2021/05/05 - 2021/05/06
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久々に2連休が取れたので、西伊豆方面に宿泊することにした。
西伊豆・松崎には頻繁に日帰りで訪れているが、宿泊したのは片手で数えるほどしかない。
そこで茅ヶ崎市某所から西伊豆まで路線バス(と私鉄ちょっと)でのんびり乗り継いで行くことにした。
◆第0便 某所→茅ヶ崎駅 (神奈川中央交通)
あんまりモトが取れないが、神奈川中央交通の1日乗車券をPASMOで購入することにした。¥1,050也。
◆第1便 茅ヶ崎駅6:05→平塚駅北口6:20 (神奈川中央交通) ¥270 / 5.3km
ここから三島までひたすら路線バスの乗継である。先は、長い。
神奈川中央交通の路線網は国道1号に沿って横浜駅付近から小田原まで連続している。そういや学生の頃この会社の面接に行くときに横浜駅から戸塚・藤沢・茅ヶ崎でバスを乗り継いで行ったのを思い出した。1次で落ちたけど。
相模川を渡り東海道の旧道に入る。祝日の早朝であり、交通量はまばら。ただ、バスの乗客はポツポツ居る。
◆第2便 平塚駅北口6:25→二宮駅南口6:59 (神奈川中央交通) ¥390 / 10.2km
◆第3便 二宮駅南口7:05→橘中学校入口7:11 (神奈川中央交通) ¥210 / 3.0km
◆第4便 橘中学校入口7:15→国府津駅7:26 (神奈川中央交通) ¥210 / 2.9km
平塚駅での乗換時間は少ない。足早に乗り換え次を目指す。
流石に平塚以遠の乗降は少なく、大磯プリンスへの通勤客や地元民が数名程度。第3便は中井町役場入口行であるが、二宮駅南口行のエルガミオがそのまま化けた。平塚からの出庫を兼ねているらしい。
二宮~国府津は最近までR1経由便が乗換なしで行けたが、今では中間地点の押切停留所で分断されている。いちおう押切で乗継割引はあるようだがやや不便である。乗継先の国府津駅行は二宮駅北口発だが遠回りであり運賃も高い。
◆第5便 国府津駅7:30→小田原駅東口7:53 (箱根登山バス) ¥400 / 7.2km
ここでも乗継時間は短い。国府津駅以遠は箱根登山バスの営業エリアである。距離と運賃を見ればわかるが、箱根登山は神奈中より賃率が高く、特に250円以降の上がり方がエゲツない。
最近までは、神奈中の平44系統が日祝日に限り朝1本だけ平塚駅北口6:40→小田原駅7:49という20km超の長距離で運行されていたが、どうせ免許維持路線だからか、いつの間にか土曜の運転に変更されてしまった。せっかくの祝日なのに大変残念だが仕方がない。登山バスの400円も実費であり手痛いロスになった。
◆第6便 小田原駅東口8:00→箱根関所跡8:55 (伊豆箱根バス) ¥1,200 / 25.7km
以前にいくつか、伊豆箱根や東海バスのフリーパスで記事を書いてきたが、箱根超えは初めてだ。
・・・やろうと思えば小田原から箱根経由で西伊豆まで乗り継いで行くことが可能なのである。小田急系の「箱根フリーパス」と、終売したがIzuko Phase3の「なか・にしイズコ」を組み合わせても同じようなことが可能だった。小田原から松崎町までフリーエリアが120km級の範囲とはものすごい。
大型連休最終日とはいえ、まだ店も観光施設も開いていないから、普段から滞りがちな湯本付近も含めて殆ど渋滞なく通過できた。悪天候も相まって観光客の姿は少ない。
伊豆箱根バスの終点である箱根関所跡は小田急系の箱根町港と隣接しており、それぞれ遊覧船乗り場に土産物屋やバスターミナルを併設している。古くからシノギを削る間柄なようだが、ここのところは西武系の伊豆箱根より明らかに小田急系に部があるように見える。トップ画は小田急系の海賊船の中でも、最近入った新造船であり、芦ノ湖の新たな観光名所(?)になっている。西武系でも水陸両用バスの導入で巻き返しを図っているが、発着場がマイナーな箱根園でありアクセス性の悪さも相まって今一つパッとしない。
時間があるから西武系の遊覧船でも乗って一周しようかと思ったが、箱根関所跡港の係員に訊くと、強風のため出航できるかまだわからないという。それも、多客期のみ運航の9:20の便はなく定期便の10:00まで暫く出ないそうだ。
こどもの日が多客期でないんだったら、ではいつ運航するんだと内心思いつつ、箱根町港寄りの雲助だんごで雲助セットをいただく。5月上旬、芦ノ湖はまだまだ外気が低く、温かい抹茶が身体に染みた。
◆第7便 箱根ホテル前9:28→三島駅10:18 (東海バス) ¥1,040 / 21.7km
ものすごい濃霧だった。芦ノ湖近辺では珍しくないことだが、今日は箱根峠付近は30メートル先でさえよくわからんようになっており特に酷い。そんな環境でもプロドライバーは私唯一人を乗せて淡々と山を下る。
