴ味です。
紙巻きたばこのような胸への痛みはありませんので、たばこを吸わない人でもいけると思います。 -
男の手料理をいただきました。
チキンとご飯とヨーグルトです。 -
大皿に盛りつけて、さあいただきます。
みんな腹ペコだったのであっという間に平らげられました。
このツアーでは、お金には代えがたい体験ができました。 -
翌日、ハマへ向かうため途中のホムスでバスを乗り換えます。
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ハマへのバスです。ものすごくオンボロですがちゃんと走りました。
運転手のおじさんが「ハマ!、ハマ!」と大きな声をかけながらまわりの客をどんどん乗せていきます。このおじさんがとても親切な方で、ハマの安いホテルのある場所やその道順を丁寧に教えてもらいました。 -
ハマの安宿にチェックインし街歩きです。
名物の黒い水車が川沿いにたくさんありました。 -
ハマっ子たち。
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カフェに入り、名物の「ハマロール」をいただきます。
求肥のようなもちもちした皮でクリームを巻いて、さらにたっぷりの甘い蜜と刻んだピスタチオがかかっています。激甘!! -
芝生のベンチで休んでいると「マルハバーン」(こんにちは)とあいさつしながらこどもたちが集まってきたので、しばらく追いかけっこをして遊びました。
帰り際、こどものお母さんたちでしょうか、「サンキュー」と手を振っていました。こちらも手を振ってお別れしました。 -
強行日程の疲れか、この夜は9時に爆睡~。
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ハマからアレッポにやってきました。
ここも旧市街が世界遺産に登録されています。
スークを抜けアレッポ城に着きましたが、残念ながらこの日は閉館でした。 -
こどもたちがやってきました。
「歩き方」に載っていたアレッポ城やモスクの写真を見せると大喜びしてました。 -
腹が減ったので雰囲気のよさそうなレストランに入り、
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カバブやグリル野菜など。
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ダマスカスへ戻り、日帰りでボスラ遺跡へ。
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ここも世界遺産に登録されている古代ローマの遺跡です。
見どころは、黒っぽい石で作られた円形闘技場です。 -
シリア楽しかった~!
まだ当分は無理だけど、平和になったらぜひまた行きたいです。
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