リハビリの2ヶ月半

2020/10/07 - 2020/12/26

2020年10月7日盛岡の中央病院から北上の済生会病院に移動しました。リハビリの生活でした。途中で新病院第1号患者となる、病院移転が有りました。
2ヶ月半の入院生活でした。

エリア 北上(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0

10月7日中央病院から転院し、済生会北上病院に来ました。

介護タクシーで高速道路を使って来ました。私の体の具合を知らない165は歩けないと思い、介護タクシーを予約しましたが、病院の入口からタクシーに乗り降りする程度はできたので、もったいないと思いました。しかし、最初はベッドに寝たままの移動を考えたようで、それだと後1万円以上高くなったので、良しとしました。

病院では、心電図とレントゲンの後、問診が有り、その後は３階の病室で休息でした。

済生会北上病院は新しい病院を建設中で、11月22日に移るそうです。

翌日から1日3回リハビリが有りました。
言語、手足、歩行のリハビリが30分から40分有りました。


※10月16日6：25　病室より

3階の部屋からの眺望は余り良くありません。隣には建設会社の幹部が、同じ病気で入院していました。退院後には早期に職場復帰するべく、リハビリに励んでいました。私の励みにもなりました。

10月12日からは車いすで3階を自分で移動できるようになりました。
一度,看護師長にスピードの出し過ぎで厳重注意を受けました。

※10月20日10：15病室から

相変わらず、眠れない夜が続きました。
中央病院では血圧が200を超えていましたが、一気に下げると脳にダメージを与えるので、転院近くになってから血圧降下剤を飲み始めました。
そのため、済生会病院でも210前後まで上がり、目が冴えて寝不足でした。

移転の為、新規の患者を制限しており、6人の部屋は短期の患者だけでした。

※10月20日14：11病室内

熊の唸り声のいびき患者には、ほと程迷惑でした。
10月21日北上市の認定調査が有りました。
色々質問され、自分ではまだ歩けなかったので、要介護１となり、立派な障害者になってしまいました。

隣の女性専用部屋からは毎日、高笑いや、歓声が上がり、凄くにぎやかでした。我々男性の部屋は、話もほとんどなく、皆、苦虫をつぶしたような表情でした。

※10月30日6：30市街地方面

10月29日308号室から304号室に移動になりました。
同程度の患者をまとめるようです。
移動して直ぐ、6階への移動が決まりました。
10月30日6階606号室へ移動しました。


※10月31日6：45病室より

回復期リハビリテーション病棟は土日でもリハビリが行われるので、ハードになりますが、回復の向上が期待できます。

※10月31日6：46病室より早池峰山

部屋からの見晴らしが少し良くなりました。

※10月31日15：00病室より

晴れていれば、早池峰山も見ることが出来ます。

※10月31日15：00病室より早池峰山

遠く、岩手山も見ることが出来ます。

※10月31日15：00病室より岩手山

脳梗塞の影響は身体だけでなく、腹筋に影響し、排便にも影響するようです。
通常の2倍くらい時間が掛かります。

コロナの感染防止のため、面会は禁止です。
差し入れで、チョコレートやナッツ類を届けてもらいました。

リハビリと食事以外は、ほとんど暇なので、ＩＢＣラジオに脳梗塞の経過を投稿して何度か読まれました。
文章を考えていると気晴らしになりました。

車いすでの移動は段々慣れてきました。

※11月1日6：09病室より霧の朝

左手は握力が１６ｋｇになり、指も動いたので、少し楽観視していると、だんだん関節が固まり、９ｋｇに落ちてしまいました。

※11月5日10：22病室より虹が見える

雪が降り始めました。
11月3日より歩行器を使って移動するようになりました。
歩行器を使って1,900歩歩きました。


※11月12日6：34病室より

建設会社の幹部は業務が忙しいので、リハビリ半ばで退院していきました。


※11月17日7：07病室より岩手山方向

相変わらず、食欲だけは有りました。通常、ご飯の量は180ｇですが、働き盛りの男性と同じ、220ｇを残さず食べていました。
一日の食塩摂取量は6ｇ以下なので、味は全く感じられません。美味しくないです。
それでも、こんにゃく以外は残さず食べました。

