2000GW ロサンゼルス：映画の都ハリウッド、ユニバーサルスタジオ、パラマウントスタジオツアーなど

2000/05/03 - 2000/05/07

2000年のGWは、アメリカ西海岸を初めて訪問しました。
サンフランシスコに入り、フェニックスに飛びレンタカーでグランドキャニオンとラスベガスへ。ラスベガスからロサンゼルスに飛びました。
これらの場所は、2003年にデジカメを購入して以降にも再訪しており、フォートラベルでも旅行記を作成しているのですが、よくよく考えるとロサンゼルスは、この時以降観光していないことに気づきました。LAX(ロサンゼルス国際空港)は、何度も乗り継ぎで訪れているので、ロサンゼルスも何度か訪問している気分だったのですが、過去の写真や旅行記をチェックしていて、その事実に気づきました。
したがい、今回の「コロナ禍で海外に行けないので、アナログ写真時代の海外旅行を振り返るシリーズ(？)」は、ロサンゼルスです。
ロサンゼルスと言えば、映画の都ハリウッドがある場所。当然、映画関連の施設やロケ地がいっぱい。それに加え、ドジャースタジアムで３度メジャーリーグを観戦しました。

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

ラスベガスからロサンゼルスにやってきました。
LAX(ロサンゼルス国際空港)からレンタカーで最初にやってきたのは、この真っ赤なカフェ。
映画『スピード』で、キアヌ・リーヴス扮する主人公ジャックが、立ち寄るカフェです。直後にバスが爆発して犯人から電話がかかってきます。

ロサンゼルスでのレンタカー、サンタモニカの駐車場で撮影しました。
この旅行で、海外で初めてレンタカーを利用しました。サンフランシスコで現地赴任中の友人のクルマで行動し、サンノゼに赴任した先輩のクルマでヨセミテを訪れるなど、助手席に座って左ハンドルや右側通行の事前シミュレーションをしっかりできたのが良かったです。左折時に奥に入る、右折時に手前に入る、踏切は止まらない、スクールバスが停まったら絶対に追い越さない、などを頭に叩き込みました。ただし、ウィンカーを出そうとしてワイパーが動いてしまうのはご愛敬。

サンタモニカのビーチ。

ドジャースタジアム。ロサンゼルスに４泊したのですが３度も来ちゃいました。

ドジャースタジアムの駐車場から見えるダウンタウンのビル群。

5月3日、ブレーブス戦のチケット。この当時、チケットは6から17ドル。何試合か観るつもりだったので、まずは二番目に安い10ドルの席を購入してみました。駐車場は６ドルでした。

試合前、ネット裏からの眺め。

ブレーブスのブルペンを上から覗くと、試合前にウォーミングアップするこの日の先発マダックス投手。マダックス投手はこの時、メジャーリーグで最高の投手の一人でした。
その後も活躍を続け通算355勝は歴代8位。第二次世界大戦後生まれでは、最も勝利を挙げた投手です。今後抜かれることは無いと思います。
背番号31番は、アトランタブレーブスとシカゴカブス(新人から7年間在籍)で永久欠番になっています。

試合が始まり、自席に戻り観戦。
力投するマダックス投手。球史に残る名投手を観られて運が良かったです。
そして、10ドルの席でもかなり良い感じだったので、次は一番安い６ドルでも良いのでは？と思いました。

次の日(5/4)は、ユニバーサルスタジオへ。当時は入場料41ドル。

映画『バックトゥザフューチャー』のタイムマシン、デロリアン。

映画『サイコ』のベイツモーテル。『サイコ』は、パラマウント映画配給なのに、なぜユニバーサルスタジオに？と思ったのだが、撮影はユニバーサルスタジオで行われたそうです。

グリフィス天文台。映画『理由なき反抗』『ターミネーター』でも有名な場所です。最近だと『ラ・ラ・ランド』

ロサンゼルスでレンタカーなので、やはり「サンセット大通り」を走りたい。サンセット大通りを西へ、レンタカーの車窓からビバリーヒルズ・ホテル。イーグルスの名盤『ホテルカリフォルニア』のジャケット写真が有名ですね。
そして「サンセット大通り」といえば、映画『サンセット大通り』、背筋が凍る様なラストは忘れられません。

5/5。まずはパラマウントスタジオへ。
パラマウントスタジオのメルローズ・ゲート。

スタジオの見学ツアーは、この当時は予約制ではなく当日に直接窓口で申し込むシステムでした。ツアーは所要時間２時間、料金13ドル。１グループ15名程度(先着順)と聞いていたので、やや焦りながら早めに窓口に行ったら、我々二人だけ。その後も誰も現れず、結局二人だけでツアーが実施されました。我々二人だけだったので、ガイド説明の聞き取りづらい部分は気楽に聞き直すことができたし、ツアー中も質問しまくりました。
ツアー中は、青いテープを手首に巻いておきます。

