2021/03/13 - 2021/03/14
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むう2にゃんさん
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2020年2月のキプロス旅行を最後として、海外旅行とはご無沙汰が続いています。
JALのマイレージプログラム「どこかにマイル」に申し込み、JALから提示されたのは 伊丹空港⇔岩手空港往復チケット也。
マイレージポイント 8,000マイルを消化して向かったのは平泉&一関、降り続く雨に負けそうになりながら 1泊2日の弾丸観光をしてきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3月13日(土曜日)
JALマイレージ会員用プログラム「どこでもマイル」を利用して、大阪伊丹空港⇔いわて花巻空港往復の航空券を 8,000マイルで取得、土日の週末で奥州平泉を見に行きます。
JAL2183便 10:20伊丹空港発→11:40花巻空港着。
花巻空港着の後は弾丸押せ押せスケジュールなので、JAL機内で早めのランチ。
空港内の SORADELI で購入した空弁ランチは 奈良県名物・柿の葉寿司です。 -
花巻空港から平泉まで公共交通機関利用で行くために、しっかり時刻表をチェックチェック。
フライト移動 10:20伊丹空港→ 11:40花巻空港
空港バスにて 12:15花巻空港→ 12:22JR花巻空港駅
JR東日本で 12:33JR花巻空港駅→13:21JR平泉駅 -
飛行機は予定通り11時40分に花巻空港に到着、荷物受取のターンテーブルでは岩手県名物・盛岡冷麺サンプル鉢がお出迎え(^^♪
空港内にあるミニ観光案内所で JR花巻空港までのバス切符(300円)と観光パンフレットを貰います。 -
列車に小一時間乗車して、JR平泉駅には定刻13:21到着。
コロナ禍以前は 中尊寺~毛越寺周辺の世界遺産を回る「るんるんバス」が運行されていたのですが、2021年03月時 るんるんバスは運休中(午前中に1本のみ)。
地元の人が利用する路線バス(岩手県交通:一関前沢線21番バス)が 1時間に1本の運行で中尊寺を通ることが判明。
駅コインロッカーに荷物を預けたあと 13:53平泉駅発→13:57中尊寺着、のバス乗車を予定していましたが、駅前タクシー乗り場でタクシーが客待ちしていたので、迷わずタクシーに乗車します。 -
路線バスの中尊寺バス停は月見坂の入り口にあり、中尊寺へは月見坂の急な登坂を上がる必要がありますが、タクシーなら坂を上った讃衡蔵の手前まで行くことができます。
おかげで13時半過ぎには中尊寺の境内に到着、雨のなか中尊寺を見て回ります。 -
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中尊寺境内の殆どは自由拝観ですが、金色堂と讃衡蔵(宝蔵館)には拝観料が必要、讃衡蔵でチケットを購入し金色堂に向かいます。
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じつは今を去ること ほぼ四半世紀前(むにゃむにゃ)、私がキャピキャピの20代だった頃、中尊寺にお参りしたことがありました。
でもあの時は友人たちとのお喋りに忙しくて、奥州藤原氏の栄華と滅亡の歴史とか 金色堂の輝きの影にある人々の苦しみや救済への願いとか、ぜーんぜん想像もしなかたにゃあ・・・。 -
金色堂は昭和の大修復を終え、この新覆堂(1965年建築)の内部で輝きを放っています。
金色堂は写真撮影不可なので、パンフレットの表紙をお借りして 極楽浄土を模して平安時代に建てられた絢爛豪華な黄金の御堂のご紹介です。 -
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ちなみに現在の覆堂の前に金色堂を囲っていた旧覆堂は 鎌倉時代に後付けされた建築物。
現存する旧覆堂は室町時代のものとされ、約500年間に亘り金色堂を雨風から護っていた役目を終えて、新覆堂のほど近くに移設されています。 -
この地を訪れた松尾芭蕉「奥の細道」より-----
「かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
経堂は三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。
七宝散り失せて、珠の扉風に破れ、金の柱霜雪に朽ちて、
既に頽廃空虚の叢となるべきを、
四面新たに囲みて、甍を覆ひて風雨をしのぎ、しばらく千歳の記念とはなれり。」 -
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「五月雨の降り残してや光堂」
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「五月雨」は旧暦の5月、梅雨の時期にあたります。
光堂とも称された金色堂の覆堂は 芭蕉一行が訪れた時を同じくして開帳されていて、昼なお暗い月見道の参道を登ったその先に、嘗ての栄華の輝きを感じたのでしょうか。 -
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金色堂で黄金に輝く極楽浄土の世界に浸ったあとは、讃衡蔵の宝物を見学です。