11月22日(日)新築病院に移転です。

もう二度と来ることのない病室です。

1ヶ月ほど過ごした608号室のベッド

面会室からの街の風景

病院関係者が患者の移送を行います。

もう見ることもない風景に成りそうです。

病院の職員も寂しそうに写真を撮っておけと窓を開けてくれました。

介護タクシーで移動です。
外に出るのは、1ヶ月半ぶりでした。

白い建物が旧病院です。出口門を出た所

旧病院を今後どうするのか決まってはいない様です。

※2021年2月9日15：36旧済生会北上病院

※2021年2月9日15：37旧済生会北上病院

新病院に到着しました。

隣のベッド
私のベッドの上は荷物で一杯でした。

新しい病室です。

最初の昼ごはん

やはりご飯は大盛りです。

病室からの眺め

※11月22日15：32　306号病室より

廊下を挟んで向こう側は女性の病室です。

隣のベッドは事故で太ももを骨折した同年代の人でした。
私と一緒に転院してきました。

1ヶ月以上ここでベッドでの生活を行いました。

介護１の障害者です。

洗濯物は１６５が一日おきに交換してくれます。
チョコレート、ナッツ、コーヒーの差し入れは有難かったです。

※12月09日15：43　306号病室より

12月2日から器具を使わない、自立歩行が可能となり、びっこはひくものの自分で歩ける喜びを感じました。

※12月16日11：13　306号病室より　　積雪40ｃｍ位

12月4日(月)三者面談で3ヶ月以上はリハビリの効果が出にくくなると言うので、12月26日に退院することになりました。

※12月17日11：40　306号病室より　　

家の2階への階段に手すりを付ける工事等を依頼しました。
市の補助があり、工事費の2割負担でできるので助かりました。
20万円まで市で負担してもらえます。(介護１)

※12月19日8：27　306号病室より　　積雪37ｃｍ

後は、デイサービスを利用してリハビリを行います。
2割負担でサービスを受けることが出来ます。

※12月20日8：51　306号病室より　　

高額医療負担の上限が８万円で食事代等は別で１４～15万円/月の医療費であった。
がん保険特約に加入していたので、個人負担の持ち出しはなかった。

この旅行記へのコメント （18）

• mom Kさん 2021/07/13 16:41:29

  武士の面魂

  私は、働き盛りのがん患者でした。
  食欲は、生命力。素晴らしいです。
  お味の違いもわかる。素晴らしいです。
  人生の闘いは、今後も続く。
  シャバに出られれば、なんだってと私は思い、
  今もそう思っています。
  今日は、おかげさまで一層よい日になりました。ありがとうございます。

  164-165さん からの返信 2021/07/19 17:09:07

  Re: 武士の面魂

  mom Kazuko さん こんにちは。書き込み有難うございます。
  リハビリは週2回半日通い、体力も少し戻りつつあります。
  旅行に行く元気が出て、取り敢えず温泉療養を行っています。
  mom Kazuko さんは大変な病気の様ですが、気持ちはしっかり持っておられるようなので頼もしいです。
  お互い元気で生活できるように努めていきましょう。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• hot chocolateさん 2021/06/18 13:11:39

  ご退院おめでとうございます。

  164-165さま
  
  こんにちは。
  リハビリの甲斐あって、無事退院、良かったですね。
  入院中の療養日記も重要だし、退院後の4トラ投稿もリハビリの一助に
  なるのではないでしょうか。
  無理をせずに、頑張って下さい。
  コロナ禍ですが、岩手県ではほぼ安心してご旅行が出来るのではないでしょうか。
  旅行記も楽しみにしております。
  
  hot chocolate

  164-165さん からの返信 2021/07/04 14:44:41

  Re: ご退院おめでとうございます。

  hot chocolateさん　こんにちは。書き込み有難うございます。
  返信が遅くなり申し訳ありません。パソコンの前に長時間座っているのは辛いので、遅れてしまいます。
  リハビリになると思い、また、無職になり、世間とのつながりが遮断されてしまったので、4トラは貴重な、連絡網と思っています。
  これからもよろしくお願いいたします。
  岩手県のコロナ感染者は毎日発表されますが、盛岡市の繁華街が多く、それほど心配ないような感じで、油断しています。
  中旬頃、旅館ステイを予定しています。
  
  　　　　　　　　　【164-165】

• M-koku1さん 2021/05/29 15:57:40

  お大事に

  いつもご訪問いただくばかりで恐縮です。
  
  急のお病気で驚かれたことでしょう。
  でも同じ入院でも　コロナじゃなくて良かったですね。
  自力歩行までこぎつけられたとは　何よりです。
  リハビリをどうぞ怠けずにお続けください。
  
