台北旅行記(ブログ) 一覧に戻る
久しぶりに好天気に恵まれた日曜日、友人と台北信義区にある松山奉天宮にお参りし、その後、虎山ハイキングに行ってきた。ところが、急な階段が所々にある虎山は、思っていたより登るのがきつかった。暑い上に高湿度の中でかなり体力を消耗し、夜景を見るために象山まで行かなかったのがやや残念。

松山奉天宮と虎山ハイキング

38いいね!

2020/11/15 - 2020/11/15

5676位(同エリア30103件中)

2

73

xiaomai

xiaomaiさん

久しぶりに好天気に恵まれた日曜日、友人と台北信義区にある松山奉天宮にお参りし、その後、虎山ハイキングに行ってきた。ところが、急な階段が所々にある虎山は、思っていたより登るのがきつかった。暑い上に高湿度の中でかなり体力を消耗し、夜景を見るために象山まで行かなかったのがやや残念。

  • 友人との待ち合わせ場所はMRT台北101/世界貿易センター駅。

    友人との待ち合わせ場所はMRT台北101/世界貿易センター駅。

  • 晴れた日に見上げる台北101は美しい。2004年に世界でもっとも高いビルとして誕生したものの、2007年にブルジュ・ハリーファに抜かれてしまった。

    晴れた日に見上げる台北101は美しい。2004年に世界でもっとも高いビルとして誕生したものの、2007年にブルジュ・ハリーファに抜かれてしまった。

    台北101 ショッピングセンター

  • 呉興街にある市場。台北101のすぐ近くにこのような台湾地方都市を思わせる伝統的な市場があるとは......。

    呉興街にある市場。台北101のすぐ近くにこのような台湾地方都市を思わせる伝統的な市場があるとは......。

  • 野菜を売る店があったり......

    野菜を売る店があったり......

  • 豚肉販売店があったり、そのほか、服や下着、洗剤など、家庭用品の多くが揃えられる。一番右にぶら下がっているものが何かおわかりだろうか。

    豚肉販売店があったり、そのほか、服や下着、洗剤など、家庭用品の多くが揃えられる。一番右にぶら下がっているものが何かおわかりだろうか。

  • 昼食に訪れたのは呉興街269巷26号にあるこちらの店。<br />

    昼食に訪れたのは呉興街269巷26号にあるこちらの店。

  • 友人に何を食べたいかと聞かれていて、魚と答えたら、この店をチョイスしておいてくれた。

    友人に何を食べたいかと聞かれていて、魚と答えたら、この店をチョイスしておいてくれた。

  • 小菜(豆干、昆布、卵、ゆば)

    小菜(豆干、昆布、卵、ゆば)

  • イカ餡掛けご飯

    イカ餡掛けご飯

  • タイワンサワラの揚げ物。4月に澎湖で、7~9月に台湾南部で食べたお気に入りの魚。店のご主人曰く、親戚が南部にいて、新鮮な食材を送ってもらっているらしい。確かに、非常においしかった。自宅の近くにあれば、通うのに......。

    タイワンサワラの揚げ物。4月に澎湖で、7~9月に台湾南部で食べたお気に入りの魚。店のご主人曰く、親戚が南部にいて、新鮮な食材を送ってもらっているらしい。確かに、非常においしかった。自宅の近くにあれば、通うのに......。

  • その後、スクーターで松山奉天宮へ。画像は虎門(本殿に向かって左側)。

    その後、スクーターで松山奉天宮へ。画像は虎門(本殿に向かって左側)。

    松山奉天宮 寺院・教会

  • 門にあった齊天大聖(孫悟空)の彫り物

    門にあった齊天大聖(孫悟空)の彫り物

  • 龍が産んだ9子の1つである贔屓。

    龍が産んだ9子の1つである贔屓。

  • 「いらっしゃいませ」日本人も歓迎されている。

    「いらっしゃいませ」日本人も歓迎されている。

  • これからお参りする人、お参りを終えて帰る人、ともに多かった。

    これからお参りする人、お参りを終えて帰る人、ともに多かった。

  • 虎門から本殿への階段。

    虎門から本殿への階段。

  • 上りきると、対面に龍門と左の方に台北101。

    上りきると、対面に龍門と左の方に台北101。

  • こちらが本殿。玉皇上帝を主神として祀る、1954年に建造された道教寺院。その前身は1862年まで遡れるが、日本植民地時代、皇民化政策により道教信仰が禁じられ、廟そのものは破壊されて、防空壕となった。戦後、1954年に「天公廟」として建てられたのち、1957年に現在の「奉天宮」に改称された。1967年には、盧千歳、侯千歳、薛千歳三王爺を祀る「開安宮」と合併し、現在は2階に玉皇上帝を、1階に五年千歳をお祀りしている。<br /><br /><br />

