2020/11/19 - 2020/11/21
308位(同エリア585件中)
芦花さん
この旅行記スケジュールを元に
47都道府県中、訪問したことのなかった最後の都道府県、佐賀県。
北九州での法事の九州来訪にあわせて、やっと今回のGoto周遊。記念すべき47都道府県全訪問の最終県となりました。
有田の陶磁器祭での柿右衛門窯など(今右衛門も、源右衛門も)の窯が公開される(1年に1回)こともあり、最終にしてしまったとは思えないほど、素晴らしい観光資源が満載。
そして今回、南部(佐賀市内や有明海など)の方は見切れないぐらいでしたので、またいつか再訪したいと思います。
ちなみにGoto関連では、北九州法事関連含めた4泊5日の九州訪問で、クーポンで17,000円いただき、宿代は56,000円分お得になりました。またしてもGotoキャンペーンに感謝です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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博多駅近くでレンタカーを借り、1時間ぐらいで唐津の鏡山
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鏡山展望台からは、唐津の街並みが一望できます
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虹の松原と唐津城、そして唐津市街
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唐津城を望遠で
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松浦佐用姫という伝説の人物。ここ鏡山から新羅に出兵した愛する大伴 狭手彦を見送ったという。朝鮮半島ともつながりの深い土地ならではの伝説です。
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そして鏡山を降りて、虹の松原を通りつつ
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ちょっと海岸に出てみました。すると美しい砂浜。
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橋を渡ってすぐ右側の駐車場があるのでここで駐車して唐津城内へ
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足が弱いわけではありませんが効率的に時間を使うため、百円だったか、お金払って天守閣まで。
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そうすると、ちょっと歩けば天守閣まで辿り着けます。
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地元の人に聞けば火力発電所が解体中
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そして天守閣でもお金払って頂上階へ
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こちらは、早稲田大学附属高校&中学校。
多分唐津にあるのは、早稲田大学創設者の大隈重信が佐賀県出身だからでは。 -
松浦川の河口も美しい。川が運んだ土砂を使って海流が美しい砂州を形成しているところは、自然の造形が織りなす芸術。
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天守閣内では唐津焼の展示も。もともと朝鮮半島と交易のあった唐津は、岸岳山麓で室町時代からは窯がありましたが(古唐津)、当時の領主波多氏(後任の寺沢氏が唐津城築城)が秀吉によって追い出され、秀吉の朝鮮進出に伴って連れてきた朝鮮陶工が(総勢7万人ともいわれ有田や萩などにも分散)、新たに窯をつくって唐津港から全国に供給されたのが今の唐津焼。
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鉄筋建築ではありますが、美しい石垣とともに。
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帰りはそのまま徒歩で石段を降りました。
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レンタカーで市内を回りつつ(こちらは炭鉱で巨万の富を築いた富豪の屋敷が観光資源として今も残存。写真は高取伊好邸)
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唐津では、明治時代には高橋是清を英語の教師として招聘し、その教え子として東京駅・日本銀行本店の設計で有名な辰野金吾などの名建築家を輩出。彼の設計による旧唐津銀行も観光資源として街の中心に今も残っています。
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佐賀県唐津の呼子は、イカの活け造りを多くの店で提供しており、どの店に行くか迷いましたが丘の上で景色も良いこちら「漁火」さんを選択。ゲソが動くアオリイカに唐津で完全養殖しているというQサバのお造りを堪能しました。
漁火 グルメ・レストラン
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税込でイカ活造りコース3,300円、Qサバお造り単品4,180円、サバ用のご飯セット600円?(失念)、生ビール1杯660円で計9,000円弱でした。
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イカは季節によって種類が異なり、今回はアオリイカ(現地ではミズイカと呼称)。噂通り、生きたままの半透明の生イカが提供され、ゲソが動いています。イカ特有のネチョっとした食感が一切なく、コリコリとした食感がイケ造りの特徴か。
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イカ焼売もセットでついてきます。
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Qサバは、九州大学と唐津市が共同開発した完全養殖のサバのこと。
毎日5匹のみの限定提供とのことで「必ず食べたいという人は売り切れる場合があるので事前予約した方が良い」とお店の方がおっしゃっておりました。 -
さてこのサバ、いつも食べているサバとは全く種類が違うのではないかという味。活け造りだからだと思いますが、身の締まり方が尋常ではない。この弾力はとてもサバとは思えない。見た目はサバなんですが。。。
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最後にげそを天ぷらにしてくれます。これはイカの旨味が火を入れることで増幅するのか、別の意味で美味し。
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呼子の大橋を横目にみつつ
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イカ釣り漁船
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そして肥前名護屋城へ
この辺りは「上場(うわば)」と呼ばれ、噴火で空から降った溶岩ではなくマグマが地面の割れ目から噴出して形成された溶岩が冷えて背振山地の花崗岩にかぶさった台地。 -
朝鮮半島に出兵した豊臣秀吉の拠点となった肥前名護屋城は福岡の黒田長政や肥後の加藤清正などが築城。なぜ秀吉が上場を拠点としたか?それは半島侵略にふさわしい好条件が揃っていたから。
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①壱岐・対馬の島づたいに、かつ最短距離で朝鮮半島に一番楽に行ける立地。
②上場の玄武岩は石垣の石材としてそのまま活用可能
③リアス式海岸(※)は、入江が深く船を隠しやすく波が穏やか -
ただし城内の水の確保には苦労し、渇水対策として城内にはため池があったらしい。
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こんな大阪城に次ぐといわれた名護屋城も秀吉の死によって放置。天草の乱の教訓もあり、農民たちなどが城に立て篭れないよう、城の機能を無能化するべく石垣の角を崩されてしまいました。
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全景は、隣の博物館(無料)で模型を見ることができます。
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こちらです。
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この建物も展示も興味深く、是非立ち寄ってみるべき。無料ですから。
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そして1時間半ぐらいで嬉野温泉「萬象閣 敷島」さんへ
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部屋は露天風呂付きの洋室仕様
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バルコニーもあります
気持ちよく滞在できるモダンにリノベーションされた宿 by 芦花さん嬉野温泉 萬象閣 敷島 宿・ホテル
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最初に抹茶に、オリジナルという敷島プリンをいただきました。
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客室の露天風呂も。泉質はヌルヌルして独特の泉質
