1日両国界隈で過ごしてみる

2021/01/17 - 2021/01/17

2021年1月7日から緊急事態宣言が発出され、一時東京では1日の感染者2000人超え！な中、大相撲中日のチケットが2枚キャンセルされて困っていると友人が言うので、ひっさしぶりに両国界隈へ出かけました。昨年末からずっと籠っていたので、待ち合わせより早くに到着。両国の街をざっくりと散策。

日頃の鬱憤ばらしのように両国界隈に一日中いましたが、コロナウイルス対策に阻まれ、あまりゆっくり楽しめたとは言えません。とはいえ、たまにガス抜きしないと、まだまだ先の見えない頃でした。

エリア 両国(東京)

両国駅西口。改札口には歴代横綱の写真がズラリ。

両国駅 駅

西口駅前ロータリー。人が少ない、車も少ない感じです。

売店「東京みやげ」などがあったりして。
寒い冬に室外のお土産屋さんで仕事する人は大変そう。足元に電気ストーブがありました。

あまりに久しぶりの両国なので国技館の場所などチェック！
後ろにはノッポのアパホテルができていました。
せっかくの国技館の美しい屋根が台無し。景観悪い！

その手前には新しい商業施設が出来ていました。雨の日に観光客が来てもこちらでお土産を買ったり食事が出来ますね。

ちゃんと観光案内所もありました。

一旦、両国駅に戻り、総武線沿を東口の方へ行きます。

墨田区には13の相撲部屋があるようです。初めての今回はまずは両国駅に近い4部屋を回ってみようと思っています。

わざわざ「横綱横丁」を歩いて国道14号線方向へ南下。この横丁には何があるのか？って特別すごい通りではなく普通でした（笑）

14号線は東京から千葉へ通じる国道です。

14号線を渡たり、右手に時津風部屋発見！真新しいビルです。

師匠ー時津海（前頭三枚目）
幕内力士ー正代（西大関）、豊山

ほほー、正代のいる部屋ですか。

2021年2月22日、日本相撲協会は、昨年9月と1月初場所中に時津風親方が新型コロナウイルス対策ガイドラインに違反したことで、退職勧告と退職金減額を決めました。なんと。

時津風部屋 名所・史跡

相撲部屋の前にはこのような標識が立っています。

しかししっかり塀で囲まれていて中は窺い知れず。ファンらしい男性が同じように外観を撮影していました。

芥川龍之介文学碑なるものがありました。

芥川の自筆です。

この両国小学校（江東尋常小学校）に通ってたんですね。

芥川龍之介の文学碑 名所・史跡

こちらが両国小学校でしょうか。

さらに少し行くと小さな公園があります。両国公園です。

両国公園 公園・植物園

勝海舟誕生の地の碑が立っています。

勝海舟生誕の地 名所・史跡

勝海舟は1823年1月30日、父の実家のあった本所亀沢で生まれましたと。

更に南下しますと、首都高7号小松川線が上を走っています。

両国ジャンクションから京葉道路につながる高速道路です。

高速道路の下は運河です。

1659年に旧中川と隅田川の間に掘削されて作られた竪川。川沿いを少し東京方面へ歩いてみました。

ボートが繋がれていたりして高速道路下とは言えまだまだ運河の役割を果たしている竪川です。

1743年上野国（群馬県みなかみ町）生まれの塩原太助なる人物が炭やとして成功し、その屋敷が両国3丁目にあったことから名付けられた橋、塩原橋です。

ここから再び駅の方へ向かって北へ向かいます。

竪川にほど近いところに二軒目の相撲部屋発見。

現存する相撲部屋では横綱9名を輩出した名門らしいです。

出羽海部屋
師匠ー小城乃花（前頭二枚目）
幕内力士ー御嶽海（西小結）

御嶽海ももう少し頑張ってほしいー

出羽海部屋 名所・史跡

遠くからでも自転車がたくさん、しかもきれいに並んでいるのがわかります。国技館への移動には自転車は使わないみたいですね。

出羽海部屋から春日野部屋へは150メートル程しか離れていません。部屋の前は広場のような広い通りです。

春日野部屋（出羽海部屋一門）

師匠ー栃乃和歌（関脇）
幕内力士ー栃ノ心、碧山

こちらも自転車が綺麗に並んでいます。八階建て。

北上し隅田川に架かる両国橋です。橋の上は首都高6号向島線。

土地が狭いのに後から高速道路を作ったので川の上は高速道路だらけです。実感。

両国橋 名所・史跡

陸奥部屋がありました。前はちょっと広めの道路なのですが、歩道しかないのでファンは集まりづらそう。

なんとなく、相撲部屋にはファンが集まっているイメージが。現在はコロナ禍で朝稽古も見学できません。

陸奥部屋 名所・史跡

陸奥部屋は少し古めの6階建のビル。両国駅には1番近いです。

親方ー霧島（大関）
幕内力士ー鶴竜（西横綱）、霧馬山

横綱2人を含め休場の多い今場所。
優勝パレードの出発地はそれぞれの部屋の前からになるんでしょうか？機会があってコロナ禍が終わったら確認したい気がします。

回向院が見えます。この広い通りは国技館通り。国技館から回向院までの通りです。

国技館通りには、歴代の横綱の像がいくつも立ってます。

ここで両国駅に戻り、友人たちと合流。フランス人、チリ人、そして日本人3人。まずは目星をつけておいたちゃんこ鍋やさんへ。

それにしても外国人の2人は朝稽古や相撲部屋訪問もしたことあると言うのに、日本人の3人は行ったことなし。私の友人に至っては相撲観戦は初体験です。不祥事ばかり起こしている相撲協会はかなり見放されていると思います。

