2012/07/16 - 2012/07/17
20位(同エリア41件中)
あおしさん
私のような鉄道好きが憧れている世界の列車がいくつかあります。
伝統の「オリエント急行」、世界で一番豪華といわれる南アフリカの「ブルー・トレイン」、1週間かけてロシアを横断するシベリア鉄道「ロシア」号、カナダの大陸横断特急「カナディアン」などなど。
そして、これから乗る「ノルド・ピレン(北の矢)」号もまたその列車の1つ。
なんといっても、北極圏を目指す最北の列車というのがいいのです。
スウェーデンの首都・ストックホルム中央駅から国境を越えて、ノルウェーのナルヴィクまで「ノルド・ピレン」号で向かいました。
動画 北極圏に向かう「ノルド・ピレン」号
https://www.youtube.com/watch?v=76iRcBOWFfk&feature=youtu.be
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ナルヴィク行の夜行列車「ノルド・ピレン」はストックホルム中央駅を17時50分発。
ナルヴィクは北極圏内の駅で、おそらく一般観光客が行くことができる世界最北の駅。
学生の時に初めて北海道行に行ったときの上野駅発の夜行列車や、札幌駅で最北の稚内行きの夜行を待つ時以来のわくわく感です。ストックホルム中央駅 駅
-
バック・パッカーにとっても、北極圏へ行く列車として有名なだけに、ぞろぞろ来るわ来るわ。
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「ノルド・ピレン」の車両です。
日本ではこういう風情のある客車列車は無くなってしまいましたが、やはり客車列車の風情は最高です。 -
この列車の寝台車。
この列車には完全個室の1等寝台はなく、3人相部屋の2等寝台です。
男3人ではちょっと狭い。
北極圏に向かう列車として、この列車の人気は大変高く、今回は国内で高い手数料を支払ってこの寝台券を確保しておきました。 -
「ノルド・ピレン」の座席車両。
世界中のバック・パッカーで満席でした。 -
定時より5分ほど遅れて北へ出発。
狭い部屋にいても、狭苦しいので、食堂車へ。
例によって物価の高い北欧、ペットボトルのジュースとレトルトのお弁当だけで1500円も取られました。
しかも人が多くて落ち着きませんでした。 -
それでも、車窓を見ながら食事ができる食堂車はいいものです。
日本では観光客向けの豪華列車以外は食堂車が無くなってしまいましたが・・・
景色はひたすら牧場ばかり。
やがて、森ばかりになり、まるで北海道をスケールアップしたようです。 -
夜7時ごろの車窓です。
日の長い北欧、まったく昼間と変わりません。 -
夜9時。ようやく夕方になってきた感じです。
それにしても太陽がぜんぜん落ちません。
夕方がいつまでも続いているようです。
まだ白夜の地域ではないですが、これだけでも結構感動します。 -
夜10時についた駅。
ここでは20分停車します。
列車は全部禁煙車なので、タバコを吸う人にとっては貴重な停車時間。
犬を連れている人はお散歩タイム。
眠たくなってきたので(日本時間なら朝5時だし)、今日のところはこの駅を出た後、寝台に戻り寝ました。 -
寝台列車で熟睡して、目が覚めたのは朝6時。
すでにすっかり「昼間」で、雲1つ無い快晴です。
青空と大自然の緑を列車は淡々と走って行きます。 -
時々見え隠れする青い色の湖がとてもきれいです。
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朝7時に到着したBODEN駅。
すでにフィンランド方面への鉄道路線と分岐して、ナルヴィク方面の路線に入っていました。Quality Hotel Bodensia ホテル
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列車は駅を出ると、人家などのないひたすら森と湖の中を走ります。
1時間ごとに町があるようで、駅に停車します。
まるで真っ暗な宇宙を走りながら、星に停車する「銀河鉄道999」のようです。 -
駅で売られていた朝食のセット購入。
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鉄の鉱山で有名なキルナ駅。
キルナはスウェーデン最北の都市で人口は約2万人。
ここはもう北極圏です。
もともとこの鉄道はキルナの鉄鉱石をナルヴィクの港と結ぶために建設されました。
中学生のころ、地理で「鉄はキルナ(刃こぼれするので)」って覚えたものです。キルナ駅 駅
-
キルナから終点のナルビクまでは世界でも有数の美しい車窓の区間。
スウェーデンとノルウェーの国境付近はアビスコ国立公園。 -
「アビスコ・アルプス」と呼ばれる美しい山々と青い湖がすばらしい。
ただ、雲が多くなってきたのは残念。
青空バックだったらもっと美しい車窓だっただろうに。 -
ノルウェーとの国境の小さな駅に到着しました。
もっとも国境とは言ってもパスポート・チェックなどはありません。 -
終点ナルヴィクに近づいてくると、ノルウェーの名物・フィヨルドが見えてきます。
長い列車の旅のフィナーレにふさわしい壮大で美しい景色です。 -
フィヨルドでは海賊の基地としては恰好の場所でした。
中世にはノルウェーのこの一帯からはいわゆるヴァイキングたちが活躍しました。 -
ストックホルムを出て約17時間半。
ついにヨーロッパ最北の駅、ナルビクに到着しました。
思えば遠くへ来たもんだ~♪
こんなところまで来ることができるとはわれながら感動!ナルヴィーク駅 駅
-
世界最北の駅の駅舎。
旅客列車は1日2本のみ発着します。 -
ただ、残念なことに、すっかり天気は悪くなり、分厚い雲と雨。
「沈まぬ太陽」(白夜)を見にここまではるばる来たのにー!
今日明日2泊するので、晴れてくれますように。
それにしても7月だというのに寒い。
温度は10℃くらいでしょうか。
さすがは北極圏。
ジャンパー着てきて良かった。
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