  新病棟へのお引越しに出会われたのですね。
  私も以前入院中にそれを経験して　とても面白い経験でした。
  重病の方たちはどんどん部屋からいなくなり、私は最後の一人としてその部屋に数日居ました。
  引っ越し当日はアナウンスに従って、残っていた元気な患者が、看護師さんたちと一緒に歩いて新病棟へ誘導されていきました。（敷地は同じところだったので）
  新しい病棟の気持ちよかったこと！
  テレビの業者さんが入ってきて、色々調整したり、本当に引っ越しなんだなと変なところに感心してしまいました。
  
  １６４さんの場合は敷地も変わったんですね。
  それでタクシー移動！荷物もあって大変だったでしょう。
  
  これからのご活躍を　再び楽しみにしております。
  お大事に！
  
  Mより
  

  164-165さん からの返信 2021/05/29 16:50:03

  Re: お大事に

  M-koku1さん　こんにちは。書き込み有難うございます。
  無職になり(病気とは関係なく)、やることと言ったらリハビリと食べることと、寝ることくらいでしょうか？4トラはパソコンに向かっていると、疲れるので長時間は辛くなってきました。旅行がコロナで行けないのでネタも有りません。
  しかし、多くの励ましを頂くので、その点では元気が出て、前向きになることが出来ます。
  ※異動の際の荷物は事前に運んでくれたので、全く問題は有りませんでした。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• yamayuri2001さん 2021/05/25 09:58:49

  入院生活の記録は、大切です。

  164-165さん、こんにちは。
  とても詳しい病気との闘いの記録ですね。
  これは、後々、自分で読み返したときに、
  自信とつながると思います。
  この辛さに耐えられたんだから、大丈夫だよ！と。
  
  私は若い頃に、腰椎間板ヘルニアで入院しました。
  想像を絶する痛みでしたが、そのことを思い出すと、
  大抵のことは乗り越えられます。
  
  164-165さんの、凛々しいお写真に、
  感動しました。
  ゆっくりと元の生活にお戻りになってくださいね。
  優しいご家族さんの助けを借りて・・・
  yamayuri2001

  164-165さん からの返信 2021/05/29 16:37:19

  Re: 入院生活の記録は、大切です。

  yamayuri2001さんこんにちは。書き込み有難うございます。
  思い出すと良くここまで回復したと、感激したり、まだまだ、回復途中で先が長いと落ち込んだりの繰り返しです。もう二度と再発だけはしたくないと節制するように心がけています。
  腰椎間板ヘルニアの痛さはテレビ等で聞いていましたが、大変な経験をされているのですね。今は大丈夫なのでしょうか？
  北海道旅行が中止になり、落ち込んでいますが、近場の温泉旅行記を計画していますので、よろしくお願いします。
  yamayuri2001さんの旅行記も引き続き拝見させていただきます。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• ちいちゃんさん 2021/05/17 19:49:49

  塀の中

  164-165さん、「おつとめ（？）ご苦労様です」と言ってあげたくなるような塀の中での生活でしたね。それでもリハビリの効果もしっかり現れて、こうして旅行記を投稿できるようになったんだからありがたい話です。本当によかった！
  
  病みやつれした様子もなく、お顔立ちもほぼ左右対称なので、たぶん後遺症はそれほどではないのじゃないかしら。もちろん素人判断ですが。
  
  女性の病室がにぎやかで羨ましかったんじゃないですか。女の子はどこでも自分のリビングにしちゃうんですよ。適応能力が高いのかしら。私は駄目ですけど。
  
  ちいちゃん

  164-165さん からの返信 2021/05/18 11:23:36

  Re: 塀の中

  ちいちゃんさん　書き込み有難うございます。
  仰る通り、塀の中の生活でした。ラジオにもその旨投稿しましたが没になってしまいましたが・・・。
  毎日自身で顔面矯正の訓練をしています。左に少しゆがみが有ります。
  コロナで旅行が中止になりへこんでいます。
  何処でも女性の部屋は賑やかで、うらやましく思いました。女性は男性より喋らないと心身が落ち着かないと、IBCのアナウンサーが言っていましたが本当ですね。
  
  　　　　　　　　　　【164-165】

• fuzzさん 2021/05/17 12:15:06

  復帰までの記録

  164-165さん、こんにちは。
  
  入院療養の記録も大切ですね。
  ご自身が撮られたのですよね、これもリハビリになったことと思います。
  写真を撮る＝記録に残す＝旅行記にアップするという一連の流れを想像して撮られたのだと思います。脳が立派に機能している証拠ですね！
  
