2019/09/21 - 2019/09/22
1396位(同エリア4676件中)
kiyoさん
函館二日目。
大沼を観光して、トラピスチヌ修道院を訪れました。このコース、函館観光の定番なのでこれまでトラピスチヌ修道院は何回か訪れており、その光景は瞼に浮かぶよう。函館には男性修道士がお勤めをするトラピスト修道院もあり、こっちの方は観光客も少なく並木がきれいです。
トラピスチヌ修道院へは観光バスで行ったので、同乗者の皆さんと修道院を見て、新しく完成した通用門のレリーフを鑑賞し、売店で販売されている記念品などを見る時間が少しあったという感じで、一般的な観光でした。しかし、そのレリーフ、後で調べてみると2016年秋に完成したもので、これを見たのは初めてでした。
その時は、修道院の装飾の一部だなと思って見ていたのですが、3つある素焼きのレリーフの主題が「主の降誕」と「受胎告知」はわかりますが、「聖家族のエジプト逃避」についてその話を知らなかったため、同行の方とどんな物語を表しているんだろうなどという会話をしました。聖書を読んだ方やそのお話をしっている人はスーっと理解できると思いますが、恥ずかしながら疑問を抱えて帰ることになりました。
その宿題を解決するために、その後新約聖書を購入して真面目に読むこととなり、さらに、古事記やコーランについても興味を持ちました。それでも「旧約聖書のことを知らなければ」と思うに至り、”一生もの”と意を決して中判の聖書を購入してしまいました。世界を旅して芸術や絵画を鑑賞するには、聖書の世界を知っているのと知らないのでは収穫が違うなあ、と思い知らされるきっかけとなりました。
3日目は、元町を散策して函館空港から愛媛に帰りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス ANAグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- フジトラベルサービス Fj-t.comセンター
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トラピスチヌ修道院の駐車場から入口の門に向かいます。
門の後一帯に見えている建物が、修道院の見学できる部分。といっても、内部へは入れず、外観とマリア像などがある庭を見るくらい。 -
正式には、厳律シート会 天使の聖母トラピスチヌ修道院といいます。
シートは、修道院が荒れ地のシート地方で活動を始めたことに由来するもの -
大天使ミカエル像が来院者を迎えてくれます。
ミカエルは天使の中でも位が高く、右手には剣を持っていることが多い -
ミカエル像の先には、聖母マリア像があります。
マリアはマントを広げていて、広く人々を守り、信頼を受けているようでした。クリスチャンでない自分にとっては、マリア像の深い意味を理解していませんが、聖書の中でところどころ出てくるマリアは、全てのものの母と信じられています。
聖書の中で、水を葡萄酒に変える奇跡を起こすイエスは、久し振りに会ったマリアを「婦人よ!」と言っていることが印象的なのですが、宗教の中でマリアに対するイメージはかなり作り上げられてきたのではないか、と思ってしまいます。 -
トラピスチヌ修道院は、この階段を上がったところまでしか見ることができないので、この辺りの庭園を見ながら修道女たちの暮らしに思いを馳せました
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所々で修道院についてのガイドさんの説明を聞きます。
実は、この写真の中央奥が修道院の通用門で、ここに素焼きのレリーフが3つ外壁に取り付けられています。
後で思えば、そのレリーフの写真がない、というのが信じられませんが、ここを歩いている時には、キリスト教についてもあまり関心がなかったからかなあ、と思ってしまいます。 -
通用門のテラコッタのレリーフについてはガイドでは軽く触れられただけでしたが、東大名誉教授の建築家・香山寿夫氏作で3年の歳月を掛けて制作されたものです。
しかし、人々の関心は左側にあるマリア像で、そちらへ向かいます。 -
向かって左側のエリアには、祈りを捧げるマリア像が置かれていました
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キリスト教の修道院なので、聖母マリア像を見ていると祈りを捧げることの重要性を感じます
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修道院本体の建物。ここから先へは入れません
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修道院前から見た全景
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修道院で作られたクッキー類のお土産は、通用門に続いて右側のエリアにあるショップで買うことができました
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トラピスチヌ修道院の次は、五稜郭タワーへ
かなり近代的に改修されていました。2006年に2代目のタワーとなったそうです -
アトリウムの空間も、以前のものとは違って広々としていました。ここで、カレーライスを食べましたが、確かな函館の味で大満足
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展望台の位置も地上90m。初代タワーの展望台は45mだったので、かなり高いところから展望を楽しめました
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函館空港も近くに見えます
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函館の中心部と函館山
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JR函館駅へと続くメインストリード
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ベイエリア
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箱館奉行所。
日本で最初の開港の地で、北方警備や対外折衝の重要な役割を担った -
大屋根の上に、櫓があるのが面白い
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広間が4部屋くらい続く
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中庭を取り囲んで、広い部屋が配置される平面プラン。木造でありながら、大規模な構造となっているところが見所です。
その後、イベントがあったためそれに夕方まで参加しました。 -
3日目。箱館山ロープウェイ乗り場から元町散策を始めます
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2日前に夜景を楽しんだ、箱館山展望台
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二十間坂
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二十間から大三坂のカトリック元町教会へと歩を進めました
