2019/07/04 - 2019/07/04
40位(同エリア76件中)
のじパパさん
13日目
2019.7.4 【アロ-ザ】【クール】
サンモリッツ~クール~アローザ~クール(泊)
画像:レーティッシュ鉄道アローザ線 クールChur市内のプレスールPlessur河畔にて
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 5.0
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チェックアウトの朝、7:30を過ぎてもフロント担当者が来ません。7:48のバスで駅に向かいサンモリッツ発8:02のクールChur行きに乗る予定なのです。緊急電話をかけると支配人が飛んできて、担当者が午後のシフトと勘違いしていたとのことでした。なんとか清算を済ませると支配人の車で駅まで送ってくれました。
8:02 サンモリッツ++(ラントヴァッサー高架橋)++10:03 クール -
急カーブを何度も繰り返して高度を下げていきました。下の方にこれから行く線路が見えています。
約1時間でラントヴァッサー高架橋を通過します。一番前の車両で窓が開く座席に陣取っていました。トンネルから出て高架橋を渡るところを撮りましたがやや逆光でした。
https://youtu.be/tS3bfLXdqY4 -
定刻に快晴のクール駅に到着です。
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アローザ線に乗り換えてひと駅先のアルシュタットAlstadtまで行って、ホテルに荷物を置きました。
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クール、この街の歴史は紀元前のローマ時代にまで遡るスイス最古の街。旧市街の細い路地が入り組んで、小さな広場がたくさんあって、そこには水飲み場の噴水があります。角を曲がるたびに何か発見がある街で日本人好みですが、メインの観光地ルートから遠いのでツアーコースからはずれています。
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聖マルティン教会の時計塔はこの街のシンボル。旧市街中心の聖マルティン広場噴水の横にそびえています。
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高層ビルがないのでどこからもよく見えます。
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クール大聖堂への入口の門から振り返ると、その塔がうまく収まっていました。
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クール大聖堂は800年以上の歴史を持ち、黄金の祭壇や鮮やかなステンドグラスと十数年前に作られたモダンなパイプオルガンが威容を誇っています。
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天井が高いのでどんな響きがするのか確かめてみたくなりました。平日の11時、他に誰もいなかったので中にいた係の女性に、ちょっと歌わせてもらえないかと聞く。少しけげんな顔でしたが、「まあ、いいけど」のような返事。彼女にしてみると東洋から来たおじさんがこの歴史ある教会で何をしようというの?と思ったに違いなかったはずです。
おもむろに聖歌隊席がある高さまで右側の階段を登りました。楽譜を持ってないし、ソロなので残響を活かした旋律で歌ったのは「キリエ」。誰の?ではなくその場で浮かんでくるメロディを、残響の加減を聞きながらテンポを変えたりしたオリジナル。
Kyrie eleison
Christe eleison
Kyrie eleison
をそれぞれ三唱ずつメロディを変えて歌うと、不思議なことにどこからか次々とメロディが降りてくるような感じで、最後まで歌いきることができました。係の女性が歌い出しを聴いて礼拝席に。
今もう一度歌えと言われても殆ど覚えていない、というか記憶にない!
