Go to にのって、日本の果てまで行ってやるぅ　6. 平戸、生月島　(長崎県)

2020/10/27 - 2020/10/27

前回、平戸に立ち寄った時は、生月島（いきつきしま）の先っちょまで行こうとしたら、たまたまの週末で、村の「歩こう会」があり、道路にはみ出すように、人がぞろぞろ歩くので、運転しづらくて断念しました。

また、平戸の町は、駐車場がわかりにくくて、お城近くの裏手のパーキングに止めたら、アップダウンや距離がありすぎて、オランダ商館のところまで、辿り着けなかった(笑)。

そんな過去の悔しさを払拭するために、今回は、このあたりに3連泊しました。けど、楽天トラベルで検索しても、いい宿やホテルがなく、湯快リゾートだけが出てきました。でも、これ、写真を見ると、全室オーシャンビューで、なかなか良さそうです。

そんなわけで、「湯快リゾート初体験」となりました。ここって確か、潰れた旅館を買い取って、合理的な経営でやり直しているパターンと認識しているのですが、元の宿の良し悪しで、今の評価も決まると思うので、あくまで、今回、平戸の南にある湯快リゾート体験の話です。

まず、チェックイン15時に、50分ほど遅れて到着したら、もう玄関前の駐車場が満車でした。ものすごくスペースがあるのに、障害者用とか、意味不明のロープが張られていて、車スペースの白線の数がものすごく少ないんです。

で、仕方なく、急坂を登ったところにある、第二駐車場に行きました。これは私の想像ですが、玄関前のこのスペースって、コロナ前の、ツアーバスがガンガン入っていた頃をイメージすると、バスの乗降や、バスの回転場所として、この無意味に見えるスペースが必要なのかな、と思いました。
3連泊中、一度だけ、バスツアーを見かけましたが、私の3連泊中の、宿泊客数をフロントで質問しましたところ、この3日間は、余裕たっぷりある予約状況と聞き、安心しました。

ホテル側のコロナ対策として、連泊中の掃除は無しにして、その代わりに館内利用券500円券を2枚もらいました。私個人は、今回の旅で、連泊中の掃除は、すべて断ってます。ツインのシングルユースにしているので、バスタオルも2枚入っておれば、タオル交換も不要、1枚しかなければ、ドアノブに交換アメニティの袋をかけてもらいます。
ここでは、買い物券をもらったので、ペットボトルの飲み物とか、おつまみを買いました。
お風呂は、エントリー制で、入りたい時間帯に部屋番号を書いて、30分区切りごとに、10組まで、となってます。30分って、短過ぎる、と思いましたが、風呂の入り口でチェックされることもなく、エントリーシートの予約数で、混み具合がわかるから、そのあたりはお客の判断に任せている、という感覚で、とても効率的でした。
私はもともと、バイキングの食事は、かなり避けているので、ここでは素泊まりですから、お客たちが食事している、18時あたりに行くと、でっかい浴場に、数組ほどなので、湯船もたくさんあるから、湯船ひとつに1組でまわってました。

何よりびっくり喜んだのは、館内のジャンカラのカラオケ室が10室ほどあり、9時から19時までは、1時間無料。19時からの夜の時間帯は、1時間550円。なので、お客が入れ替わる、11時から12時の時間帯に、2度、一人カラオケしました。部屋に一人、ではなく、カラオケ施設に一人だけだったので、隣室の騒音もなく、声帯の筋トレとばかりに、大声で歌いまくりました(笑)。エントリーの紙をよく見ると、毎回30分の清掃タイムが設けられていて、利用した部屋は、清掃消毒をしてくれているようでした。
また、チェックアウトは、12時なので、朝ごはんの後に、カラオケ、ボルダリング、ゲームコーナーなど、娯楽施設を使うことも可能なようでした。

それより何より、ここって、見事なオーシャンビューで、外国のビーチリゾートによくある、だんだん式のテラスになっていて、各部屋に広いバルコニーがあり、ある晴れた日の午後は、そこで数時間を過ごしましたけど、暑くもなく、寒くもなく、本当に心地のいい時間でした。
古い旅館の問題点の一つは、エアコンのシステムで、全館式だと、今のように寒暖差が大きいと、対応できないんですよね。今回、米子、松江、山口、あたりまで、全館式で冷房のみだったので、朝方は、寒くて震えてました。
でも、この湯快リゾートは、古いシステムは使わず、各部屋に個別のエアコンが付いているので、安心です。
あと、部屋の浴室の換気システムが、ちゃんと作動しておれば、それにより換気もできるので、安心できます。

天気のいい日に、海を楽しんで、曇りの1日を、平戸の町歩きに当てたので、写真の出来栄えがイマイチです。いい写真のためには、いい光が必要なんだと、改めて納得します。

エリア 平戸・生月島(長崎)

