2020年秋　夜間外出自粛令の期間中にカリフォルニア南部からヨセミテ国立公園への日帰り訪問

2020/11/26 - 2020/11/26

妻の幼なじみの友人家族とヨセミテ国立公園に日帰りで行ってきました。私たちは毎年何度もヨセミテに行っていますが、今年では初めての訪問です。

この日はサンクスギビングの当日。コロナの感染者が多い関係で、カリフォルニア州保健当局からは三家族以上が集まることは避けること、州政府からは午後10時～午前5時の間は外出を控えるようにという要請が出ていた時でした。妻の友人のおばさんも、妻のおばさんも超絶料理がうまく、サンクスギビングの連休には多くの親戚や知人が訪問をして料理を食べたいという希望が出ます。私たちは近くに住んでいて、長い休みでなくてもいつでも訪問ができるのでこの機会には親戚の集まりを避け、郊外に出かけて感染を避けようという狙いもありました。

ところで今回の外出自粛令は6月頃に起こった暴動の関連で以前出ていた夜間外出禁止令に比べるとかなりゆるく、買い物や注文した料理の受け取りに出てもいい感じになっています。たくさんで集まってパーティーで大騒ぎはするなよ、程度のものでしょうか。必要不可欠な仕事への通勤、病気での通院なども当然全く問題なくできます。友人夫婦は事前に旅行に行ってもよいかな、反対されるかなと思いながら勤務先に相談したところ、帰りが遅くなりそうな場合はどこかでホテルに泊まって連絡して、そしたら次の日に近くに必要な仕事を作るからと言われたそうです。なんか適当。でも、みんな息抜きが必要なのでちょっと遠出をしてきました。

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

今回一緒に出掛けた5名のメンバーは以下の通り。

・私
・私の妻
・妻の友人
・友人の旦那さん
・友人夫婦の子供（小学生）

友人家族はサンディエゴ在住。朝早くにサンディエゴから北上してきてくれ、ロサンゼルスから一緒にヨセミテに向かいました。コロナの影響でサンディエゴの学校はほぼ閉鎖。友人夫婦のお子さんは新学期が始まってからまだ一度も登校したことがないようです。当然、クラスメートにもまだ対面で一度も会ったことがない状況。早くクラスメートと教室で一緒に勉強したいと思いながら日々過ごしているようです。一方、大人4人は全員多くの勤務日で出勤しています。日々感染に気を付けながら。今週もコロナの検査を受けて陰性です。

この週の初めにロサンゼルス郡から発表がありましたが、ロサンゼルスに住む人の145人に1人がコロナに感染している状況のようです。私の周りにはまだ、感染した人はいません。一方、妻の職場では感染した人が複数出ているようですが、同じ人たちが複数回かかっているようです。生活習慣によるんでしょうか。それとも陽性と陽性の検査結果の間で偽陰性の結果が出ているのかな。

サンディエゴ組は疲れているかもと思い、ロサンゼルスからまだあまり離れていないフレイザーパークあたりのレストエリアで一度目の休憩。

休憩をしたレストエリアの標高はたぶん1000メートルほど。紅葉が終わりかけています。この分だと、ここよりさらに北にあって標高ももう少し高いヨセミテ渓谷はもう紅葉は終わっているかな・・。

友人の子供がお腹が空いた、スナックが欲しいというのでこれをあげました。アメリカに住んでいる人がみんなタケノコ派になるように、日々布教活動に励んでいるのです。

ちなみにこの子は偏食が激しく、普段はスナックと具なしの麺しか食べないと事前に聞いていました。

北上を続けて午後1時半過ぎにトンネルビューに。サンクスギビングの日はアメリカ人の大半は家で食事をしているからか、ゲートでの渋滞は全然ありませんでした。

到着時の気温は5度くらい。寒い！私は出発した時から、上はTシャツ一枚しか来ていなかったのです。

ところで夜間外出自粛令の通りに夜10時までにサンディエゴに戻るとすれば、ヨセミテ渓谷を2時半には出発しないといけない計算になります。私達に許された時間はあと一時間未満。短い・・。