東海バス元箱根港線は元箱根港9:25が始発だが、客は少ない。三島スカイウォークも開業当初は毎週末になればR1の大渋滞を惹き起こし顰蹙ものだったが、今ではバイパスが開通しスムーズになった。この路線も含め沿道の集客は基本的に天候に左右される。流石に芦ノ湖周辺よりは視界が開けたが、富士の山や駿河湾の遠景までは間違いなく拝めないだろう。伊豆フルーツパークや三嶋大社を過ぎれば間もなく三島駅である。
定時運行の難しい路線であり、三島駅10:15発の西伊豆特急バス堂ヶ島・松崎方面には残念ながら接続しない。更に、元箱根港や箱根町港のバス発券場では東海バス全線フリーきっぷは発売していないので、箱根フリーパスがあるなら問題はないが、「箱根旧街道・1号線きっぷ」や「箱根旅助け」から乗り継ぐ際には実費となるので注意が必要である。
◆第8便 三島10:30→伊豆長岡10:52 (伊豆箱根鉄道駿豆線) ¥330 / 11.4km
◆第9便 長岡駅10:55→マックスバリュ前10:57 (伊豆箱根バス) ¥180 / 0.8km
以前、特急踊り子は伊豆箱根鉄道線内は特急料金が無料であり運賃だけで乗車できると書いた。しかし、3月のダイヤ改正以降、特急が国鉄185からE257に変更になり、線内利用にも特急料金が200円掛かるようになってしまった。その場合駅か車内で硬券を買うことになる。5両編成のうち自由席時代は2両だったが、今は座席指定を受けない場合どの車両に座っても良いので、撮り鉄があらかた引き揚げたダイヤ改正以降は混雑することもほぼなくなった。乗り得度は下がったものの、電源もあるので時間が合うなら乗ってみてもいいだろう。
修善寺まで乗るなら10:40の特急でもいいが、今回は長岡温泉に寄るのでわざわざ別払いするほどのことでもない。先に出発する普通列車でじゅうぶんである。伊豆長岡駅では10:55発の沼津駅行が既に入線しており、接続はスムーズだ。
古奈温泉地区の有名なイタリアンレストランPOMODOROで昼食をとり、近隣のホテルサンバレー富士見でひとっ風呂浴びることにした。
◆第10便 マックスバリュ前13:02→伊豆の国市役所前13:10 (伊豆箱根バス) ¥180 / 1.7km
◆第11便 長岡温泉13:43→松崎15:06 (東海バス) ¥2,240 / 58.9km
食事や入浴も一段落つき落ち着いたので西伊豆松崎へ向かうことにした。長岡地区には西伊豆特急バスの停留所が設けられており、本数は1日2往復と少ないものの時間さえ合えば土肥温泉まで50分足らずと大変便利である。古奈地区から長岡地区までは山一つ隔てているので伊豆箱根バスで連絡する。長岡温泉の東海バス乗り場は2箇所に分かれており、運休中の高速バス「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」は伊豆の国パノラマパーク内で乗降するのに対し、西伊豆特急バスは市役所向かいのラーメン店前に設置されており、若干離れているので注意。
伊豆の国パノラマパークで土産物を購入したのち、堂ヶ島・松崎行の特急エアロスターに乗り込む。修善寺駅発着の西海岸線はエルガミオなど一般路線車率が高く、お世辞にも快適とは言えないため、できることなら西伊豆特急を狙って乗ることを推奨する。
ちなみに特急エアロスターは座席をかなり寝かせてリクライニングすることができ、仮眠にはちょうどいい路線でもある。特に松崎方面は修善寺駅発の後追いなので乗客は殆どおらず、遠慮なく寝ることができる。目が醒めた頃には既に堂ヶ島であった。
◆第12便 松崎15:25→野天風呂15:39 (東海バス) ¥420 / 6.6km
◆第13便 大沢温泉口16:39→松崎小学校16:49 (東海バス) ¥360 / 5.4km
郵便局で所用を済ませたのち松崎バスターミナルに戻ってくると既に池代行のバスが止まっていた。2時間前にサンバレー富士見で入浴したばかりだが、欲張ってもう一箇所秘湯に行こう。バス便のダイヤが変わった関係で日帰りが困難になってしまったので、泊まりに来た日くらいは訪れたい。
前は夕方は1時間おきの運行だったが、現在池代方面は1日3往復であるから、野天風呂など日帰りの際は行き帰りどちらかは県道まで1kmほど歩く羽目になる。
残念ながらこの日の西伊豆は悪天候であり、雨の中折り畳み傘を差して川沿いを歩く。県道から大沢温泉に左折してからはいきなり狭隘区間であり、その先も離合できる箇所は少ない。対向車が来ないかはほぼ運である。泥水でもハネられたら厭だなあ。晴れていればこういうところをのんびり歩くもまた好いのだが・・・
◆第14便 松崎17:15→長八美術館17:18 (東海バス) ¥170 / 1.2km
素泊まりで予約した伊東園に荷物を置いて本日最後のバスに乗る。