蛇口から出る源泉は熱いので、水を加えつつ湯舟にお湯を溜めます。 -
客室は、
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モダンにリノベーションされています。
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大浴場は、人がいなかったのでこそっと撮影
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風呂上りのお茶が甘くて実に美味しい。さすがお茶の産地です。
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夕食は、各種豪勢な食材ですが、少量の伊勢海老だとかアワビだとか松茸よりも、我々のような県外からの来訪者には、地のもののほうがありがたい
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佐賀牛などですね
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松茸の土瓶蒸しよりも
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高級魚、甘鯛の唐揚げです。これは美味しい。
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こちらは蟹の茶碗蒸し
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アワビです。ちょっと薄い。
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そして
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ちりめん山椒とともに白いご飯をいただきます。
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最後のデザートはパンナコッタ。
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翌朝の朝食は
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嬉野温泉湯どうふ
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火を入れると濁ってきます。ちょっとびっくり。
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そして巨大な真鯵の干物。
宿の方は皆、親切丁寧で気持ちよくチェックアウトできました。 -
嬉野温泉の散策です
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塩田川を渡ります。
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塩田川からみた宿「萬象閣 敷島」さん。高いフロアだと嬉野温泉一望できそうですね。値段が同じなら高いフロアの方が良さそうです。
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こちらは共同浴場。シーボルトの湯。
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この辺りは古民家風のカフェなどもあって風情があります。
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嬉野温泉は、かつて山地は佐賀藩、平地は蓮池支藩領で分割統治され紛争が絶えなかったそうで、区画を明確化するため藩境石が境界線40kmに渡って2,000個も設置されたとのこと(20mに1個)。
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そんな歴史を振り返りつつ、蒸し足湯で一休み
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こんな感じで、地元の人は新聞を読みながらまったりしていました。さすが温泉街ですね。
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塩田川にかかる鉄橋とシーボルトの湯のコラボ写真です
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そしてレンタカーで一路、有田の柿右衛門窯。
1年に1回だけ、窯が公開されるとのことで行ってきました!!柿右衛門窯 美術館・博物館
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まずは販売所をチェックしつつ
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博物館らしき館を通り、
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柿右衛門さんの柿の実がなる柿の木を見つつ
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奥に
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奥に
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そして窯が見えました
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せめ焚きの最中で
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温度が下がらないよう、ひたすら窯に薪をくべます。
窯の方によると、歩留まりりつなんと「50%」ということで、こうやって焼いても柿右衛門として販売できる磁器は焼いた磁器の半分しかないとのこと。
不良品は横流しされないよう専門業者に依頼して廃棄。 -
また、窯を焚く時は煙が出るので、近所の方に事前にお知らせするそうです。
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柿右衛門の柿。名木ですね。
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JR九州の依頼で「ななつ星」用にオリジナルのシンクを作ったそうです。
世界の柿右衛門がシンクだなんて劇的に贅沢です。 -
そして陶石はここから。
泉山磁石場 名所・史跡
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今はほとんどここで採石していないそうです。
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柿右衛門さんは最近は天草陶石を使うそうですが、ここ(泉山)の陶石も混ぜないとあの独特の乳白色(濁手という)は出ないそうで、大切にちょっとずつここの陶石も使っているそうです。
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ちょっと茶色くなっているのは酸化した結果
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そして有田に磁器の技術をもたらした朝鮮人「李参平」の銅像。
秀吉の朝鮮出兵があったからこそ、有田焼(唐津焼も萩焼も)が誕生したというわけです。 -
そして宿の方に、有田焼を買うならここが一番、と紹介していただいた「アリタセラ」。
アリタセラ ショッピングモール
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有田焼を扱う専門店がズラリと並ぶ陶磁器専門の巨大なショッピングモール
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そして帰りに仁窯さんに立ち寄り
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昔利用していた喫茶店でみたコーヒーカップを求めに。
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でも在庫がなかったので
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仁窯さんの小畑裕司さんに依頼しました。
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こんな感じの鯨や魚介類のデザイン(魚文という)が可愛らしい。
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最後に有田ポーセリンパーク
有田ポーセリンパーク テーマパーク
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磁器のテーマパークですが、この宮殿がびっくり
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陶磁器まつり期間ということで、ここで登窯も公開されてました
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こんなに長いんですね、
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登り窯
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それにしても佐賀県は見どころ満載です。
次回は吉野ヶ里遺跡や佐賀城跡・有明海などに行ってみたいです。
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