  実は、主人の父が脳梗塞で救急車で運ばれたのが済生会病院でした。
  病院入院中に他界しましたが、済生会病院の前を通ると義父がまだそこにいる様に感じていました。もう閉院しちゃったんですね。
  
  新しい済生会病院は確か、県立北上病院の跡地でしたか？
  しばらく北上に行ってない気がします。
  
  旅行記中のご自身の自撮り写真。目の力が強く、リハビリを乗り越えて復活できる生命のみなぎりを感じます。応援しています！
  
  fuzz

  164-165さん からの返信 2021/05/18 11:13:19

  Re: 復帰までの記録

  fuzzさん　こんにちは。
  緊急事態宣言で、北海道利尻・礼文3泊4日のツアーが中止になってしまいました。少なくても4回コロナの影響で中止です。
  写真を撮っていたのは、後遺症で認知症になる可能性があると言われ、記憶を呼び覚ます補助になると思い、始めました。最初は旅行記にアップするつもりは全くなかったのです。本来は旅行記なのです。
  恐る恐る投稿しましたが、反響が大きく、書き込みがfuzzさん並みに多かったので、気を良くしてしまいました。
  県立北上病院の跡地に済生会病院は有ります。今は2ヶ月に1回薬を貰いに行っています。コロナのワクチン注射も予約しました。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• kichiさん 2021/05/16 22:13:32

  どうぞご自身のペースで日々を(^-^)

  164-165さん、お久しぶりです。
  
  以前の温泉療養と合わせもう一度旅行記を拝見させていただきました。
  
  旦那の父は脳梗塞、私の父は脳溢血。
  時期や年度は違えど二人共大手術しICUから復活後、リハビリ病院施設へ転院し歩行や言語発声等励んでました。
  
  動かせない衝撃、出来ない悔しさ、葛藤。
  全てが突然で辛かったと。退院後に話を聞いて胸が痛かったのを覚えてます。
  両方の父は車椅子になりましたが、昔よりフランクになり、コロナ後には旅行のリクエストもありました。
  もちろん皆一緒に行くつもりです！
  
  どうか164-165さんのペースで。
  なにか思う事があるときには奥様や周りの方に話してみてください(^-^)
  
  ではまた＼(^-^)／
  

  164-165さん からの返信 2021/05/18 10:58:10

  Re: どうぞご自身のペースで日々を(^-^)

  kichiさん　こんにちは。書き込み有難うございます。
  私は、手術もICUもなかったので、そういう点では軽かったのでしょうね。
  1ヶ月以上車いすの生活で、この先どうするか、どうなるか悩みましたが、今は歩けるようになり、気持ちは楽になりました。
  お父様たちがフランクになったのは，kichiさんたちが親身な接触をされているからと推測されます。お父様たちも不安な毎日を抱えながら生活をしているので今後ともやさしく接して頂く様、病人よりお願いいたします。
  私は、自称亭主関白なので言いたい事を言っております。ご安心を！
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• yukiraさん 2021/05/16 13:53:25

  温泉、良いですね。

  はじめまして。yukiraと申します。
  一連の旅行記を拝見しました。どうぞご自愛くださいませ。
  

  164-165さん からの返信 2021/05/18 10:38:52

  Re: 温泉、良いですね。

  yukiraさん　こんにちは。はじめまして。書き込み有難うございます。
  無職になり、旅行には行けなくなり、ネタもない中で、入院生活を旅行記に投稿し、気が引けております。
  そんな中で、励ましを頂き、感謝しております。
  yukiraさんは楽しい、記憶に残る旅行を続けていけるよう祈念しています。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• norisaさん 2021/05/16 11:34:12

  頑張ってください！

  いつも大変お世話になっております。
  
  突然の脳梗塞でのご入院、そしてリハビリ！
  本当にお疲れ様です。
  父も同じ病気でしたので実感できます
  大変でしょうがどうぞ頑張ってください。
  
  norisa

  164-165さん からの返信 2021/05/18 10:30:49

  Re: 頑張ってください！

  norisa　さん　こんにちは。いつも投票いただき感謝しています。
  そしてコメント有難うございます。旅行記に入院生活の投稿をして、問題ありと思いながらも、旅行ができない今日、他にネタもなかったので、自分の記録として残し、リハビリを兼ねた作業として考えた次第です。
  入院生活時とはだいぶ改善しましたが、まだ不自由な生活には違いありませんが、さらに良くなる様、リハビリに努めます。
  norisaさんも、コロナに充分留意され、多くの旅行記を投稿されるよう期待しております。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】