町内でも江奈・松崎地区だけなら徒歩でも1時間程度あれば回れるが、国道は町を囲むように迂回している。歩いても構わないが雨で面倒くさかったのでバスで若干距離短。こういうときフリーパスは実に便利である。
町内の外れにあるフレンチレストラン プロヴァンス・ド・すずきでディナー。んまい。
退店後伊豆文邸の足湯で酔いを醒しつつ宿に帰還した。悪天候でなければ本当にいい一日だったのに!
伊豆にも様々なアクティビティがあると思うが、さんざ通っていると結局のところ食と温泉に収束するところがある。いや伊豆には限るまいが。
コロナ禍を経て、かねてより行きたいと思っていた施設や店が閉店したり、路線バスが減便・廃止になったりして、訪問が叶わなくなることも少なくないと思う。本当の意味で、無計画にノンビリ旅ができれば良いなとは思うが、今まであって当然だったものがいつ無くなるかわからない時代だからそうも言っていられない。
お気に入りはついリピートしがちな私だが、未訪問ながら気になっているところも当然まだまだ数え切れないほどある。自分が後悔しない程度には、引き続きいろいろ見て回りたいと思う次第である。
皆さんは如何でしょうか?後悔のない旅を。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
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平塚駅北口。R1西進であるため二宮駅行は大磯経由に乗ること。
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箱根関所跡港。ご覧の通り濃霧がすぐ頭上まで迫っている。冬晴れでは富士の嶺が見事に臨めたが今日は芦ノ湖の向こうさえ良く見えない。
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箱根名物 雲助だんご
甘ったるいので柴漬けの塩味がアクセントである。 -
箱根峠。先頭にもかかわらず赤信号がよく見えない・・・
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伊豆箱根鉄道線内の特急券。硬券とか何年ぶりだろうか?
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POMODOROにてランチコースのスープ。
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ランチコースでは前菜・スパゲティ・マルゲリータが一皿に。ミートソースは「伊豆一おいしい」とのこと。
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ホテルサンバレー富士見の大浴場。12時に開いたばかりなので私以外終始誰も来ず。本当にGW中なのだろうか?贅沢すぎる!
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古奈温泉は源泉をそのまま飲めるらしい。ミネラル豊富そうだ。
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サンバレー富士見内にて。ああそうだ、今日はこどもの日だった。
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松崎バスターミナルはす向かいのしずぎん。こんなところまでなまこ壁!
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大沢温泉口。ここまではバサラ線が頻繁に通るが、1日3往復の池代線は左折して狭隘区間に入る。
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雲見・マーガレット線にはエルガミオの他、リエッセから特急エアロスターまで大小様々な運用がある。ここ最近のマーガレット線は下田の車ばかりだな。
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プロヴァンス・ド・すずきにて。銀座やったら3倍の銭払ろても食えんがな
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牛肉の赤ワイン煮。たまらんのう
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長八美術館裏手にある伊豆文邸の足湯。24時間営業だろうか?町内には何箇所か無料の足湯があり回ってみるのも楽しい
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