2019/02/03 - 2019/05/26
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Yambaru Visitor Centreさん
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日の出前、前夜から動物観察をしたタワーを4時にあとにし、
闇の中をロッジへ戻る。
ぬかるんだトレールは、自分たちのヘッドランプが照らす以外は
何も見えず、深い森の上からわずかに星空がのぞくのみ。
周りに潜んでいるであろう生き物たちの気配にゾクゾクしながら、
方向感覚もつかめないまま、置いてきぼりにならないよう足を早める。
朝食前すぐにボートで移動開始。ようやく日が上ってくる。
朝食を取りつつしばらく流れを下ると、’Rio Madre de Dios’ と
‘Río Manu’ の合流点があり、ここからは流れを遡ってゆく。
進む方向が変わるとともに、川の水色も変わった。
この地では、川は幹線道路であり、生活路でもある。
観光客の輸送や物流を担い、流域の住民が食器や洗濯物を洗っている。
季節や天候で、海の干満のように大幅に水位を変える川と
ともにやってゆかねば、生きていけない。
‘Limonal’ のレンジャーステーションに立ち寄り、入域許可を申請する。
屋内には公園の区域図や特徴的な動物などのパネルが展示してあるものの、
ひと気が少ない場所なので、管理官は勤務していても少々寂しかろう。
入域のささやかな記念にと、動物がデザインされたステッカーを
各々に渡してくれた。はにかむようなその笑顔に人柄を感じる。
今日の目的地 ‘Casa Matsigenka’ はここからまだ遠く、
ランチもボート上でひたすら船を走らせる。
それでも、頭上をハゲワシや水鳥が飛び交い、川岸のカメやワニが
日光浴をする姿を見ながら、そのうちジャガーがひょっこり顔を
出すのではないかと目を凝らしていると、5時間くらいあっという間。
簡素だが予想以上にしっかりした作りのロッジに驚きつつ、少し休憩。
ガイドをサポートする現地スタッフは、日の出前から深夜まで
本当によく働いていて頭が下がる。
わずかな休み時間も、ひっくり返って昼寝でもしそうなものだが、
お国柄かミニサッカーに興じたり、とにかく明るくよく動く。
生き物観察のためさっそくトレールへ。森がまた一段と深くなった。
樹上でガサガサ音をたてるのは、サルたちの群れ。
木の実を手当たりしだいに頬ばっては、種を投げ捨ててゆく。
同時に、それとなくこちらの様子も伺っているよう。
川が好き放題に蛇行できるからか、この辺りには三日月湖が多い。
夕方になるころ、そのうちの一つ、’Cocha Salvador’ へ。
双胴のカヌーに乗って湖面を滑るようにゆくと、動物や鳥や虫、
樹々のざわめく音に心地よく囲まれる。
時おり、その静けさを切り裂くツメバケイの声。
「オロロロロロロ・・・」スタッフが裏声で呼びかけると、
警戒したオオカワウソの一家が様子を見に出てくる。
おとなしそうな印象とは裏腹に、若手は血気盛んで、
好戦的に歯をむき出して威嚇してくる。
おじゃまなのはこちらなので、仕方ない。
湖上でそのまま日没を迎え、また夜の森を歩いてロッジへ。
光がなくなると、得体の知れぬ濃密な気配がまとわりついてくるが、
決してイヤな感じではない。自分の中にも、眠っている
いつか見ていた遠い風景があるのだろうか。
奥地とは思えないような豊かな夕食。味つけも上手なもの。
大名旅行を望んでいるわけではないが、これはこれでうれしい。
明日もまた早い。
( 5月2日 晴れ時々くもり )
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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