【回顧録2014年12月】初めて行くヨーロッパ　イタリアの旅

2014/12/25 - 2014/12/31

今までは毎年2回くらいは海外旅行に出掛けていましたが、コロナ禍で昨年は一度も海外旅行に行けませんでした。
現在も一般旅行客が乗れる国際線の飛行機は飛んでおらず海外にはどこにも行けません。
4トラベルを始める前に行った海外旅行の写真を見返していたら6年前にイタリアに行った時の写真が目に留まりました。長女がローマの教会で結婚式を挙げるというので単身でイタリアに旅立ちました。クリスマスから年末にかけての旅で飛行機は運賃は高く往復とも満席で窮屈なフライトでした。
それまではヨーロッパに行ったことがなく初めて訪れたヨーロッパ。
あれから6年経過し、その時の資料はどこにいったのか探しても見つからず記憶も薄れたので旅行ガイドブックを読み返しながら編集しました。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

中部国際空港から全日空（B737）に乗って羽田空港に旅立ちます。

中部国際空港を離陸
旅を祝福しているかのように対岸に虹が見えました。

天気にも恵まれて上空からの見晴らしは抜群で豊橋上空辺りから富士山が見えてきました。

飛行機の進行と共に富士山を角度を変えて見ることが出来ました。
駿河湾上空から見る富士山

大島上空から見る富士山

三浦半島の先端城ヶ島上空を通過

久里浜上空を通過

横浜のベイブリッジ東京のレインボーブリッジが見えます。

羽田空港に着陸。
飛行時間は時刻表上では1時間ですが実質35分。
やっぱり飛行機は速い！

羽田空港から成田空港に移動し、成田空港からアリタリア航空でローマへ。
この頃は4トラベルで旅行記を編集しておらず、途中の写真を撮っておらず反省しています。

これから搭乗するアリタリア航空

アリタリア航空機内食の夕食
年末の航空便のため飛行機は満席で、すし詰め状態。
全く快適ではありませんでした。
長い飛行時間にもかかわらず機内の写真はこれしか撮っておらず今になって後悔。

ローマのフィウミチーノ空港（レオナルドダヴィンチ国際空港）に午後10時に到着。聞こえてくるのは訳の分からないイタリア語ばかりで手荷物を受取ったり入国審査の時は緊張しました。
テルミニ駅直通の電車に乗りローマの中心地に向かいます。

今夜宿泊するホテルに何とか無事真夜中に到着。
このホテルに4日間宿泊し、フィレンツェとナポリにも出掛けます。

翌朝はイタリア版新幹線とも言うべきユーロスターに乗ってフィレンツエに観光に出掛けました。
時速300ｋｍが自慢のユーロスターですが、在来線と同じホームから出発。
イタリアの駅は改札口もなく検札もなく列車に乗りこめてしまいビックリ！

