大自然の中に住む、素敵なオタゴ半島の動物たち　エルムエンカウンターツアー編

2020/12/20 - 2020/12/21

スコットランドのような素敵な街並みの町ダニーデン。
そんな文化的な街のもう一つの魅力は車で30分ほどのオタゴペニンシュラの大自然です。

大空には体長３ｍのロイヤルアルバトロスが悠々と舞い、オットセイが繁殖し、夜になるとイエローアイドペンギンやブルーペンギンが浜に帰ってきます。
今回はElm Wildlife tours peninsula encountersに参加して、ガイドさん付きで野生動物を観察させていただきました。

このエルムツアーさんは17年前にNZに留学していたころ、一人で参加していたく感動し、将来子供と一緒にぜひ参加したいと思っていました。
去年、ダニーデンに来た時は自分たちでロイヤルアルバトロスセンターなどのツアーをアレンジしてしまったので、参加できませんでしたが、子供たちの英語力も上がってきたところで、これは価値あるツアーだろう・・・と思い、今回の参加を決めました。

オタゴペニンシュラのかわいい仲間たち、どうぞお楽しみください！

エリア ダニーデン(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス レンタカー
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダニーデン2日目。
ホテルをお城から市内のアパートメントに移して、またしてもオタゴペニンシュラに引き返します。
前日の夜に参加予定だったブルーペンギンツアーが雨だったので、この日のエルムツアーさんが終わった後に入れてしまったため、車をPortbelloという町に路駐して、そこでピックアップしてもらうことにしました。
ブルーペンギンツアーに参加したい人はエルムツアーに参加できないのでは？と思われるかもしれませんが（去年の私たちがそうでした。）頼めばなんとかなるものです。
これは、途中他のお客さんをピックアップするために立ち寄った桟橋で見た鳥です。

最初の目的地はオタゴペニシュラの最北端、ロイヤルアルバトロスセンターです。
周辺はRed Billed Gull（カモメ）が今ちょうど繁殖の時期で、かわいい雛たちがたくさん見られました。
でも、ふんがひどくて、とても臭い！一度はふんをかけられそうになりました！

Waiwahakaheke Seabird LookoutからTaiaroa Head方面の眺めです。遠くのほうにロイヤルアルバトロスの影が見えますが、遠すぎて写真には撮れません。
でも、去年は一匹も見れなかったので、私たち親は貸していただいた双眼鏡にかじりつきます。

レストランのほうに戻ってくると・・いました！頭の上をぐるぐると旋回します。
大きい！！
全く羽ばたきません。ロイヤルアルバトロスの雛は巣立ちの日に大きく羽を広げて風を受けて、羽ばたきもせずに空に舞い上がるそうですよ。

かっこいい！まるでグライダーのようで、近くに来ると風を切る翼の音が聞こえるようです。
親が大感動している横で
「もう見れたし、寒いから・・・」とさっさとお土産屋さんに引き上げる怪獣たち・・・。え？ロイヤルアルバトロスだよ？？
去年見れなくて残念！っていってたじゃん！！

センターのお土産屋さんにはトナカイの角をはやしたロイヤルアルバトロスが飛んでいました。大きい！

この後、エルムさんの持つ、Pemguin Reserveに行きます。
道すがら、ちょうど汐が引いた干潟でRoyal spoonbill（へらさぎ）やPied oystercatcher(みやこちどり）、プケコの家族がたくさん見えました。
私有地に入っていくと、羊たちの視線が痛かったです。

Penguin Reserveの浜を上から臨みます。
ここから、小型のバスに乗り換えていきます。
これ、雨でどろんこだと、ここから歩くそうですよ。

ガイドのお兄さん。

エルムガイドツアーは全く政府の援助なしに自然の保護をして、Nativeの森や海岸線を保護したり、外来種（ねずみや猫、リードのない犬、オポッサム）の動物からペニシュラの在来種を守る活動をしているそうです。
知識も豊富で、本当にダニーデンの野生動物を愛していることをひしひしと感じました。
こうやって、エルムさんのツアーに参加することで、エルムさんを通してオタゴペニシュラの野生動物の保護に役立っているのですね。

