蘭陽癒しの旅（4）五峰旗

2021/01/18 - 2021/01/20

日々のストレスから解放され、疲れた心身を癒すため、蘭陽（宜蘭平原一帯）を旅してきた。行ったのは礁溪、宜蘭、頭城。どこも初めて行った場所ではないけれど、それぞれにおもしろさを再発見した。

（4）五峰旗編（五峰旗風景区）

エリア 礁渓温泉(台湾)

10時半前にチェックアウトし、荷物を預け出発。

ホテルの入り口

無料の男性専用公共温泉。

この日は、ホテルで海鮮粥を食べることができず、モスバーガーで朝食。

午前の奕順軒はほとんど並ばずにすぐ購入できるから、この時にお土産を購入した。

けっこう買ってしまったから、ホテルで預かってもらうことにした。「お前、こんなに早く帰ってきたのか」と言わんばかりの柴の顔。

改めて、五峰旗風景区に向け出発。ホテルの近くにバス停があるけれど、Googleマップで確認すると、徒歩で50分。勾配もキツくないから、歩いて向かうことにした。

途中、礁溪でもっとも高級な温泉ホテルである老爺酒店がある。

老爺酒店の後方にも大きな建物が建設中。大型高級ホテルだろうか。

五峰旗風景区入り口に到着。ホテルからここまで35分かかった。

歩きやすい石畳を進む。

石橋

石橋から見える景観

癒される穏やかな水流

石階段を進んでいくと......

五峰旗には3つの滝があり、これはもっとも下流にあるもの。

近くまで行くことができる。3人の女性はマイナスイオン摂取中。

2つの滝も見たかったけれど、岩が崩れる可能性があるとのことで、通行禁止になっていた。

五峰旗聖母朝聖地

内部は教会になっている。信徒は車でここまで上がってくることができる。

教会に銅鑼があるのは初めて見た。

岩の中にマリア像

うっすらと霧がかかっていたけれど、礁溪の街と海が見えた。

来た道を戻るときに前方に滝が見えた。

来るときに水流の音が聞こえるところがあり、礁溪の街に戻る際に寄ってみた。すると、そこには得子口溪攔沙壩があった。

水の音に癒されて、山を下りることにした。画像の男性のように、Tシャツだけの人もいるくらい、この日は気温が上がった。自分も上着はホテルに置いて、長袖のシャツ1枚で外出していた。

協天宮にもう一度お参り。

そして、廟の左にある義眾魚羹之家へ。

旅の1日目に食べたものと同じものをいただいた。

その後、柯氏蔥油餅を食べようかと思っていたんだけど、お腹いっぱいになってしまい、結局、その隣の呉記花生捲冰淇淋をデザートとして食べた。

クレープ生地もピーナッツパウダーもアイスもいい感じ。

その後、帰りの電車のチケットを買いに駅へ向かった（当日券はネットでは買えない模様）。画像は中山路二段にあった日本式家屋。どのような建物なのかは不明。

中壇元帥三太子を祀る徳陽宮。お参りしてもよかったんだけど、この時は早くホテルに戻って柴と遊びたい気持ちのほうが強かった。

無事、プユマ号指定席のチケットを入手して、ホテルへ戻った。

うちにも7匹もの柴がいたら、世話が大変だけど、幸せ感があふれる。

父犬は子供を守る意識があるのか、外を見張っていることが多い。

人間の赤ちゃんが眠る姿にも癒されるけれど、犬の寝顔もそう。

7匹すべてが大集合。

オーナーが昼食として注文したフライドチキンが届けられた結果。でも、人間の食べ物は犬にはよくないから、ご相伴にあずかれず。

14時半になり、柴との別れの時がやってきた。犬にとっては単なる宿泊客の1人に過ぎなかっただろうけれど、こちらはとても大きな幸福感を味わった。子犬5匹を名前で呼んでいたら、名前を覚えた客は初めてだと言われた。

湯圍溝温泉公園の脇で売られているトマトや......

三星葱

午前中に行ったとき、まだ焼き上がっていなかったピーナッツパンを買いに再度奕順軒へ。電車が出発するのは15時9分。残っていた2つのピーナッツパンをトレイに載せ、1番の列に並び始めたのが14時38分。2番の方が進むのが速かった。失敗したと思いながら、時間との戦い。場合によっては、途中で離脱することも考えていた。結局、55分ごろ店を出ることができた。

早足で歩き、14時58分に駅に到着。そのままホームへ。

珍しく旅先で名産をたくさん購入。

運よく隣はずっと空席でゆったり気分だった。

海側の窓側席だったから、亀山島が見えた。

基隆河の流れも見ることができた。気温は高くてもどんよりした天気だった礁溪と比べ、新北県はよい天気だった。

上：極薄の牛舌餅（牛の舌の形をしたパイ）
下：チーズペーストと餅を挟んだお菓子

これは買って正解。とてもおいしかった。牛舌餅は以前にもこの店のを食べたことがある。また、買ったピーナッツパンは、いつも台北で買っている物より、安い上、ピーナッツペーストもふんだんに入っていた。これが奕順軒にあれだけの客が押し寄せる理由。

礁溪は温泉の質もいいし、柴とも過ごせるし、おいしいものもある。しかも、台北からとても近い。近いうちにまた行きたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（終）