ユーロスターの車内風景
大きな荷物も収納できる網棚が印象的

車窓から眺めるイタリア情緒が漂う風景
殆ど揺れを感じず滑るように走り快適！

1時間半の乗車でフィレンツェに到着。

青空に繊細な造りのドｳオモの鐘楼が映えます。

フィレンツエは街全体が美術館と言われるだけに中世の時代にいるような感じです。

ミケランジェロ広場から眺める赤レンガの街並み
フィレンツエ観光のパンフレットでよく見る景色です。

アルノ川と3つのアーチが美しいポンテ・ヴェキオ橋

市民の憩いの場になっているサンタマリア・ノヴェッラ教会前の広場

CELINEなどの高級ブランドの店が建ち並ぶエリア

街頭でバイオリンを弾く光景が何ともイタリアらしい！

「花の聖母教会」とも呼ばれる聖堂ドｳオモと鐘楼

フィレンツェを半日散策した後、バスに乗ってピサへ

ガリレオが「落下の法則」の実験をしたと昔、教科書で習ったピサの斜塔
初めてピサの斜塔の実物を見て感激！

塔の高さ北側55.2m、南側54.5mで南に5度30分傾いているらしい。

繊細なロマネスク様式のドウオーモ

青空に映えて白い大理石が眩いピサの斜塔とドウオーモ

斜塔の内部
定員制で内部を見学。

273段のらせん階段を上り屋上に。
赤い屋根が建ち並ぶピサ市街を一望

最上部の広間

斜塔の屋上から眺める夕焼けのピサの景色

この後フィレンツェ経由でローマに戻りました。

フィレンツェ、ピサに行った翌日は国土面積0.44平方キロメートルで世界最小の国家ヴァチカン市国に行きました。
サン・ピエトロ大聖堂の正面に広がる広場

カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂
長さ340m、幅240mの楕円形の大聖堂は圧巻！

サンピエトロ広場に行った後、ヴァチカン美術館へ
世界最大級の収蔵数を誇るだけに訪れる観光客は長蛇の列でした。

日本出発前からネットで事前予約していたので長蛇の列を横目に見ながら専用列からスイスイと入場出来ました。

大小合わせて20以上の博物館や美術館があり、1日ですべてを観るのは不可能です。

ピオ・クレメンティーノ美術館の古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻

ラファエロの間

ミケランジェロの「最後の審判」と天井画があるシスティーナ礼拝堂

ミケランジェロが描いた天井画

映画「ローマの休日」の舞台スペイン広場
早朝に訪れたので観光名所でも人は誰もいません。

スペイン広場の教会から眺めるローマの景色

いよいよ今回の旅の目的である娘の結婚式へ。
結婚式が行われた教会

ローマの教会で結婚式を挙げたので参列者は親と友人2人だけ。
後ろからイタリア流の結婚式を見守ります。

娘の結婚式は無事終わり、翌日はローマからイタロに乗ってナポリ観光に出掛けました。
フェラーリの会長などが出資している事からフェラーリ特急とも言われる高速特急列車イタロ（Itali)

ナポリに着いてからは2階建てオープンバスでナポリ観光

ヴェスヴィオ山が見えてナポリらしい景色ですが、あいにくの曇り空で綺麗に撮れず残念。

2階建てのオープンバスなので町の景色が良く見えます。

フランスのアンジュー家の居城カステル・ヌオヴォ
正面に並ぶ3つの塔の右側2つの間にはルネサンス様式の凱旋門

ナポリの町並み
更に曇ってきてヴェスヴィオ山が見えなくなりました。

12世紀にノルマン王によって建てられた卵城

ナポリから復路もイタロに乗ってでローマへ

イタロは深紅色で富士急行の富士山ビュー特急や近鉄特急ひのとり　みたい！

ナポリ観光の翌日はローマ観光
先ずはコロッセオへ。
古代ローマの娯楽スポットとして建設され、5万人収容できたという闘技場遺跡のスケールに感激。

紀元80年に建築。
２千年の時を経ても今にも観客の歓声が聞こえてきそうです。

古代ローマの政治、宗教の中枢でもあったフォロ・ロマーノ。

続いてローマ市内を散策

街中のいたるところに遺跡や歴史的な建造物。
さすが観光都市ローマ！

テヴェレ川沿いを散策

新郎新婦のハネムーンはチベタベッキアからMSCスプレンディダで地中海クルーズ。
見送るためにこの列車に乗ってローマからチベタベッキアへ。

チベタベッキアの港に着くもMSCスプレンディダが目の前に見えているのに桟橋には関係者以外は立入禁止で入れてもらえず、見送る事もできずにやむなく引き返しました。

イタリアはスリ、泥棒が多いと言われるのは本当でした。
娘の友人はスマホを掏られてしまい、新郎は現金を盗まれ、新郎の母親はパスポートを掏られたりと大変でした。

日本と同様に海に囲まれたイタリアは魚介類のメニューが豊富で日本人向きでした。

魚介類がいっぱいのスパゲッティ

パリッとした薄い生地のイタリア風ピッツァ

周囲の人達はスリや盗難に遭ったりと大変でしたが、予定通りイタリア旅行も終わり、成田空港まで直行のアリタリア航空で帰途につきました。

北朝鮮と韓国の国境38度線辺りを飛行
この辺りで不時着したら大変だぁ！

隠岐の島上空の日本に帰って来ました。
ローマから飛行時間は12時間。
今だったら機内や列車内で過ごした様子を詳しく撮るのに、当時は殆ど撮っておらず不満足な旅行記となってしまいましたがご容赦ください。