レトロな特急電車「185系踊り子」に乗って、地魚が美味しい温泉に泊まりに行く旅～

2019/01/26 - 2019/01/27

こんばんは。今月1回目の旅行記は、過去旅のストックをご紹介。40年前のデビューからず～っと伊豆観光の足として活躍し、間もなく勇退を迎えることになった「185系踊り子号」。唸るようなモーター音にレトロな車内など、今となっては懐かしくなったものが多く残っています。今旅ではそんな185系の踊り子号に往復揺られて、地魚が美味しい温泉宿「今井浜　温泉　心のどか」へ行ってみようと思います。それではしゅっぱ～つ。

エリア 河津温泉郷・今井浜(静岡)

★１２：００
旅の出発は、踊り子号の始発駅東京駅から。

東京駅 駅

懐かしい鉄道唱歌のオルゴールが鳴ると、伊豆への旅が始まる瞬間です。

特急 踊り子 乗り物

横浜手前では、京急の快特電車とデッドヒート。

京急本線 (空港線) 乗り物

爆音を轟かせて、大幹線東海道本線をかっ飛ばします。

大磯駅 駅

熱海発車後、伊東線に入ります。徐々に南国ムードが漂い始め、伊豆らしさが車窓にあられてきますね。

伊東駅 駅

★13：25
乗車当時の踊り子号には「車内販売」が残っていました。
というわけで車内で駅弁を購入することができたので、伊豆名物である「金目鯛炙り寿司」を昼食に。

車内にいながら気軽に名物を味わえる車内販売も、今や風前の灯火に…時代の流れとともに、列車内でのサービスはひどくなる一方です。

その後東伊豆海岸線に差し掛かると、海岸線沿いのオーシャンビューが車窓から楽しめる、伊豆急行のハイライトへ。

片瀬白田駅 駅

その後は海の近くを走る路線とは思えないような、山間に入ると間もなく終点に到着です。

稲梓駅 駅

★14：50
3時間弱の長旅を終え、伊豆急行の終点下田駅に到着。
今日はゆっくり出発なので観光せずにそのまま宿を目指します。

伊豆急下田駅 駅

バスに乗って、蓮台寺駅方面へ移動。

沿線で乗車してきた185系をパチリ。
しかしこの日は寒い日で、温暖な伊豆なのに雪が舞っていました。

短命に終わった「伊豆クレイル」も丁度やって来ました。一度乗ってみたかったな。

蓮台寺駅 駅

★16：00
その後普通列車で今井浜海岸駅へ移動。

今井浜海岸駅 駅

坂道の途中にある踏切。丁度185系がやって来る時間なので動画撮影。

そして駅から歩くこと暫し。今宵宿泊する宿「心のどか」さんにチェックイン。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

部屋は訳ありということで山側ですが、トイレもあり一人で過ごすなら十分。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

そして温泉は、露天風呂併設の貸切風呂が2か所。部屋のある2階にも入室中を示すランプがあって便利。1回目に入った温泉はこんな感じ。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

露天風呂は1人用のミニサイズ。周囲に気兼ねなくゆったり入浴を楽しめました。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

★18：00
そして夕食は部屋で頂きます。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

海沿いにある伊豆には、新鮮で美味しい地魚がたくさん手に入ります。お刺身も一人用の食事ですらこのボリューム！

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

更には金目も登場。魚好きには堪らないご馳走ですね。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

食後一息着いた後に、もう1つの温泉へ。内湯は浴槽の形が違う以外はほぼ一緒ですが、こっちの方がやや狭い感じがします。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

その分露天風呂は岩風呂のもので、こちらの方が広いです。

伊豆今井浜温泉旅館　心のどか 宿・ホテル

★9：40
宿チェックアウト後は、伊豆急が誇る観光列車「リゾート21」への乗車を楽しむことに。

今井浜海岸駅 駅

海を眺めるソファーから見る、東伊豆海岸線の景色は最高！景色の良いその区間は空いていることが多いので、ねらい目です。

伊豆急リゾート21 乗り物

伊豆急下田到着後、再度とんぼ返りします。

伊豆急下田駅 駅

リゾート21の中でも大人気の「展望席」。最近はバリアフリーや合理化等の事情で、こういったスペースを備える車両も減少傾向にあります。

伊豆急リゾート21 乗り物

上にあるＬＥＤ表示器は、アルファリゾート21から移植したもの。次駅案内等が表示されて重宝します。

伊豆急リゾート21 乗り物

しかし今回はモーター音を楽しみたいので、モーターのない展望席はパス。

伊豆急リゾート21 乗り物

中間車に乗車することにしましょう。

伊豆急リゾート21 乗り物

そしてトイレを覗いてみると…近年改修されたようで、まさかのウォシュレット付き！観光路線らしい、良いサービスアップですね。

伊豆急リゾート21 乗り物

ボックスシートの大きな窓から眺める、伊豆の海。リゾート21で運行される列車は決まっているので、狙って乗車するのもオススメです！

伊豆急リゾート21 乗り物

★
その後あてもなく熱川駅で下車。駅周辺を歩いて散策してみることに。

伊豆熱川駅 駅

海岸沿いにある「高磯の湯」あたりまでやって来ました。

断崖絶壁にへばりつく、道路からのオーシャンビューは最高です！

暫くの間、青い海を眺めてぼんやり過ごしたのでした。

さて、そろそろ食事に行きましょう！

★12：00
そして入店したのは「くいしん坊　錦」さん。注文したのは「鯵フライ＆たたきの手定食」。新鮮な鯵を存分に堪能。残念ながら今は閉店されたようです…

その後は復路の特急に全区間乗車したいがために、伊豆急下田へ戻ります。

熱川温泉 温泉

★13：20
伊豆急下田到着後、ちょっと時間があるので街歩きしてみることに。

ペリーロード 名所・史跡

黒船が来航した歴史のある下田の町は、どこか異国情緒が漂い、日本らしかぬ雰囲気もあって楽しめます。

ペリーロード 名所・史跡

★13：40
そして伊豆急下田から、帰りの特急電車に乗車します。

伊豆急下田駅 駅

この185系のグリーン車には、今ではとても珍しくなったものがあります。

特急 踊り子 乗り物

ということで思い切ってグリーン車に乗車します！

特急 踊り子 乗り物

入口にある「Express　185」のフロアマットが、良い味出していますねぇ。

特急 踊り子 乗り物

レトロな雰囲気の車内に並ぶのは、これまたレトロな座席。

特急 踊り子 乗り物

リクライニング角度も深く、ふっかふかで最高の座り心地の座席。この座席は、国鉄時代の特急グリーン車で定番だった「R27」で、今なお残るのはこの185系の一部だけなのです。

特急 踊り子 乗り物

そんな貴重な座席に、ここから3時間も座っていける贅沢…

特急 踊り子 乗り物

さて、まったりのんびり国鉄時代のグリーン車の旅を楽しみ、帰宅の路へ着きましょう。

特急 踊り子 乗り物

さっきも眺めた伊豆海岸線を通り…

特急 踊り子 乗り物

来宮駅で、対向の185系と交換待ち。

来宮駅 駅

東海道線に入ったところで、あらかじめ下田で買っておいたスイーツでティータイムを楽しむひと時。

特急 踊り子 乗り物

そんなこんなで過ごせばあっという間に終着東京へ。

新橋駅 (JR・地下鉄) 駅

★16：30
こうして185系で行く、プチ伊豆温泉旅行は幕を下ろしたのでした。こんな旅ももう間もなく、過去帳入りすることになってしまいます。

東京駅 駅