    こちらが本殿。玉皇上帝を主神として祀る、1954年に建造された道教寺院。その前身は1862年まで遡れるが、日本植民地時代、皇民化政策により道教信仰が禁じられ、廟そのものは破壊されて、防空壕となった。戦後、1954年に「天公廟」として建てられたのち、1957年に現在の「奉天宮」に改称された。1967年には、盧千歳、侯千歳、薛千歳三王爺を祀る「開安宮」と合併し、現在は2階に玉皇上帝を、1階に五年千歳をお祀りしている。


  • 雌獅子の上に子獅子

    雌獅子の上に子獅子

  • 松山奉天宮より長い歴史を有する廟は台湾に多くあるものの、廟建築は非常に精細で数々の工夫が凝らされている。

    松山奉天宮より長い歴史を有する廟は台湾に多くあるものの、廟建築は非常に精細で数々の工夫が凝らされている。

  • 主祀の玉皇上帝、副祀の五年千歳のほか、三官大帝、天上聖母、彌勒佛、註生娘娘、東華帝君、王母娘娘、五路財神、五斗星君、文昌帝君、觀音菩薩、太歳星君、斗姥元君、華陀仙師、關聖帝君、孚佑帝君、司命真君、福徳正神、虎爺、馬爺などの神仏を祀っている。

    主祀の玉皇上帝、副祀の五年千歳のほか、三官大帝、天上聖母、彌勒佛、註生娘娘、東華帝君、王母娘娘、五路財神、五斗星君、文昌帝君、觀音菩薩、太歳星君、斗姥元君、華陀仙師、關聖帝君、孚佑帝君、司命真君、福徳正神、虎爺、馬爺などの神仏を祀っている。

  • 2階へ上がる際に見かけた道士服。

    2階へ上がる際に見かけた道士服。

  • 2階へ上がる部分の壁と柱には立派な木彫り。

    2階へ上がる部分の壁と柱には立派な木彫り。

  • 2階は壁も柱も木彫りだらけ。

    2階は壁も柱も木彫りだらけ。

  • すべてをじっくり見ることはしなかったけれど、非常に精巧に作られている。

    すべてをじっくり見ることはしなかったけれど、非常に精巧に作られている。

  • 2階部分中央に玉皇上帝。右に東華帝君、左に王母娘娘。1階中央には馬鳴山鎮安宮から分霊された五年千歳を祀る。

    2階部分中央に玉皇上帝。右に東華帝君、左に王母娘娘。1階中央には馬鳴山鎮安宮から分霊された五年千歳を祀る。

  • 参詣する老若男女の信徒は後を絶たなかった。

    参詣する老若男女の信徒は後を絶たなかった。

  • 藻井に吊り下げられた明かりが神々しい。

    藻井に吊り下げられた明かりが神々しい。

  • 2階にある香爐。外部の藻井も見事。

    2階にある香爐。外部の藻井も見事。

  • 太歳殿

    太歳殿

  • 生まれ年ごとに自身を守ってくださる神様がおられる。

    生まれ年ごとに自身を守ってくださる神様がおられる。

  • 自身の神明が印刷されたカード。お守りとしていただくことができる。

    自身の神明が印刷されたカード。お守りとしていただくことができる。

  • 縁結びの月老神君

    縁結びの月老神君

  • 所定の手続きを経て、縁を結ぶ赤い糸を分けていただける。

    所定の手続きを経て、縁を結ぶ赤い糸を分けていただける。

  • 華陀星君。華陀は東漢時代に実在した人物で、中国古代の4大名医。後に神医となった。

    華陀星君。華陀は東漢時代に実在した人物で、中国古代の4大名医。後に神医となった。

  • 華陀星君に姓名、生辰八字、住所を申し上げ、お願い事を説明した後、「平安水」をいただける。いただいた平安水は香爐の上を時計回りに三回まわし、家で日常水として使用する。

    華陀星君に姓名、生辰八字、住所を申し上げ、お願い事を説明した後、「平安水」をいただける。いただいた平安水は香爐の上を時計回りに三回まわし、家で日常水として使用する。