こちらには平安時代の仏像や中尊寺経等、多くの国宝が収められています。
中尊寺経とは通称で、一切経(全部で 5,400巻もある膨大な量)を 金字と銀字で一行づつ交互に書き写した豪華な経典です。
そういえば去年の秋にお参りした高野山でも、中尊寺経の一部を拝見しました。 -
木々が芽吹くのはもう少し先、冬の雪がまだ溶けずに残る中尊寺は観光客の姿もまばらで、静かな佇まいが中尊寺に相応しく、好ましく感じられます。
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これまで御朱印集めに興味がなくやり過ごしてきたのですが、金色堂の御朱印帳がスタイリッシュで格好良かったので(私はミーハー・笑)、Myファースト御朱印帳をここで購入しちゃいました。
これからはボチボチと各地の御朱印を集めてまわります~(#^.^#) -
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こちらは本堂、明治時代に再建されました。
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江戸時代に建てられた弁慶堂、義経・弁慶主従の木像が置かれています。
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この梁って、ゴシック様式教会のフライング・バットレスに何だか似てる~。
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物見台から見下ろす平泉の街並み。
雨に煙る景色を見下ろしながら、月見坂を歩いてバス停まで下りていきます。 -
最初にタクシーで時間短縮したので、予定よりも1本早い路線バスで平泉駅に戻ります。
一関・前沢線路線バス 15:15発→15:19平泉駅着
ここから歩いて7~8分の場所にある 毛越寺に向かいます。 -
こちらの毛越寺も平泉の世界遺産として認定されています。
奥州藤原氏の二代目にあたる基衡が建てさせた寺院で、当時は中尊寺を上回る規模の大寺院だったそうです。
藤原氏の滅亡を経て毛越寺の本殿以下全ての建物は焼失し、大泉が池と呼ばれる池とその周りの庭園が 往時の遺構を垣間見せています。 -
平成元年に再建された本堂。
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しかし雨が降り止まない・・・、空もどんより灰色で池もどんより灰色なのよね。
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またまた「奥の細道」より-----
「三代の栄耀一睡の中にして、 大門の跡は一里こなたにあり。
秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。」 -
「夏草や兵どもが夢の跡」 -
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毛越寺の庭園を一回りした後 JR平泉駅に戻ります。
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JRで今夜のお泊り場所、一ノ関駅に。
16:23平泉発→16:31一ノ関着
予定よりも1時間早い列車で 一ノ関に移動です。 -
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一ノ関駅には、ポケモン列車が停車していました。
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今夜のお宿は 一の駅駅から徒歩5分の「ホテル蔵 一関」。
ふつうのビジネスホテルですが、大浴場が併設されているのが今回の選択のポイント♪
↑は 花巻空港と平泉駅で頂いたパンフレットと拝観券一式です。 -
早めにホテルにチェックインできたので、大浴場のお風呂にGO!
誰もいない大浴場をひとり占めした後は、前もって予約していた居酒屋「こまつ」さんで おひとりさま晩御飯です。 -
ホテルから歩いて4~5分の場所にあるお店なので、酔っぱらって帰るのも簡単~(^_-)
こちらは「こまつ」さんの本日のお勧め料理。 -
まずはお通しの イカ味噌マヨと生ビール。
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お刺身は、ホタテ貝・めばちマグロ・ソイ(メバルの一種)の盛り合わせ。
この時期が旬になる「ホタテ貝の卵巣」(赤い部分)が美味でして、トゥルトゥルの食感と口の中でとろける甘さが たまりませんわ~。
メバチマグロも脂が乗っていて、ソイは淡白ながら上品な旨味のお刺身です。 -
お店が満席でお料理に時間がかかるかも・・・と言われたので、三陸沖ワカメの酢の物を肴にして ゆっくりペースで晩ご飯。
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牡蠣の松前焼き、特大サイズの牡蠣を昆布に乗せ、七輪でゆっくりと火を通します。
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ちょうど食べごろです、と教えてもらった牡蠣、ぷっくりと膨らんでいて食べると美味しさ爆発!