これ、Hocker's Sea Lionの足跡（ひれあと？？）です。
すごい足が速いんですよ！

NZ Sea Lion(Hocker Sea Lion)はNZ 固有種で、オスは体調3m、体重400kg。メスは色が薄く小柄だそうですが、全国で20体しか確認されていないそうです。
砂浜に転がっているのを遠目にみると、とあるものを彷彿します。

こちらは小柄で色も薄いのですが、オスのグループだそうです。

ツアーの最後には、Fur Seal の繁殖地に連れて行っていただきました。岩場のプールで泳いだり、オッパイをもらったりと、本当に可愛らしい！

お！しげみの中にはYellow Eyed Penguinがいました。
こちらも結構足がはやくて、子供たちを登らせたらきっと文句が出そうな勾配をさっさと登っていきます。

もう、あんなに上のほうに！
時々止まって翼を広げるのは、体温が熱いので熱を逃がしているそうです。

ツアーが終わって、すぐにまたRoyal Arbatross Centreに戻ります。

夕食をカフェで軽く済ませた後、Blue Penguinツアーが始まります。
夜9時半近いのにまだずいぶん明るいですね。
カモメたちも巣に戻り、ロイヤルアルバトロスももうねぐらに帰ったようです。

今回は浜にオットセイがいたせいか、日が暮れてもなかなかブルーペンギンは現れません。（食べられちゃうのかしら？？）
大怪獣(16)が、寒いの疲れただの、大ブーイングを飛ばして待つこと30分。
海が泡立ち、黒い影の大群が浜に向かってやってきました。
ブルーペンギンです！！

コロナ禍で海外旅行者がきていないせいか、いつもはデッキにあふれかえる観光客が、一列しか並んでおらず、ゆっくりみれるものの、心が痛みました。
このペンギンツアーもエルムツアー同様、本当におすすめです。
After コロナにぜひぜひお越しください！

ダニーデン最終日は、NZでも最も歴史ある大学、オタゴ大学に見学に。
理数系が有名で、うちの子供もOtago mathというテストを学校で受けてきました。certificate がぐちゃぐちゃになって、リュックの中から発見されたのですが、確かにこのマークがついていました。

学校はクリスマス休暇に入っていて、shopもお休み。
確か石造のクロックタワーがあったはず…と探すと、目の前に浮かび上がるように現れました。
なんと美しい！

世界の美しいキャンパスに登場するだけのことはあります。
www.buzzfeed.com/amphtml/spenceralthouse/most-beautiful-college

今でも現役で使われているんですね～。
娘ちゃん(大怪獣)のカレッジ(高校)も煉瓦造りで素敵だけど…負けた！

大学の隣にあるオタゴ博物館に向かいます。

子供たちは特別展の恐竜展と蝶の展覧会に、私はカフェでFacebookでお知り合いになった方とお茶をします。
Uさん、初めてお会いしたのに、全然そんな感じがせず、楽しく1時間半ほどお話しをさせていただきました。
こんな出会いもあるのですね~♪

さて、ダニーデンを後にモエラキボルダーズ経由でマウントクックを目指します。
おりしも夏至で、Great conjenctionの夕べ。星空ツアーを予約してありましたが、あいにくの雨。モエラキボルダーズに到着すると霧雨ながらかなりの荒れ模様。
人影もまばらです。

お昼にここを目指したのは、ここのカフェでクラムチャウダーを食べるためです。
観光地でありながら、なかなかのお味。

去年来たカフェは観光客があふれがえっていて、注文してもなかなか出てこなかったのですが、今回は半分のスペースが閉鎖されていました。
クリスマスホリデーのかき入れ時なのに・・・。
頑張れ！！！

マウントクックはLake PUKAKIの奥深くに宝石のような山肌を臨ませますが・・・

今日は見えませんね。でも雲も切れてきたから、星空ツアーは？？・・・と思いきや
やはり中止でした。
代わりに7時からのプラネタリウムのプログラムを楽しみました。
このプラネタリウム、ちゃんとガイドさんがその場で質疑を受けながら進めてくれるんです。とっても、お勧めです。

明日はアオラキ山（マウントクック）を臨むハイキングコースフッガーバレーに挑戦です。
お天気になれ~！！！