パラマウントスタジオツアーの最初は、オスカー、エミー賞などのトロフィー展示室。
はっきり覚えていないですが、これらは作品賞のオスカーだったと思います。監督賞や俳優(主演や助演の男/女優賞)などは個人が保持しますもんね。
パラマウントの作品賞だと『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART2』『フォレストガンプ』がすぐに思い浮かびます。
調べてみると、パラマウントは第1回に『つばさ』でいきなり作品賞を獲得しているんですね。その後は少し空いて17回『我が道を往く』と18回『失われた週末』で連続受賞しているようです。

屋外駐車場は、水を張って海のシーン撮影にも利用するそうです。『フォレストガンプ』『ウォーターワールド』など。

フォレストガンプベンチ。
『フォレストガンプ』で、トムハンクス扮する主人公フォレストガンプがチョコレートを持って語るオープニングのシーンで座っているベンチです。

マラソン・ゲート。
映画『サンセット大通り』でも使用され"グロリア・スワンソン・ゲート"とも呼ばれています。『ゴッドファーザー』では、高価な愛馬を殺される映画プロデューサー、ウォルツの撮影スタジオとしてロケされています。

スタジオ内にある私設の消防署。
スタジオが大きすぎて公の消防車が来るのに時間がかかるため、スタジオ内に私設の消防署を設けて、火事が起きた時に一次対応をするようです。

次にチャイニーズ・シアターへ。

そしてチャイニーズ・シアターの前庭にある、映画スターの手形/足形をじっくり観ます。
『スターウォーズ』のR2D2とC3POとダースベイダー。

ハリソン・フォード。

ヘンリー・フォンダ。

トム・ハンクス。

スティーブ・マックイーン。

ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグ。

ハリウッドきってのおしどり夫婦、ポール・ニューマンとジョアン・ウッドワード
。ポール・ニューマンは、靴を脱いで裸足ですね。ジョアン・ウッドワードは、ピンヒールなんだな、この形は。

ジャック・レモン。映画史上最高の喜劇俳優だと思います。その一方で『ミッシング』や『チャイナシンドローム』でのシリアスな演技も印象に残ります。

ウォーレン・ビーティ。

ロン・ハワード。

アル・パチーノ。

２ドルで、足跡マップを購入しました。

中身はこんな感じ。誰の足形/手形がどこにあるか、すぐに分かります。

有名な壁画。チャップリンやマリリン・モンローら映画スター達が映画館の観客となっている画です。
左端の方に、ゴジラと七人の侍の菊千代(三船敏郎)の姿があるのが嬉しい。

ブラッドベリ―ビル。『ブレードランナー』で科学者が住んでいた廃墟の様なアパートとして使われています。

USC(南カリフォルニア大学)、卒業生のジョージ・ルーカスの名を冠したキャンパスがあります。

スティーブン・スピルバーグの名を冠したキャンパスもあります。スピルバーグは、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校だけど、映画の後継者を育てるため南カリフォルニア大学に巨額な寄付をしているのだと思います。

そして南カリフォルニア大学と言えば、このフットボールスタジアム、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム。
1932年と1984年のオリンピック主会場です。1984年の五輪は、陸上でカールルイスの４冠が圧巻でした。ジョン・ウィリアムス作曲のファンファーレも印象的でしたね。2028年には３度目のオリンピックがロサンゼルスで開催される予定です。３度もオリンピック開催するのは、ロンドンに次いで２つ目です。
1958年にニューヨークのブルックリンからロサンゼルスへ移転したドジャースは、ドジャースタジアムが完成するまで、このロサンゼルス・メモリアル・コロシアムを本拠地としていました。スタジアムはその卵形の形状ゆえ野球場に適さず、本塁から左翼席までの距離も250フィート(約76.2m)しか取れなかったそうです。

5/5と5/6のチケット、ドジャース対アストロズ。２試合とも、最安の６ドル席にしました。

5/5はドジャースが3x-2とサヨナラ勝ち。
この席が、６ドル(最も安い席)とは信じられません。
ドジャースと言えば、野茂投手を観たかったのですが、99年に別チームに移籍してい
ました。

5/6、ロングビーチへ。クイーンメリー号。1934年に建造された豪華客船。
1964年に引退し、1967年からロングビーチに係留されています。
映画『ポセイドン･アドベンチャー』の撮影に使用されたそうです。

この旅行では、サンフランシスコ、ラスベガス、ロサンゼルス、ハリウッドと４店のハードロックカフェを訪れました。各店で購入したスーベニアグラスです。