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この辺り、1階と2階の外壁のデザインが違っていて、面白い町並が続きます。
上下和洋折衷様式の町屋。 -
軒先も、腕木のような構造で支えられていて、ちょっと粋な造り
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函館市の伝統的建造物に指定されています
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兄弟のような建物が続いて現れました。洋風建築が建てられたことを物語っています
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カトリック元町教会
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カトリック元町教会のシンプルなファサード。開港の時代に建てられた元町らしい建築物です
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カトリック元町教会から、前の大三坂を登っていきました
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函館市元町末広町重要伝統的建造物群保存地区の中心部付近
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元町末広町重要伝統的建造物群保存地区についての解説。
1859年に長崎・横浜とともに、我が国最初の開港場として開かれた町と説明してあります。 -
大三坂を上り詰めると、その延長上がチャチャ登りとなる。
チャチャ登りを少し上って、函館聖ヨハネ教会の外観を見てみます。 -
箱館聖ヨハネ教会。
聖書の中にヨハネは、洗礼者ヨハネとかヨハネの黙示録、福音書家のヨハネなど何人も出てくるので、ちょっとややこしいですね。 -
重伝建の通りから見た、函館ハリストス正教会入口
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聖ニコライ像。ここを拠点に、日本正教の伝道に人生を尽くした方です
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ハリストス正教会の正面玄関。玄関の上に、八角形の鐘楼がある
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6つのミナレットがあり、美しい洋風建築。元町界隈では、もっとも素晴らしいというのが個人的な感想です。
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ちょうど鐘が鳴り響いていました。鐘はしばらくの間、続きます。礼拝の一部なのでしょうか
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鐘楼の中では、男性の方が鐘を演奏しているみたい。鳴り終わると皆で拍手を贈ったら、お礼の挨拶みたいに笑顔で応えられました。ここへ来たタイミングが良かったのかも
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函館ハリストス正教会。お隣には、遺愛幼稚園があるので覗いてみます。
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遺愛幼稚園。洋館の造り
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北海道箱館西高等学校入り口付近
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八幡坂。
左の建物に、ロシア極東連邦大学の看板を見つけました。 -
この極東連邦大学は、ウラジオストックへ行った際に、行ってみました。中心部から海峡を越えて車で走った郊外にあり、2019年にプーチン大統領と金正恩氏が会談したとき、この前行ったところが会談の会場??とビックリしたのですが、その函館校があるとは、ちょっと驚きでした。
ロシア正教の教会もあるため、ロシアとの繋がりは深いものがあるのかもしれません。 -
八幡坂から見る摩周丸
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通りには、夕張メロンソフトや黒糖タピオカなど、心安まるアイスも売られていて、なかなか観光価値があるエリアでした
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旧北海道庁函館支庁庁舎へ向かって歩いています
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ロシア・東欧雑貨のお店・チャイカ。
建物はもちろん洋館風ですが、案内板によるとマトリョーシカも売っているみたい -
船魂神社
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船魂神社は日和坂を登った所にある
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通りに面する建物は、重伝建地区を意識した修景がされていて、散策していて心地良いエリアとなっていました
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旧函館区公会堂へやって来ました
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保存修理工事の真っ最中で、内部の見学ができないのが残念
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平成33年3月には保存工事が完了予定
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元町公園
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元町公園は、江戸幕府が箱館奉行所を設置したところで、そこに旧北海道庁函館支庁があります
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旧北海道庁函館支庁は、現在、元町観光案内所として利用されています
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元町公園付近は、結構多くの観光客がやって来ていました
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箱館奉行所のあった辺りから、基坂を下ります。この下に、バスが待っていることになっているからです。
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さすが坂の町だけあって、誰にでもわかるように坂の名前の看板を多く見かけました
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旧イギリス領事館