今時のちゃんこやさんは5階建てでした。

コロナ禍で座席は3人と2人に分かれて。

コロナ禍最中なので1人ずつのちゃんこ鍋つきのランチを選択。

ランチのセットをいただきました。

鳥肉が柔らかく、澄んだ出汁がとても美味しいチャンコでした。

それにしても店内は満席です。

仕切りのビニールもあり、テーブルも余裕のディスタンス。しかし、換気のため窓が空いていて寒くてコートを着て食事をしている方もいました。

相撲は幕内観戦だけと決めていたので、3人と分かれて、江戸博物館の一階で行われている古代エジプト展へ行きました。

古代エジプトとは紀元前3000年から紀元前30年、共和制ローマによってプトレマイオス朝が倒されるまでです。

このホルスの目は古代エジプトのシンボル。入り口付近の床に投影されていました。盛り上がる～

ローマ支配時代のミイラのマスク。これは見たことがない。
時代的にローマ支配ってことは、古代エジプトではないですね。

アヌビス神の像。死者の守護神です。死者の眠りと来世を守る神です。

それにしても来場者が多いのに加えて、係員の多いこと。密です！

ハトシェプスト女王の胸像。

王であった夫が亡くなった後、ファラオを継承しました。その際男装してあごひげを付けています。紀元前1479～1458年ころ。

こちらはセクメト女神坐像。前1388～1351年頃。獅子の頭を持つ神。

しかしあまりにも密です。狭い会場にたくさん見学者がいてどうにも落ち着けません。また、展示物が小さいものばかり。コロナ禍で輸送も大変だったそうですが、細かいモノが苦手なのでどうにもゆっくり見られません。

ミイラの入っていた棺に入れられていた小さな副葬品、10センチも満たないような小さな像などがたくさん。それにしても皆さん熱心に見てらっしゃる。

大物はカイロ博物館か、大英博物館、またはトリノ博物館あたりか。もちろん現地で体感して頂きたい壮大な遺跡。

今回の展示品はベルリン博物館からの借り物なのですが、予想通り迫力なしでした。

なかなか息苦しくてサッサと引き上げました。

エジプト展に併せて開店中の期間限定「エジプシャンカフェレストラン」でお茶タイム。

カフェも激混みでしたが、クレオパトラという珈琲に惹かれて、喉が渇いていたので奥の窓辺に並んで座りながらホッと一息。

クレオパトラというコーヒーを頂きました。

コーヒーは残念ながらコロンビア産のクレオパトラという豆をひいています。

エジプト展を出たらあった、初めて見た巨大な熊手。つい撮ってしまった。

ちょっと常設ミュージアムショップにも寄りました。

チラッと見たらなかなか楽しかったです。

いろいろ工夫されたモノが販売されていて、

面白かったです。

うつし金箔絵なんてとても美しい。

さていよいよ国技館へ向かいます。

チケットの半券の裏には名前と電話番号を記入しなければなりません。感染者が出た時の対策です。

両国国技館 名所・史跡

入場すると一階奥には賜杯が飾られていました。初めて見ましたー

初めての椅子席でしたが割と見やすかったです。

座席は1席ずつおきに座るので、先程のエジプト展よりかなりソーシャルディスタンスが守られていて安全な感じがしました。

今回７日以降、席の発売が中止になっているそうです。自由席に至っては最初から発売中止。

マスクをして拍手のみ。声を出してはいけません。話せない、となるとなかなか窮屈です。

マチカメというのがあり、関取の写真とコラボで撮影してもらえます。記念に5人で撮ってもらいました。

ご贔屓の力士が勝ち、気分良く国技館を出て、5人ではどこへも入れそうもないのでここで3人とは別れました。

久しぶりなので錦糸町方面へ歩き、すみだ北斎美術館を確認。モダーンな美術館です。

すみだ 北斎美術館 美術館・博物館

日曜の夜だし、休業中のお店もありました。

こちらも当然の如く「8時までです」、と言われ入りました。居酒屋バル、トッチ。

カウンターとテーブル席のあるウッディフロアのお店です。お酒にも料理にもこだわった店でした。ワインを一杯。

お酒はあまり強くないので、いつもワインならグラス二杯ってとこです。

オススメのパテ。濃厚でワインにぴったり。

最初にいただいたアンチョビのキャベツも美味しかった。

カラスミのスパゲティ。なかなか美味しい。

クリームブリュレまでしっかり頂きました。

スカイツリーを見ながら錦糸町から帰りました。

1月のお籠り中の唯一のお出かけとなりました。このあと2週間はちょっとドキドキしてました。