真間山 弘法寺☆珈琲飄々☆2021/04/07

2021/04/07 - 2021/04/07

桜の花も終わり、これからは新緑を迎える４月。
桜の時期に行きたかった真間山弘法寺です。
訪れる人も少なく、静かな弘法寺（ぐほうじ）。伏姫桜には、ほんのわずか桜の花が残っていました。
弘法寺からじゅんさい池緑地まで歩き、珈琲飄々で休憩。
その後は、里見公園に行き、おでんを食べました。

エリア 市川(千葉)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

千葉商科大学の脇を通って、弘法寺へ。
旧弘法寺本堂（現在真間道場）の正面にある赤門。正式には、朱雀門と呼ばれています。
現在残る弘法寺の建物の中でも最も古く推定500年位ではないかと云われています。

鳰鳥の葛飾早稲を饗すとも　その愛しきを　外に立てめやも（万葉集）

大黒堂
太刀大黒天神像は、建長元年（1248）日蓮大聖人が比叡山で修行の際に、そのお姿を感受し自ら彫刻したもので、以来片時も肌身離さず身に着けていた由緒ある尊像と伝えられています。

里見龍神堂
戦国武将の里見家の姫の霊を祀っていると伝えられています。

坂を下って、階段の下に来ました。
創建は行基菩薩とも弘法大師とも伝わる1300年の長い歴史と由緒ある弘法寺です。
明治時代に火災に遭い多くの堂宇を失いましたが、仁王門、鐘楼堂、枝垂桜などは残り、往時の賑わいを今に伝えています。

正面石段の下から27段目にある石は涙石と呼ばれています。この石だけが涙を流しているように濡れ続けているとか。
江戸時代、作事奉行の鈴木修理長頼が日光東照宮の造営のために使う石材を伊豆から船で運ぶ途中、市川の根本付近にさしかかった時、どうしたことか船が動かなくなってしまいました。
長頼は「近くの弘法寺に仏縁あり」と思い、積んでいた石を勝手に近くの弘法寺の石段に使用してしまったのです。長頼は幕府から責任を追求され石段で切腹。その時の無念の血と涙が染み込んでいるといわれています。

足の音せず行かむ駒もが　葛飾の真間の継橋　やまず通はむ（万葉集）

石段の上からの風景。

仁王門です。
弘法寺が明治の大火の際、被害に遭わなかったのが「仁王門」と「鐘楼堂」です。

仁王門に掛かる「真間山」の額は空海が記した物と伝えられています。

真間寺で　斯う拾いしよ　散紅葉（小林 一茶）

客殿

本殿

手水舎

とても有名な伏姫桜（ふせひめざくら）。
樹齢４００年以上経つ枝垂桜。

ほんの少しだけ花弁が残っていました。

伏姫桜という名は、南総里見八犬伝の伏姫にちなんでつけられたという説もあります。

残り少ない桜の花びら。

とても有名な伏姫桜（ふせひめざくら）。
樹齢４００年以上経つ枝垂桜。

ほんの少しだけ花弁が残っていました。

伏姫桜という名は、南総里見八犬伝の伏姫にちなんでつけられたという説もあります。

国府台砲兵之碑

墓地の方ではきれいに咲いていました。

きれいな八重桜

濃縁観世音菩薩
良縁結びにご利益あるそうです。

弘法寺から住宅街を歩いて、じゅんさい池緑地に来ました。

鴨も長閑に泳いでいます。

珈琲飄々に入りました。
テラス席からの眺め。

じゅんさい池を眺めながら、リラックスした時を過ごせます。

チーズケーキをいただきました。
しっとりとしています。

チョコレートのチーズケーキ。

ブレンド
テラス席で爽やかな風を感じながらいただく珈琲とケーキはいいものです。

珈琲のおとも。
ナッツにレーズン、カーマンベールチーズ。

じゅんさい池緑地から里見公園に来ました。

藤の花はもう少し待ちましょう。

里見公園内のお休み処おおた

こちらでおでんを売っています。

購入したおでん。
これで５００円です。園内のベンチでいただきました。
なかなか美味しいおでんです。
公園で食べるおでんもいいものです。
弘法寺とじゅんさい緑地と里見公園を巡った一日でした。