ビールおかわり!
調味料を何も付けず、牡蠣の旨味と磯の塩分、昆布の旨味で味わいます。 -
ハマチのかま焼き。
旨味が濃いカマの部分をじっくり焼いたもので、ちょうどいい塩梅になっています。
骨の周りの身がめちゃウマ。 -
ふきのとうの天ぷらに合わせて、純米大吟醸をグラスで注文。
私は普段はワイン派なのですが、ここはやはり日本酒でしょう。 -
一ノ関、磐乃井酒造の 純米大吟醸 真心、今年のものは火入れをしていない生酒だそうです。
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締めはお蕎麦、てんぷらの抹茶塩でお蕎麦を頂きながら純米大吟醸と頂くと、くぅ~しみじみ美味しいわん(#^.^#)
お腹いっぱい頂いてホテルに戻り、ベッドで大の字になり就寝です。 -
3月14日(日曜日)
この日も早起きして朝風呂、またまた大浴場をひとり占めです。
朝食は部屋で(前日買っておいた)パンとコーヒーで済ませ、ホテルをチェックアウトして一ノ関駅コインロッカーに荷物を預けます。
一ノ関駅前から発着する路線バス(厳美渓・瑞山線)に乗り、厳美渓に向かいます。
一ノ関駅07:40発→厳美渓08:01着(バス運賃500円)
そして雨のそぼ降る中たどり着いた厳美渓は、誰も居ない超!無人の渓谷でした。 -
めっちゃ昭和レトロな博物館、ここまでいくと逆に趣がありますにゃ。
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バス停目の前に広がる厳美渓は・・・
あのー、パンフレットではエメラルドグリーン色の川なんですが、何故にコーヒー牛乳色!?
あのー、観光案内では「瑠璃色の渓谷美」の筈が、泥泥のドドメ色にしか見えないんすけどっ!? -
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気を取り直して、遊歩道でも散策しながらベストフォトを・・・と遊歩道の入り口に行くと、「立入禁止」の張り紙とロープが張られておりました。
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・・・しくしくしく。
厳美渓名物は「空飛ぶ団子」、「カッコウ(郭公)団子」と呼ばれるお団子サービスなのですが、カッコウどころかカラス一匹すらいない無人状態。 -
こりゃあかんわ、と、当初の予定滞在時間(1時間半)を大幅に切り上げて、滞在時間わずか30分で 次のバスに乗車し、一ノ関駅にタッチ&ゴーで戻ったのでありました。
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厳美渓発08:30バス→一ノ関駅前08:51着。
予定よりも大幅に早く一関に戻ったので、時間調整で駅から徒歩10分弱の「世嬉の一酒の民俗文化博物館」に向かいます。 -
昔の農耕具や酒造りの道具、大樽などを展示した民族文化展示館です。
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これは杜氏の住まいを再現した部屋、京都・松尾大社の酒造神をお祀りしていたそうです。
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こちらは一関藩の家老職を務めた家柄、旧沼田家武家住宅です。
建物内部も公開されていますが、冬季は10時OPENなので外観だけ。 -
10時を目安にJR一ノ関駅に戻り、駅前にある松月堂でランチ用の駅弁をテイクアウト。
駅コインロッカーから荷物を引き出して、東北本線(在来線)で花巻空港に向かいます。
JR一ノ関駅10:15発→花巻空港駅11:11着
列車に接続している空港バスは 11:18発→11:25着の予定でしたが、雨のせいでバスが遅れているのか 11:20を過ぎてもバスの来る気配がない。
フライト時間まであまり余裕がないので、駅前に停車していたタクシーで花巻空港に急ぎます。 -
タクシーの花巻空港到着は11時30分前、JAL2184便 12:10発に乗り(実際は遅延で出発が20分以上遅れました)大阪に戻ります。
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本日の機内食は、一関で購入した うにごはんの駅弁です。
雲丹がご飯の上にびっしり乗せられ、雲丹の煮汁で味付けした御飯も旨し♪ -
伊丹空港到着は14時前、これで岩手県弾丸旅行は終了です。
最後の画像は 中尊寺の御朱印帳とお土産一式。
次回の旅行記は来月、京都の桜とフレンチランチの予定です。
皆様もコロナに負けず、どうか楽しいご旅行をお楽しみください~。 -
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