宿に直行のつもりでしたが、予報をチェックすると、この到着日の天気が最良かもしれず、チェックインを遅くすることにして、大バエ灯台まで、車を走らせました。平戸から、生月大橋を渡って、生月島に入り、その島の北端にある灯台です。
前回の平戸訪問の折に、村の行事で行き損ねた、あの灯台です。
今回は、見事にリベンジを果たしました。
けど、灯台があるだけで、海沿の遊歩道は無し。ガックリ

これが、テラス式になった、ホテルの建物です。
メキシコのリゾート地とか、このパターンのホテルが多かったなぁ、と懐かしいです。一泊4000円で、そのリゾートスタイルホテルに泊まれるとは、なかなかいいもんです。

ホテルの前の海岸。ビーチになってますから、夏は賑わうんでしょうね。

全ての部屋に、この広々としたバルコニーが付いています。目の前は海。
まさに、南国のビーチリゾート気分が、Go to 割引もあり、ユースホステル並みの4000円でした。

なぜか、ベッドに旅館的な布団ですが、部屋は十分広く、また、デスクの照明が明るいので、フランス語のお勉強にも便利でした。
しかし、この布団の上に荷物を広げると、シーツと布団の間に入り込んだ小物を紛失しそうで、使わない方のベッドの布団は、畳んで棚の上に上げて、マットレスの上に、荷物を並べてました。

一人前のカラオケ店のシステムと部屋が、1時間無料。
コロナで、友人としゃべる機会も減り、カラオケにも行けず、声帯の筋肉の衰えが不安になっていたので、今回の旅行では、「一人カラオケ」もテーマの一つで、旅館近くのカラオケ店も調べてみて、まったく無いのでがっかりしていたのでした。
だから、館内カラオケ、嬉しかったです。
ただ、JOYSOUNDの古いシステムなので、私の歌いたい、セリーヌ・ディオンのフランス語の歌とか、小野リサのポルトガル語の歌とかは、あまりなかったので、山口百恵や、ベサメムーチョで、我慢しました(笑)。

素泊まりでの連泊で、少なくともランチは、暖かい食事が欲しくて、平戸の町中でレストランを模索しました。パンチョという、メキシコの名前をとった店があり、名前だけだろうと入ってみると、メキシコのソンブレロにポンチョが壁に飾ってあります。
気さくなオーナーが、「どちらからですか」と話しかけてきて、彼が大阪でラテン音楽のバンド活動をしていたことを知り、スペイン語ができる私に、スペイン語で話しかけたりして、おしゃべりを楽しみました。
な、な、なんと、昔々よく食べに行った、大阪のアステカというメキシコ料理店で歌っていた人と、一緒にバンド活動をやっていた時期があったそうで、壁の写真に、私の知っている懐かしいアステカの人が写ってました。
こんな奇遇もあるんですね。

いただいたカツカレー、スパイスがピリッと効いていて、美味しかったです。
スープにサラダ、プチデザートにコーヒーと、しっかりコースになってます。

平戸城。今回は、こちら側に車を止めたので、遠景のみです。

オランダ商館跡

オランダの井戸

フランシスコ・ザビエルの記念碑

ウィリアム・アダムズ。三浦按針のお墓です。
私が駆け出しガイドの頃に、アメリカ映画で、「将軍」というのが大ヒットして、お客たちから、将軍のことをよく質問されました。
で、私も映画がやってきた時に馳せ参じて見ましたけど、三浦按針が主人公で、相手役の日本女性は、細川ガラシャでした。

平戸ザビエル記念教会
めちゃ遠くから撮影したのですが、ソニーのコンデジ、相変わらずのパワーを見せてくれます。前回は教会まで登ったのですが、しんどかった記憶が鮮明過ぎて、今回はパスしました(笑)。

平戸の商店街。古い町が立ち並びます。

平戸城

エレナ、というスーパーのチェーンです。
品揃えは、私にとっては、いまいち(笑)。
そういえば、前回も平戸で、食いっぱぐれて、このスーパーをうろついたのですが、お惣菜があまりに悲しげで、食いっぱぐれてしまいました(笑)。なので、今回は、エレナのチェーンの敷居をくぐれませんでした。
お惣菜は、やっぱり滋賀県の平和堂が美味しいです。

もっとも城下町の雰囲気を伝えてくれる橋

翌日は晴れたので、再び、生月島の橋を渡ります。

かなり距離のある遊歩道があるようですが、草が茂り過ぎで、アップダウンもきついので、挑戦せずでした

塩俵断崖
小さなパーキングがあり、そのあたりを少し散歩できます。