何か異次元にいたような感覚でした。 -
歌い終わると一番後ろの席でひとりの婦人が涙を拭っているのが目に入り、階段を下り20mほどの礼拝席を歩いて行くと、両手を広げて近づいてきました。涙を浮かべたままハグしてうなずいているような感じ。聞くとライプツィヒから来たという。どんな事情があって琴線に触れたのかはわかりませんが、歌の力が見ず知らずの人の心の中に入っていくのはこんなものなのか、と改めて思い知らされました。
もう一度自分もあの時のKyrie が聴きたい。 -
アローザ線はクール市内では路面を走ります。カラフルなラッピング客車やトロッコのような展望車を連結しています。
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12:10 クール・アルシュタット+++13:09 アローザ
アローザ線普通列車でアローザに向けて山を登っていきます。 -
1時間で到着したのはモダンな感じのアローザ駅です。
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駅を出ると印象的な建物や保養地らしい光景が目に入ります。
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アローザ駅構内のレストランでカジュアルなランチ。アボカド・ズッキーニのキーシュ+生野菜サラダとアップルジュースで17SFR(2000円)。ジュースを入れる瓶型のジョッキが面白い。
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地元では「小さなサンモリッツ」と呼んでいるようですが、規模はたぶん100分の1程度。確かに癒される雰囲気は持っています。駅前の池めぐり、ぶらっと歩いても一周30分ほどです。
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カモの一種か、母鳥が岸に上がって休む子どもたちの警戒中。近寄ると叱られそうでした。
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待機していたABe 8/12 3512です。
14:48 アローザ+++15:49 クール・アルシュタット -
ABe 8/12に牽かれる客車の最後尾に乗ってクールに戻りました。
アローザ線の沿線も山の鉄道らしく見どころが多いのですが、車窓からの撮影ポイントが厳しそうなのであまりコレ!といった写真が撮れません。アーチ型の鉄橋もインパクトはありましたが、手前のカーブのところに木立があるため車両が見通せなかったのが残念です。 -
通過後に振り返ってみたところです。降りて地上からだったらいい写真が撮れたかもしれません。
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今回の旅の最後のホテルは噴水がある広場に面したレストランホテル。雰囲気がある造りで古都クールらしい! ただエレベーターがないので、4階の部屋まで重い荷物を持って上がるのはちょっと腰にきました。
Zunfthaus zur Rebleuten -
木組みの枠が部屋の装飾にもなっていて、素朴ながらも味わいがある部屋でした。
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シャワーやトイレも最新の設備になっています。
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スイス最後の晩餐は大聖堂の向かいの由緒ありそうなレストランで、この古都の伝統的な田舎料理を。夕立(といっても7時を過ぎている)が降るなかをホテルの傘を借りてやってきました。
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この愛想の良さそうなおばあちゃんがひとりで接客していました。
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ワインは「ここのワイン」と書いてあったロゼにしました。「ここ」とは聖職者が大聖堂の裏にあるブドウ畑で育てたぶどうを使ったワインという意味でした! ボトルのラベルにビショップの表記が見えます。グラス1杯半くらい入るデキャンタでサーブされます。(次の画像をご参照ください)
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メニューは中身がよくわからないのでオススメのコースを注文しました。
前菜は乾燥肉の盛り合わせで牛肉、ラム、サラミ。ロゼがこの乾燥肉によく合います。 -
メインは郷土料理で説明が難しいのですが、イメージでいうとハム、ベーコン、ソーセージなどを刻み、小麦粉の団子に混ぜて棒状に伸ばし、それを軽く炒めてチシャのような葉で巻いて、香草のスープで煮込んだもの。いかにも田舎の家庭料理風です。塩味が効いていて団子でおなかが張ってきますが、どれも雪深い地域の保存材料で工夫されたレシピのようでした。
ウェイトレス(おばあちゃん)が「美味しいだろう?」と聞いてきましたが、"Good" と答えるしかありませんね!!
要注意事項は、クレジットカードが使えなかったこと。支払をしようとしたら"Cash only"と言われ、手持ちがなかったので駅前のATMまで行って現金を出してきました。52.5SFR(6000円)
Restaurant Hofkellerei
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この旅行記へのコメント (2)
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- noboruさん 2023/02/10 12:10:20
- 素晴らしい旅行記ですね
- 教会で、Kyrie歌われたのは多分天使の導きですね。
素晴らしいが光景が目に浮かびます。
少なくとも、目を拭った方、係の方の人生を変えたと思います。
有り難うございました
- のじパパさん からの返信 2023/02/10 12:22:12
- Re: 素晴らしい旅行記ですね
- noboru さん
コメントありがとうございました。
現在も合唱団で歌っていますので、各地の教会に行くと聖堂の響きを試したくなります。たまたま無人なら少しは声を出すことも。ここクールの大聖堂は格式も高く敷居が高かったのですが、何かに押されたように歌ってしまいました。この歳になると失うものは何も無い、という心境です。
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