  • 五斗星君

    五斗星君

  • 五路財神

    五路財神

  • 文昌帝君

    文昌帝君

  • 1階の左側には、關聖帝君、孚佑帝君、司命真君、福徳正神。右側には、天上聖母、彌勒佛、觀音菩薩、註生娘娘。

    1階の左側には、關聖帝君、孚佑帝君、司命真君、福徳正神。右側には、天上聖母、彌勒佛、觀音菩薩、註生娘娘。

  • 福徳正神の下に虎爺。暗すぎてお姿を拝見しにくい。

    福徳正神の下に虎爺。暗すぎてお姿を拝見しにくい。

  • 馬爺

    馬爺

  • 台北中心街からやや離れるけれど、信徒が多く、一見の価値がある廟。

    台北中心街からやや離れるけれど、信徒が多く、一見の価値がある廟。

  • 最後に、玉皇上帝が以前身に付けられていた衣装を小さく切ったものが中に入れられたお守りを授けていただいた。毎年更衣されるわけではなく、次回は10数年後になるとのことだ。

    最後に、玉皇上帝が以前身に付けられていた衣装を小さく切ったものが中に入れられたお守りを授けていただいた。毎年更衣されるわけではなく、次回は10数年後になるとのことだ。

  • 奉天宮のすぐ隣にある、福徳正神を祀る中坡福壽宮。

    奉天宮のすぐ隣にある、福徳正神を祀る中坡福壽宮。

  • スクーターで山道を走り南天宮へ。

    スクーターで山道を走り南天宮へ。

  • 關聖帝君をお祀りしている。行った日は廟の法会があったようで、集会所に入りきれなかった人が廟内で食事をされていた。アットホームな南天宮。

    關聖帝君をお祀りしている。行った日は廟の法会があったようで、集会所に入りきれなかった人が廟内で食事をされていた。アットホームな南天宮。

  • 真光禅寺。この画像の左手に虎山歩道入口がある。

    真光禅寺。この画像の左手に虎山歩道入口がある。

  • このような石階段をせっせと登っていく。

    このような石階段をせっせと登っていく。

  • 樹齢50年以上のガジュマル

    樹齢50年以上のガジュマル

  • 鎮山宮

    鎮山宮

  • 規模としては大きくはないが、定期的に法会を行っている廟。

    規模としては大きくはないが、定期的に法会を行っている廟。

  • 三山国王をお祀りしている。三山国王信仰は広東省潮州の人々が自然神を崇拝したことに端を発する。

    三山国王をお祀りしている。三山国王信仰は広東省潮州の人々が自然神を崇拝したことに端を発する。

  • 本殿の横に五営総殿

    本殿の横に五営総殿

  • 「東營軍:青旗(青龍)」「南營軍:紅旗(朱雀)」「西營軍:白旗(白虎)」「北營軍:黒旗(玄武)」「中營軍:黄旗」。神明の首だけが祀られているのは初見。

    「東營軍:青旗(青龍)」「南營軍:紅旗(朱雀)」「西營軍:白旗(白虎)」「北營軍:黒旗(玄武)」「中營軍:黄旗」。神明の首だけが祀られているのは初見。

  • 香爐のそばで犬が日向ぼっこ。番犬用に飼われているように感じたけれど、おとなしそうな犬だった。

    香爐のそばで犬が日向ぼっこ。番犬用に飼われているように感じたけれど、おとなしそうな犬だった。

  • 虎山自然歩道をさらに登っていく。

    虎山自然歩道をさらに登っていく。

  • 見た目は楽そうに見えるけれど、これが延々と続く。

    見た目は楽そうに見えるけれど、これが延々と続く。

  • このように険しい部分も。

    このように険しい部分も。

  • 小さな祠があった。

    小さな祠があった。

  • いずれの神明をお祀りしているのか、なんという名称の廟なのかは不明。

    いずれの神明をお祀りしているのか、なんという名称の廟なのかは不明。

  • 虎爺が祀られているから、土地公か財神も祀られているはずだ。個人所有の廟なのかもしれない。

    虎爺が祀られているから、土地公か財神も祀られているはずだ。個人所有の廟なのかもしれない。

  • この日は気温が26度ぐらいまで上がり、さらに前日までの雨で湿度が高く、バテてきていた友人に何度も「ここまでにして下ろう」と言われていた。それでも、頑張って登っていたら、最終目的地の山神廟が見えてきた。車が入って来れないここに、よくも廟を建てたものだと思った。