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領事館は現在開港記念館となっている。ティールームも設置されていて、箱館は観光資源がいっぱいあって素晴らしい所です。
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今回の同行者の皆さんとの記念スナップ。数少ない想い出かも
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元町公園からバスで箱館ベイエリアに移動してきました
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函館山から、ほんの少し離れた位の所でバスを降り、自由行動となります
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箱館高田屋嘉兵衛資料館。
建物は開国当時の面影があり、時間が許せばゆっくりと見学したいところです。入館料300円。 -
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赤レンガ倉庫群と向き合って建つ、ガラス張りのはこだて海鮮市場。ちょっとは景観を考えて欲しいような気もしますが。
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赤レンガ倉庫の中にある、箱館オルゴール堂
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リラノート チャーチ ベイ箱館
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教会も赤レンガ倉庫群の内部に位置するため、外周のレンガ塀は鉄骨で補強しています
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金森赤レンガ倉庫の案内。
赤レンガ倉庫の存在が、ベイエリアの景観には大きく貢献しています -
箱館ベイクルーズの発着場。しかし、過去は荷さばき場として、船の出入りがあったのではないか、と思われます
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七財橋
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金森赤レンガ倉庫
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箱館ベイクルーズ・ブルームーン。双胴船
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直角(カネ)に、「森」で金森という、よくあるマークで、今らしくなく笑えます
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カネ森マークの赤レンガ倉庫が建ち並ぶ
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金森倉庫の中に、クレープ屋さん発見!!
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早速注文してみました
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ラッキーピエロのハンバーガーショップ、ベイエリア本店。これは結構有名ですが、なかなかタイミング的に食べるチャンスが。。。いつも食べ損ねます
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和洋折衷様式の建物は、元町辺りだけでなくベイエリアにも残されていました。
箱館宿観月という雑貨屋さんのようで、氷やたこ焼きも売っているみたい -
もともとは倉庫のような建物。何だかよくわかりませんが、ブライダルハウスらしい。服屋さんみたいですが、外観からはちょっと想像がつかないのも箱館らしい?
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箱館の和洋折衷様式の建築、結構たくさんあって魅力があります。こちらは、茶坊 旧茶屋亭
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確かに、大正ロマンを感じるファサードになっています
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道路に埋め込まれた案内板。ここまでやるのは、なかなか大変です
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昼食はウイニングホテルにていただきました
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ウイニングホテルには、北島三郎記念館が併設されています。もちろん、有料ですが。
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ウイニングホテルは、箱館ベイの一番の奥に当たる部分にあって、函館市青函連絡船記念館摩周丸が、あたかも直ぐに出港するかのように見えました。そう言えば青森港には八甲田丸があったなあ。
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ウイニングホテル正面にあった緑の島ヨットハーバー
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昼食を食べて、箱館での全ての予定を終え、函館空港へ向かいました
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ここで、塩ラーメンを食べるという案があったのですが、どうも昼食から時間が経ってなくて没になりました。ラーメンの看板に後ろ髪を引かれる思いです
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函館空港から見た、箱館山
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箱館田空港ターミナルを見ながら、滑走路へ向かいます。北海道は直ぐにまたやって来るような気がして、「また来るからな!」というような思いがしていました
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離陸は函館市内へ目掛けてで、上昇しながら箱館山の手前で左旋回、海上にでました
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左下に函館空港を見ながら、津軽海峡へと向かいます
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大間崎と下北半島を見ながら上昇していきました
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羽田空港で松山行きに乗り換えて、帰路につきました
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