ハーフドームの上の方は雪が積もっています。

ブライダルヴェール滝は水の流れがわずか。今年の秋はまだ雨がほとんど降っていないみたいですね。

ところで友人家族はこの場所で車から一切出てきませんでした。私が朝に作って渡しておいたおにぎりをずっと食べ続けていたようです。子供も麺以外食べないと言っていたのに。さすが日本の至宝のおにぎり。シャケ、ちりめんじゃこ、うめぼし、たくあん、わさびふりかけといろいろ作っていきましたが全部気にいったみたい。これで偏食がなおればいいけど。

ちなみに私は作る時に岩塩の瓶と間違って粗びき胡椒をおにぎりに少し振りかけてしまったのですが、それが原因でもしかしたらいつもより美味しくなったのかもしれません。

次はヨセミテ滝が見える草原の前に。こっちの滝は完全に枯れてしまっています。

が。何か手前で動く生き物を発見。

小鹿かな？

コヨーテでした。

短い訪問の間に出会えてラッキー。

しばらく眺めていました。

やっぱり紅葉には少し遅い時期だったみたいですね。

友人家族が私達トンネルビューを全然見ていないというのでもう一度立ち寄ってから帰りました。いつもここの駐車場を埋めている中国からのツアー客がいなかったので二回とも簡単に駐車できました。

今回の訪問は短時間ですが郊外の自然を見て少しリフレッシュできました。この後カリフォルニア州は三週間の間、同居人以外と集まることが禁止になります。またクリスマスや年末年始に旅行をしたいので、しばらくの間は人が多そうな場所に行くのは極力避けながら暮らしていきたいと思っています。

この旅行記へのコメント （2）

• M-koku1さん 2021/01/05 18:51:01

  Happy new year!

  明けましておめでとうございます
  
  その後如何ですか?　
  東京は第三波に襲われていますが、人では全く減らないんですよ!
  箱根駅伝を見ていたら、沿道に例年のように　沢山の人がいて、驚いてしまいました。TVで見ればいいのにね!
  主催者が人数を絞っているのに、見物人があれでは、感染者が増えて当たり前だと思いました。
  
  久しぶりにJoshuatreeさんの旅行記で　美しいヨセミテの山々と　コヨーテが見られて　嬉しかったです。
  
  今年はいい年になりますように!
  
  Mより

  Joshuatreeさん からの返信 2021/01/05 23:10:01

  RE: Happy new year!

  Mさん、明けましておめでとうございます！
  
  去年はいろいろと鬱憤のたまる年でしたが、その分今年にいいことが訪れてくれるといいですね。
  
  ところでこちらで今週に聞いたニュースだと、ロサンゼルス郡には約1000万人の住民
  がいますが、この地域でコロナにかかった人の数は80万人もいるようです。100人に8人くらいの割合ですね。ものすごい数ですが、まだ私の知り合いのロサンぜルス在住の日本人でかかったという人は一人も聞かず、なんだか現実感が沸きません。カリフォルニア州のホームページなどで調べてみるとかかった人の特徴のデータがのっていたのですが、過半数が中南米系の人のようです。生活スタイルなどでかかり方に違いがあるようです。ロサンゼルスは全米の都市の中で一番、一部屋辺りに住んでいる人の数が多いところのようなので、家族の中で一人でもかかった人がいると他の家族にどんどん移っていってしまうようです。ラジオで調査データの発表を聞いた時は、レストランの会食中にかかったと思われる人は1％程度と考えられるのに対し、家庭内でかかったと思われる人は70％ほどいると考えられていると確か言っていました。あれが正しいなら、ロサンゼルスで住民に自粛して家に閉じこもれというのはむしろ逆効果な気がしますね。
  
  こちらではもうワクチンの接種が始まっていますが、アメリカではよくあるように予定より遅れたり対応が雑だったりしてなかなかうまい具合にはいっていません。24時間営業の職場は8時間勤務の3交代制や12時間勤務の2交代制なのですが、ワクチンが解凍を始めてから短時間しかもたないのと、初めてのことだから何かあった時のためにと医者、看護師、緊急救命士が勢ぞろいした状況でないと接種をおこなわないという方針で、突然今から2時間の間に接種をおこないますという連絡が来たりします。そんなことを言われても、勤務中でない人たちは家で寝ていたりするので対応できません。慣れてきて、もう少しスムーズに接種がすすむとよいのですが。