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私は、5月の気候が大好きなので、ここしばらくは、連休中は混雑を避けて、コロナとは無関係に、いつも巣ごもりして、連休明けに、信州に向けて飛び出すのでした。<br /><br />過去の旅を振り返って、心に深く刻まれている風景。それが、安曇野です。<br />1995年に、強烈な円高と、神戸の震災で、通訳ガイドの仕事が消えてしまい、自分は何も悪いことをしていないのに、失業してしまったのでした。<br /><br />そう、コロナの今とまったく同じことが、我が身に降りかかったのが1995年でした。人生の折り返し点ともいうべき年齢で、また、私の母が亡くなった年齢に到達した時だったので、「母が生きた年齢を超える」というタイミングでもあり、人生の転換期としての大冒険をしたくなって、80日間14500キロの旅に出たのでした。<br /><br />ナビもなく、道の駅もなく、コンビニもない時代に、方向音痴の私が、たった1人で、稚内を目指してマイカーを走らせた。友人たちは、「あの旅は、最も危険な旅だった」と冗談めかして言います。<br /><br />4月に出発して、まず四国を20日間ぐらいかけてじっくり周り、混雑嫌いはあの頃からだったようで、ゴールデンウィークは、一旦自宅に戻って、巣ごもり。連休が明けてから、北を目指したのでした。<br /><br />なので、まだ雪の残る安房峠をこわごわ走って、たどり着いた安曇野で、田植えのために水が満たされた水田が広がり、そこに真っ青な空の色が反映して、あの折の風景は、なんかとってもキラキラしていたのでした。<br /><br />その後、同じ時期に安曇野を訪ねて、私に強い印象を残したのが、私の大好きな水面に映る風景だったと気づいたのでした。<br /><br />昨年は、この恒例の安曇野に連休明けには行けませんでした。「県境を超えては行けない」という、今から振り返れば、あまり意味のない緊急事態宣言。<br />今から振り返って、冷静に数字を見れば、緊急事態宣言は、いつも感染者数が、ピークアウトしたタイミングで出されてます。本当に、必要なのか。<br />ただ、人々が、感染者が増えて、怖がっている、その不安を癒すために、政治家たちが、次の選挙に向けての、点取り虫行動をしているような印象を、私は持ってしまってます。<br /><br />幸い、経済の打撃がきついことがわかって、今は、「県境超えるな」はそう、きつくは言われなくなりました。他府県ナンバーに石投げたり、車を壊したりする行為は、犯罪行為だという事も、周知されたようで、そこまでの馬鹿げた事態には合わないだろうと思えるので、私は、いつもの私にとって、とてもとても大切な旅に出ることにしました。<br /><br />長々と続くコロナで、プチうつ状態がだらだらと続いてます。その心のしんどさは、人生の半ばで失業してしまった1995年の折と、似ています。それゆえ、昨年は、「享楽の旅」からは程遠い「修行の旅」と題した旅をしました。<br /><br />今回は、1995年の窮地に追い込まれた時の旅を再現するがごとく、北へ北へと走り、稚内を目指したいと思います。<br /><br />今年は、季節の進みが早く、桜が終わりかけのタイミングでした。<br />幸い、安曇野では、晴天に恵まれて、暑いぐらいの気温のの中、青い空と北アルプスの景色を思う存分に楽しみました。

日本の北の果てまで行ってやるぅ 1 田植え期の安曇野

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2021/05/08 - 2021/05/08

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まりあ

まりあさん

私は、5月の気候が大好きなので、ここしばらくは、連休中は混雑を避けて、コロナとは無関係に、いつも巣ごもりして、連休明けに、信州に向けて飛び出すのでした。

過去の旅を振り返って、心に深く刻まれている風景。それが、安曇野です。
1995年に、強烈な円高と、神戸の震災で、通訳ガイドの仕事が消えてしまい、自分は何も悪いことをしていないのに、失業してしまったのでした。

そう、コロナの今とまったく同じことが、我が身に降りかかったのが1995年でした。人生の折り返し点ともいうべき年齢で、また、私の母が亡くなった年齢に到達した時だったので、「母が生きた年齢を超える」というタイミングでもあり、人生の転換期としての大冒険をしたくなって、80日間14500キロの旅に出たのでした。

ナビもなく、道の駅もなく、コンビニもない時代に、方向音痴の私が、たった1人で、稚内を目指してマイカーを走らせた。友人たちは、「あの旅は、最も危険な旅だった」と冗談めかして言います。

4月に出発して、まず四国を20日間ぐらいかけてじっくり周り、混雑嫌いはあの頃からだったようで、ゴールデンウィークは、一旦自宅に戻って、巣ごもり。連休が明けてから、北を目指したのでした。

なので、まだ雪の残る安房峠をこわごわ走って、たどり着いた安曇野で、田植えのために水が満たされた水田が広がり、そこに真っ青な空の色が反映して、あの折の風景は、なんかとってもキラキラしていたのでした。

その後、同じ時期に安曇野を訪ねて、私に強い印象を残したのが、私の大好きな水面に映る風景だったと気づいたのでした。

昨年は、この恒例の安曇野に連休明けには行けませんでした。「県境を超えては行けない」という、今から振り返れば、あまり意味のない緊急事態宣言。
今から振り返って、冷静に数字を見れば、緊急事態宣言は、いつも感染者数が、ピークアウトしたタイミングで出されてます。本当に、必要なのか。
ただ、人々が、感染者が増えて、怖がっている、その不安を癒すために、政治家たちが、次の選挙に向けての、点取り虫行動をしているような印象を、私は持ってしまってます。

幸い、経済の打撃がきついことがわかって、今は、「県境超えるな」はそう、きつくは言われなくなりました。他府県ナンバーに石投げたり、車を壊したりする行為は、犯罪行為だという事も、周知されたようで、そこまでの馬鹿げた事態には合わないだろうと思えるので、私は、いつもの私にとって、とてもとても大切な旅に出ることにしました。

長々と続くコロナで、プチうつ状態がだらだらと続いてます。その心のしんどさは、人生の半ばで失業してしまった1995年の折と、似ています。それゆえ、昨年は、「享楽の旅」からは程遠い「修行の旅」と題した旅をしました。

今回は、1995年の窮地に追い込まれた時の旅を再現するがごとく、北へ北へと走り、稚内を目指したいと思います。

今年は、季節の進みが早く、桜が終わりかけのタイミングでした。
幸い、安曇野では、晴天に恵まれて、暑いぐらいの気温のの中、青い空と北アルプスの景色を思う存分に楽しみました。

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  • 安曇野と言えば、道祖神。<br />私は昔から、民衆信仰のようなものに興味があり、初めて安曇野に来た時も、道祖神にいたく心惹かれたのでした。

    安曇野と言えば、道祖神。
    私は昔から、民衆信仰のようなものに興味があり、初めて安曇野に来た時も、道祖神にいたく心惹かれたのでした。

  • 安曇野には、立派なお屋敷が多くって、立派な蔵がでんと建ってます。

    安曇野には、立派なお屋敷が多くって、立派な蔵がでんと建ってます。

  • このブルーが魅力的なんですよね。<br />そして、植えられたばかりの稲の、新緑もステキです。

    このブルーが魅力的なんですよね。
    そして、植えられたばかりの稲の、新緑もステキです。

  • 季節が進んでいて、北アルプスの冠雪の量が少し少なくも感じますが、<br />山登りなどはできない、体力の無いのが自慢の私ですが、安曇野で、平地を歩きながら、この山の景色を見れるのが大好きなようです。

    季節が進んでいて、北アルプスの冠雪の量が少し少なくも感じますが、
    山登りなどはできない、体力の無いのが自慢の私ですが、安曇野で、平地を歩きながら、この山の景色を見れるのが大好きなようです。

  • アングルがイマイチですが、実はこれは、宿の部屋からの景色で、ずっと、部屋からこの景色が見えるのは、何よりの贅沢です。

    アングルがイマイチですが、実はこれは、宿の部屋からの景色で、ずっと、部屋からこの景色が見えるのは、何よりの贅沢です。

  • スーパーで、生のワサビを売ってました。<br />イオンで、お寿司を買うと、生姜のパックを持っていけますが、安曇野では、生姜はなく、ワサビのパックでした。<br />生のワサビ、けっこうな値段なのですね。

    スーパーで、生のワサビを売ってました。
    イオンで、お寿司を買うと、生姜のパックを持っていけますが、安曇野では、生姜はなく、ワサビのパックでした。
    生のワサビ、けっこうな値段なのですね。

  • 私の大好きな、逆さ北アルプス。<br />また、似たような写真が続きます。

    私の大好きな、逆さ北アルプス。
    また、似たような写真が続きます。

  • ゴールデンウィーク明けのこの時期は、田植えの機械を借りてきての、田植え作業に勤しむ農家さんが、あちこちで見かけられます。

    ゴールデンウィーク明けのこの時期は、田植えの機械を借りてきての、田植え作業に勤しむ農家さんが、あちこちで見かけられます。

  • 宿の裏手の水田も、田植えの日だったようで、宿の駐車場にも、田植えの機械が置かれてました

    宿の裏手の水田も、田植えの日だったようで、宿の駐車場にも、田植えの機械が置かれてました

  • 安曇野には、国営アルプスあづみの公園、というのが二つあります。<br />こちらは、堀金・穂高地区の公園です。

    安曇野には、国営アルプスあづみの公園、というのが二つあります。
    こちらは、堀金・穂高地区の公園です。

  • チューリップが満開

    チューリップが満開

  • テレビで、菜の花が満開とニュースでやっていたのですが、いつものエリアにはなく、訪ねてみると、飛び地のようになったエリアにありました。<br />広大な駐車場の第二パーキング。<br />そして、里山文化地区の、岩原口から入れば、この景色が見れました。

    テレビで、菜の花が満開とニュースでやっていたのですが、いつものエリアにはなく、訪ねてみると、飛び地のようになったエリアにありました。
    広大な駐車場の第二パーキング。
    そして、里山文化地区の、岩原口から入れば、この景色が見れました。

  • 北アルプスと水田と菜の花。<br />まさに、安曇野の風景です。

    北アルプスと水田と菜の花。
    まさに、安曇野の風景です。

  • 高橋節郎記念美術館に、初めて行きました。<br />漆芸の作品などは、写真禁止でしたが、旧邸は撮影OKでした。

    高橋節郎記念美術館に、初めて行きました。
    漆芸の作品などは、写真禁止でしたが、旧邸は撮影OKでした。

  • 稲の風景は、見ていて飽きません

    稲の風景は、見ていて飽きません

  • 大町山岳博物館からの景色です。<br />桜が終わりかけで、ちょっと残念でしたが、この日は快晴で、山の景色は素晴らしかったです。

    大町山岳博物館からの景色です。
    桜が終わりかけで、ちょっと残念でしたが、この日は快晴で、山の景色は素晴らしかったです。

  • 大王ワサビ農園は、1980年代半ばに、ハワイ日系の3週間ツアーの折に、バスガイドさんに教えてもらい、そこで食べたワサビ・ソフトクリームにはまって、仕事の折でも、プライベートでも、機会があるごとに訪れています。

    大王ワサビ農園は、1980年代半ばに、ハワイ日系の3週間ツアーの折に、バスガイドさんに教えてもらい、そこで食べたワサビ・ソフトクリームにはまって、仕事の折でも、プライベートでも、機会があるごとに訪れています。

  • ロイヤルホストでランチです。<br />今回の旅は、95%ぐらい素泊まりで宿を予約してます。<br />昨年のGo to トラベルでは、割引ゆえに旅する人が増えすぎて、宿は満室、レストランは詰め込み、ほとんどの人は感染予防に協力していても、何割かの人はお構い無しに、しゃべりまくって、子供は咳しまくる。<br />テレビのニュースは、旅行そのものが悪のように言いましたが、日本人は、過半数は感染対策してますが、どんなシチュエーションでも、2割、3割ぐらいは、ちゃんと感染対策してないと感じています。<br />それゆえ、今回は、豪華なレストランに行くことを求めず、観光客がめざさない、ファミレスに、午後11時前とか、2時以降とかの、時差攻撃で、空いた時間帯を目指します。<br />この2ヶ月、頑張ってきたダイエット。少しは緩めますが、スイーツやら、フライものやらは避けつつ、ダイエット意識は維持したいと考えてます。<br />

    ロイヤルホストでランチです。
    今回の旅は、95%ぐらい素泊まりで宿を予約してます。
    昨年のGo to トラベルでは、割引ゆえに旅する人が増えすぎて、宿は満室、レストランは詰め込み、ほとんどの人は感染予防に協力していても、何割かの人はお構い無しに、しゃべりまくって、子供は咳しまくる。
    テレビのニュースは、旅行そのものが悪のように言いましたが、日本人は、過半数は感染対策してますが、どんなシチュエーションでも、2割、3割ぐらいは、ちゃんと感染対策してないと感じています。
    それゆえ、今回は、豪華なレストランに行くことを求めず、観光客がめざさない、ファミレスに、午後11時前とか、2時以降とかの、時差攻撃で、空いた時間帯を目指します。
    この2ヶ月、頑張ってきたダイエット。少しは緩めますが、スイーツやら、フライものやらは避けつつ、ダイエット意識は維持したいと考えてます。

  • 大王ワサビ農園のレストラン

    大王ワサビ農園のレストラン

  • デニーズ

    デニーズ

  • 宿の朝ごはん。<br />手作り感バッチリで、素材がいいので、美味しいです

    宿の朝ごはん。
    手作り感バッチリで、素材がいいので、美味しいです

  • 大王ワサビ農園のレストランの、牛ほほ肉の煮込み。<br />ワサビも添えられていて、ワサビをつけると、また味わいが変わります。和食洋食のレストランとも、ワサビを生かした、新しいメニューは、お値段も手頃で、興味ふかいので、オススメです。

    大王ワサビ農園のレストランの、牛ほほ肉の煮込み。
    ワサビも添えられていて、ワサビをつけると、また味わいが変わります。和食洋食のレストランとも、ワサビを生かした、新しいメニューは、お値段も手頃で、興味ふかいので、オススメです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 言語現象研究者さん 2021/05/28 14:54:10
    ワサビ農園 素晴らしいですね。
    「行ってやる 2」の清流も素晴らしいですが、このわざび農園の清涼感もなごみますね。水車の風景が良いです。天然のわさびのつんとした香りが漂ってきそうです。いつか行ってみたいです。

    まりあ

    まりあさん からの返信 2021/05/28 19:30:45
    RE: ワサビ農園 素晴らしいですね。
    コメントをありがとうございます。

    ワサビ農園、1980年代の半ばから、もうかなりの回数行ってますが、あの水車小屋のほとりの風景は、ヒーリング効果、抜群です。ワサビ田を作るための水は、冷たく透明で清らかな水で、その水が流れる川が、あの水車のところを流れてます。
    今は、ちょっと観光化されて、その川をボートで下ることもできるようです。
    何度行っても、その水車のあたりで、写真を撮りたくなります。
    信州に来られた折は、ぜひ立ち寄られてください。


    まりあ

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