    この日は気温が26度ぐらいまで上がり、さらに前日までの雨で湿度が高く、バテてきていた友人に何度も「ここまでにして下ろう」と言われていた。それでも、頑張って登っていたら、最終目的地の山神廟が見えてきた。車が入って来れないここに、よくも廟を建てたものだと思った。

  • 松山奉天宮から歩いて50分ほどかかった。山神病は信義区ではなく南港区にある。

    松山奉天宮から歩いて50分ほどかかった。山神病は信義区ではなく南港区にある。

  • 香爐

    香爐

  • 虎山をお守りくださっている神様。登山者の多くが丁寧にお参りされていた。

    虎山をお守りくださっている神様。登山者の多くが丁寧にお参りされていた。

  • ご神明のお名前は存じ上げず。

    ご神明のお名前は存じ上げず。

  • ここからは台北(南港および内湖方面)の街並みが見える。これがここまで登ってきたことへのご褒美。

    ここからは台北(南港および内湖方面)の街並みが見える。これがここまで登ってきたことへのご褒美。

  • 山神廟の階下には、急な雨の時に使えるよう、レインコートが心ある人により用意されている。石段は雨が降ると、苔などのために滑りやすくなるから、要注意。

    山神廟の階下には、急な雨の時に使えるよう、レインコートが心ある人により用意されている。石段は雨が降ると、苔などのために滑りやすくなるから、要注意。

  • その後、登ってきた道を下った。画像は歩道途中にあるトイレ。

    その後、登ってきた道を下った。画像は歩道途中にあるトイレ。

  • 虎山歩道は道が入り組んでいて、迷いかねない。暗くなっても登れるけれど、明かりがないところが多いから、警察のお世話にならぬよう、日が暮れる前に下山した方がよい。夜景を見るのであれば、象山の方が安全。

    虎山歩道は道が入り組んでいて、迷いかねない。暗くなっても登れるけれど、明かりがないところが多いから、警察のお世話にならぬよう、日が暮れる前に下山した方がよい。夜景を見るのであれば、象山の方が安全。

  • 友人にスクーターでMRTの駅まで送ってもらい、解散するときにもらった誕生日のプレゼント。また犬を飼いたがっているのに、飼えなくて気の毒だと、これをくれた。このような心遣いはやはりうれしい。

    友人にスクーターでMRTの駅まで送ってもらい、解散するときにもらった誕生日のプレゼント。また犬を飼いたがっているのに、飼えなくて気の毒だと、これをくれた。このような心遣いはやはりうれしい。

  • 帰宅後、さっそくそのマグカップで紅茶を準備し、買ってきたブリオッシュと共に、遅めのアフタヌーンティー。誕生日に、体力をかなり消耗したのも久しぶりだし、プレゼントをもらったのも数年ぶりのことだった。<br /><br />

    帰宅後、さっそくそのマグカップで紅茶を準備し、買ってきたブリオッシュと共に、遅めのアフタヌーンティー。誕生日に、体力をかなり消耗したのも久しぶりだし、プレゼントをもらったのも数年ぶりのことだった。

38いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • ElliEさん 2025/01/15 17:07:18
    雨であきらめました
    こんにちは ElliEと申します。
    11月に台湾へ行きまして、虎山から象山へハイキングをするつもりが 雨で滑りそうなのでやめたという経緯があります。
    今、その旅行記を書いている最中なのですが、xiaomai さんの旅行記を見つけ
    ルートは少し違いますが「行きたかったなあ」って思ってます。

    奉天宮の神様が詳しく書かれてあって勉強になります。
    かなりお詳しいのですね。
    私は興味はあるのですが、とにかく神様がたくさんおられて、なかなか覚えられません。
    こちらの旅行記で、色々見せていただこうと思うので、フォローさせていただきますね。
    よろしくお願いいたします。

    xiaomai

    xiaomaiさん からの返信 2025/01/15 20:56:22
    Re: 雨であきらめました
    ElliE さん

    旅行記をご覧いただいた上、ご評価くださり、ありがとうございます。

    次回、台湾にお越しになった際は、好天気に恵まれるようお祈りします。

    神様の件ですが、興味が信仰に変わったため、結果的に一般の日本人より詳しくなった次第です。旅行記にはまったく書いていませんが、祭りの参加も数知れません。ここまで台湾の宗教や祭典に関わっている日本人はいないと思います。

    どうぞこれからもよい旅を!

    xiaomai⭐︎

xiaomaiさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

台湾で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
台湾最安 254円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

台湾の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP